北条氏の地位を磐石にした鎌倉幕府の第二代執権・北条義時が元仁元年(1224)62歳で亡くなる。三大執権となった長男の泰時が、父追善のために建立したのが、釈迦堂である。嘉禄元年(1225)6月13日の「吾妻鏡」に「釈迦堂供養を遂げられる。人々群集す」とある。廃寺となり現在はないが、この家と近くの浄明寺寄りにあった、と見られている。釈迦堂ガ谷の名はこれに由来する。 文・中村藤一郎 画・西松凌波 『古都点描』冬花社より
強い真夏の太陽と潮風を浴びて、七里ガ浜海岸の道路沿いに群がって咲くカンナ。向こうから水着姿の少女たちがオレンジ色の花をまぶしそうに眺めながら通り過ぎる。青い空、青い海によく映える。