鎌倉朝日新聞 (7月1日号 2018年 第472号)

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深沢小学校西門脇に新設された「放課後かまくらっ子」の施設

学童保育と放課後教室を一体化

深沢小学校区で市内初の事業

鎌倉市立深沢小学校区で6月11日から鎌倉市で初めて、学童保育とアフタースクール(放課後子ども教室)を一体的に運営する「放課後かまくらっ子」(放課後子ども総合プラン)が開始された。全ての児童に放課後などの時間を安心・安全にすごす居場所をつくり、多様な体験・活動を行っていこうというもの。今年度2カ所、来年度は第一小など7カ所で開始し、2020年度までに全小学校区で実施する予定。 深沢小学校内に新設された施設は2階建てで、1階を遊び場、2階を子どもの家(学童保育)に利用している。 遊び場には図書室やプレイルームがあり、ボランティアの協力で週1回自然観察や工作、運動会など多様なプログラムに参加できる。利用対象は同学区に居住している児童と、学区の子どもの家入所児童。土日を除き授業終了時~午後5時まで利用できる。 2階は学童保育(ふかさわ子どもの家)の場で、宿題や自習、読書ができる子ども室を設けている。平日は授業終了時~6時、土曜は午前8時半~午後5時半まで利用できる。 現在、ふかさわ子どもの家に108人、アフタースクールに349人が登録している。 利用料は、子どもの家(学童保育)は月額5000円、アフタースクールは無料だが、保険料として年間500円が必要。 市はアフタースクールの運営で学童保育以外の子どもの居場所をつくることによって、増加する学童保育の待機児童解消を目指す。


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鎌倉みほとけ紀行(83)

浄光明寺・網引(あみびき)地蔵(石像地蔵菩薩坐像)

梅雨の晴れ間をついて清風吹き渡る泉谷(いずみがやつ)の静寂な地、浄光明寺さまを訪ねた。 浄光明寺は真言宗泉涌寺派で1251年(建長3)六代執権北条長時が真聖国師(真阿)を開山と迎え創建された諸宗兼学の律寺。山門から本堂裏山に向けて雛壇状に伽藍が配置された古刹です。ご住職は歴史学者の大三輪龍哉師でとても親切にご案内下さいました。平らな境内から徐々に細い山階段を急登しますと正面の崖にやぐらがあり、その中心に今回のみほとけ「網引地蔵」が鎮座されています。 像は鎌倉時代、正和二年(1313年)と銘があり、石像として歴史的にも美術的にも大変評価の高いお地蔵菩薩であるとお聞きしました。手掘りのやぐら天井にはサークル状に彫られた部分があり、昔は地蔵の頭上に天蓋があったそうで人々の信仰の高さが伺えます。 網引地蔵とは、由比ケ浜から漁夫によって引き上げられたという伝説や、地蔵の後方に泉が沸いていたような窪みがあり、その穴の水は潮の干満につれて増減する!?(満干(みちびき)地蔵)、お地蔵さんが汗をかくように濡れていると雨が降るとか、漁業とのかかわりを感じされる伝説が残っています。ご住職の話では、子を亡くした親が毎日毎日お参りをしているとお地蔵さまの前に子どもの足跡が見え、七日間参ると別れた子どもに会えるという俗信もあるそうです。 心やさしい網引地蔵に人々は祈りをこめ参ったのでしょう。帰路、地蔵院跡からは遠くに海が見え、心がさわやかに癒されました。
像高85・5㎝、台座高31・5㎝、安山岩製、鎌倉時代。拝観は木・土・日・祭日(雨天中止)。8月中と年末年始は拝観中止。


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下馬の風景

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延命寺本堂

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教恩寺山門杏

かまくらの不思議を歩こう⑮

下馬英人殺害事件現場の怪  大貫昭彦


*下馬の十字路にて 鎌倉の不思議探索グループ「大根会」の人たちと史跡を巡るようになって5年になります。霊感のある人に交じって歩くので、鈍感な者には理解不能、戸惑うことばかりです。しかし、時には合点の行くことにぶつかり、これもまた驚きです。 大町方面を歩こうと、鎌倉駅を出た時のことです。大町には寺や社が多いので、不思議な現象に会う機会も多いと考えたからです。ところが目的地の手前、下馬の十字路で足は止まってしまいました。会を主宰する大根弘行師が肩と頭が痛いと言いはじめたのです。他の人も異常を感じたようで、「げばはし」の欄干の辺りで手をかざします。
*下馬とは 下馬は、鶴岡八幡宮の参道(段葛)を横切ることが許された3か所の内の一つです。現在は鎌倉駅から数分、南に行った交差点にだけ下馬の名が残っています。参道を横切る時、馬を下りて拝礼したことからこの名があります。 龍の口の刑場に引かれていく日蓮上人も、ここから神殿に向って、「八幡の神よ、法華経の行者を守り給え」と祈ったといいます。当時は往来も激しく、居酒屋などの並ぶ賑やかな場所だったと思われます。 下馬の礼は明治の初めまで行なわれ、ここには参道を管理する家が3軒あったそうです。しかし、風景はさびしく、人通りもなく、佐助川が一本横切るばかり。一帯は松林で、昼なお暗い林の中には家が3軒のみ。長谷に向かう道にも、家はなく、田畑ばかりだったといいます。
*下馬の英人殺害事件 寂れた場所で、英人殺害事件が起こりました。元治元年(一八六四)10月末、攘夷派の志士がイギリス兵を襲ったのです。被害者はバード中尉とボールドウィン少佐。長谷大仏を拝観しての帰りに被害に遭ったのです。襲ったのは清水清次と間宮一。20代半ばの青年は、横浜の吉田橋で処刑されました。この頃、生麦事件やアメリカ公使書記官暗殺事件などが頻発しています。下馬の事件もその一つで、現場は惨憺たるものだったようです。士官二人は顔や腕、首に深い傷を負って亡くなりました。大根師が痛みを感じたという箇所は、被害者の負った傷に符合します。 下馬について説明する前の反応だったので、本当に驚きました。
*延命寺の不思議 次に下馬の近くにある延命寺を訪ねました。戦国時代に始まる浄土宗寺院で、本尊の阿弥陀如来、聖観音(本紙6月1日号に掲載記事)、裸形の地蔵菩薩を祀っています。地蔵菩薩は、布製の衣を着た姿も珍しいのですが、北条政子や執権の北条時頼夫人の危機を救った身代わり地蔵とも言われます。 大根師は、ここでも女性の守護神を予感し、しっかり守られている様子が、境内の空気に感じられると言われました。理屈でお寺や史跡を見勝ちな者には、摩訶不思議な話です。
*教恩寺の空気 次に訪ねた教恩寺は、平家物語ゆかりのお寺です。本尊は寺の創建より遙かに古い阿弥陀三尊で、快慶の作といわれます。また源頼朝が、平家の武将平重衡に与えたものと伝え、伝説を裏付けるかのように上品で美しい仏です。 鎌倉に幽閉された平重衡は、やがて奈良で処刑されるのですが、平家物語は、千手の前と一夜の宴を描いています。悲しくも雅な場面ですが、宴の舞いは、この三尊の前で演じられたかもしれません。潔い平重衡は、宴に慰められて死地に向ったのでしょう。 大根会の人たちは、山門の手前5mの辺りで霊力を感じたようで、口ぐちに引く力が強いとか、でも空気が爽やかになったなどと言い合っていました。


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NECの選手らが指導

鎌倉で小学生バレーボール教室

「足をしっかり使って、おでこの上でボールを捉えて」と指導を受ける子どもたち。 NECのバレーボールチーム「レッドロケッツ」の金子隆行監督、岩崎紗也加・塚田しおり選手らが6月9日、鎌倉体育館(鎌倉市由比ガ浜)で、市内の小学生のバレーボールチーム5チーム約80人にバレーボールを指導した=写真。 鎌倉市と日本電気(東京都港区、新野隆司代表取締役)は昨年8月、「ICTを活用した地域発展活動などの包括連携協定」を締結した。その取り組みの一つとして、協定締結後初めての小学生対象のバレーボール教室が開かれた。 それぞれチームのユニホームで参加した児童たちは、選手の指導で楽しくウォーミングアップをしたあと、パスやアタック、スパイクなどの練習に入り、交代で選手からボールを受けた。最後はゲームが行われ、教室の間中、子どもたちの表情は真剣そのものだった。


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環境月間の催し多彩に

逗子市

6月の環境月間に合わせて逗子市で毎年行われている環境イベントが、逗子文化プラザと市民交流センターで6月9・10の両日、実行委を中心に催された=写真。 市民と事業者が取り組む「ずしし環境会議」が日頃の活動成果の発表として行った古傘や古新聞から作ったエコバッグの展示や市内の川や磯での観察会の活動報告のほか、着物や不用品のリサイクルマーケットやおもちゃ病院、有機野菜の販売などで賑わった。 「ずし環境フェスティバル」では、目玉のイベントの「環境カフェ」を10日に行い、約30人が参加。ずしし環境会議が四季を通して詳細に記録した田越川の生きもののレポートや地球の気候変動についての最新データが映像で解説された。 「水Do!ネットワーク」の瀬口亮子事務局長の講演では、プラスチックごみが海に与える影響をテーマに、一度海に出てしまうと回収困難なプラスチックごみが世界では毎年8百万㌧以上流出しているという世界経済フォーラムのデータなどが紹介された。 ペットボトル入りの水の購入を抑え、水道水の利用促進で環境負荷の削減をめざす欧米の事例を学んだ参加者からは「逗子でも駅や公衆トイレなどに水飲み場を」「過剰包装をやめ、計り売りを復活させては」などの意見が出された。 実行委の海野保子さんは「消費者の声が社会を変える。次世代への責任を考え取り組んでいきたい」と呼びかけた。(K)


葉山の秘境から自然の魅力発信

逗子葉山青年会議所

葉山町の秘境とも言われる森戸川林道でその風景や植物、生き物などの魅力を体感し、インスタグラムでも発信しようと逗子葉山青年会議所が6月3日、「♯秘境 こちら葉山PR隊」と名付けた企画を行った=写真。 テレビの教育番組にも出演中の自然体験教育コーディネーター山田陽治さん(48)を講師に、約10人の町民らが野趣あふれる森戸川源流の自然を満喫した。 道端の植物の毒性や特徴などの説明を受けながらコース中程の川原に下りた参加者たちは「近くにこんなところがあるとは」と驚き、子どもたちは夢中で生き物探しを開始。ひざ上まで川に入って集めた生き物は「ミニ水族館」として小さな水槽に並べられ、山田さんが森戸川に息づく生き物たちの営みを詳しく解説。ウロコのぬめりの強いアブラハヤや吸盤状の腹びれを持つヨシノボリなどの淡水魚、イボがある褐色のツチガエル、地域によって体色が異なるサワガニ、ヒバカリ(ヘビ)がツチガエルを捕食する様子などを観察した。 森戸川林道を初めて訪れたという子ども連れの家族は「子どもが生き生きとしていた」「葉山の魅力を再発見した」などと満足げな様子だった。 同会の中村達矢理事長(40)「海だけでなく山も葉山のブランドとして皆さんと発信していきたい」と地元の自然への思いを語った。(K)


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木版画 藤本宿

谷戸の風(59)

一寸先は闇  山 内 静 夫

今年もはや一年の半分がすぎようとしている。年齢を重ねてくると共に、月日の流れが段々早くなってくるように感じてならない。人生の終点が次第に近くなってくるせいかと思ったりする。 いま梅雨のシーズンの真っ只中だが、この一週間程は晴れの日が続いた。〝つゆのはれま〟というしゃれた日本語があるが、晴間という程降りつづいた訳ではない。 気のせいか、この数年梅雨入りと新聞に出たりすると雨が降らなくなる皮肉な傾向があったが、今年はどうか。今日(六月十七日)からは雨が続くとも言われているが、それと同時に台風の発生のニュースも聞こえてきた。若い頃は台風と言えば秋九月頃のものと決っていたが、最近は六、七月の梅雨の頃に日本列島にやってくるようになった。長雨の続いた挙句だと被害も大きくなるので心配だ。 近年自然災害が多いのは日本の気象が変ったせいもあるのではないだろうか。冬の間も、日本の国内では殆ど使わない言葉だった三寒四温という言葉が使われるような寒暖の差の激しい日が何日かあった。四季の美しさは気候の変化に支えられていると言ってもよいのだから、外国人も褒めそやす日本の国土の魅力が失われそうで気になって仕方がない。好き嫌いは別にして、暑さ寒さの間の程のよさ、日本の春秋こそ美しい季節として大切な宝だと思う。 ついでに言うべきではないのだけれど、日本列島の火山帯の活動が不安だ。宇宙規模で国土そのものが破壊されてしまうことだって起らないとは誰も断言できはしない。


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かぐやひめ「竹取物語」=「日本昔ばなしアニメ絵本」より

文学つれづれ(163)

翁と乙女(六) 赤羽根龍夫

前回は古代歌謡で男女が結婚を目的として祭りの場で歌を掛け合う「歌垣」について述べた。前述の土橋寛は今に歌われている民謡の中にも歌垣の歌があるという。
 二十過ぐれば
 奥山つつじ
 咲いておれども
 人が見ん
(二十歳過ぎると奥山つつじと同じで、いくら美しく咲いても、男は見てはくれないよ)
しかし、女のほうでもすぐになびいたわけではなく、男をからかったり、はねつけたりの駆け引きをした。
 向つ峰に
 立てる夫らが
 柔手こそ
 我が手を取らめ
 誰が裂手
 裂手ぞもや
 我が手取らずもや
(向こうの峰の歌垣の場に立っているあのお方の柔らかい手ならば私の手を取ってよいけれども、あなた方のようなひび割れた手が私の手をとることなんか出来ないわよ)
東京都の木遣り歌にも次のような歌がある。 娘それそれ差し櫛が落ちる。落ちてすたりょといらざるお世話なけりゃことの人に買うてもらう 歌垣はもともと単に村の若い男女の恋愛の場であったのではなく、男は遠来の神で、女は村の巫女なのであり、その両者の性的結合によって穀物の雄雌も交わって孕(はら)むという豊作を祈る古代からの共感呪術だった。一言で言えば歌垣の場での性的開放は神事であったと言ってよいであろう。それが奈良朝以降は、村の若い男女の見合いの意味も兼ねるようになっていったのである。 それでは竹取の翁のような、歌垣の場における老人の役割は何なのであろうか。先に触れたように柳田国男は老人が「おらも若い時や」式の老いを嘆く歌を歌うのは、単なる懐古的抒情であるだけではなく、若い男女に結婚の勧誘をするためであるという。 また土橋寛も「歌舞や性的開放の行事である歌垣は、何といっても若者たちが中心で、壮年組とくに老年組はワキ役的な存在」であり、その中でも老女は、みんながちやほやしてくれる間に相手を選べ、私のようになってはおしまいだと媒介歌を歌う役目があるからまだよいが、「お爺さんの方は全く手持無沙汰な存在で、そこに若者たちの揶揄(からか)いの材料にされる理由がある」と云う。 確かに竹取の翁の例でも翁は乙女たちにからかわれている。それに対して翁は、自分も若い頃はみんなからもてはやされていたが、今では白頭の老人になってしまったという、この世でさだめを教えさとす。これは述懐と教訓の歌である。しかし私は、その後、老人の当然の理屈に感動した乙女たつが、次々に翁に身をまかせるという箇所に注目したいのである。 「このような男女の歌のやりとりにおいて機知に負けた女が男に従うのは歌垣の約束である」(黒沢幸三「歌垣の世界」)と考えられるが、老人がワキ役だとすると、乙女たちと性的に交わるのは不可解と言わざるをえない。まして九人の乙女たちと次々と交わる翁など考えることは不可能である。 しかしこの時の乙女たちの歌は、恥じらいと色気に満ちている。翁に心から慕い寄って身をまかせている風情である。そこには精力絶倫のたくましい翁がいる。 この翁とは一体、何者なのであろうか。普通翁は媼(おうな)(老女)と並べて考えられているが、それは儒教が入ってきてからのことであり、始原的な古代において翁は神に近い存在であり、翁の相手は乙女だったのである。 歌垣の場である春山入りの主人公も若い男女ではなく、もともとは翁と乙女であるというのが私の考えである。
(神奈川歯科大名誉教授)


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「白鳥の湖」大盛況

鎌倉芸術館25周年記念公演

鎌倉芸術館(鎌倉市大船)の会館25周年記念公演の弟1弾、バレエの祭典 東京バレエ団「白鳥の湖」が6月16日同館で開かれた。鎌倉が日本のバレエ発祥の地で、東京バレエ団を代表するダンサー上野水香さんが鎌倉出身であることから今回の公演が決まった。 ブルメイステル版「白鳥の湖」全4幕の公演で、芸術監督は斎藤友佳理さん。華麗な舞台は大盛況で主役カップルの上野水香・柄本弾さんが何度もカーテンコールに応えた。 公演後に出演者との交流会があり、上野さんは「神奈川に思い入れがあるので、神奈川で踊れてうれしい」と語った。バレエ衣装のデザインコンテストで公募の139点から「上野水香賞」に選ばれた今川沙紀さん(8歳・横浜市)が表彰を受け、全員で写真撮影をした=写真。同公演は鎌倉を皮切りに7月まで全国5会場8公演予定されている。


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子ども囲碁・将棋教室

鎌倉婦人子供会館

地域住民向けの講座や教室が開かれている鎌倉婦人子供会館(鎌倉市小町)で、6月から子ども向けの囲碁教室と将棋教室が始まった=写真。 対象は幼稚園年長組から小学生。将棋は水曜・囲碁は木曜、ともに午後4時から。講師の日本将棋連盟公認将棋指導員の長嶋義輝さん、日本棋院囲碁普及指導員の牧野博さんは、幼児から高齢者まで教えているベテランで、「楽しみながら判断力、集中力を高め、礼節を身に着けることができます」と話している。入会随時。
問い合わせ 0467・22・0507


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31年ぶりの新記録

鎌倉陸上選手権大会

「第60回鎌倉市陸上競技選手権大会」が5月27日、横須賀の不入斗公園陸上競技場で開催され、小学5・6年生から一般・高校生まで約430人が参加した。主催は鎌倉市陸上競技協会(金子彰理事長)と鎌倉市。
中学女子2・3年4×100mリレーで31年ぶりの大会新記録が出るなど4種目で大会記録を更新した。大会新記録は次のとおり(敬称略)。 【中学女子2・3年】
4×100mR/勝山ゆうき・七島咲桜・佐藤心花・山下帆南(附属鎌倉)51秒43
200m/山下帆南(附属鎌倉)26秒17
【一般男子】800m/松永隆佑(大船高)2分2秒54
【一般女子】走幅跳/佐藤初美(大船高)5m55


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「ひと」
2年ぶりの展覧会開催鎌倉美術家協会理事長

峯尾直明(みねおなおあき)さん

陶芸家。理事長を務める「鎌倉美術家協会」は鎌倉・湘南地域を拠点とする美術家、工芸家の団体。1964年に産声をあげ、創立会員には前田青邨、伊東深水、棟方志功ら名だたる巨匠が名を連ねている。鎌倉芸術館では7月5日まで協会主催の鎌倉美術展が開かれており「美術展を通して地域の美術文化の発展・普及に貢献したい」と話す。 鎌倉美術展は鎌倉で一番大きな公募展。絵画(日本画・洋画)、工芸(染織・陶芸)の作品が公募、会員・会友併せて300点以上展示されている。 昨年は芸術館が改修工事で中断したため2年ぶりの開催となった。「気持ちも新たに(開催を)迎えた」と言う。今回は本展とは別に、前回の受賞者が新作を発表する併設展も設けた。「協会がみんなを応援していることを示すためです」と語る。 子ども時代、工作大好き少年だった。木箱の木をかんなで削り、きれいにしてものを作っていた。それを見ていた父親が誕生日に大工道具セットを買ってくれた。 武蔵野美術大学に進み、宝飾会社に勤務などを経て、30歳で独立、ジュエリーデザインの会社「ミネオクラフト」を始めた。35歳のころ「仕事だけでは物足りない」と感じ、学生の時にやっていた陶芸をまた始めた。2013年には「動く」という作品で日本現代工芸美術展の「現代工芸賞」を受賞。現代工芸美術家協会の本会員でもあり、7月11日まで神奈川県民ホールで開かれている同美術展に出品している。 ジュエリーと陶芸のふたつの工芸の世界に関わっているが、「形を作ることでは一緒だ」と語る。「粘土は柔らかくて、ホッとする。心のバランスが取れる」と笑う。 毎週土曜日には横須賀市坂本の工房で陶芸教室を開いている。趣味の気分でつくった、取っ手が虹色の「レインボーカップ」は5月のデザイン・フェスタ(東京ビッグサイト)で完売するなど、人気商品になっている。 家族は妻と1男2女。ミネオクラフトの後継者は長女の彩(あや)さんに決まっている。「一見イジワルにみえるけど本当はやさしい」が、彩さんの父親評。横須賀生まれの横須賀育ち。61歳。
(文・写真 三浦準司)


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健康百科通信(109)

朝ごはんしっかり食べていますか
  管理栄養士 日本糖尿病療養指導士 武富 梨紗

皆さん、日頃から朝ごはんをしっかり食べていますか。 厚生労働省による国民健康・栄養調査において、働く世代を中心にしっかり朝ごはんを食べない人が多く、また文部科学省の調査では、朝ごはんを毎日食べない子どもの割合が、緩やかに増加していることが報告されています。 これは「ごはんより寝ていたい」「ダイエット中だから」「夕飯が遅いからお腹が空かない」などのさまざまな理由があると思います。しかし、朝ごはんを食べることは、 ①脳へのエネルギー補給、②体内時計のリズム調整、③肥満や糖尿病などの生活習慣病の予防など、私たちのからだが喜ぶ大切な役割があります。 子どもから大人まで、皆さんのからだに大切な朝ごはん。明日からしっかり食べられるよう、生活習慣を見直してみませんか。

湘南おおふなクリニック
鎌倉市大船2―25―2
0467-44-1117


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先進的デザインに注目!交流館正面入口

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史跡永福寺跡出土瓦の展示

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常滑焼大甕 今小路西遺跡出土

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(右)五輪塔 銭洗弁財天出土
(左)阿弥陀三尊種板碑 胡挑ヶ谷やぐら出土

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瀬戸焼灰釉水注 若宮大路周辺遺跡群出土

個人邸を活用 モダンな博物館誕生

鎌倉歴史文化交流館

鎌倉駅西口から歩いて数分。閑静な住宅街の中に人造大理石で包まれた先進的デザインの建物が姿を現す。昨年5月15日に開館した「鎌倉歴史文化交流館」(青木豊館長)だ。1周年を迎えた同館について、学芸員の高橋真作さんにうかがった。

建物も、庭園も、展示も必見です。

このような好立地の場所にこのような素晴らしい建物が。

この建物はイギリスの著名な建築家ノーマン・フォスターが代表を務めるフォスター+(アンド)パートナーズが設計を行いました。世界各地で大規模建築や都市計画を手がけていますが、その中でも珍しい個人住宅です。日本国内では、フォスターによる住宅建築はこの建物しか残っていません。そのような貴重な建物です。21世紀の建築遺産として、この建物自体が文化資料として評価されていくだろとう思います。外観を眺め、館内散策することでフォスター建築の魅力を味わうのも、当館の大きな見所でしょう。

元々個人住宅だったということですが。

個人用住宅「Kamakura House」として2004年に竣工しました。大豪邸です。エントランススペースは天井が高くて広々としていますが、元々ガレージとして使われていました。今展示室になっている部屋も同様で、観る人を驚かせるような豪勢な造りになっています。2013年に鎌倉市が寄贈を受け、元の意匠やデザインを損なわないように改修工事を行って昨年開館しました。

建物の背後にやぐらが見られたりと、歴史ある土地かと思われますが。

背後を山に囲まれていますが、ここは古くから無量(むりょう)寺谷(じがやつ)と呼ばれてきた谷戸です。この辺りには鎌倉幕府御家人の安達氏が武家屋敷を構え、また安達氏ゆかりの無量寿院という寺があったといわれています。発掘調査で大きな礎石の跡が見つかり、鎌倉時代から使われていた土地であることが確認できます。 敷地から池の遺構なども見つかっており、その周りには遣水(やりみず)と言う水路が延びていました。遣水の流路には今も岩肌から水が涌き出ています。建物の裏の崖に穿たれた一部の横穴は、鎌倉時代のやぐらです。 江戸時代に入ると、中世に活躍した刀工正宗の末裔である綱廣が住んでいたようです。エントランスに飾られている刀は、「正宗工芸」を営む山村綱廣さんからお借りしているものです。 大正時代には、三菱財閥4代目当主の岩崎小弥太がこのあたりに別荘を構えていました。このように中世以来の景観と現代の建物風景が混ざり合って一つの空間を形作っているのも見所でしょう。

鎌倉を学び、交流できる場に

館名に歴史・文化とうたいその後に交流館と名付けていますが。

まずは鎌倉の歴史・文化を、市内の小中学生はじめ市民の皆さんに理解してもらうこと。それがこれからの鎌倉のまちづくりに繋がってゆくだろうということです。また、鎌倉を訪れる方にも理解もらえるような社会教育施設をつくろうということでした。さらに様々な市民交流を行えるような場にしていこうと、当初の計画にのっとって館名がつけられました。鎌倉の歴史と文化をしっかりと伝える使命を果たしつつ、市民交流の場として活用されるようにとの願いが込められています。

展示のコンセプトは。

一つは「通史展示」です。鎌倉には、原始・古代から近現代に至る長い歴史がありますが、それを通覧できるような展示施設は今まで市内にありませんでした。鎌倉の小・中学生や鎌倉を訪れる修学旅行生などに鎌倉の歴史を理解してもらえるよう心掛けています。 もう1つが「考古展示」です。鎌倉では住宅の建て替えのときなどに発掘調査が行われ、たくさんの出土品が出ていますが、これまで一般の方の目に触れる機会がありませんでした。当館の展示室では、なるべくそういった遺物を多数展示し、それを通じて鎌倉の歴史や当時の人々の生活を学んでもらおうと考えています。文献資料だけでは分からない歴史があります。 政治的な重要事件は歴史の教科書に載っていますが、当時鎌倉の人々がどのような暮らしをしていたか、どのような台所道具を使っていたかとか、どういう食器を使っていたのか、といったことは、出土した考古資料でしか分かりません。補助資料として中世の絵画作品もありますが、現物そのものが鎌倉にはたくさん埋まっているので、それを活かした形で鎌倉の歴史・文化を伝えていければと考えています。

本館と別館、2棟ありますが、4つの展示室の特徴づけは。

1番目の部屋は「通史展示室」です。鎌倉ビギナーの方にも、導入として鎌倉の歴史全体を知ってもらおうということです。壁面には、鎌倉の歴史の中から10件の歴史的事件を選び「鎌倉十大歴史事件簿」のような形で展示しています。そうした事件の紹介と、それを象徴するような資料を同時に展示し、またコンパクトな通史映像で、鎌倉の歴史の全体像をご覧いただきます。 2番目の部屋は「中世展示室」です。中世都市鎌倉の街の様子や、武士の営みなどを紹介しています。鎌倉武士がどういう姿だったか、武家屋敷にどんなものが置かれていたか。由比ガ浜では交易が行われていましたが、どんな品物がやり取りされていたか―他にも鎌倉を特徴づけるやぐらの紹介や、近隣にある銭洗弁財天の五輪塔=写真右=の展示もしています。 3番目の部屋は「近世・近現代展示室」です。 2016年に鎌倉は「日本遺産」に認定されましたが、その中では近代の鎌倉に注目した内容になっています。近世以降も明治、大正、昭和の時代の変遷を経て今の鎌倉が形づくられている。そんな鎌倉の歩みを紹介する部屋になっています。 別館は「考古展示室」です。これまでご覧いただく機会のなかった出土品を一堂に展示しています。 当館では、このような出土品を主とした展示を通じて、鎌倉の都市構造や街並み、人々の生活や営みなどを跡付け、歴史的想像力を膨らませてもらえるような展示を目指しています。

今後の方針は。

基本的に通史展示と考古展示を柱としながら、公の博物館でしかできないもの、他の館ではできないような鎌倉の歴史・文化の紹介を行ってゆく。 そういった館として育ててゆければと思います。

焼き物の違い分かるかな?

企画展「発掘!かまくら探偵団2018~日本のやきもの編~」(9月8日まで)は。

渥美焼や瀬戸焼、常滑焼など日本各地で古くから焼き物が作られ、鎌倉市内からもたくさん出土しています。このような出土物はとっつきにくいので、小中学生を含め、考古学ビギナー向けの企画です。 どう鑑賞すればよいか、特徴とか、どこを見ればよいか、どのような地域からこのような品が鎌倉にもたらされたかという考古遺物の入門展示です。今回は「日本のやきもの編」で、来年度以降も展開していこうと考えています。 ◎学芸員による展示解説会期中の毎週土曜日午前11時から。申し込み不要。聴講無料。要観覧料。

その後の展示予定は。

◎ 企画展「出土漆器の美」
9月15日~12月15日
◎同時開催 明治150周年記念古写真展「激動の鎌倉~武家政権の発祥と消滅~」が予定されています。

どうもありがとうございました。

鎌倉歴史文化交流館
鎌倉市扇ガ谷1―5―1
問い合わせ 0467・73・8501


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てらこや運動会

いざっ!!鎌倉てらこや(48)

「放課後かまくらっ子」スタート!
鎌倉てらこや事務局長 小木曽 駿

「放課後かまくらっ子」が、鎌倉市立深沢小学校区で始まっている。 「放課後かまくらっ子」とは、子どもの家(学童保育)と、学校の校庭・体育館等を主な活動場所として自由に遊ぶとともに、地域のボランティア等がプログラムを実施するアフタースクール(放課後子ども教室)が一体となって、放課後の時間を作り上げていく施策である。その初めてのプログラムとなる「てらこや運動会」が6月13日に深沢小校庭で実施された。 百人を超える子どもの参加があり、4つのチームに分かれて競い合った。はじめ子どもたちは大学生のお兄さんお姉さんを前にぎこちなさもあったが、選手宣誓を行い、「4人5脚リレー」の練習を重ねるうちに、走るのと変わらないスピードで駆け抜けるチームやハイハイ作戦を実行するチームもあらわれ、子どもと学生の関係性は深まった。 最終種目のドッヂボールが終わる頃には、「めっちゃ楽しかった!」「次はいつ来るの?また絶対参加する」という子どもたちの声を聴くことができた。 様子を見ていてふと疑問が浮かんだ。「今の子どもたちはいつもどのように遊んでいるのだろう」と。多くの公園には、「ボールを使ってはいけません」「木登りはいけません」とルールがある。ガキ大将を中心に集まって遊ぶ子どもたちの姿もあまり見かけなくなった。「学校や親同士で問題になるから、ガキ大将はいなくなった」という声も聞く。しかし、授業で学ぶように異年齢の子どもたちが群れて自由に遊ぶ時間からも思いやりやルールなど「他者との関わり方」を学んでいくのではないだろうか。 私たち大人は、子どもたちがのびのび遊ぶ場を奪ってきたのかもしれない。だからこそ、地域・学校・家庭等の大人たちが協力して子どもたちが自由に遊ぶことのできる場をつくっていく必要がある。それはとりもなおさず、「子どもたちをどう育てていくのか」を社会全体で見つめ直していくことに他ならない。「かまくらっ子」の試みがそのきっかけとなればと思っている。

鎌倉てらこや事務局
0467-84-9746(平日13~17時)
http://kamakura-terakoya.net/


鎌倉朝日新聞社

「写真で辿る折口信夫の古代」(角川ソフィア文庫)

心のふる里を行く ⑫

日本人の魂がやって来たところ 池田雅之

私はふる里の三重に帰ると、熊野灘の海辺を歩き、黒潮の渦巻く果てしない水平線を遠望することがある。その波路の果てに一体何があるのだろうと夢想する。私の母方の祖先たちも黒潮に乗って紀伊半島に漂着したにちがいないと思うことがある。そういえば祖父は日本人離れしたインド系の顔立ちをしていた。 今を遡ることおよそ百年前、1912年(大正元年)の8月、二人の中学生を連れ、志摩半島のはずれの岬・大王が碕の突端にしばし立ち尽くす若き教師がいた。弱冠26歳の折口信夫である。彼は我を忘れて真夏の陽を受けて光り輝く大海原を眺め渡していた。眼下に広がるのは波路のはるか果てまで光りに満ちた黒潮の通う熊野灘である。美しさに打たれた折口は大海原の果てに何ものかを幻視したのである。 後にその体験を次のように記している。「熊野に旅して、光充つ真昼の海に突き出した大王が碕の尽端に立った時、遙かな波路の果てに、我が魂のふるさとがあるような気がしてならなかった。」(「女比(はは)が国へ・常世へ」) 折口が「光充つ真昼の海」の彼方に幻視したものは、太古の日本人が渡海してきた魂の原郷に他ならなかった。「母の国」とは私たちの祖先たちが恋い慕う、今は亡き母のふるさとであり、「常世の国」とははるか遠い「不老・不死の国」を指していた。光充つ海の彼方に日本人の原郷ともいうべき二つの国の存在を幻視し直観したのである。 折口は、熊野有馬村の「花の窟」を訪れた時も、同じような直観的な感動に打たれた。この巨大な岩壁に遭遇した時、イザナミの墓でもある窟に「母の国」の母なる存在を感じたのである。海の彼方に「母が国」や「常世の国」があり、神がそこからマレビトとして熊野の海を渡って来る。そして、その神々が我が国の礎を作っていった・・・と。 この折口の直観力が生み出す物語を単なる空想として退けることは難しい。日本人の祖先も魂のふるさとも海の彼方からやってきたに違いないからだ。その意味で『古事記』の天孫降臨神話や神武天皇東征神話は折口の直観力の正しさを裏付ける物語といえるだろう。折口信夫の古代学に導かれて、私たちは古の日本人の魂の誕生の瞬間に立ち会うことができるのだ。
(早稲田大学名誉教授・鎌倉てらこや顧問)


鎌倉朝日新聞社

中央がチョーカインさん
右が名知仁子さん

在日ミャンマー人の無料健康相談会
    ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会(24)

  代表理事 名知仁子

ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園(MFCG)は、ミャンマーの無医村に医療・菜園を通じ 保健衛生・栄養などを学ぶ機会を提供します。そして住民自身が生活環境の課題を解決し命を育む未来を描ける社会の実現をサポートすることを使命とした活動に専念しています。普段はミャンマーのデルタ地域・ミャウンミャで村の巡回診療と手洗いなどの保健衛生啓蒙活動、そして家庭菜園レベルの有機栽培で野菜作りなどを行い、命を育み、夢を繋いでいます。 今回はミャンマーと日本の活動について話します。 現地ミャウンミャで、先日ミャウンミャ橋が落ち、死者がでました。大変な事件です。橋がないため、商業都市であるヤンゴンとの交通は、船で渡りながら巡回診療に廻っています。 Health Assistant(HA)のU Kyaw(チョー) Khing(カイン)さんが7月16日から当会の活動に参加してくれることになりました。これで念願だった現地の村々でコミュニティヘルスプロローター(CHP)の育成が可能になります。CHPは、手洗いなど保健衛生の知識を持った村の一般人。その育成を行うことにより住民が健康に関して問題意識を持ち、病気の予防策を自分たちで立てられるようになってもらおうと考えています。 例えば、2015年に日本でも発生したデング熱は、活動地では雨季になると普通に発生し、子どもは亡くなることさえあります。CHPが病気の予防方法などを学び、それを住民に伝え、自分たちで健康を守れるようになってくれればと思います。移動クリニックをしている村の数は16ですが、雨季は道路の事情が悪く2つの村へ入れません。既にCHPの育成が終了したカンコーズ村を除き13の村で開催予定です。彼にはメンバー一同、チームメイトとして期待しています。 日本では7月8日午後1時半、埼玉県の国立女性教育会館で「第5回成恵会チャリテイー演奏会」を開きます。当会代表理事・医師の名知仁子が「変わりゆくミャンマー~NFCGのこの1年の活動を通じて成果と今後」の題でお話しします。ぜひ、お越しください。詳細はHPで。
【連絡先】東京荒川区東尾久8―41―23
FAX 03・6807・7499
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp

【この記事は清興建設提供】


津波バイオリンで支援コンサート

鎌倉市倫理法人会

鎌倉市倫理法人会主催の「第5回東日本被災児童支援チャリティーコンサート」が6月2日、鎌倉女子大学二階堂学舎で開催された。鎌倉マジシャンズクラブの山田征礼会長さんらの素晴らしいマジックで開会。白木大五郎実行委員長の「震災の記憶を風化させることのないように」という挨拶に続き、収益金をもとに支援活動をしている鎌倉てらこやの活動報告があった。 コンサートで使用する「津波バイオリン」のDVDが上映され、今回特別に津波バイオリン製作者の中澤宗幸さんが実際の木材を使い解説した。 鎌倉在住のバイオリニスト松宮麻希子さん、宇治田かおるさんとジャズピアニスト杉山泰さんの「デュオうさくま」のベートーベン「ロマンスヘ長調」の演奏に始まり、「花は咲く」の合唱で会場が一つになり感動に包まれて終了。贈呈式で支援金が鎌倉てらこやへ託された。来場、ご寄付、後援、協賛を賜った皆様に深く感謝申し上げます。
(鎌倉市倫理法人会コンサート事務局・松谷直)


鎌倉朝日新聞社

介護施設の庭で餃子パーティー

材木座あじさいの家

鎌倉市材木座の小規模多機能型居宅介護事務所「材木座あじさいの家」の庭園で5月24日、ビアガーデンが開かれ、手作りの餃子が振る舞われた=写真。 同施設は、市民の篤志家から約4百坪の土地と和風邸宅の寄贈を受けて社会福祉法人「鎌倉静養館」(西﨑猛之理事長)が地域密着型の介護サービスを提供。 施設利用者、材木座自治会、近隣住民など約70人が参加し、市内で中華料理店を営む林(りん)訓(くん)美(び)さん親子の指導で餃子づくり。会食をしながら、ジャズバンドの演奏を楽しんだ。


鎌倉朝日新聞社

新刊 『鎌倉日記Ⅱ』

岩渕祐一 著

鎌倉在住の美術家で随筆家の岩渕祐一氏による2冊目のエッセイ集。著者主宰のウェブサイトから選ばれた15編に柔らかなタッチの自作絵画を挿絵として織り込みながら、何気ない日常の中にある「美しきものたち」に向けるあたたかな眼差しが伝わる一冊。 幼き日の昭和30年代に葛原ヶ岡でただ一度きり出逢った「キツネの家」や、寿福寺の踏切に現れる少女のまぼろしなど、当時の鎌倉の空気感を漂わせる不思議なエピソードや、自身も健康法として取り入れている気功法の観点から論じる絵画の「気」の受け止め方、老母が入院する病院の本棚に見つけた看護師の伊笠美代子氏の優れた詩作の紹介など、無名の弱者が日常から生み出すつつましやかな芸術の力強さは、時空を超えた文化論へとつながる。母の看病をしながら挑んだ自費出版への奮闘の顛末も。
1300円(税別)、岩渕祐一鎌倉日記制作委員会刊
0467・24・1596



終の棲み家を考える51

地鎮祭について

家を建築する時には幾つかの祭りの儀式があります。工事着工の前に地鎮祭を行い、骨組みを組み始める時に上棟祭、家が完成した暁に竣工祭を執り行うのが一般的です。最近ハウスメーカー等は省略する事も珍しくなくなりましたが、在来工法で建築する場合は殆ど行われているようです。 地鎮祭とは正式には『とこしずめのまつり』と訓み、建物の新築、各種土木工事の起工に際して、その敷地の守護神を祀って神こころを和め、土地が平安堅固であるよう祈ると同時に施主を始め、工事に携わる人々の無事安全を祈願するお祭りです。その歴史は古く西暦690年にはこの祭りの記録があります。他の国、他の宗教においても大地への畏敬の念から、人工的に手を加え、その上に住居を建てる場合、その土地の神の加護を祈ってきました。 専門業者に依頼する事もできますが、施工業者が手配する方が費用的にも安価にすみます。神職に祭祀料は3万~5万円位、御供えする神饌は米・塩・水・神酒・海の幸・山の幸等1万~2万円位、あとは施工業者に竹・砂・縄・テント等で数万円の御礼で良いと思います。迷信に惑わされず、時流に流されず、心豊かになる為にも、地鎮祭は大切な人生の祭りの一つです。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/


鎌倉朝日新聞社

だんかづら

スピプーポメラニアンの「あんず」10カ月の女の子です。大きな耳とテディベアみたいなお顔が素敵でしょ?人大好きで、特技は「ちょうだい」のポーズです。
浄明寺 内柴さん方



始めましょう

●英・仏会話初歩から実践
月3回1万9千円。元CA
0467・43・4788



お知らせ

●「現代の文人画家西松凌波―その世界に集ふ」展
7月7日~8月3日湘南鎌倉総合病院2階ギャラリー。凌波さんと門下生の作品展。
●漁協の朝市7月1日10時、鎌倉パークホテル駐車場。鎌倉漁協 22・34035・19日10時、腰越漁港。
腰越漁協 32・4743
●阿華井流 阿部民踊・香慶会チャリティー公演7月4日12時半、鎌倉芸術館。無料。
赤井方 45・0437
●鎌倉市公園協会の催し
▽ミニ園芸教室7月6~8・14・15・21・22・27・28日10時半。小盆栽、真柏、小苗の育て方(7日)など。無料。▽セミとトンボ15日13時半、夫婦池公園パークセンター。無料。▽写真教室―公園で撮ろう!素敵な一瞬20日10時。無料。
申込は2日からメールinfo@kamakura-park.comへ。 45・2750
●バリアフリービーチサポーターボランティア募集
7月29日8時半~18時半、鎌倉材木座海岸海の家「Sands Cafe to the sea」前。バリアフリーゾーンの設置、サポート、片付け。全日でなくても可。医療・介護・福祉の知識がなくても可。5百円。要申込。
実行委contact01@bf‐shonan.jp
●大町まつり
7月7~9日鎌倉市大町の八雲神社。7日13時神輿のお渡り、19時夜の神輿振り。8日18時半大富くじ大会。9日18時半三ツ目、21時還幸祭など。
実行委・石川方 22・1504
●リサイクルマーケット
7月22日10時半~13時、笛田リサイクルセンター。~12時子どもリサイクルマーケット。
鎌倉リサイクル推進会議 32・9094
●被災地の子ども支援バザーお休みのお知らせ清興建設駐車場(鎌倉市大町)で奇数月開催のバザーは7月はお休み。
24・3700
●ふらっとカフェ鎌倉
食を通じて多世代交流。7月4日キュウケイカフェ、18日ソンべカフェ、27日鎌倉静養館、いずれも16時。大人4百円、子ども2百円。申込不要。
渡邉方 090・5199・1654
●鎌倉市民スイミングフェスティバル
8月26日9~17時、鎌倉海浜公園水泳プール。競泳、アトラクションなど。5百円~。競泳種目はHPhttp://www.ksuikyo.sakura.ne.jp、各取次店で申込。
鎌倉水泳協会 44・422


鎌倉朝日新聞社

「キューポラのある街」©日活

み る

▼県立近代美術館葉山
▽国立民族学博物館コレクション「貝の道」
9月2日まで。貝細工、装飾品など約160点紹介で貝細工がうまれた社会背景や生活文化を思考。千2百円。▽「絵ってとまっているのかな?」9月2日まで。同館収蔵作品で色やかたちの響き合いを楽しむ。250円。
046・875・2800
▼映画「キューポラのある街」
8月9日11・14時、逗子文化プラザ。吉永小百合・浜田光男主演、浦山桐郎監督の高度経済成長期の庶民の暮らしを描いた青春ドラマ。前売千円、当日千3百円。
昭和レトロ会事務局 24・5695
◆5組10人ご招待申込はハガキに〒住所・氏名・年齢・ 明記し1面題字下住所の鎌倉朝日へ。7月10日必着。
▼川喜多映画記念館
▽企画展「魅惑の映画ポスターデザイン―甦る街角の芸術」9月17日まで。2百円。
▽映画1日「シェイプ・オブ・ウォーター」「地獄の黙示録」、10・11・13・15日「鉄道員」、10・12・14・15日「コルチャック先生」、24・29日「若者のすべて」、25~28日「ルートヴィヒ」。千円。▽ギャラリートーク15日15時40分。
グラフィックデザイナー小笠原正勝さんの話。 23・2500
▼山口蓬春といきもの―自然を愛でるこころ
9月24日まで山口蓬春記念館。花鳥画と蓬春の古美術品から同氏の魅力を紹介。6百円。
046・875・6094
▼Scholar ガブリエル・デルポンテと湘南ゆかりのアーティストたち
7月7日~8月26日藤沢市アートスペース。姉妹都市提携60年のマイアミビーチ市と湘南ゆかりのアーティストたちの映像、写真など。無料。
0466・30・1816
▼富安陽子の世界
7月14日~9月17日鎌倉文学館。『まゆとおに』『シノダ!指きりは魔法のはじまり』などの作者・富安陽子さんの作品世界を紹介。3百円。
23・3911
▼没後10年 石井桃子展―本を読むよろこび
7月21日~9月24日まで神奈川近代文学館。編集者、翻訳家、作家として活躍した石井桃子の仕事の軌跡を辿り生涯を振り返る。5百円。
▽文芸映画を観る会「ノンちゃん雲に乗る」27・28日13時半。8百円。
045・622・6666
▼スズキ・クラシック・バレエ・アカデミー
第47会発表会
7月31日16時半、鎌倉芸術館。小品、バレエ・コンサート、「白鳥の湖」第2・3幕など。無料。
47・4343
▼彩りの島々インドネシア―魅せる染織と人々の暮らし 7月14日~9月24日本郷台のあーすぷらざ。40年以上染織研究に携わる渡辺万知子さんのコレクション約120点と島の暮らしを紹介。無料。▽渡辺万知子さん講演会9月1日14時。4百円。
045・896・2121
▼第21回合同洋画展
7月10日~15日鎌倉生涯学習センター。土曜会・一歩会講師・会員の油彩など約150点。無料。
事務局 46・3651
▼映画
▽セピア色の映画会「捨聖一遍上人」7月8日13時半、鎌倉市中央図書館。無料。
鎌倉視聴覚協会 23・0306
▽「スポットライト 世紀のスクープ」16日10・13・16時、本郷台のあーすぷらざ。2002年に米国の新聞「ボストン・グローブ」が発表した調査報道の内幕を描いた実話にもとづく物語。4百円。
045・896・2121
▽「99歳 母と暮せば」20日19時、藤沢市民会館。親子の認知症介護の日々を追い介護や家族の在り方を問う作品。千円。
イメージ・テン 090・3802・2760
▽「世界で一番美しい村」29日14時、新堀ライブ館楽友ホール(藤沢市藤沢93)。ネパール大震災で壊滅した村の復興を捉えたドキュメンタリー。千2百円、前売千円。
湘南で映画をみる会 0466・28・8306



会員と公募の作品展

第53回鎌倉美術展

6月29日~7月5日、鎌倉芸術館。 日本画、洋画、工芸(染織、陶芸)の一般公募と前年度受賞者の新作約30点の紹介も。
鎌倉美術家協会 0463・72・2703


鎌倉朝日新聞社

紅月劇団公演

「grotesque」―一休と地獄太夫

西御門サローネ(西御門1―19―3)で7月21日15時半、22日13時・15時半の3回公演。 市重要景観建造物内で河鍋暁斎の浮世絵「地獄太夫と一休」に着想を得た人間の生と死、愛を謳った演劇作品を古楽器などの生演奏とともに上演。 2千5百円、中学生以下千5百円。
090・8511・6865


鎌倉朝日新聞社

昨年の鎌倉市長賞受賞作品「割り込み」畑山冨夫さん

第45回鎌倉写真連盟展

7月18~22日、鎌倉生涯学習センター。 アマチュア13団体、会員約240人が加盟する鎌倉写真連盟(湯浅一彦会長)の第45回展。約2百点を展示。
高橋方 48・0265



き く

▼鎌倉芸術館の催し
▽鎌倉音楽文庫「北斎と波乗りドビュッシー」7月7日15時。金子三勇士さんのトークとピアノで19世紀後半の西洋におけるジャポニズムに触れる。ドビュッシー「月の光」「子どもの領分」など。3千6百円。
▽松竹大歌舞伎7月29日12時半・17時。8代目中村芝翫(しかん)襲名披露。「人情噺文七元結」「棒しばり」など。4千円~。
0120・1192・40
▼第54回鎌倉合唱連盟定期演奏会
7月8日12時、鎌倉芸術館。所属団体30団体の宗教曲、混声・男・女合唱曲など。無料。
澤方 22・5069
▼新野順子朗読スペース
7月14日14時、スペースカイ(鎌倉市小町)。石牟礼道子著「雨の日に源氏を」などの朗読とギター演奏。千5百円。
新野方 44・2981
▼さわやかコンサート
7月21日13時半、今泉さわやかセンター。アンサンブル「ジャスミン」のケーナ、マンドリン、パーカッションなど。市内在住者。無料。2日から申込。
45・4611
▼鎌倉交響楽団第111回定期演奏会
7月21日14時、鎌倉芸術館。ブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」など。千円。
田中方 25・3512
▼鎌倉音楽クラブ フレッシュコンサート Vol.XII
7月29日19時、鎌倉生涯学習センター。鎌倉市小・中・高学生音楽コンクールの最高位入賞者のヴァイオリン、ピアノ、チェロ、声楽。神宮司悠翔さんのショパン「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ボロネーズ」など。5百円。
斉藤方 25・5971



鎌倉みどり音楽院発表会

鎌倉市材木座の鎌倉みどり音楽院の毎年恒例の発表会が7月23日18時20分から鎌倉生涯学習センターで開かれる。 同音楽院は1952年(昭和27)創立。2歳くらいの幼児から大学受験生を中心に基礎に重点を置く教育で定評がある。 今回は5月から通い始めた小学1年生から社会人まで22人のピアノと、同院の卒業生で、コンクールで受賞多数、演奏活動を展開している北村真紀子さんの舟歌(ショパン)や飯田彰子さんのソナタ2番(ラフマニノフ)など。声楽や、家族のピアノ、フルート、ファゴットの三重奏も。 入場自由。同院・松井方 22・2705



外反母趾と体の痛み

「海と人の暮らしを考える」

●腰痛 ・変形性脊椎症 一種の老化・退行変性による骨や軟骨の変化と増殖です。 <症状>椎間板性疼痛、肥厚した椎弓、椎間関節、後方骨の形成が直接的な神経を圧迫。また、脊柱筋の疲労、姿勢異常による筋痛、さらには椎間板ヘルニアの合併、脊椎管狭窄などがあり、いずれが原因か診断は容易でないケースもある。 <手当て>筋肉の緊張を取り除き、リハビリ・体操をして筋拘縮の緩解、血行の改善で鎮痛作用をもたらします。 リハビリ・体操で不良姿勢の改善をします。
マザーハンド整体矯正院
要予約 月曜定休 10~19時
鎌倉市扇ガ谷1―13―51 23・8166



まなぶ

▼コミュニティビジネス支援セミナー
7月2・9日10時、藤沢商工会館。全2回。講演「ゼロからはじめる人的ネットワークの広げ方」、ディスカッションなど。5百円。要申込。
0466・21・3811
▼自分らしくワクワク生きる逗子創業セミナー
7月6日10時、逗子市役所。育児と仕事を両立する女性起業者が起業に必要な知識を話す。無料。要申込。
逗子市商工会 046・873・2774
▼中村天風心身統一法鎌倉講習会
7月7日14時、鎌倉商工会議所。「日常のストレス対処法」「意識明瞭の心掛け」など。千円。
天風会鎌倉の会 44・4461
▼YEGセミナー「地域活性プロジェクト」
7月10日19時、鎌倉商工会議所。塩尻市役所の山田崇さんが空き家を活用した地域の活性法やまちおこしのノウハウを話す。無料。要申込。
鎌倉商工会議所青年部 23・2563
▼わくわく算数―折り紙を使って
7月18日10時、鎌倉市福祉センター。折り紙で図形をつくり算数に触れる。無料。市内在住65歳以上。2日から申込。
鎌倉市社会福祉協議会 61・2600
▼第9回鎌倉同人会講座「源氏物語の歴史と鎌倉の文化」
7月21日14時、妙本寺。「鎌倉でつくられた写本「河内本源氏物語」の成立過程を辿る。5百円。要申込。
銀の鈴社 61・1930
▼落語で事業承継の「いろは」を学ぶ
7月26日18時半、鎌倉商工会議所。講師は中小企業診断士・小林工さん。無料。要申込。
湘南MIRAI承継 53・7701
▼島津克代子さんと巡る「北鎌倉たからの庭」
7月28日13時、北鎌倉たからの庭(浄智寺脇奥)。かまくら男女共同参画市民ネットワーク「アンサンブル21」主催。鎌倉古民家バンク設立者の島津克代子さんが新しい鎌倉の魅力を話す。無料。要申込。
市文化人権推進課 61・3870



さんか

▼ふじさわ宿交流館の催し
▽若手芸人爆笑ライブ7月1日12・15時。無料。 ▽宿場歴史講座「大山詣・江ノ島詣と藤沢宿」20日14時。無料。▽シネマ交流館21日13時。「ローマの休日」。無料。
藤沢市郷土歴史課 0466・25・1111
▼広町のヘイケボタル観察会
7月12日19時、西鎌倉駅集合。広町緑地でヘイケボタルの観察地を紹介。3百円。申込はハガキで〒248―0033鎌倉市腰越1718―104大橋方。
鎌倉広町緑地の会 31・4559
▼鎌倉史跡めぐり
▽緑陰の円覚寺逍遙・四塔所特別拝観7月3・5・10・12日9時、北鎌倉駅東口。寿徳庵など。
▽鎌倉ゆかりの「鉄造不動明王(国重文)拝観13・17日9時、小田急線伊勢原駅北口。大山阿夫利神社など。
▽西瓜ガ谷やぐらを訪ね昌徳院特別拝観20・23・25・27日9時、北鎌倉駅西口交番横。其中山房、鎌倉中央公園など。
各5百円。申込は1週間前までにハガキかFで。
鎌倉ガイド協会 24・6548F24・6523
▼鎌倉風致保存会の催し
▽みどりのボランティア7月7日朝夷奈切通、14日北条氏常盤亭跡、21日建長寺回春院。各9時半、要申込。
▽歴史ウォーク14日13時、大船駅笠間口改札集合。常楽寺、多門院周辺を歩く。5百円。15日から申込。
▽お話サロン28日14時、鎌倉生涯学習センター。庭園空間の変遷について。百円。▽藍染体験教室29日10・13時、鎌倉生涯学習センター。各3日から申込。
23・6621
▼鎌倉歩け歩け協会10㌔ふれあいウォーク
7月3日妙本寺から登る祇園山。9時50分、鎌倉駅西口時計台広場。2百円。
090・2633・3715
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ7月14日10時、山ノ内配水池横。
▽山歩き15日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼第238回歌のサロン
7月16日14時、鎌倉生涯学習センター。参加型合唱とミニ演奏。千円。
古川方 22・2131
▼鎌倉青少年会館フェスティバル
7月21日10~15時、二階堂の鎌倉青少年会館。こま・スライム作り、ミニ運動会、模擬店など。
23・7530
▼鎌倉てらこやの催し
▽遊ビバ!7月1日13時、鎌倉海浜公園。大学生と遊び。無料。▽土で遊ぼう8日14時、鎌倉市山崎の河村喜史さんと陶芸体験。2千円。▽みんなで朗読29日13時、円覚寺塔頭伝宗庵。元フリーアナウンサー・中里貴子さんと朗読体験。千円。▽てらハウス毎土曜10時、大船の千里ビル。午前学び、午後遊び。千円。
てらこや 84・9746
▼光明寺 観蓮会
7月21・22日10時~、光明寺。21日16時、小川コータ&とまそんライブ・朗読と引声念仏、千円。22日17時半、献灯会。灯籠回向2千円、要申込。両日10~15時、象花杯(5百円)、抹茶席(千円)。
22・0603
▼YUIGAHAMA(ユイガハマ)  BEACH(ビーチ) YOGA(ヨガ) DAY(デイ)
7月21 日17時、由比ガ浜海水浴場HEAD OFFICE前。環境教育、海岸清掃の後、ビーチヨガ。千円。
湘南ビジョン研究所 090・9851・0131
▼第70回鎌倉花火大会
7月24日19時20分~20時10分、由比ガ浜・材木座海岸。水中花火、スターマインなど約4千発。雨天・荒天・高波時は25日に順延。
実行委(市観光協会内) 23・3050
▽清掃ボランティア募集17~22時。18歳以上。13日までに申込。
市環境保全課 61・3443
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット7月27日9~15時。雑貨・衣類・手造り品など約20店。
▽骨董市28日8~15時。出店者募集。
片岡方 090・5442・3778
▼大船フラワーセンターの催し
▽ハスの早朝開園7月7・8・14・15日7時開園。
A親子で楽しむフラワーアレンジメント28日10時・11時・13時半・14時半。7百円。Bピンホールカメラで写真現像体験8月4・5日9時半・13時。千円。Cデジカメで花の写真を撮ろう8月11・12日9時半・13時。千円。D食虫植物教室8月16~19日10時・13時半。千円。Aは16日、Bは20日、CDは30日までに往復ハガキで申込。入園料4百円。
46・2188
▼夏休み上・下水道教室
8月7日9時半、四之宮管理センター(平塚市四之宮)。寒川浄水場と下水処理場見学。県在住者。無料。要申込。
神奈川県下水道公社 0463・55・7438


鎌倉朝日新聞社

季節の心(24)

西瓜が旨い  佐伯 仁

●夏の渇きを潤す
西瓜は野菜。私たちには夏の代表的な果物…英語でウォーターメロンと言うように西瓜の殆どが水分…その水分をたっぷり含んだ赤い果肉こそ、瓜の魅力…。 その上、西瓜に包丁を入れるとパリッと響く音も味覚をそそる。歌人の長塚節が詠んだ歌は、
 西瓜割れば 赤きがうれし  わがまへず
 二つに割れば
  矜(ほこ)らしくもうれしい
 ここには歪(ゆが)まずスッキリ切った時の誇らしく嬉しいと詠んでいる。
西瓜の原産地はアフリカ…わが国へは西域から中国を経て入ったとか。その「西」から来た瓜に因み、「西瓜」と名付けられたようだ。
渡来時期はハッキリしないが、西瓜が普及したのは江戸期の中頃から… 江戸期に西瓜を食べたのは身分のある人よりも庶民に好まれたようだ。
西瓜くふ(食う)、奴(やっこ)の髭(ひげ)の 流れけり 其角
下働きの奴が西瓜を食べたが、口元に偉そうにみせるため、墨で描いた髭が流れる様子をユーモラスに詠んでいる。
いずれにしても「冷やし西瓜」、「西瓜冷やす」という季語を待つまでもなく、西瓜は夏のシンボルといえよう。
 荒縄にいましめられて西瓜冷ゆ 敷本三牛子



第47回御成ぼんぼり祭り

模擬店やゲーム大会も

7月26日~29日、鎌倉駅前・御成商店街の店頭に一般公募の日本画・洋画・貼り絵など図柄約130点をぼんぼりに仕立てて展示。 28・29日は模擬店、大道芸、スイカ割り、ゲーム大会など。
実行委 23・1250



ワッショイ!ずしかいがん

サマーフェスティバル

逗子海岸を家族で楽しむ催し。 ▽マリンスポーツ体験7月23日小学4・6年・24日小学3・5年、各千円。▽アウトリガーカヌー体験25・31日小学1~6年、千円。▽水鉄砲ウォーズ26・27日年中~3年、千円。▽ライフガードと遊ぼう8月2・3日1~6年、千円。  申込は10日までに往復ハガキ(1企画1枚)で逗子市観光協会 046・873・1111



キッズ

▼としょかんいんになってみよう
小学生対象の図書館員の仕事体験。7月21日~8月7日の指定日、鎌倉の5図書館で。申込は10日までに希望図書館。
▼夏休み子ども写生大会
7月23日(雨天時25日)8時50分、鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区。鎌倉在住・在学の小中学生と幼児(未就学児は保護者同伴)。無料。絵具セット持参。作品は鎌倉駅地下道ギャラリー50で8月に展示。
市教育総務課 25・2030
▼映画
▽野外映画会「ムーミン」7月21日19時15分、玉縄学習センター。無料。申込不要。
同センター 44・2219
▽映画館「パンダコパンダ」25日10時、川喜多映画記念館。未就学児親子。千円。27・28日10時子ども。未就学児保護者同伴。5百円。要申込。
23・2500
▼玉縄青少年会館の催し
Aチャレンジピンポン7月24~26日10時、全3回。卓球の基礎から試合。Bバウンドテニス8月4・5日10時、全2回。Cフラダンス8月9・16・23日10時、全3回。
Aは7日、BCは8日から申込。 44・0480 ▼親子で楽しむ書道体験
7月23日10時、鎌倉生涯学習センター。小学1~3年生と親。無料。要申込。
日本総合書芸院 23・2100
▼中学生の「税についての作文」対策セミナー
7月26日10時、鎌倉税務署。全国納税貯蓄組合連合会と国税庁が募集する中学生の「税についての作文」(9月5日締切)に向けて、作成の参考になる話題を提供。無料。申込は で。東京地方税理士会鎌倉支部F25・5231問合せ鎌倉税務署総務課 22・5591 ▼手作りしかけ絵本教室
7月26日14時、鎌倉生涯学習センター。小学生。8百円。申込は往復ハガキで16日必着、同センター 25・2030 ▼「実験・体験・作ってみよう!」
①実験「お菓子の色・飲み物の甘さ」7月27日玉縄学習センター、8月1日深沢学習センター。 ②実験「食べ残しや飲み残しの環境への影響・飲み物の甘さ」8月3日14時。③「お金の大切さ」8月7日13時半。④「インターネットの利用ルール」8月9日13時半。⑤LEDのあんどん作り8月22日13時半。以上鎌倉生涯学習センター。
①~④小学3~6年。⑤小学4~6年。申込は講座毎に往復ハガキで13日必着、〒248―8686(住所不要)市市民相談課。
23・3000
▼夏休み親子下水道教室
7月27日9時、山崎浄化センター。下水処理場見学など。市内在住の小学生と保護者。無料。申込は2日~。
46・8001
▼夏休み子ども将棋教室
7月31日~8月3日10時、深沢学習センター。小学生。申込は往復ハガキで15日までに同センター 48・0023
▼小学生卓球教室
8月1・2・6・7日全4回9時半、鎌倉体育館。千円。要申込。
鎌倉市卓球協会 32・7856
▼鏑木清方記念美術館の催し
A親子で美術館へ8月1日9時半。鑑賞マナーと日本画入門体験。4歳~小学3年と保護者。千円。B墨を使って日本画のスケッチ体験2・21・22日9時半。小中高生。5百円。C浮世絵の多色摺り技法体験3・23日9時半。8百円。小中高生。
各要申込(Cは3日から)。 23・6405 ▼エコ探検隊「ミクロを知ってみんなで地球を守ろう」 8月1・8日全2回10時、笛田リサイクルセンター。微生物の観察など。小中学生。無料。申込は16日~。
鎌倉リサイクル推進会議 32・9094



東京大学鎌倉淡青会の公開セミナー

7/31 白隠禅師に学ぶ 横田南嶺(円覚寺管長)
8/28 宇宙、地球、そして地震火山活動 鳥海光弘(海洋研究開発機構東京大学名誉教授)
9/25 トンボの滑空に学ぶ 小幡章(日本文理大学名誉教授)
10/30 鎌倉の石碑をめぐる 猪熊紀彦(郷土史家)
11/28 マダガスカルの生活文化 森山工(東京大学大学院教授)

10~12時、鎌倉商工会議所(7/31のみ円覚寺)。無料。申込は開催月1日 から希望講演ごとにメールか往復ハガキで講演日、氏名、住所、年齢、 を記入し、tanseikaisemi@gmail.com  鎌倉市城廻501-19 横山方



鎌倉近郊の花火大会

久里浜ペリー祭花火大会 7月14日
19時30分
ペリー公園、久里浜海岸 約3,500発 横須賀市コールセンター
046・822・2500
横浜スパークリングトワイライト 7月14・15日
19時30分
山下公園前海上 約3,000発 同実行委
045・681・2353
鎌倉花火大会 7月24日
19時20分
由比ガ浜・材木座海岸 約4,000発 市観光協会
0467・23・3050
葉山海岸花火大会 7月26日
19時30分
森戸海岸、一部一色海岸 約1,100発 葉山町観光協会
046・876・1111
サザンビーチちがさき花火大会 8月4日
19時30分
サザンビーチちがさき 約3,000発 茅ヶ崎市観光協会
0467・84・0377
よこすか開国祭花火大会 8月4日
19時15分
うみかぜ公園、三笠公園 約5,000発 横須賀観光インフォメーションスカナビj046・822・8301
湘南ひらつか花火大会 8月24日
19時00分
相模川河口 約3,000発 平塚市商業観光課
0463・35・8107
金沢まつり花火大会 8月25日
19時
海の公園(横浜市金沢区) 約4,000発 同実行委
045・788・7801

※荒天時は、久里浜・サザン・葉山は翌日、湘南ひらつかは翌々日に順延、よこすか・金沢は中止。鎌倉は雨天・荒天・高波は翌日に順延。



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(5月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は5月に一般197冊、児童書78冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「速読日本一が教えるすごい読書術―短時間で記憶に残る最強メソッド」角田和将著(ダイヤモンド社)▼「道元の思想―大乗仏教の真髄を読み解く」頼住光子著(NHK出版)▼「いっきに学び直す日本史―近代・現代(実用編)」安藤達朗著(東洋経済新報社)▼「渡部昇一の世界史最終講義」渡部昇一著(飛鳥新社)▼「幹事長秘録」大下英治著(毎日新聞出版)▼「福岡市が地方最強の都市になった理由」木下斉著(PHPエディターズ・グループ) ▼「不安解消!高齢者施設お金選び方入居の流れがわかる本―親の介護に限界を感じる前に知っておきたい!」太田差惠子著(翔泳社)▼「子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法」篠原信著(朝日新聞出版)▼「〈死〉の臨床学―超高齢社会における「生と死」」村上陽一郎著(新曜社) ▼「人体の限界―人はどこまで耐えられるのか人の能力はどこまで伸ばせるのか」山﨑昌廣著(SBクリエイティブ) ▼「図説船の歴史」庄司邦昭著(河出書房新社)▼「ほうれい線・たるみが消える!「顔筋ゆるめ」ケア」日経ヘルス編(日経BP社)▼「終活夫婦」中尾彬・池波志乃共著(講談社)▼「言葉の木蔭―詩から、詩へ」宇佐見英治著(港の人)▼「どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。―幕末・戦後・現在」加藤典洋著(岩波書店)


鎌倉朝日新聞社

墨蹟や天神像を一堂に

鎌倉国宝館で常盤山文庫名品展

「常盤山文庫名品展2018―墨蹟の精華」と題した展示会が7月16日まで鎌倉国宝館で開かれている=写真。 常盤山文庫は、実業家・菅原通濟(1894―1981)の蒐集を母体として1943年に創始され、今年設立75周年を迎えた。所蔵品は墨蹟(禅僧の書)、中世水墨画、宋代の工芸品、天神画像を4本柱に、国宝2点、重要文化財23点を含む。 通濟は居所であった鎌倉常盤山の名を冠し、収集した美術品の周りに学者が集う研究の場であってほしいとの願いから「常盤山文庫」と名づけて蒐集品を公開していたが、その場所での公開ができなくなり、現在は鎌倉国宝館や各地の美術館で展覧会を開催している。 今回の展示では、日本と中国の禅僧によって書された墨蹟や、禅宗に関連の深い天神像、香合など40余点を紹介する。 国宝は、死期を悟った高僧清拙が弟子のために筆をとった末期の句で、「棺割の墨蹟」とも呼ばれる「清(せい)拙(せつ)正澄(しょうちょう)墨蹟 遺偈(ゆいげ) 」(前期のみ)と、「馮子振(ふうししん)墨蹟 易(えき)元吉巻(げんきつかん)跋(ばつ)」の2点。馮子振墨蹟が横長で大幅なため、床に合わないので切断することを相談された千利休が、「現状のままがよい、切ってはならない」と助言したとされる書状も共に展示され、墨蹟伝来の一端を知ることができる。 建長寺開山・蘭渓道隆、円覚寺開山・無学祖元の筆跡は、その人となりを見てもらおうと各寺所蔵の肖像画と共に展示されている。 天神像は束帯姿のもののほか、肩から袈裟袋を提げ、梅の枝を持つ渡唐天神像、「怒り天神」といわれる荏柄天神の天神像の紹介も。
7月7・14日(土)午後2時~学芸員による列品解説がある。
鎌倉国宝館 0467・22・0753


鎌倉朝日新聞社

納涼うちわ

今夏は「あさがお」

鎌倉の夏の定番「納涼うちわ」が、6月中旬から販売されている。鎌倉市観光協会が1977年から製作を始め、毎年、鎌倉ゆかりの画家が絵柄を手がけている。 43作目の今年は日本画家中島千波さんの「あさがお」。ピンクの大輪の花が涼しげだ。 竹製、手作りで1本350円。毎年好評で発売まもなく完売するので、今年は1万7千本製作。同協会事務所で販売。
鎌倉市観光案内所では販売しておりません。
お詫びして訂正いたします。
問い合わせ同協会 0467・23・3050


鎌倉朝日新聞社

10万5千人が満喫

逗子海岸花火大会

第61回逗子海岸花火大会が6月1日開催され=写真、約10万5千人の人出でにぎわった(主催者発表)。 逗子市の財政難から開催が危ぶまれた今年の大会だったが、市民らが立ち上げた実行委員会がクラウドファンディングやリストバンドの販売、募金などで資金集めをし、企業の特別協賛を受けて開催に至った。 天候にも恵まれ、メッセージ花火や夜空にはじける大迫力の花火と音楽のコラボなどが大会を盛り上げ、観客から大きな拍手が起こった。


鎌倉朝日新聞社

スケッチ日和⑫

「働く人」  黒川 明

梅雨の晴れ間、材木座海岸に行った。海の家の建築が急ピッチで進められていた。 二人の若者がパネルを運んでいる。年配のドライバーがミニユンボを操っている。この小さな力持ちを一度、運転してみたいものだ。ここはテーマパークよりワクワクする。なぜって、みんなが一つの目的を持って協力しているんだもの。 ぺこんとへこんだ若者たちの腹、材木の先をにらむドライバーのまっすぐな視線。棟にすっくと立つ職人。
働く奴は美しい。
水彩 31×41cm


鎌倉朝日新聞社

鎌倉で「木」と暮らす ~快適な暮らしを手に入れる4つのステップ~

第4部 これからの〝お金〟と〝リフォーム〟、〝家づくり〟勉強会
~知って得する3つの税対策~

鎌倉の町並にあった家づくりをめざす戸井田工務店企画の連続セミナー。4月から月1回、それぞれの専門家が家づくりのアドバイスをしています。 7月21日の第4部では、税理士がお金に関する情報をわかりやすく伝えます。「消費税が上がる前に家を購入したい」「先祖代々の不動産を相続で手放したくない」「何もしていない土地建物を活用したい」―こんな方にお勧めのセミナーです。 7月21日(土)午前10時、鎌倉商工会議所会館(御成町)。参加無料、要事前申込。
申込・問合せ戸井田工務店
鎌倉市大町5―5―9
0467・24・7777
info@kamakura-standard.com



鎌倉年中行事

7月

▼鎌倉の海水浴場開設 1日~8月31日。
▼天王祭 1~8日。小動神社・江の島八坂神社の合同祭礼。
▼鶴岡八幡宮の七夕祭 7日17時、祭典。
▼大町・八雲神社例祭 7~9日。(6面にご案内)
▼三門梶原施餓鬼会 15日8時、建長寺。
▼亀岡八幡宮例祭 15日宵宮。16日本祭。
▼荏柄天神社例祭 15日神幸、24日宵宮、25日例祭。
▼山ノ内・八雲神社例祭 15~22日。
▼石上さま例祭 16日。
▼三浦義明墓前祭 22日14時、材木座の来迎寺。
▼献灯会 22日17時半、光明寺。21・22日観蓮会。(7面にご案内)
▼施餓鬼会 24日14時半、宝戒寺。
▼鎌倉花火大会24日19時20分~ (7面にご案内)。


プロムナード

1918年(大正7)年7月1日、鈴木三重吉によって児童雑誌『赤い鳥』が創刊され、「童謡」が生まれてから今日で100年が経ちました。北原白秋・西條八十・野口雨情は童謡三大詩人と称され、現在でも童謡は幅広く受け継がれています▼受け継ぐといえば、昔はコピー機がなかったため、「写本」という形式で普及をしていました▼鎌倉は『河内本源氏物語』と『西本願寺版万葉集』という二大古典の貴重な重要な写本が生まれた地でもあります▼紫式部が書いた『源氏物語』の手書き原稿は残っていませんが、「写本」として受け継がれています▼武家の古都・鎌倉とは、同時に写本の存在から紐解くと雅な文化も存在していたことがみえてくるのです。(N)


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