鎌倉朝日新聞 (9月1日号 2018年 第474号)

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Sailing’s World Cup Series Enoshima 2018 c JUNICHI HIRAI / BULKHEAD magazine JAPAN

セーリングワールドWC江の島 9月9日開幕

約50カ国600人が出場

世界のトップセーラーが競い合う「セーリングワールドカップシリーズ江の島大会」が、9月9日~16日開催される。 セーリング ワールドカップシリーズは、ワールドセーリング(国際セーリング連盟)が主催するオリンピック種目の国際大会。ワールドセーリングが統括するランキング上位者が出場し、世界を転戦しながら1年間に4大会の予定で行う競技会で、総合ポイントでチャンピオンが決定する。 今年からオリンピック・セーリング競技会場の江の島ヨットハーバーを大会拠点に、3年連続で行われる。 今回の競技種目はオリンピック種目10種目で、50カ国・地域から約6百人が参加予定。 大会に先立ち9月8日、選手たちをおもてなしする「ウェルカムフェスティバル」が開かれる。午前11時半~午後1時半、江の島北緑地広場で、神輿海上渡御、木遣り・纏振り、江の島囃子、和太鼓、江の島ヨット音頭、野点など。参加自由。問い合わせウエルカムフェス実行委員会0466・20・5660 また、9月15・16の両日、ワールドカップフェスティバルが江の島ヨットハーバー付近で開催される。決勝レースをビッグジョンで生中継するほか、地元グルメのブースやダンスパフォーマンス、ヨット音頭など。15日はクリスタルケイのミニコンサートも。詳細は大会のホームページで。


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シロナガスクジラが漂着!

国内初 鎌倉・由比ガ浜海岸

8月5日午後2時頃、鎌倉由比ガ浜海岸沖で漂流している大型鯨が発見された。新江ノ島水族館職員の撮影写真などからシロナガスクジラと確認。 6日午前中、重機により陸に引き上げられ=写真、午後から国立科学博物館主導の調査チームにより輸送するための作業が行われ、夕方トラックで移動。7日に調査が実施された。 同博物館によると、シロナガスクジラの漂着は国内初で、濃灰青色の体色、その中にみられるすり模様、胸ビレの形、相対的に小さな背ビレ、濃-黒色のヒゲ板などから同定。体長1052㌢、オス、今年生まれの乳児で、死後数日しか経っていないことがわかった。死因は病気や外的要因ではなく、親とはぐれて単独では生きていけなかったためと推測されている。 骨は同博物館が全身骨格を標本として保管し、来年3月の特別展示でお披露目する予定。今後、DNA解析や生後の移動経路などを共同研究していくという。 調査にあたった同博物館の田島木綿子研究員は、「こんなすごい貴重な種に身近な海岸で出会えるとは思ってもみなかった。(海岸に行く)前日は緊張と責任感で眠れなかった」と思いを語った。


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鎌倉みほとけ紀行(85)

極楽寺・木造十大弟子立像

観測史上初の最高気温を各地で記録更新した猛暑。お盆の棚経まわりの途中、極楽寺さまをお参りしてきました。桜並木の参道は蝉の音色がシャワーのようです。精一杯鳴く蝉の姿に生命の強さを感じました。真夏のお寺はオススメと私はよく言います。海辺は人の波ですがお寺はホント心地よいです。静かに木々を抜ける風はやさしく気持ちが落ちつくのです。 極楽寺は真言律宗という宗派で、真言密教の宗義に戒律を加えたハイブリット宗派です。開山は良観房忍性(1217~1303)。忍性の慈善事業と布教活動は特筆すべきものがあります。病人や貧困者や癩病患者の救済。日本最初の馬病舎も建てられました。さらに社会土木事情(架橋、道路修復、井戸堀)など、生涯を世の人々のために尽くされ、人々に「忍性菩薩」と仰がれたそうです。活動とその実践力に宗教者として尊敬します。 忍性は、はじめ鎌倉時代の高僧叡尊の弟子として西大寺流律宗を鎌倉にひろめるために鎌倉へ入り極楽寺を拠点として活動されたといいます。 釈迦十大弟子の尊像を拝して思いました。鎌倉仏教の隆盛に、旧仏教の説く戒律を再重視する必要性を説く忍性の精神がこの十大弟子の鋭い眼差しに生きているのだと思いました。 清涼寺式釈迦如来に付属する群像、十大弟子はまさに忍性の発願であり、一体一体の顔かたちや衣服まで巧みに作られ、その姿は多くの苦しむ人々を見捨てず、救済に取り組む忍性菩薩を彷彿させるものがあります。 帰路、極楽寺ケ谷は心地よい清風が吹き抜けていました。 十体。各寄木造。玉眼。古色。像高86~99㎝。鎌倉時代。 宝物館拝観は4月25日~5月25日、10月25日~11月25日の火・木・土・日曜10~16時のみ開館。雨天休館。


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江島大神

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辺津宮

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福石

かまくらの不思議を歩こう⑰

パワーアイランド江の島  大貫昭彦


*大根師は脇役 天地人を貫く霊力を求めて、寺や社などを探索する「大根会」のお参り風景から紹介しましょう。2017年12月の会は江島参りでした。人数は20人。湘南モノレール江の島駅集合。2カ月に一回ほどの会ですから、まずは再会の喜び、お互いの挨拶などでひと賑わい。この時の大根弘行師は、隅に追いやられた存在です。賑わいが一段落して出発。雪の丹沢、箱根の山並みを望みながら弁天橋を渡りました。
*江島大神 最初は橋を渡って左の江島(えのしま)大神(おおかみ)。土産店や食堂の並ぶ先にあります。社殿は新しくなった社ですが、島内三社の神を一堂に祭っています。三社とは辺津宮(へつのみや)、中津宮(なかつのみや)、奥津宮(おくつのみや)。祭神は天照大神の三女神で、海上安全の神として信仰されています。江島大神は、漁師が出港前に手を合わせる社です。
*お参りの作法 会の一行は、鳥居の左手前で一礼、潜ってもう一度礼拝、手水舎があれば禊をしますが、ここは略して社殿に向かいました。参道は、原則左側通行です。中央は神の道です。社前に着いて二礼二拍手一拝。「住所、名前も申し上げ、今日お参りに来られたお礼も伝えましょう」と、大根師の声。参拝の後、パワースポット探しです。
*江島大神のタイル 境内にはタイルが敷かれています。大根師は、その中から社の手前、8枚目のタイルを指さしました。強いエネルギーを感じるといいます。そこに立って、姿勢の揺らぐ人がいます。浄化される時、体は揺れるそうです。社の前、左に一枚寄ったタイルもスポットのようです。機会があったら、足を運んで確かめてください。
*福石の感触 次に訪ねたのは辺津宮の下にある福石です。牛に似た石は、鍼治療で出世した杉山(すぎやま)和一(わいち)ゆかりの史跡です。和一は辺津宮に断食参篭し、満願の日に石に躓き、松葉と竹の筒を拾いました。その閃きによって、鍼の技術を考案し、将軍徳川綱吉から惣検校職と屋敷を賜り、鍼治療の学校を開きました。しめ縄越しに手をかざすと、ピリピリという感触があるといいます。また、ここで物を拾うと、縁起がいいそうです。是非、訪ねたいパワースポットです。
*災いを払う「辺津宮」 辺津宮もエネルギーが溢れる社のようです。特に強い所は、賽銭箱の左手前、池の右にある龍の造り物の正面、弁財天像を祀る奉安殿入口の右手前、秋葉神社の賽銭箱の前などです。祭神の田寸津比売(たきつひめの)命(みこと)は、荒ぶる玄界灘を象徴する神、災いを払う力が強いと信じられています。「たきつ」は「激つ」に符合します。
*清めの社「中津宮」 中津宮の祭神は市寸島比売(いちきしまひめの)命(みこと)です。「いちき」は「いつく」、清める意の「斎く」に通じます。明治初年までは弁天社でもあったので、芸能界の人も信仰した社です。パワースポットは賽銭箱の右横と社殿の裏にある水琴窟の前。水琴窟の2m手前、敷石辺りが結界で、空気が変わるといいます。鈍感な者も、風を感じました。
*本宮の重み「奥津宮」 奥津宮は、江島三社の本宮岩窟の御旅所です。祭神は長女の「多紀理比売(たきりひめの)命(みこと)」。「たきり」は「霧を晴らす」に通じ、海上安全を守る神です。
パワーは力石と本殿隣の龍宮(わたつみの)大神(おおかみ)の左手前が強いと指摘されました。江ノ島は、古く龍神が降臨し、行基、泰澄、空海などが参詣したという縁起に彩られた島です。天地の力に人の歴史を織り込んだ霊跡、パワーアイランドです。次回の大根会「鎌倉パワースポット巡り」は、10月21日(日)、鎌倉市材木座の光明寺から小坪方面を歩きます。
午前9時半、鎌倉駅西口の時計台下集合。参加費千円。定員20人。ごいっしょに鎌倉の不思議を体験しませんか。
申込は石渡さん 090・3138・7271


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広島市安芸区災害ボランティアセンター

9月1日は「防災の日」 防災に備えて

市民団体が警備・防犯のマニュアル作成

鎌倉を中心に防犯活動を行う市民団体「鎌倉ガーディアンズ」(大津定博代表)が9年間の警備や防犯活動の実績を基に1年半ほど前から作成に取り組んでいたマニュアルが完成し、7月中旬、鎌倉市に寄贈した。 マニュアルはA4判36㌻で、警備の心得、事故・災害時の対応、救急法などが明記されている。東京五輪・パラリンピック開催を見据えての車いす利用者や、外国人観光客への対応も盛り込んだ。 大津代表は「自治会の地域のパトロールなど、広く活用してもらいたい」と話している。

西日本豪雨災害の広島を訪問

車で山陽自動車道を走り広島に近づくと、山肌にがけ崩れが方々に見られる。7月6日夕方から7日明け方に降り続いた豪雨が、平成最悪の豪雨被害を招いた。私は市内東側の最も被害の大きい矢野地区に数度赴き、ボランティアをしながら被災地の状況を見聞した。 土砂は1m以上に積もっている。それを撤去するのは家族だけでは無理である。加えて災害級の猛暑が広島を襲う。ボランティアは土砂をかき出す作業中、被災者に声をかけ会話を優先する。それが被災者の心のメンテナンスに繋がる。 矢野小学校の広本典子校長と遭遇した時、先生は小学校校庭の土砂の撤去がようやく始まるので挨拶状を配っていた。大量の土砂が山から流れたが中腹にある小学校の校庭が土砂を受け止め、犠牲者が少なくてすんだと言う。小学校と、隣接の幼稚園には2m近い土砂がグラウンドに覆っている。9月の始業式までに撤去は間に合わない。 8月6日、私は広島県社会福祉協議会に赴き、衣笠常任理事に義捐金を渡した。7月28日に広島県人会鎌倉が大船駅街頭の募金活動で集めた 15万3531円、全額だ。「遠方からの支援金は本当にありがたい。うれしい」と感謝された。衣笠氏の話では、広島県のボランティア数は現在、見込みの2割程度しか集まっていないと言う。 今回実感したのは、自分の命は自分で守るということ。行政の対応には限界がある。土砂災害は瞬時に起きる。情報に耳を傾けて早めの避難が鉄則だ。被災者に寄り添うというのが鎌倉ガーディアンズの基本方針で、今後もできるだけの支援を模索していきたい。
(鎌倉ガーディアンズ代表 大津定博)



福島の被災者を鎌倉に招待

地元高校生らと交流

東日本大震災の被災者を鎌倉に招待する未来・連福プロジェクト(齊藤美代子代表)の「建長寺で合いましょう!」の催しが8月4日から3泊4日で行われた。今年で8回目で、今回は東京電力福島第一原発事故から約7㌔の福島県富岡町から百人が参加。北鎌倉の建長寺を拠点に市内観光や海水浴などに出かけ、夜は歓迎会や雅楽演奏会などの余興が行われた。 観光案内や食事作りなどはすべて同会が募ったボランティアが担当。滞在費などは事前にチャリティーコンサートやお茶会などを行い、その収益で賄われた。 3日目は新江ノ島水族館を見学後、鎌倉大仏殿高徳院で逗子開成高等学校和太鼓部(奈良和真部長)の2年生ら23人が腹掛け、股引、白足袋姿で猛暑を吹き飛ばすような力強い和太鼓の演奏を披露した=写真。 毎年町民を招待してくれるお礼を言うため駆けつけたという福島県大熊町の武内敏英教育長は「震災を忘れてもらいたくない。これからも大変な日々が続くと思うが共にがんばりたい」と挨拶。 斉藤代表は「心の復興支援を掲げながらこれからも活動を続けるのでまた鎌倉に来てほしい」と激励の言葉をおくった。


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木版画 藤本宿

谷戸の風(61)

処  暑(しょしょ)  山 内 静 夫

四十度三分―そんな気温がさり気なく新聞の紙面に踊るようになってから、かれこれ一ヶ月近くすぎてしまったか。今年の夏の気温の高さは、全く前例がないのではないか。これが今年だけのことなのか、今後日本の気象は次第にこんな風に温暖化して行くのか、余生がそれ程ある訳でもない私などが気にすることでもないのかもしれないが…。 今年は別に特に意図した訳ではないが、午前中何となくテレビをつけて、高校野球をやっているとついそのまま引きこまれてしまい、夕方まで見つづけてしまうような日が何日かあった。若い頃からの野球好きであったから当然と言えば当然かもしれないが、実はゲームそのものの魅力に引きづりこまれてしまったというのが?いつわりのない事実である。どことどこの、いつのゲームかまでは明確な記憶が残っていないが、それ以上に多くのゲームで感じた一生懸命さ、熱意のようなものが、私には、勝敗の点数の結果などをはるかに越えて深く心の中に刻みこまれた。高校野球のことを知らなすぎると言われるかもしれない、唯、私は今年のこの暑さの中にスックと立つ若者の雄々しき姿を蒸れ返るような熱い空気のかなたに見たような気がした。 残念なことが一つあった。私の母校につながる神奈川の代表であった慶應高校の戦いぶりには注文をつけたい。敗けたのは仕方がない。然し一、二回に大量点を失った後のチームから、私は残念ながらふき出る若者たちの意気を感じることが出来なかった。あなたは慶應義塾の三色旗を背負って戦ってはいたが、西神奈川の代表として県民の期待を背負っていたことまで忘れずに、死にものぐるいで戦ってくれたでしょうか。一老先輩の老いぼれ口の戯れ言と、お忘れあれ。


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柳生新陰流演武(右・著者)=2009年日本武道館

文学つれづれ(165)

閑話休題「玉縄と新陰流」 赤羽根龍夫

私は玉縄すこやかセンターでこの5、6年、文学作品を脳細胞の活性化のために、皆で3、4行ずつ声を出して読んでいます。最近は漱石が中心で「坊ちゃん」「三四郎」に続けて10月から漱石の純愛・不倫小説「それから」を取り上げます。 玉縄は鎌倉でも特異な文化的土地柄です。鎌倉というと鎌倉時代の執権北条氏が有名ですが、戦国時代に相模一体を支配したのが北条早雲に始まる後北条氏です。早雲―氏綱―氏康―氏政―氏直と、小田原城が1590年秀吉に攻められるまで五代続きます。 1513年、早雲は鎌倉の玉縄に玉縄城を作ります。玉縄北条氏は早雲の子・氏時を初代とし氏綱の子・為昌、氏綱の娘聟で武勇で名高い綱成。以後氏繁―氏舜―氏勝と6代続きます。玉縄北条氏は鶴岡八幡宮を再建し民政に力を入れ四公六民など善政を鎌倉に敷きました。 後北条氏・玉縄北条氏は新陰流と深いかかわりがあり、毎年10月の玉縄の龍寶寺「玉縄城主墓前祭」に私の一門は柳生新陰流の剣・槍、鎌倉に関係の深い義経が伝えた静流薙刀を演武しています。今年は15日午前10時半からです。(無料) 新陰流を創始したのは「剣聖」と言われる上泉伊勢守信綱です。信綱は群馬県大胡(前橋市)に生まれましたが先祖は京の名門貴族です。父は大胡城主でした。21歳で従五位下伊勢守となった信綱は扇ガ谷上杉氏の重臣で早雲以前の小田原城主大森氏の娘と結婚。嫡男・秀綱が生まれますが、妻は早逝しました。 信綱は30代で念流・新当流・陰流を学び、新陰流を創始しました。やがて信綱の剣名は北条家の猛将・北条綱成の目に留まり北条氏康に紹介され小田原北条氏の兵法師範となり、40歳前後で北条綱成の娘と結婚し、二男・有綱、三男・行綱が生まれ、後に子供たちや嫡孫・泰綱は北条家に兵法指南として仕えることになります。 この時代、関東平野は足利将軍に派遣された関東公方とその執事である関東管領上杉氏によって代々治められており、比較的平穏でした。信綱は北条氏にも上杉氏にも新陰流を教え、公方・足利義氏には印可を授けています。   1551年、相模(神奈川県)の北条氏康が関東管領・上杉憲政を攻め、憲政が越後(新潟県)の長尾景虎(上杉謙信)に救いを求めたことから、関東平野は相模の北条、越後の上杉、甲斐の武田の三つ巴の戦場となりました。上泉城は北条氏康に攻められ落城し、信綱は上杉方の武将として戦場を駆け巡りますが、やがて武田信玄に降り、信玄の許しを得て新陰流を広めるために京にのぼります。 信綱は京に出る途中で柳生宗厳と出会い、新陰流を伝え、京でも多くの弟子をとり。足利将軍・義輝から「天下一」の称号授けられます。その後上州に帰り子供や孫たちの仕える北条家の兵法師範となります。後に子孫が編纂した「上泉文書」に次のようにあります。 北条氏政かねてよりその(信綱の)高名を聞き重く接待しければ、信綱ついに小田原に止まり仕え一藩に教授し、また所々の戦いに巧妙すること数次、天正十年中ついに北条家に在りて卒す 新陰流は玉縄城主・綱成を通して鎌倉だけでなく小田原の御北条家にも伝わったのです。 私たち一門は鎌倉と関係の深い新陰流・静流薙刀を普及させるべく「新陰流・円明流稽古会」を各地で開催しています。
9月15日(土)午後1時、鎌倉生涯学習センターホールで「戦国時代の鎌倉、その検証と発見」の講演とシンポジウムが開かれ、冒頭、柳生新陰流の演武をします。千5百円。
申し込みは主催の玉縄城址まちづくり会議 0467・45・7411
(神奈川歯科大名誉教授)


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神輿ご懐妊 さらしの腹帯

八雲神社行合祭

鎌倉山ノ内・八雲神社例大祭の神幸祭が7月22日行われ、炎暑の中、大勢の見物客が見守った=写真は松原省吾撮影。 行合祭とも呼ばれ、山ノ内の男神輿は円覚寺・建長寺などの寺を巡った後、北鎌倉駅前で山崎八雲神社の女神輿と合流。2基の神輿は、光照寺付近の天王屋敷まで渡御すると、そこで出会い神事が行われ、身ごもった山崎の神輿にさらしの腹帯が巻かれて戻っていく。


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夏の風物詩 ぼんぼり祭

鶴岡八幡宮で8月6日から9日の4日間ぼんぼり祭が開かれた=写真は松原省吾さん撮影。

1938年(昭和13)からはじめられ、今年80回目。鎌倉近在の著名人から寄せられた約4百点の書画がぼんぼりに仕立てられて境内に掲揚され、夕刻になると灯りがともされた。 画家や禅僧らの書画のほか、歌舞伎役者中村吉右衛門さん、解剖学者養老孟司さんなどの作品が並べられ目を楽しませた。土田直敏さんの大相撲初優勝の御嶽海、さかなクンの大漁の絵などの前で記念写真を撮る人も。


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小学生が伝統文化を体験

鎌倉で日本舞踊教室

次代を担う子供たちに日本の伝統文化を体験できる機会を提供する文化庁伝統文化親子教室事業の嘱託で「かまくら日本舞踊親子教室」が7月に開催され、7月29日発表会が開かれた=写真。 日本舞踊宗家西川流師範・西川翠扇さん主宰の「翠扇会」が、小学生を対象に、毎年鎌倉の鶴岡八幡宮研修道場で行っている教室で、今年13回目。児童13人が参加し、翠扇さんら師範4人が7月14日から9回の稽古を行った。 着物を着て帯を結び、挨拶や歩き方などの所作を身に着けた子どもたちは、発表会で保護者たちの前に浴衣姿で整列し、正座して帯につけていた扇を前に置いて挨拶したあと、扇を上手に使って「さくらさくら」「菊づくし」を踊った。 教室修了後もサークルに入って稽古を続けている12期生や2期生も習の成果を披露。西川さんは「親子で日本文化に親しんでいただくことが大事」と話していた。


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小学生が地元で

夏休み勉強会

「夏休み小学生勉強会」が鎌倉市材木座の材木座公会堂で7月23~25日の3日間午前9時~夕方まで行われ、地域の子どもたち延べ約300人が参加した=写真。 材木座地区社会福祉協議会(三輪祐弘会長)が2007年から行っている催しで、今年12回目。同自治連合会、市立第一小学校校外委員の保護者、第一中学校の理科部・図工部から約150人が協力した。 子どもたちはおもてで材木をノコギリでひいたり、釘を打ちつけたりしてイスやテーブルなどを作る作業に熱中。大人も電気ノコギリで木材を切るなどして工作に加勢した。室内では宿題をしたり、神社に奉納する灯ちんの絵を描いたりしていた。三輪会長は「地域の世代交流の場となっている。今年は特に熱中症対策に気を配っている」と話していた。



終の棲み家を考える53

本物の木の味わい

同じ住宅でも、ハウスメーカーやプレハブ会社が作る家と在来工法で造られた家とはまるで違います。どちらも『木』が使われていますが、前者は小さな木片を化学ノリで固めた材木を使い、気候の変化や圧力で絶対剥がれないと保証されたものではありません。 昔ながらの工法で建てられた家は、『木』の特性を生かし使われています。例えば、土台には湿気や水に強いヒバが使われ、特に風呂場やトイレ・勝手には『栗』が使われたりします。柱は杉やヒノキ・ケヤキ等が使われ、色合いや文様を考え使い分けをします。 また『木』には〝節〟がありますが、間取りを見ながら壁の中で〝節〟が見えなくなる方に持って行きます。和室は柱が露出するので特に気を使い木肌の美しいヒノキや杉を使います。床柱や床框にも趣のあるものを使います。梁は粘り強い松が使われ、自然に育って曲がっている物をそのまま使ったりします。 でき上がってしまうと見えない部分も多いのですが、それらの木材の建築的な寿命はとても長く、短い物でも数百年、ヒノキにいたっては千年以上と言われています。法隆寺の建立は今から千四百年前の日本最古の木造建築です。ビニール・プラスチック・化学ノリで造る家と決別するのは今です。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/


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「ひと」
国際アンデルセン賞受賞の児童文学作家

角野栄子さん(かどのえいこ)

ギリシャ・アテネで8月31日開かれた「国際児童図書評議会」世界大会で国際アンデルセン賞の作家賞が授与された。式典会場となった国立オペラ劇場で賞状とメダルを受け取った。 児童文学のノーベル賞といわれる同賞の授賞が3月に発表されて以降、取材や講演などで大忙しの5カ月だった。そんな中でも、長谷にある鎌倉文学館で毎月1度の子ども向けの朗読会「おはなしの扉」を欠かさない。「書いていると孤独。私の声で自分の作品を読んでみたらどうかな」と思って始めた会も3年目に入る。2歳ぐらいから小学生まで、多い時は親御さんも含めて百人が会議室につめかける。「すごく楽しい。近くで読んでいるから子どもたちが喜んでいるか退屈しているかがよく分かるの」 全国の小中学生から詩を募集し、優秀作を紹介する「鎌倉文学館子ども文学賞」の審査員も務める。「全国に鎌倉文学館を知ってもらい、寄ってもらいたいの。こんなすてきな場所ないでしょ」と語る。 東京の下町生まれ。ブラジル滞在の体験を基に書いた「ルイジンニョ少年」で1970年に作家デビュー。85年に出した代表作「魔女の宅急便」は、ジブリ映画にもなった。アンデルセン賞の選考委は角野作品について「言葉で言いつくせない魅力、思いやり、躍動がある」と称賛した。 2001年に東京・中野から鎌倉に引っ越してきた。「海があって、山があって、人がいて、手ごろな街。肌が合い、気に入っている」と話す。 とてもおしゃれ。「赤が好き」と言う。この日は、赤いフレームの眼鏡に赤い口紅、赤い模様のワンピース。洋服は生地を買ってきて同じ型をつくってもらうそうだ。 想像力の大事さを力説する。「どんなものをつくるにも必要なのは想像力。それを豊かにするには本を読むのが一番。世界を広くするし表現力もつく」。「本は図書館で借りられるけど自分が好きなのは買って手元に置いてほしい」ともつけ加えた。 構想中の作品は、戦中の女の子を描いた「トンネルの森 1945」の戦後編。外国の文化が入ってきてそれに魅せられる13歳の女の子が主人公だそうだ。 83歳とは思えない若々しさ。「好きなことをやっていて、わがままだからかしら」と笑った。
(文・写真 三浦準司)


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健康百科通信(111)

吸っている人も被害者、受動喫煙より怖い三次喫煙
  医学博士 酒井太郎

喫煙者が吸うタバコの煙(副流煙)を吸わされる受動喫煙(二次喫煙)の弊害は知られるようになり、日本では受動喫煙が原因で死亡する人は、年間1万5千人に上ると言われています。 実は最近、直接の煙ではなく別の場所で喫煙した人の吐く息や着ている服、喫煙者の家のカーテンやソファなどのたばこ臭に含まれる有害物質が注目されてきています。厚生労働省は「残留たばこ成分」と定義し、医学的には「三次喫煙」という用語が使われ、受動喫煙と同じく周囲の人に悪影響を及ぼすことが分かっています。 最後の喫煙後数カ月の間、たばこが吸われなかった部屋でもタバコの煙の残留物が見つかったという報告もあります。 喫煙後の息に含まれる有害物質の濃度が、タバコを吸う前の水準に戻るまで最低でも45分かかるといわれています。4月、奈良県生駒市は喫煙後45分間、庁舎内のエレベーター使用を禁止しました。生駒市に続いて奈良県も「喫煙後はエレベーターの使用禁止」を職員や来庁者に呼び掛けています。鎌倉市でも取り入れてほしいものです。 受動喫煙や三次喫煙から家族や周りの人を守るには、禁煙がもっとも現実的です。今は条件が合えば保険診療で禁煙治療も受けられます。禁煙治療をしている医療機関に相談してみましょう。

さかい内科・胃腸科クリニック院長
鎌倉市雪ノ下3―1―32
0467-23-0015


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定例会=8月12日鎌倉福祉センター

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イタリア料理講座

シニアの日々人生の黄金時代に

湘南鎌倉生涯現役の会

人は誰も、ある年齢になると社会から身を引く時を迎える。その時、「さてこれからどうしよう」と思いあぐねる時があるだろう。その世代を生きるヒントを「湘南鎌倉生涯現役の会」(略称=湘現会、桑原啓二代表)の広報担当・青野正宏さんにうかがった。

学び、楽しみ、結びつきを深める会

貴会はいつ、どのようなきっかけで生まれたのですか。

1993年(平成5)、灘上哲之助という方が中心となって、こういう会をつくろうということで呼びかけ、発足しました。その当時はこのような会の誕生ブームで、横浜市内に「生涯現役かなざわ会」や「生涯現役綱島会」、「横浜栄楽クラブ」、茅ヶ崎市に「湘南シニアクラブ」などが結成されていました。そしてそのような会の一つとして誕生したのが「湘南鎌倉生涯現役の会」で、最初は20人ぐらいの会員でスタートしたようです。普通は略して「湘現会」と名乗っています。

灘上さんとはどういう方ですか。

大手企業に勤めていた方です。

サラリーマンが退職後にこのような会を創ったということですね。

そのようです。

どのような思いから会をつくろうと。

「定年を迎えて何もやることがない。もうちょっと充実した人生をおくるためにはどうしたらいいか」ということでシニアの人たちに声を掛け、会をつくり発展させていったということです。

定年後充実した人生をおくるにはどうしたらいいか、というところが原点ですね。

灘上さんは百歳近い年齢で会には出てこられませんが、会の顧問として残ってもらっています。

年齢制限、居住地制限なし

何歳から入会資格があるのですか。

特に年齢制限はありません。リタイアした人が中心ですが、現役世代の会員や50歳台の人もいます。多いのは70歳台、80歳代で、60歳台は少ないです。

入会の対象エリアは。

鎌倉や逗子に住んでいる人が多いです。横浜南部や茅ヶ崎、遠いところでは大磯の人もいます。居住地域の限定はしていません。どなたでも大歓迎ですが、会を利用して政治的な活動や宗教的な活動をしたり商売をすることは認められません。

参加したいときはどうすればよいですか。

ホームページや、知り合いを通じて、あるいは 会長宅が事務局(文末に記載)なので電話でも申し込みができます。定例会でも受け付けています。

入会金は。

入会金はありません。

会費は。

年会費2500円(10月以降入会者は1500円)です。

現在の会員数は。

約70人です。

会の活動は。

2ヶ月に1回定例会があり、分科会の活動も盛んです。

定例会は。

定例会は偶数月に開催しています。講演会の前に5~10分ほど会全体に関わる話をしています。新年会もあります。

定例会で講演を行うのはどのような趣旨から。

みんなが集まる会を開き、講演で教養を高めてもらうということです。次回は、10月14日午後1時45分、鎌倉福祉センターホールで、「くすりの安全性を確かめる~発がん性分析法の意義と現状」と題した講演会が開かれます。講師は神奈川県衛生研究所理化学部主任研究員 博士(薬学)大森清美さんです。

多彩な12の活動+1

各分科会の活動は。

◎鎌倉の今昔探索の会(CPC)
カメラを趣味とした人たちが写真撮影だけではつまらない、何か社会に役立つことをしたいと、鎌倉市中央図書館近代史資料室の平田さんに相談して市内の歴史的記録を撮り始めたのがきっかけです。鎌倉の遺跡とか戦争の傷跡、谷戸の記録などをまとめる作業に15年ほど前から5年ほど取り組みました。その成果を「鎌倉 谷戸の記録」上下巻合わせて約500㌻の冊子に収めました。大船、深沢、腰越、玉縄と旧鎌倉以外の地域についても10年がかりでようやくまとまりかけています。10月6日には「秋の鎌倉歴史散歩宅間ヶ谷付近」を予定しています。
◎笑考快議処
月1回、第2火曜日午後1時に集まっておしゃべりをする会、談話会です。愚痴とか不満話は抜きに、明るくてためになるおしゃべりをしようという会です。逗子の会員お店に月に1回昼間に集まって2~3時間おしゃべりします=写真下。
◎湘現・鍋の会
野外で手作り料理を楽しむ会です。今は逗子の蘆花公園で年2、3回開いています。野外炊事場で料理や合唱を楽しんだりも。次回は、10月23日を予定しています。
◎湘南・歩こう会
文字通りハイキングの会です。7、8月の酷暑の時期を除いて、毎月第4木曜日に歩いてます。シニアの最も手軽な心身健康法は歩くことです。80歳代の人や目の不自由な方も参加することもあるので、なるべく平坦なところで、1万歩から一万2千、3千歩ぐらいの行程です。次回は9月27日に予定しています。
◎湘現・社会見学会
「もっと知ろう」をキーワードに工場や博物館など社会的施設を見学する集いです。年に数回実施しています。9月19日に「JAXA相模原キャンパス見学」が予定されています。
◎湘現・イタリア料理講座
イタリアの料理の講師の指導で年3回ほど玉縄学習センター料理実習室で開催しています。参加者は男女半々ぐらいです。
◎湘現・みんなで歌おう!
声を出して、歌を唄ってストレス発散という会です。玉縄学習センターで年に数回開いています。次回は10月27日に予定されています。
◎湘現・ハーモニカクラブ
ハーモニカが趣味の人の集まりです。毎月練習があり、奇数月第3土曜日はデイサービスセンター・鎌倉二階堂フレンドリーで慰問演奏をしていますが、「鍋の会」での合唱の伴奏をしたり新年会で合奏したりと成果を発表しています。
◎湘現・吟詠クラブ
詩吟の会です。会員数人で、特に先生なしで、月2回玉縄学習センターで練習しており、地元玉縄学習センターフエステバルで成果を披露するなどをしています。どちらかというとカラオケ気分で吟じているようです。
◎今が青春18切符くらぶ
18切符を使って旅行しようという会です。安く上げるのが目的ですから日帰りが多いですがたまに宿泊するときもあります。9月9日には「身延山参拝と下部温泉湯治の日帰り旅」が予定されています。
◎朝からOK倶楽部
カラオケの会です。大船のカラオケ店で、毎月第一月曜日開催です。
◎外国語を学ぼう会
英語やフランス語、スペイン語を中心に勉強しています。英語は月2回大船の喫茶店で、他は月4回小坪の公民館で開かれています。

分科会はこれら12ですか。

このほか笑いをテーマに「笑てん会」という名前を付けた会があります。まだ1回しか開催していませんが、定期的に開催できたらと思っています。

どうもありがとうございました。

湘南鎌倉生涯現役の会
逗子市池子1―7―13
問い合わせ 046・872・2213


鎌倉朝日新聞社

てらやねぶたフェス

いざっ!!鎌倉てらこや(50)

多くの皆様に支えられて~本気de建長寺2018
鎌倉てらこや事務局長 小木曽 駿

毎年夏の恒例イベント「本気de建長寺」(建長寺合宿)が、8月8~11日に開催された。 今年も子どもと大学生合わせて2百人が集い、坐禅、精進料理といったお寺での生活を共にしながら、学生発案の企画「てらこやねぶたフェスティバル」を実施。3日間かけて自分たちの「ねぶた」を制作し、「らっせーらっ」の掛け声とともに発表しあった。 「遊園地」をテーマに観覧車が実際に廻ることにこだわったねぶた、「海」をテーマに海中のゆらゆらとした様子を表現する工夫を重ねたねぶたなど、趣向を凝らした作品がお披露目された。ねぶたを一斉に光らせる点灯式は、今年の建長寺合宿のハイライトだった。 今年の建長寺合宿を語る上で、突発的ないくつかのアクシデントに触れないわけにはいかない。記録的な猛暑に抗う熱中症対策に始まり、合宿直前に発生した台風13号には大いに頭を悩まされた。合宿期間短縮も検討したが、上陸直前で東にそれていったのは、建長寺という大いなる場の力を感じざるをえない。度重なる予定の変更にめげることな前向きに対応した学生リーダーラの頑張りが、合宿に安定感をもたらした。 音響機材の不調の折には、機械に強い地域の支援者に駆けつけてもらった。 ペンキの使用を予定していた場所に、アシナガバチの巣が作られていたときは、養蜂をされている幼稚園の園長に駆除していただいて、事なきを得た。 子どもや大学生スタッフだけでなく、特別な場を提供して下さった建長寺さま、子どもたちを快く送り出し、お預けいただいた保護者の皆様、休日返上で駆けつけてくれた多くの学生OBOG等、「てらこや」というプロジェクトが、多くの方々に支えられているからこそ成り立っていることを、改めて実感できた。 「平成最後の夏は殊更に暑かった」。そのように子どもたちには記憶されるのかもしれない。その記憶とともに合宿での経験も大切な想い出として胸に刻んでくれていたらと願っている。

鎌倉てらこや事務局
0467-84-9746(平日13~17時)
http://kamakura-terakoya.net/


鎌倉朝日新聞社

ミュージカル「キャッツ」のチラシ

心のふる里を行く ⑭

本当の自分を生き抜く――浅利先生を偲んで 池田雅之

劇団四季のミュージカル「キャッツ」が、8月11日から東京・大井町の新設キャッツシアターではじまり、私も友人と出かけた。首都圏では横浜公演(2009年~2012年)以来、6年ぶりの上演となるので、私のような「キャッツ」ファンにとっては、待ちに待った東京公演である。 劇団四季の「キャッツ」公演は、1983年11月11日に新宿のテント式劇場で開幕し、日本の9都市を巡り、35年間もロングランを続けた、世界にも類を見ない奇跡のミュージカルである。来年3月12日には、通算1万回の公演数に達するというから驚きである。 今回観劇してみて、振り付け、歌い方、演出にいくつかの変更が加えられていることに気づいた。35年ぶりに「キャッツ」は、生まれ変わったと思った。その改変と修正の部分に、浅利さんの最期のメッセージが籠められているのではないか、とふと思った。 浅利慶太さんは7月13日85歳で亡くなられた。しかし、8月11日の公演に向けて亡くなる直前まで浅利さんの指導が入ったはこの公演を気にかけていたという。「キャッツ」こそは1983年の初演以来、彼が手塩にかけて育て、磨き上げてきた、劇団四季にとって最も重要な作品である。 ここでは、浅利さんの最期の思いが伝わってくるような場面を取り上げ、舞台芸術家としての浅利さんの魂を偲びたい。猫たちの歌声がいつになく少し破調を帯びたハイトーンになっている気がしたのだ。特に第2幕の娼婦猫グリザベラが歌う「メモリー」が、「お願い、私に触って、私を抱いて」あたりから絶叫に近い歌い方に変わるのである。「ああ、そうか、この絶叫に近い歌い上げ方は、きっと浅利さんの私たちへの強いメッセージなのだ」と私は勝手に想像した。 浅利さんは登場する25匹の猫の個性派猫たちに、命のある限り、自分らしく、本音で生き抜く大切さの力強いメッセージを託したかったのであろう。一匹一匹の猫たちが主人公である「キャッツ」は、今を精一杯生きようとする命の叫びのように、私の耳に響いてきた。「キャッツ」のテーマは「祈りによる救済と再生」であり、「社会的弱者への慈しみ」である。この「キャッツ」におけるエリオット的主題は、原作者T・S・エリオットから、作曲家ロイド=ウエバ―へと引き継がれ、演出家浅利慶太の見えざる力によって、この日に完成をみたのである。 私は『キャッツ』(ちくま文庫)の原作の訳者として、また「キャッツ」の案内書『猫たちの舞踏会』(角川ソフィア文庫)の著者として、浅利先生から多大なご教示を頂いてきた。最後に感謝の言葉とともに、先生のご冥福をお祈りしたい。
(早稲田大学名誉教授・鎌倉てらこや顧問)


鎌倉朝日新聞社

塗り絵で楽しく

特養・佐々木さん

特別養護老人ホーム「ささりんどう鎌倉」(鎌倉市城廻)に入居している佐々木ユリ子さん(70)の趣味は塗り絵。日本や世界の風景画や名画をはじめ、動物などの絵が施設内に展示され、入居者や面会に訪れる人たちの目を楽しませている。 佐々木さんは持病の高血圧、関節リュウマチと、脳出血で右肩が麻痺し、8年前に施設に入所した。4点杖と歩行器を使って歩き、右手が不自由なので左手を使って食事などをしているが、数年前から長女が持ってくる大人の塗り絵シリーズで絵を描きはじめた。A4判ほどの下絵に色鉛筆で見本を見ながら色をつけていくのだが、1本の木を描くのも真剣に見本と色鉛筆とにらめっこしながら何色も色を重ねて、繊細で驚くほど生き生きした作品になっている。毎日描いているが1枚に1カ月かかり、これまでに100枚以上描いた。 同施設の生活相談員・松岡徹夫さんは「根っから明るい性格でよく家族や介護職員と大笑いしている」と話していた。



約2百首を奉納

実朝祭短歌大会

神奈川県歌人会の主催の第67回実朝祭短歌大会が8月9日、鎌倉の鶴岡八幡宮直会殿で開かれた。歌人・大島史洋さんの講演のあと歌会があり、公募の167首のうち上位18人が受賞した。 鎌倉朝日賞は鮫島美和子さんの「無意識と意識の間(あわい)を行き来して時計回りに朝を迎える」。 主な入賞者次のとおり。鶴岡八幡宮賞=小泉妙子(鎌倉)▼県知事賞=木村光男(愛川町)▼県歌人会賞=鹿嶋陽子(座間)▼市長賞=松澤昭子(愛川町)▼市議会賞=関口静子(鎌倉)▼市教委賞=由田欣一(藤沢)▼市観光協会賞=小原裕光(鎌倉)▼商工会議所賞=松浦寿美子(横浜)▼現代歌人協会実朝祭短歌賞=郷原光子(鎌倉)▼日本歌人クラブ賞=湊美根子(逗子)▼鎌倉朝日賞=鮫島美和子(藤沢)、他7賞(敬称略)



鎌倉市の最高齢は107歳

鎌倉市の最高齢者は107歳女性、100歳以上は157人(7月1日現在)。敬老祝い品として市から100歳以上にフラワーアレンジメント、88歳に障害者施設生産品のコースターと市長からのメッセージが届く。

鎌倉市マイエンディングノート 好評!

鎌倉市は「鎌倉市マイエンディングノート」を作成し、8月から概ね65歳以上の市民に無料配布している。A4判16㌻。自分の基本情報や残される家族への伝言などが記せるようになっている。6千部作成し、残り数百部。
問合せ市高齢者いきいき課 61・3899


鎌倉朝日新聞社

ミャンマーの村にトイレ寄贈

活動報告やスタディツアー 参加者募集
    ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会(25)

  代表理事 名知仁子

ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)は、ミャンマーの無医村に医療・菜園を通じて、保健衛生・栄養などを学ぶ機会を提供します。そして住民自身が生活環境の課題を解決し、命を育む未来を描ける社会の実現をサポートすることを使命として活動に専念しています。普段はミャンマーのデルタ地域・ミャウンミャで村々を廻る巡回診療と手洗いなどの保健衛生啓蒙活動、家庭菜園レベルの有機栽培で野菜作りなどしています。 現在15の無医村で巡回診療(移動クリニック)を行っていますが、この15村中、トイレが家にある村は1つもありません。外で用をたすので、毒蛇にかまれ解毒剤が手に入らず、亡くなる人も多いのです。また、汚い手のままご飯を食べるため下痢を起こし、脱水になり亡くなる人もいます。 7月に当会はワナコン村にトイレの機材を提供しました。村の住民から予めトイレ用の穴を掘る人を募り、穴を掘ったことを確認してから渡しました。自分の家に初めてトイレができたと喜ぶ人もいました。 一人でも多くの住民にトイレを提供したい! その為にも仲間を増やし、安定した活動資金を募りたい! 仲間を大募集しています。 マンスリーサポーター申し込みサイトはhttp://mfcg.or.jp/donation/
今回、寄付会員さま限定「初!MFCGサミット会議」仲間募集中~を9月2日に開催します。現場の状況を代表理事・名知仁子が直接皆さまとお会いしてお伝えさせていただきます。
■日時 9月2日(日)
9時半~12時半・14時~17時の2回。
■会場 東八(とうはち)会館(東京都荒川区東尾久8―34
■参加費2千円(軽食付)
■申込 8月31日まで
「現地の活動現場を見て、触って感じる! 現地訪問スタディツアー」も12月16日~23日に催行します。普段なかなか入れないミャンマーの奥地をご自分の眼で確かめてみませんか? 詳細はHPで。引き続きご支援のほどお願いします。
【申し込み・問合せ】東京荒川区東尾久8―41―23
FAX 03・6807・7499
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp

【この記事は清興建設提供】


だんかづら

チワワの「つむ」1歳。誕生日にもらったゾウのぬいぐるみが大好き。家族と一緒の布団で、枕に頭を乗せ布団を掛けて寝ています。その姿にみんな癒されています
浄明寺 大塚さん方



始めましょう

●やさしいジャズピアノ
1回4千円。葉山・大野
090・4619・0415
●英・仏会話初歩から実践
月3回1万9千円。元CA
0467・43・4788



お知らせ

●漁協の朝市9月2日10時、鎌倉パークホテル駐車場。
鎌倉漁協 22・34036・20日10時、腰越漁港。
腰越漁協 32・4743
●槐の会第11回写真展
9月4~9日、鶴岡八幡宮直会殿・柳原休憩所。無料。
事務局 22・0315
●被災地の子ども支援バザー9月15日10~15時、鎌倉市大町の清興建設駐車場。献品募集中。
24・3700
●前庭ふれあいマルシェ
9月16日9時半~12時、鎌倉芸術館。 48・5500
●第26回葉山福祉まつり 9月23日10時半~15時、葉山福祉文化会館、社会福祉協議会。
大熊方 090・2233・9664
●史跡永福寺跡夜間開放
9月25日17~19時。無料。市文化財課 61・3857


鎌倉朝日新聞社

Tea Trolley No 900, Alvar Aalto, 1937
cVitra Design Museum photo: Jurgen Hans

鎌倉朝日新聞社

松本竣介《建物》1935年

鎌倉朝日新聞社

「コスタリカの奇跡」

み る

▼「色づく秋、色めく秋―清方の美」
9月1日~10月17日鏑木清方記念美術館。江戸郊外へ出かける姉妹を秋の草花とともに描いた「桜もみぢ」や虫の声に耳を傾ける女性を描いた「虫の音」など秋の情趣あふれる作品。2百円。
▽日本画ワークショップ15日13・15時。8百円。
23・6405
▼特別展 国宝鶴岡八幡宮古神宝
9月7日~10月14日鎌倉国宝館。頼朝奉納と伝えられる国宝の古神宝類、文書、絵図など。国宝・籬(まがき)菊(にきく)螺鈿(らでん)蒔絵硯箱、重文・源頼朝寄進状案ほか。4百円。
22・0753
▼川喜多映画記念館
▽企画展「魅惑の映画ポスターデザイン―甦る街角の芸術」9月17日まで。2百円。
▽映画4・5・7・9日「ギルバート・グレイプ」、4・6・8・9日「スモーク」、11・12・14・16日「シェルブールの雨傘」、11・13・15・16日「アメリ」。千円。
23・2500
▼小原古邨展―花と鳥のエデン
9月9日~11月4日茅ヶ崎市美術館。原安三郎旧蔵作品から古邨の版画約240点と歌川広重・国芳らの花鳥画10点などを展示。7百円。
0467・88・1177
▼県立近代美術館葉山
▽開館15周年記念 アルヴァ・アアルト―もうひとつの自然
9月15日~11月25日県立近代美術館葉山。生誕120年のフィンランドの建築家アルヴァ・アアルトの図面、家具、ガラス器、建築模型など約3百点で生涯と作品を辿る。千2百円。
▽コレクション展描かれた「建物」
同館コレクションから建築をテーマに作品を紹介。松本竣介の油彩、ブリューゲルのエッチング、藤原吉志子の彫刻など約70点で時代の思想を考察。250円。
▽館長のトーク9月15日14時。無料。
046・875・2800
▼葉祥明 マザーグース絵本原画展
9月21日まで葉祥明美術館。英語童謡集『マザーグース』から「きらきら星」「メリーさんのひつじ」などを同書研究第一人者・鷲津名都江さん監修訳と葉祥明の作品で紹介。6百円。▽対談(鷲津×葉)とサイン会9日14時。
24・4860
▼日本工芸会 東日本支部 伝統工芸・神奈川会展
9月3日まで鎌倉芸術館。陶芸、染織、漆芸、金工、人形、ガラスなど約50点。無料。
事務局 046・254・3362
▼道工房 紡ぐアート展
「想いほっこり、鎌倉で」
9月11~17日鎌倉生涯学習センター。障害者就労支援事業所・道工房通所者約30人のパステル、水彩、アクリル、日本画、銅版画、陶芸など約百点。無料。
23・8772
▼稲穂展
9月14~17日鎌倉生涯学習センター。早稲田大学同窓会・鎌倉稲門会美術同好会の絵画・写真・工芸など約60点。無料。
樽味方 32・1544
▼第26回COMPOSITION展
9月19~23日鎌倉芸術館。会員60人の水彩、アクリル、油彩、版画など約2百点。
黒川方 090・4964・4866
▼映画
▽「ソニータ」9月8日10時半・13時半、本郷台のあーすプラザ。タリバンや結婚から逃れ、イランで歌手となる夢を追う少女の映画。千円。
シネマアース 080・5506・2665
▽「ケアニン―あなたでよかった」9月17日10時半・12時40分、鎌倉芸術館。映画の上映と大島渚監督の介護を務めた女優・小山明子さんの講演など。千8百円、前売千5百円。
実行委 090・5751・3185
▽「コスタリカの奇跡」9月21日14時、鎌倉生涯学習センター。軍隊を廃止し軍事費を教育や福祉に充てたコスタリカの歴史と人々を追った映画。千円、前売8百円。
鎌倉・映画を観る会 090・3479・2033
▽「エール!」9月24日10・13・16時、あーすぷらざ。歌の才能を見出された少女と聴覚障害のある家族の物語。4百円、小中学生百円。
045・896・2121



第62回鎌倉市民文化祭

9月22日オープニングの催し

第62回鎌倉市民文化祭が9~12月に行われる。そのオープニングイベントを9月22日に鎌倉生涯学習センターで開催。 12時半、ファンファーレ演奏。13時10分、鎌倉交響楽団室内楽演奏会。15時半まで美術と書道の体験。
【9月の催し】
9日14時、クラシック音楽のひととき(鎌倉音楽クラブ)。17日10時15分、鎌倉三曲演奏会(鎌倉三曲協会)。以上鎌倉生涯学習センター。29日11時、邦楽と邦舞の会(鎌倉芸術連盟)。29~10月3日美術写真合同展(鎌倉美術連盟・鎌倉写真連盟)。以上鎌倉芸術館。
市文化人権推進課 61・3872



き く

▼鎌倉芸術館の催し
▽ミッシャ・マイスキー チェロリサイタル
9月2日15時、鎌倉芸術館。チェロ界の巨匠・ミッシャ・マイスキーの来日50回目、70歳記念ツアー。バッハ「無伴奏チェロ組曲」など。5千円~。
▽かまくら名人劇場第34回「よったり寄ったり競演会」
9月24日14時、鎌倉芸術館。柳亭市馬、桂雀々、桃月庵白酒、立川談笑らの落語。3千5百円。
0120・1192・40
▼大船マンドリン研究会第33回定期演奏会
9月8日14時、栄区民文化センター。マンドリン合奏で「花の面影」「イエスタディ」など。無料。
おおえ方 32・5722
▼第14回身体にいい音楽会 室内楽演奏会
9月9日14時、栄区民文化センター。オペラ「フィガロの結婚」より「序曲」など。講演「作曲家の病と音楽―モーツァルト」も。3千円。
045・896・2000
▼湘南モーツァルト愛好会第168回例会
9月9日14時、藤沢リラホール。神奈フィルメンバーによるモーツァルトなどの室内楽。4千円。
湘南モーツァルト愛好会 046・872・1963
▼女声合唱かまくらの風第11回定期演奏会 風のモーツァルト
9月29日14時、鎌倉芸術館。ピアノと合唱で「レクイエム」「モーツァルトの百面相」など。千円。
新井方 23・2722
▼藝大の仲間シリーズ バッハ生誕333年記念 牧野美沙マリンバリサイタル
9月30日14時、深沢学習センター。バッハ「無伴奏チェロ組曲」エルガー「愛の挨拶」など。無料。
申込は往復ハガキで20日までに同センター 48・0023
▼チャリティーコンサート 平松晶子&中川さと子
9月30日13時半、大船教会。ヴァイオリンデュオでルクレール「二つのヴァイオリンの為のソナタ」、バルトーク「44の二重奏曲」など。無料。
中川方 47・8057



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(7月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は7月に一般327冊、児童書26冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「権力と新聞の大問題」望月衣塑子 マーティン・ファクラー共著(集英社新書)▼「古代の神社と神職―神をまつる人びと」加瀬直弥著 吉川弘文館( 歴史文化ライブラリー)▼「今を生きるための般若心経の話」奥村正博著(港の人) ▼「図説室町幕府」丸山裕之著▼「戦国北条家一族事典」黒田基樹著(以上戎光祥出版)▼「世界はジョークで出来ている」早坂隆著 文芸春秋(文春新書)▼「池上彰の世界を知る学校」池上彰著 朝日新聞出版(朝日新書)▼「1分で話せ―世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術」伊藤羊一著(SBクリエイティブ)▼「キャッシュレス決済革命」日本経済新聞出版社編(日経MOOK) ▼「「がん」はなぜできるのか―そのメカニズムからゲノム医療まで」国立がん研究センター研究所編 講談社(ブルーバックス)▼「医者が教える食事術最強の教科書―20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68」牧田善二著(ダイヤモンド社)▼「クマのプーさん創作スケッチ―世界一有名なクマ誕生のひみつ」ジェイムズ・キャンベル著(東京美術)▼「やっぱ志ん生だな!」ビートたけし著(フィルムアート社)▼「漱石と朝日新聞」山口謠司著 朝日新聞出版(朝日新書)▼「世界で活躍する日本人エリートのシンプル英語勉強法」戸塚隆将著(ダイヤモンド社)



外反母趾と体の痛み

●肘関節部の筋と働き
肘の異常は、日常生活動作上の不自由度が大きくなります。肘関節の機能を評価するには肘関節と前腕の機能だけでなく、隣接関節である肩関節や手関節、手指関節をも含めて上肢全体の機能を視て行く必要があります。関節可動域や日常生活動作、疼痛、筋緊張度、職業的問題、循環障害、能力障害、知覚異常、耐久力など、様々な角度から視てみる。運動時における動筋の収縮、拮抗筋の伸張性などが関節の拘縮の原因として考えられます。 お早目のお手当をおすすめ致します。自分でできる日々のケアもご指導しております。
マザーハンド整体矯正院
要予約 月曜定休 10~19時
鎌倉市扇ガ谷1―13―51 0467・23・8166



まなぶ

▼戦国時代の鎌倉、その検証と発見「まだナゾだらけ戦国時代の鎌倉」
9月15日13時半、鎌倉生涯学習センター。文化庁補助金事業。古武道の演武後、第一部=小説家・伊東潤さんの「伊勢宗瑞と後北条氏」、小田原城天守閣館長・諏訪間順さんの「小田原北条氏一族」。第2部=戦国時代の鎌倉をテーマにシンポジウム。千五百円。申込は往復ハガキで鎌倉市植木425―16玉縄城址まちづくり会議
45・7411
▼鎌倉市民健康講座―認知症を防いで健康長寿
9月15日14時、鎌倉商工会議所。千葉大学予防医学センター・亀田義人特任助教「社会参加と認知症・脳卒中の関係」、大阪大学・丸山剛郎名誉教授「かみ合わせと老化・認知症の関係」など。無料。
GAURI 22・6324
▼七里ヶ浜高等学校土曜県民講座
A江戸時代後期の鎌倉界隈9月29日、10月6日9時半。B癒しの竪琴10月13日10時半。C豊臣政権の大名支配と秀次事件20日9時半。D藍染講座11月3日9時半。ハンカチ6百円、スカーフ千3百円。ABCは無料。Aは21日、Bは10月5日、Cは12日、Dは19日までにFで申込。
事務局 32・7202
▼講演会「武家社会と鎌倉彫刻」―仏像・神像・肖像
9月25日14時、鎌倉生涯学習センター。武家社会の発展とともに進化した鎌倉彫刻を慶派・宋風・写実・多様性などの視点から考える。千円(資料代)。
ICP鎌倉地域振興協会 090・6025・5107
▼歴史講座「大倉幕府を知っていますか?」
9月24日13時半、鎌倉商工会議所。県文化財協会・八幡義信会長の講演「『吾妻鏡』と大倉幕府」など。5百円。
大倉幕府跡地の保存・活用を考える会 44・1423
▼落語で笑って学ぼう!悪質商法撃退法
10月3日14時半、逗子文化プラザ。消費者啓発落語人・夢見亭わっぱさんが悪質商法の事例、対処法を落語で話す。無料。
逗子市市民協働課 046・873・1111
▼映画に捧げた人生「川喜多かしこ」
10月6日13時、鎌倉生涯学習センター。川喜多映画記念館・増谷文良さんの講演と映画「別れの曲」。無料。要申込。
市文化人権推進課 61・3870
▼おとなのための手作り絵本講座
11月18日・12月1・9日(全3回)13時半、逗子文化プラザ。逗子在住の絵本作家・山本省三さんがストーリー作りのコツや場面の構成などを指導。中学生以上。千5百円。15日から申込。
同館 046・870・6622


鎌倉朝日新聞社

季節の心(26)

狸はどこに…  佐伯 仁

●月影が冴える季節…
九月。異称は夜長月。ここには夜を愉しみ、月を讃える風流心が窺える。長い夜といえば、秋は今も昔も名月を仰ぐ絶好のシーズン。
俳人・芭蕉は
 名月や 池をめぐりて 夜もすがら
と詠んでいる。芭蕉はなにを胸に、思案し続けたのだろうか。 月にロマンを求めるのは人間だけだろうが、狸は月夜の庭で歌い踊り浮かれていたと童謡にある。
 証、証、証(しょう)城寺(じょうじ)  証成寺の庭は   ツ ツ 月夜だ  皆出て  来い 来い 来い
遠い昔を懐かしむ方も多いだろう。実にリズムや歯切れがよく陽気な狸をイメージさせる。 滋賀県の信楽焼の狸の置物に親しみがもてるが、この地の狸は〝他を抜く〟という縁起に由来…。 一方、証成寺の狸は腹鼓や狸和尚を連想させる。だが不思議なことに歌詞のどこにも狸の「タ」が一文字もない。 なのに歌うと誰もが狸が賑やかに歌い踊っていると錯覚する。 勝手の思い込みだろうが狸は〝陽気者〟という先入観のせいだろう。それにしても狸と月との取り合わせはユーモラス…。
 名月を取ってくれよと 泣く子かな   一茶



老人福祉センター秋のイベント

【敬老祝賀行事】▽今泉さやわかセンター9月8日9~16時。日本舞踊、寄席、カラオケ、マジックショー、絵画展示など。
45・4611 ▽腰越学習センター19日12時50分~15時半。健康・介護講座、字幕付邦画「家族はつらいよ」の無料上映。
市社会福祉協議会 23・1075 ▽玉縄すこやかフェスティバル8日10時~15時半。サークル舞台発表、太極拳体験、模擬店など。
47・1338 ▽名越やすらぎセンター秋まつり10月6・7日10~15時。舞台発表、ウクレレ漫談、茶席、模擬店、野菜販売など。
25・1188



さんか

▼ふじさわ宿交流館の催し
▽若手芸人爆笑ライブ9月2日12・15時。無料。▽シネマ交流館「硫黄島からの手紙」14日13時。当日正午から入場券配布。無料。
藤沢市歴史郷土課 0466・25・1111
▼第240回歌のサロン
9月5日14時、鎌倉生涯学習センター。参加型合唱とミニ演奏会。千円。
古川方 22・2131
▼救急フェア
9月7・8日13~15時、鎌倉プリンスホテル駐車場。心肺蘇生法・AEDの実技指導、救急処置の展示など。無料。
鎌倉消防署 24・0119
▼ゆめ観音アジアフェスティバル
9月8日11~20時、大船観音寺。アジア地域相互の文化理解と平和への願いをこめた多民族の祭典。民族舞踊など。5百円。
実行委 43・1561
▼鎌倉モノづくり展
9月8・9日10~17時、鎌倉商工会議所。鎌倉市内16社の工業製品などの展示や試食コーナー。9日小学校高学年生のロボット対戦競技大会。無料。
鎌倉商工会議所 23・2561
▼湘南フェスタ
9月15日10~18時、鎌倉海浜公園。フラダンス、ハワイアン演奏、レイのワークショップ、物品販売など。
実行委 090・6535・5388
▼野の花スケッチ交流会
9月15日10~15時、銀の鈴社(鎌倉市佐助1―10―22)。画家・阿見みどりさんと水彩画を描く。5千円。4日までに申込。
61・1930
▼鎌倉風致保存会の催し
▽みどりのボランティア9月15日建長寺回春院。22日光則寺。29日御谷山林。9時半。要申込。▽お話サロン9月29日14時、鎌倉生涯学習センター。近世城郭と木造復元について。百円。要申込。
23・6621
▼鎌倉マリンスポーツフェア
9月16・17日9時半~16時、由比ガ浜海岸。マリンスポーツやビーチスポーツの体験。無料。
市スポーツ課 46・3419
▼鎌倉てらこやの催し
▽てらハウス9月毎土曜10時、大船の千里ビル。午前学び、午後遊び。千円。▽陶芸体験9日14時~17時、鎌倉市山崎。講師は陶芸家・河村喜史さん。2千円。▽海LOVEかまくら15日10~16時、由比ガ浜海岸。アウトリガーカヌーなど体験。2千円。▽郷土探検16日10時、北鎌倉駅集合。大貫昭彦さんと山めぐり。千円。▽朗読体験30日13時~16時半、場所未定。講師は元フリーアナウンサー・中里貴子さん。千円。
84・9746
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ9月15日10時、山ノ内配水池横。
▽山歩き16日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼鎌倉歩け歩け協会
▽10㌔ふれあいウォーク9月4日鎌倉古道を歩く。9時50分、鎌倉駅西口時計台。18日舞岡の案山子に挨拶に。9時50分、湘南モノレール大船駅広場。▽5㌔はつらつウォーク11日2つの海岸歩き。9時50分、鎌倉駅西口時計台広場。
各2百円。
▽鎌倉の生産緑地を歩く24日8時50分、湘南モノレール大船駅広場。5百円。
090・2633・3715
▼大船フラワーセンターの催し
A秋に植え付ける草花の栽培I(講座) 13時半、無料。Ⅱ(寄せ植え)14時40分、千5百円。B秋のデジカメ教室26日9時半・13時半。千円。C洋ラン栽培の楽しみ26日13時半。無料。D押し花の色紙作り10月3日13時半。千5百円。AⅡは4日、BDは16日までに往復ハガキで申込。入園料4百円。
46・2188
▼鎌倉史跡めぐり
▽初秋の北鎌倉 味わいの路地・小路歩き9月7・10・13日9時、北鎌倉駅西口交番横。山中稲荷神社、八雲神社など。▽「運慶と鎌倉」史実と伝承を訪ねる11・14・19・27日9時、鎌倉生涯学習センター前。鎌倉国宝館など。▽水戸徳川家が遺した鎌倉遺産を探訪26・29日9時、鎌倉駅西口時計台広場。英勝寺など。
各5百円(交通費・拝観料別)。申込は1週間前までにハガキかFで。 鎌倉ガイド協会 24・6548 24・6523 ▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット9月21日9~15時。▽骨董市22日8~15時。雑貨・衣類・手造り品など約20店。
出店者募集。片岡方 090・5442・3778
▼クリーンアップかまくら
▽海の清掃9月24日9時半、材木座、由比ガ浜、坂ノ下、稲村ガ崎、七里ガ浜、鎌倉高校前、恵風園前、浜上、腰越の海岸。▽まちの清掃30日10時、鎌倉生涯学習センター前、円覚寺前、大船駅東口・西口。
市環境保全課 61・3453
▼ふらっとカフェ鎌倉
食を通じて多世代交流。9月26日16時、ソンべカフェ。28日16時、鎌倉静養館。大人4百円、子ども2百円。申込不要。
渡邉方 090・5199・1654
▼第45回藤沢市民まつり
9月29・30日藤沢駅・秋葉台文化体育館付近。ダンス、模擬店、パレードなど。
実行委 0466・55・6883
▼腰越漁港みなとまつり
9月30日8時半~15時、腰越漁港。鮮魚販売、浜汁配布、稚魚の放流、船釣り体験、クルージングなど。無料。
腰越漁港協同組合 32・4743
▼第8回岩手県復興支援産業祭り大船to大船渡
9月30日10~16時半、大船の芸術館通り。物産展、さんま無料試食、コンサートなど。29日17~20時大船観音寺で御霊祭り。
実行委 080・7082・4687



第13回鎌倉歌壇さきがけ

源実朝公顕彰歌会投稿募集

源実朝公顕彰歌会(11月30日、鎌倉生涯学習センター)に向け作品募集。主催は鎌倉歌壇と鎌倉同人会。 題は自由、新作、3首まで。選者は大下一真さん、香山静子さんら。 10月15日消印有効、鎌倉市材木座2―9―29鎌倉歌壇事務局。 1首につき千円を郵便局口座番号00260―4―59248鎌倉歌壇へ振込。
問合せ 66・3297



鎌倉女子大学生涯学習センター公開講座

コース 講 座 名 日 時 料金・申込
『徒然草』を読む(3) 10/2~1/22
火曜10回
14時20分~15時50分
6,000円
~9/18
地域の建築再発見(4)―東北・奥の信仰と建築 10/12~2/8
金曜5回
14時20分~15時50分
3,000円
9/14~28
女という阿修羅―向田邦子作品を読む 11/15・29・12/13
木曜3回
10時20分~11時50分
2,000円
10/18~11/1
『万葉集』の歌びとたち(10) 10/1~12/17
月曜10回
14時20分~15時50分
6,000円~9/14
中世の史料を読む-鎌倉幕府の記録『吾妻鏡』(30) 10/11~12/13
木曜5回
13時半~15時半
3,000円
9/13~27
ヘロドトス『歴史』の世界(9) 10/4~12/6
木曜5回
10時20分~11時50分
3,000円
9/6~20
漢字文化と中国書道史-書の魅力を探る(4) 10 /11・25・11/8
木曜3回
10時20分~11時50分
2,000円
9/13~27
I,J 目と耳で楽しむ音楽史(17) -シューベルト《未完成交響曲》 10/26~2/15
金曜5回
I10時半~12時
J14 時~15時半
3,000円
9/25~10/12
K,L 近代ヨーロッパ絵画の魅力(5) -アカデミズムへの反逆と印象派の誕生 10/19~2/22
金曜5回
K10~12時、L14~16時
3,000円
9/18~10/ 5
老いの進化―映像データベースが拓くPan属類人猿研究の新展開 シンポジウム
2/2土曜
12~16時
無料
1/4~25
たのしい女声合唱 10/1~1/21
月曜8回
10時20分~11時50分
5,000円
~9/14
スロー&ソフト&スマイル エアロビクス体操 2/13~3/13
水曜5回
10時半~11時半
3,000円
1/16~30
イタリアの家庭料理 ミネストローネを作ろう 2/12・19・26
火曜3回
10時~11時半(19日~12時)
3,000円
1/15~29
岩絵の具を楽しもう(日本画制作) 10/24~11/28
水曜5回
10~12時
25,000円
9/12~26
ミュージアム連携講座―鎌倉国宝館90周年を記念して 10/31・11/13・27 3回13時~14時半二階堂学舎 3,000円
10/1~22

◆会場は大船キャンパス(R以外)◆申込は往復ハガキに希望コース、講座名、〒、住所、氏名・フリガナ、、性別、年齢明記。◆申込〒247-8512鎌倉市大船6-1-3鎌倉女子大学生涯学習センター 44・2287


鎌倉朝日新聞社

合図はオレンジフラッグ

海水浴場で津波避難訓練

逗子市内全域で震度7の地震を観測、3分後に相模湾に大津波警報が発表されたという想定のもと、海岸利用者を対象とした津波避難訓練が7月21日、逗子海岸で実施された=写真。 サイレンが鳴り、姿勢を低くし頭を守る安全行動が防災行政無線で促された後、音が聴こえにくい海上にいる人たちへ「津波が来る!海から上がって安全な場所に避難せよ」と視覚的に伝える大きなオレンジ色の旗が中央監視所や2階建ての海の家に掲げられた。同時にライフセーバーが水上バイクで沖にいる人を誘導し、海水浴客らは海岸へ上がるまでの避難を完了した。 逗子湾には最大10・4mの津波が最短11分で到達する想定があり、警報が出た際は逗子開成や聖マリア小学校の屋上、披露山公園など高台へ避難するよう市の防災安全課から説明された。 水難救助訓練もあり、市消防本部は「ドローンは海岸からは見えにくい溺者を真上から発見できるため、救助の時間が短縮される」と利点をアピール。鎌倉から始まったオレンジフラッグの普及に携わる湘南海上安全協会の歌代光雄副理事長(75)は「県内外にだいぶ広がってきたが、まだ足りない」とさらなる周知を訴えた。


鎌倉朝日新聞社

フランス大使パリ祭に参加

鎌倉日仏協会

鎌倉日仏協会(佐野昭三会長・会員約120人)主催のパリ祭が7月21日、鎌倉市内のレストランで開かれ、会員やフランスの協会関連者らがなごやかに交流した。駐日フランス大使ローラン・ピック氏の参加もあり、松尾崇鎌倉市長や市のオリンピック担当職員らを伴って来場した。 大使は、今年が日仏交流160周年の節目の年であることに触れ、「同会が鎌倉とフランスとの関係を盛り立ててほしい」と挨拶すると=写真、松尾市長は、鎌倉市が仏セーリング連盟と2020五輪事前キャンプに関する協定を締結していることから「フランスのセーリングチームを、市を挙げて応援していきたい」と歓迎の言葉を述べ、スポーツや文化を通じての交流をますます盛んにしていきたいという意を表明した。 会員のピアノやヴァイオリン、ハーモニカの演奏などを聞きながら、参加者はグラスを片手に歓談。大使もひとり一人と熱心に対話していた。


鎌倉朝日新聞社

スケッチ日和⑭

「カンナ」  黒川 明

鎌倉駅から今小路踏切まで、線路わきにカンナが群れ咲いていた。 陽が傾いても涼しくなる気配はなく、熱を蓄えた空気が重くのしかかっている。こんな季節がカンナは大好きなのだ。暑いほど元気を、蒸すほど美しさを増すようだ。その赤を、最高の彩度で咲いている。 線路や架線が描く遠近法の、その先に見える駅も街並みも、夏の陽光に溶けてよどんでいる。今電車から降りてくる人、乗り込む人の足の重さも感じられる。全てがけだるいその中に、カンナだけが輝いていた。
水彩 31×41cm


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鎌倉朝日新聞社

生演奏で広がる輪

森戸の浜の盆踊り

「森戸の浜の盆踊り」が8月13日葉山町の森戸海岸で行われた=写真。バンドの生演奏が特徴の盆踊りは葉山の夏の風物詩として定着し、今年で12回目。 海岸の中央に地元の青竹で組み上げられたやぐらをステージに、エレキギター、キーボード、篠笛や大太鼓などに浴衣姿の女性コーラスが華を添える15人編成の「葉山盆楽団」が炭坑節や東京音頭、花笠音頭、ご当地の葉山音頭を演奏し、踊りを盛り上げた。 約60年前、海の家の組合が主催し始まったと言われる森戸の浜の盆踊りは、90年代に人が集まらなくなり一度途絶えてしまった。その後、2000年代に海の家「オアシス」が再開し11年のブランクを経て2006年に実行委を立ち上げ復活し、現在に至る。 3代目実行委員長畠山晶(あきら)さん(33)は「初代委員長の熱意に引き込まれて始めたが、踊りを通して皆が一つになれることに気づいた。若い世代が祭りを盛り上げていくことは、新しい動きにつながるのでは」と話す。 祖父祖母連れの家族や若者の姿も多かった。 小学2年生の娘を連れた堀内在住の親子は「この盆踊りがきっかけで葉山に引っ越してきた」と話していた。  (K)


鎌倉朝日新聞社

石場建て伝統構法

【連続セミナー第8回】

鎌倉で「木」と暮らす 快適な暮らしを手に入れる4つのステップ
第2部「古民家を新築する」~世界が絶賛する日本の伝統技術~

鎌倉の町並にあった家づくりをめざす戸井田工務店主催の連続セミナーの8回目。受講者260人突破! 好評です。 8月から月1回、それぞれの専門家が家づくりのアドバイスをしている。ほんの少し知識を増やすだけで暮らしが大きく変わります。 9月15日は、石場建て伝統構法の家を手がける梓工務店の伊東裕一会長が、「古民家を新築する」の題でお話しします。古民家で暮らしたい、地震に強い家がほしい、伝統構法の技術的なことを知りたい人などにおすすめです。 9月15日(土)午前10時、鎌倉商工会議所会館(御成町)。参加無料、要事前申込(先着15人)。
申込・問合せ戸井田工務店
鎌倉市大町5―5―9
0467・24・7777
info@kamakura-standard.com



鎌倉年中行事

9月

▼十二所神社例祭 1日宵宮。2日例祭。
▼森戸大明神大祭(葉山)7日宵宮祭。8日例大祭、14時御神楽。
▼甘縄神明神社例祭
9日神輿祭。14日例祭。
▼ぼたもち供養 11・12日。常栄寺(大町)。
▼龍ノ口法難会 11日仏舎利塔平和記念法要。12日法難会。龍口寺。
▼鶴岡八幡宮例大祭
14日宵宮祭。15日例大祭、神幸祭。16日13時流鏑馬神事、17時鈴虫放生祭。
▼遊行寺の法要 15日13時半薄(すすき)念仏会。21~24日秋季開山忌。(藤沢)。
▼御霊神社例大祭・面掛行列17日宵宮祭。18日正午例祭、13時鎌倉神楽、14時半面掛行列。
▼松葉ヶ谷法難会 27日14時。安国論寺。
▼人形供養 10月7日13時。本覚寺。9月中受付。


プロムナード

最高気温が25℃以上は夏日、真夏日は30℃以上で、猛暑日は35℃以上と呼称が変化しますが、この夏は40℃以上が続いていたため、新しい呼称が必要と感じています▼全国各地で異常気象が報道され、暑さだけではなく、豪雨などの被害も想像を超えています▼由比ガ浜に日本では非常に珍しいシロナガスクジラの子どもが漂着しました。鎌倉でこの種類の漂着は明治以来の文献にも存在していないとのことです▼地震雷火事親父…災害に匹敵するほど恐れられていた親父も、イクメンが増えつつある現代では、希少となっているように思います▼環境や時代など様々な変化に対して、より柔軟な対策を迫られているような気がします。(N)


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