鎌倉朝日新聞社|6月号

鎌倉朝日新聞 (6月1日号 2017年 第459号)

鎌倉朝日新聞社

食でつなぐ地域共生社会

「ふらっとカフェ鎌倉」毎週開催

「食を介したココロ豊かな地域共生社会づくり」を目指す「ふらっとカフェ鎌倉(渡辺公子代表)」が、世代を超えて誰もが「ふらっと」来られるカフェを今年3月から鎌倉市内で開催している。 鎌倉市内の飲食店の定休日や老人ホームなどの営業時間外の会場を使い、食材を生産者や家庭内の余剰品の寄付などで賄い、調理はボランティアが行う。参加者にバランスのとれた食事をとってもらうこと、一人でなくみんなで食事をすることを大切にしている。 5月10日に御成町の「ソンベカフェ」で3回目が開かれ、幼児から高齢者までボランティアを含む約40人が参加した=写真。この日のメニューはカレーに雑炊、グリーンサラダ、豚肉とキャベツ、タケノコの炒め物、キャロットケーキなど。事前に食材の寄付を呼びかけ、集まったもので当日メニューを決め、参加者全員で調理して食事をし、後片付けまで行った。 初めて包丁を握りキュウリの輪切りをしたり、カツオブシを削ったり、フライパンで炒めたりと、子どもたちは真剣に料理に取り組み、和やかにテーブルを囲んだ。 渡辺代表は、「各学校区で定期的にできたらいいと思う。このカフェが拠点となってみんなをつないでいきたい」と話す。 6月から毎週開催される。7日コモリビ*コモレビ(御成町)、14日ロッシーズ(坂ノ下)、23日鎌倉静養館(由比ガ浜)、28日ソンベカフェ(御成町)。 中学生以下2百円、大人4百円。
申し込みは開催の3日前までにメールflatcafekamakura@gmail.comか電話090・5199・1654渡辺方。
食材の寄付やボランティアも募集している。


鎌倉朝日新聞社

今年の花火大会は市民参加型

募金・協賛の協力呼びかけ

第69回鎌倉花火大会は鎌倉市主催での開催が決まった。「市民参加型の花火大会を」と市民有志による「鎌倉を愛するものがつくる花火大会実行委員会」(久保田陽彦大会会長・柳沢大輔実行委員長)が寄付、協賛を募っている=写真。 開催は7月19日由比ガ浜・材木座海岸、打ち上げ数2500発と例年同様の規模を予定。運営費として3900万円を目標にインターネットのクラウドファンディングと、商店街などに募金箱を設置して協力を呼びかけている。
問い合わせ市観光商工課 0467・61・3884


鎌倉朝日新聞社

今年の納涼うちわは大竹画伯の「山百合」

鎌倉ゆかりの画家描きおろしの納涼うちわが6月5日から販売される。今年の絵柄は日本画家・大竹正芳画伯の「山百合」=写真。暖色系の元気の出る色を意識して描いたという。 1977年から鎌倉花火大会のうちわとして鎌倉市観光協会が作成を始め、今年で41年目。これまでに小泉淳作、平松礼二、大津英敏、横山隆一氏らが手がけている。 竹製で1本ずつ手作り。1本350円。毎年好評で、今年は1万6千本作成。販売は同観光協会事務所(鎌倉駅西口江ノ電ビル4F)か、6月5・6・7の3日間のみJR鎌倉駅東口の特設販売所で。
問い合わせ 0467・23・3050


鎌倉朝日新聞社

鎌倉みほとけ紀行(71)

延命寺 阿弥陀如来坐像

ゴールデンウイークの喧騒からやっと静けさを取り戻した鎌倉、下馬交差点すぐ近く延命寺橋を渡ったところ、滑川のせせらぎが聞こえる浄土宗帰命山延命寺さまを久しぶりに訪ねた。先代ご住職さまに丁寧にお話をお聞きできた。お寺の奥様や若ご住職、皆様心やさしく、清らかなお寺という印象。お檀家さまのことを思っての椅子席の客殿や本堂、随所に心配りがなされたしつらえが参るものの心を潤してくれるように思った。 本堂正面、御本尊阿弥陀如来坐像は静かにここがお浄土だよと神々しくやさしい眼差しで私たちを導き照らして下さっている。 像は、圓應寺(現、山ノ内)の閻魔大王を彫った余りの木で作られたことから「木あまりの像」、また、予定より早く完成したことから「日あまりの像」と呼ばれ親しく信仰を集めている。 阿弥陀如来は梵名アミターバ、「量りしれない光を持つ者」と漢訳され、『無量光仏、無量寿仏』ともいわれ、普く人々を西方、極楽浄土へと導かれる。 客殿に「生死一如」と美しい字で揮毫された色紙が心に残った。生きるも死ぬも一緒なのだと、あらためてそう思った。浄土へ往けるようにと願い勤め行いを正してゆこうとあくせくするものだが、お念仏を唱えるうちに、もう、すでに阿弥陀さまの大きな力のなかに我々は包まれているのだから、只我々はすべてをお任せすればいいのだと思うと心が軽くなった。 ゆるやかな衣帯は宋風の影響を受けたものだろうか金色に輝く阿弥陀さまは極めて静けさを保つ。自分の立場や人の評価にとらわれ喜怒憎愛に苦しむ私たち凡夫を如来はあらゆるものを平等に照らされている。そんなやさしい気持ちになれる像であった。
寄木造、玉眼。像高70・5㎝。室町時代、運慶作と墨書銘をもつ。堂内拝観は前日迄に要予約。


鎌倉朝日新聞社

鎌倉・若宮大路

かまくらの不思議を歩こう③

地霊の宿る町「鎌倉」 大貫昭彦

*不死鳥の町
鎌倉は、時代が急変し、状況が悪くなっても、不死鳥のように蘇えり、歴史を紡いできた町です。不死鳥は西洋の霊鳥ですが、仏教にも再生、再来を約束する仏「弥勒菩薩」がいます。 この近くでは、金沢文庫称名寺の本尊が有名ですが、鎌倉にも浄智寺で拝することができます。本堂に参ると、釈迦如来を中央に、左に阿弥陀如来、右に弥勒菩薩の三世仏が座っています。釈迦は現在、阿弥陀は過去、弥勒は未来を導く仏といわれます。 ただ、弥勒菩薩は釈迦入滅から数えて、五十六億七千万年待たないと現れないそうです。
*東国の主都
ところが鎌倉では、時代の変わる度に救世主が現れました。例えば元弘3年(1333)、新田義貞の軍勢によって幕府が倒されると、足利尊氏が現れ、京都に室町幕府を開き、鎌倉に公方を置いて、東国の都にしました。 しかし、それも百年で幕を閉じ、有力者のいない、商人や職人もまばらな活気のない町になってしまいました。この時代に長谷の大仏殿は津波に流され、国宝大仏は露座になってしまったのです。再建する力が、鎌倉にはなかったのです。
*早雲の復興
大仏殿が流されたのは明応4年(1495)頃とされますが、戦国時代の雄北条早雲が、箱根を越え、小田原に現れたのもこの年です。歴史舞台に次の役者が登場したのです。破竹の勢いで勝ち進んだ早雲は、永正九年(1512)玉縄城を築き、その工事中、鶴岡八幡宮を詣で、鎌倉再建を誓いました。
 枯るる樹にまた花の木を植ゑ添へて
 もとの都に成してこそ見め    早雲
早雲の遺志は、長男の氏綱に受け継がれ、天文9年(1540)実現しました。若宮大路修復、大鳥居再建を経て、上下宮の落慶まで、20余年をかけた大事業でした。
*家康公の故郷
しかし、後北条氏の時代も百年足らず、豊臣秀吉の前に亡びました。次に鎌倉を救ったのは、徳川家康です。秀吉に従って小田原城を攻略した家康は、関東を手にすると、鎌倉には特別な計らいをしました。 源氏の血筋であることを広く認めさせようと、自分は源頼朝の子孫である、だから鎌倉は先祖の地であると主張し、税を軽くしたりしました。鶴岡八幡宮の修復、英勝寺の創建、東慶寺の復活などは、徳川家の支援によって、実現したものです。 家康は鎌倉に学ぶことにも熱心で、「吾妻鏡」を愛読し、木版本まで作らせました。孫の水戸光圀が、「新編鎌倉志」を著したのも、その感化によるものでしょう。鎌倉は、政権とは無縁になりましたが、名所旧跡の地として蘇ったのです。
*別荘地から国際観光都市へ
明治に入ると、鎌倉は海山に恵まれた保養地として注目され、別荘地、文士の町として賑わいました。第二次大戦後は、歴史や史蹟の豊かな観光都市、さらに近年は国際観光都市として活気に満ちています。こうして見ると、鎌倉は町全体が地霊の宿るパワースポットであることが分かります。 ただ、この不死鳥、これからどこに飛んでいくでしょうか。


鎌倉朝日新聞社

鎌倉歴史文化交流館 開館

歴史・文化の紹介や出土品を展示

鎌倉の歴史・文化を紹介し、発掘された出土遺物などを公開する「鎌倉歴史文化交流館」が5月1日、開館した=写真。 場所は鎌倉駅西口から徒歩10分ほどの住宅街の中で(扇ガ谷1―5―1)、鎌倉市が2013年に一般財団法人センチュリー文化財団(東京都港区)から譲り受けた土地と建物を活用。イギリスの著名な建築家ノーマン・フォスターが代表を務めるフォスター+パートナーズ設計の既存建築を活かしながらデザインに配慮した改修工事を昨年3月から始めた。 本館(延べ床面積約1138㎡)と別館(約268㎡)があり、うち展示面積は403㎡。本館のエントランスには、鎌倉を象徴する流鏑馬のパネル、鎌倉彫、刀剣、甲冑が並び、両側の大理石が灯りに照らされて光る薄暗い通路を進むと、通史、中世、近世/近現代の3つの展示室があり、展示のほか、「鎌倉今昔立体地図」と称した映像もある。別館の考古展示室は元々この建物にあった部屋で、木製品、漆製品、出土品などを展示、初公開もあり、展示替えもする。広い庭が見渡せるフリースペースもあり、セミナーなどに貸し出すという。 開館はまわりが住宅地であることに配慮して、平日と土曜の午前10時から午後4時。一般3百円、小中学生百円。
問い合わせ 0467・73・8501


鎌倉朝日新聞社

三浦の二大霊場が同時開帳

49札所で秘仏公開

西国三十三観音霊場の巡礼を模して源頼朝が持ち込んだとも伝わる三浦半島の霊場めぐり。定期的に御開帳を行っているのは三十三観音霊場(丑年と午年)、二十八不動尊霊場(酉年)、地蔵尊三十八霊場(卯年)、二十一薬師如来霊場(33年おき)の四霊場。今年はこのうちの不動尊霊場と薬師如来霊場の御開帳が132年ぶりに重なるという特別の年となり、4月28日から5月28日の一カ月間に、逗子・葉山・横須賀・三浦3市1町の二大霊場44寺(49札所)が一斉に秘仏を公開した。 行基が724年に開いたと伝わる薬師如来霊場一番札所の神武寺(逗子市沼間)では4月29日、檀信徒や関係者ら3百人以上が集まり、稚児行列、新造された仁王尊像の開眼法要に続き、本尊薬師如来開帳法要が厳かに執り行われた。 同寺では住職の交代式も行われ、第76世となった土屋慈恭住職(51)は「33年に一度の機に御本尊様に交代の報告をしたかった。皆様のお力をいただきながら神武寺を守っていきたい」と挨拶。 法要後、参拝の列が続き、「大陸を感じさせる仏様」「出会えてうれしい」などと手を合わせる姿が見られた。(K)


鎌倉朝日新聞社

古式ゆかしく草鹿

鎌倉宮で弓道保存会

端午の節句の5月5日鎌倉宮で草(くさ)鹿(じし)の神事が行われた=写真。 鹿の形をした的に向かって射手が交替で矢を射り、勝敗を競う。同宮で昭和初期から行われていて今年36回目。 笠原流鎌倉古式弓道保存会による奉納で古式ゆかしい直垂、水干、烏帽子姿の射手が4人一組となり、3組で的中を争った。的奉行と射手との間の候(そうろう)詞(ことば)による問答も聴きどころで、観客たちが楽しげに見守っていた。



34万円を預託

書き損じハガキで鎌倉ユネスコ協会

鎌倉ユネスコ協会の「書きそんじハガキ・キャンペーン2017」が5月末日で締め切られ、日本ユネスコ協会連盟に約34万円分の切手を預託した。 発展途上国の子どもと読み書きできない大人に学ぶ機会をつくるための支援活動「ユネスコ世界寺子屋運動」の一環で、書きそんじハガキなどを集めて換金し、教育の場(寺子屋)を提供する。 回収したものの内訳は、未使用ハガキが5039枚・切手に交換して約23万円、切手約10万7千円、プリぺードカード他3千円で、合計を換算すると約34万円。 鎌倉市内の小中学校、横浜雙葉小学校なども協力した。切手の仕分け集計作業を行った北鎌倉女子学園社会福祉委員会の生徒は「少しの努力でこんなに賛同が得られるとは思わなかった」と話していた。


鎌倉朝日新聞社

和賀江島を清掃

市民や交流団体ら参加

鎌倉市材木座の日本最古の築港で国指定史跡の「和賀江島」の清掃保全活動が薄曇りの5月14日行われ、約160人が参加した=写真。1977年(昭和52)から行われていて今年41回目。 地元商店会や鎌倉マリンスポーツ連盟などの協力で清掃活動をしてきた材木座自治連合会の西澤俊明会長が挨拶で「郷土の誇りであるこの史跡を我々の手で守っていこう」と協力を呼びかけた。住民ほか商店会、鎌倉岩手県人会、岩手県から北上市和賀江島清掃団(佐藤克英代表)22人らも加わり、大潮の正午すぎからゴミ袋とトングを手に沖に向かって活動開始。 目立ったゴミはさほどなく、予定より早めに清掃活動を終了した。


鎌倉朝日新聞社

木版画 藤本宿

谷戸の風(47)

結果よければ・・・  山 内 静 夫

口は禍の元、という古くからの言葉がある。諺と言ってもよいかもしれない。要は、おしゃべりの戒めであろう。 去年の秋、例年の鎌倉芸術祭の中井貴恵さんの音語りの時に、小津映画のシナリオの朗読を今まで五作品やって来てもう最後にするつもりだったのに、うっかりもう一本考えてみようかと口を滑らせてしまい、お客様の前でもあり、やらざるをえない所に追い込まれてしまった。正直心のどこかに〝麦秋〟という名作をまだやっていない事が引っかかっていたのかもしれない。 年令の話はしたくないが、年々思考力の衰えが増して来ていた。頭の中で考えていることが中々まとまらない。寒いから暖かくなったらやるよ、と言っているうちに桜の花が咲き、散ってしまった。四月に入ってからやっと机に向った。 「晩春」「秋日和」「東京物語」「お早よう」「秋刀魚の味」と一年に一本づつ、平成二十二年から鎌倉の円覚寺の本堂で貴恵さんに読んでもらった。小津先生が心血を注がれたシナリオを勝手に改変したことの畏れに苛(さいな)まれつつ、而も小津先生の墓所のある円覚寺でという非礼をも生涯心の底に秘めての仕事であった。わずかに救いと言えば、中井貴恵さんは幼時から小津先生の愛を深く受けていた人という点であろうか。 数日前やっとその仕事を終えた。口の禍を福となすことが出来るかどうか、後は才能溢れる中井貴恵さんの腕に託すのみである。
(十月二十日・二十一日、円覚寺で行います)


鎌倉朝日新聞社

柳田国男(1949年)=「新潮日本文学アルバム」より

文学つれづれ(151)

『桃太郎と一寸法師』(7)

次に柳田国男の考えを独自の見地で発展させた文化人類学者石田英一郎の説を検討してみたい。石田英一郎は『桃太郎の母』で、柳田が初めて小さ子と水の神との一致に気が付いたとし、柳田の水から現れた上臈(じょうろう)や産女(うぶめ)の話から、「これら水界の小サ子の陰に、たえず彷彿としてあらわれるものは、その母とも思われる女性の姿なのである」と言って、特に小さ子の母の側から考察を進めている。彼の関心は海を母の国と見る柳田説に従って小さ子が流れて行った海の彼方へ向けられ、小さ子と「国ぐにの磯辺に漂い着いた《うつぼ舟》」の伝説との関連を強調する。そしてそれをキリスト教のマリア崇拝などに見られる処女受胎の信仰の中に組み入れる。 彼自身はそうした考えを「海神小童や母神子神に関する柳田先生の極めて含蓄の深い広汎な研究の輪郭を、私の理解において総括したまでである」と言っているが、彼の意図は明らかであって、 住谷一彦が『日本の意識』の中で指摘しているように、柳田の「正に逆方向」に「外延的=遠心的」にその思想の源流を追って、一つには九州の北、朝鮮半島からアジア大陸へと、一つには「母祖神の信仰の今日なお活きた機能を営んでいる南海の島々につらなる太平洋周辺の諸民族に比較研究の対象を求め」て行く。このような比較民俗学的研究に対して滑川道夫は「わたしは目の覚めるような感動を覚える」と言うが、私は石田英一郎の説に対しては、はなはだ不満である。 たしかに桃太郎や一寸法師の話を、世界各地に分布する処女受胎の話の中に位置づけることは可能である。またそれが、一民族の始祖がすべてのものを生み出す創造の根源としての母なるものから出発するということ、しかし母だけでは豊かな想像力の源となる「種」がないので、その種を処女のまま生んだ我が子からもらうという母子相姦を想定せざるを得ないという、宗教的=神話的諸表象の中から産み出された話であることも、うなずくことが出来る。しかしそれと同時に、「小さ子」の問題がその母の中でかすんでしまい、また単なる位置付けにとどまり、一寸法師や桃太郎の話の日本における独自性という問題は見失われてしまうことになる。 柳田自身、「水の神の信仰を暗示するかと思う説話は、他の多くの国にも有るけれども、日本に伝わったものだけは著しく型が違って居る。少なくともある特殊の部分が異常に行き進んで居る。たとえば小児の誕生を水の神の霊威に託するというだけの信仰ならば、偶然であれ、はた伝播であれ、異なる多くの民族にも共通であったろう。ただ日本は海の国、そうして又山川のたぎち流るる国であったが故に、海には『うつぼ舟』の漂着した話、川には瓜子姫桃太郎の話などが、他には類の無い発達をしたのである」として、他の国に類のない日本独自の特性を探ろうとしている。 柳田と石田英一郎の視点の取り方の相違にひそむ「近代」の問題、日本民族という視点(柳田)で考えるか、全人類的視野(石田)で考えるかといった問題意識ではなく、私は桃太郎や一寸法師の話の日本における独自性を、日本の風土の特色である「川」に注目して探り当てたいのである。日本独自の問題を突き詰めて行くことによって始めて人間そのものの持つ普遍的な情念を探り当てることもできるのではないかと思うのである。
(神奈川歯科大名誉教授)


鎌倉朝日新聞社

鎌倉で上映会と大嶋監督トーク

『鎌倉アカデミア 青の時代』

戦後の日本で開校し、4年半で幕を閉じた鎌倉アカデミアを描いたドキュメンタリー映画『鎌倉アカデミア青の時代』の全国上映に先駆けて、5月14日鎌倉市雪ノ下の鎌倉市川喜多映画記念館で上映会と映画監督のトークが行われた=写真。 大嶋拓監督は、鎌倉アカデミア演劇科の教授を務めた劇作家・青江舜二郎氏の長男。2006年5月、光明寺での創立60周年記念祭から2016年6月の70周年記念祭の日までカメラを回して撮影。「鎌倉アカデミアを伝える会」らの協力を得ながらそのOBなど20人を超える関係者にインタビューし、編集に半年をかけて完成させた。「映画ができてほっとしている」と大嶋監督。そこに学んだ人たちが90歳近くになってもその志を心に、生き生きと人生に向き合っている姿を作品で確かめ「自由」「教育」「人間の結びつき」などについて考えてほしいという。 春風社代表・三浦衛さんは、「当時と現在をさざ波のように行きつ戻りつして展開し、時代の背景などが浮かびあがる。インタビューの話にも味がある」と感想を述べた。 伝える会の小泉親昂副代表は「映画を観てあらためて、これからも伝えて行かなければならないと感じた」と語った。



体育功労者・優秀選手・団体を表彰

鎌倉市体協

鎌倉市体育協会(山口宇宙会長・31団体)は平成28年度に活躍した優秀選手17人、優秀団体3、各団体が推薦する功労者8人を5月17日鎌倉武道館で表彰した。カッコ内)推薦団体。敬称略。
【体育功労】向井克彦(野球)古井佳雄(水泳)岩田桂司(柔道)増子義明(テニス) 吉井光世(弓道)後明正廣(スキー)河合克也(サッカー)川崎ひさ江(太極拳)
【優秀選手】髙梨由彩(野球)伊藤槙紀(卓球)土田充千穗・田村亮輔(水泳)田牧明花音(陸上)熊谷倫(ソフトテニス)前田忠昭・中川洋三・星井眞・前川和正・高橋和彦(テニス) 山本尚・石塚俊逸(スキー) 大塚諒(サッカー) 田口令子(のりこ)(ラグビーフットボール)鈴木典子(太極拳)沼上勝江(ボウリング)【優秀団体】山﨑ファイターズ・三菱電機テニス日本リーグチーム・鎌倉市役所サッカー部



優秀選手功労者を表彰

葉山町体協

葉山町体育協会(中川六郎会長・21団体)は平成28年度に活躍した選手の表彰式を4月9日葉山町福祉文化会館で行った。表彰は過去最多の43件を数え、優秀選手41人、優秀団体3、功労賞2人、特に顕著な功績のあった人へ贈られる栄光賞が1人だった。カッコ内は推薦団体(敬称略)
【優秀選手】中田美緒(バレーボール)上田虹輝・岩澤龍斗・齊藤香織・松井一葉・松尾真弓(陸上)伊東洸佑(ソフトボール)毛利和可奈・春山港月・亀井野乃・堀口裕・千葉海瑠・春山海月・新井天丸・水留捺月・村松爽・海保勝之(空手道)蝶野友香・川岸七菜・久武安雄・魚住 蘭・吉田華菜子(テニス)青山若生・西田帆七・左近麗咲子・上田瑞・肥後滉佑・大澤雄帆・青山知央・金子道之介・桑野明日佳・国見有・磯村麟之介・林玄・上田直樹・伊藤聖夏・桑野絵里佳(セーリング)吉川こみち・上町杏夏(水泳)浅野稜悟・浅野稔理(町体育協会)
【優秀団体】葉山中学校聖心館葉山(空手道)葉山警察署少年柔剣道推進会(剣道)葉山中学校サッカー部(サッカー) 【功労賞】小峰 功(陸上)長松恵(セーリング)
【栄光賞】小峰功(陸上)


鎌倉朝日新聞社

鎌倉に古民家をつくろう

日本の伝統構法セミナー

「鎌倉で『木』と暮らす」をテーマに5月13日、鎌倉商工会議所でセミナーが開かれ、日本の伝統構法の一つである「石場建て伝統構法」が紹介された=写真。 伝統の職人技で鎌倉の街並みに合った家づくりをしている戸井田工務店(戸井田晃英社長)が昨年から行っているセミナーの2回目。 講師の滋賀県大津市の梓工務店・伊東裕一会長は、住む人が健康で心地よく暮らせる家を追い求めて「石場建て伝統構法」に行き着いた。これは、基礎にコンクリートを使わず、礎石の上に柱を立て、足固めで柱同士をつなぐ。地震の揺れに対し礎石に載せた柱ごとずれて倒壊を防ぐ木組みの構法で、耐震性も立証されている。土壁と木からの香りのする自然素材からなる家は日本の気候風土に沿って建てられるため、家そのものも長生きするという。全国でこれまでに40軒近く手掛けている。 戸井田社長は「伝統構法に取り組む意義は、古来の技術や匠(職人)の技を継承することにある。鎌倉に古民家を新築し、古都の伝統を活かした街づくりにつなげていきたい」と話していた。 (8面に関連記事)


鎌倉朝日新聞社

「ひと」 マーマレード世界大会・職人部門で金賞を受賞

日髙直穂子(ひだかなおこ)さん

逗子・小坪でカフェ「南町(みなみちょう)テラス」を営む。「まちの駅」にも登録、地域住民の交流拠点になっている。今年3月、英国で行われたマーマレードの世界大会で金賞に輝いた。受賞を励みに一層のステップアップを目指す。 群馬県生まれ。中学生から東京に移った。広島出身で東京の大学に進んだ仁(じん)さんと1995年に結婚。2003年に長女が生まれたのを機に鎌倉・七里ガ浜に転居した。 一戸建てが欲しいと探したところ、小坪4丁目に築40年の古民家が見つかり購入。2010年に七里ガ浜から引っ越した。空きスペースを利用して2年後にカフェを開店させた。「カフェを開くことは以前からの夢だった」。   小坪4丁目はかつて「南町」と呼ばれていた。店名は旧地名を用いた。眼下に小坪湾と逗子マリーナ。晴れた日には江の島や富士山、伊豆半島、大島が見渡せる。海に面した7席ほどのこじんまりしたカフェだ。 コーヒー、紅茶、ジュース、ケーキ類は3百~6百円。ランチメニューは百円から。すべてが手作り。人気がある自家製酵母パンは酵母も自ら作る。材料は無農薬、有機栽培にこだわる。地元産のシラス、ヒジキ、テングサを用いることを心がける。 3年ほど前、建築家の仁さんが鹿児島県・肝付町の古民家活用の仕事を依頼された。現地を訪れた際に同行した。同地の辺(へ)塚(つか)集落で栽培される辺塚ダイダイと出会った。「味といい、香りといい、不思議な魅力に取りつかれた」。早速、マーマレード、ジュース、ケーキの材料に使ったところ、人気商品となった。3年目で「辺塚ダイダイマーマレード」の自信作ができるようになった。 今年3月、英国・デールメインで開かれたマーマレードの世界大会 「The World’s Original Marmalade Awards 2017」の職人部門に初めて出品した。全体で3千点以上のエントリーのなか、満点で金賞(56店)に選ばれた。「これまではすべて自己流だったので自信につながった」と語る。 カフェを中心に多彩なイベントを開催する。「将来、マーマレードの作り方教室も考えたい。山が見えるカフェも実現させたい」。夢が膨らむこのごろである。営業は土、日曜日のみ。
問い合わせは南町テラス 0467・84・7162(営業日のみ対応)
文・写真 浅田勁


鎌倉朝日新聞社

健康百科通信(97)

大動脈瘤―胸、背中、腹のその痛みは心筋梗塞でない
  鎌倉市医師会理事 浜名哲郎

痛みの場所が移動して行くのは大動脈瘤の典型的な痛みです。大動脈の血管壁即ち中膜部分の剥がれる場所の移動は、痛みの場所の移動となります。心電図検査で異常無く、剥がれた大動脈血管壁の中膜が、頭に行く血管を塞ぐと失神や意識の消失を起こします。 心臓の近くで血管壁の中膜部分の剥がれは大動脈弁の閉鎖不全で逆流や、心筋を還流する血管の冠動脈を塞いで心筋梗塞も起こします。 大動脈瘤は70歳以上の方が7割以上を占めます。この様に多様な症状を示す時には、胸の側面からのレントゲン撮影で瘤による大動脈の直径の拡大を撮影観察、更に心臓超音波検査やCT検査の追加が有効です。 また腹部の拍動する腫瘍は癌でなく、腹部動脈瘤かもしれません。70歳以上では2%前後発見されます。欧米では3cm以上の腹部動脈瘤の発見は8%位です。血管壁の中膜部分の剥がれは嘔吐や腹痛そして尿の出が悪い等の症状も出ます。腹部超音波検査や更に腹部のCTの検査が必要です。 手術が必要となる大動脈瘤は、瘤の直径6cm以上、1年間の成長径0・5cm以上のものです。そして多くの大動脈瘤は、CT検査を行い、経過観察(形の変化や大きさの変化)をして行きます。 また胸と腹のダブルでの動脈瘤も有るので、腹に有る時は胸の検査も合わせて行います。胸と腹ダブルでの動脈瘤の有る頻度は、動脈瘤のほぼ8%~9%です。そして経過観察中は服薬して、血圧を適正な値に保ちます。またお腹をベルトや帯で締め上げない事や、転倒によるお腹や胸の瘤に衝撃を与える打撲にも気を付けたいものです。

富士見診療所 所長
鎌倉市台3―9―32
0467・44・0001


鎌倉朝日新聞社

5月は花も緑も鯉のぼりも“満開”…鎌倉中央公園

鎌倉朝日新聞社

え、これが公園の遊歩道…夫婦池公園

鎌倉朝日新聞社
鎌倉朝日新聞社

木っこリーズのこもまき活動

鎌倉朝日新聞社

自然と共存できる街 永遠(とわ)に

公益財団法人 鎌倉市公園協会

1966年1月に「古都保存法」が誕生するきっかけとなった緑保全のための市民運動、御谷騒動に見られるように、鎌倉市民は緑に対する意識が高いようだ。緑の保全に向けた活動をする鎌倉市公園協会について、同協会業務課主事平田有紀さんにうかがった。

市民のための市民による市民の公園を

鎌倉にはいくつ公園がありますか。

規模の大きな公園は鎌倉海浜公園、源氏山公園、鎌倉中央公園,笛田公園、夫婦池公園、六国見山森林公園、散在ガ池森林公園の7公園、それに公園と言う呼び名ではないですが鎌倉広町緑地があります。その他に近隣公園や街区公園と言って街中にある比較的規模の小さな公園が235(うち1つは近隣公園)、児童遊園等が34あります。合計面積は149・25㌶、一人当たり公園面積は、8.64平方㍍です。

そのうち公園協会が管理している公園は。

広町緑地も含め、笛田公園以外の全ての公園を管理しています。

笛田公園は、どうして公園協会の管理ではないのですか。

指定管理者制度のもとで市から指定を受けた管理者が公園を管理することになっていますが、笛田公園は野球場やテニスコートがある公園でほかの公園とは仕様が違い、運営管理が分けられているのです。

公園協会はどんなきっかけから生まれたのでしょうか。

1984年3月、鎌倉市に代わって公園の運営管理を行うため、市の出資で鎌倉市公園協会が財団法人として誕生しました。そして2006年から公募による指定管理者として選定されました。

どのような公園づくりを目指していますか。

それぞれの公園でキャラクターが違います。 鎌倉中央公園ではエリアを区分し、谷戸の風景や生活、植物を保全して大切に残していく場所と、都市緑化植物園として緑に親しむ場所を共存させた公園にしたいと考えています。
鎌倉海浜公園は、由比ガ浜と稲村ガ崎、坂ノ下の三地区あるのですが、海に面した公園で観光客の来訪が多いです。そのなかで、海岸線の動植物を保全しながら観光客にも鎌倉らしさを楽しんでもらえるような公園にしたいと考えています。
源氏山公園は、源頼朝像を中心に春は桜の名所、秋は紅葉の名所で鎌倉の主要な観光ルートの1つでもあるので、観光客がより鎌倉の自然を体感できるような公園にしていたいと思います。
夫婦池公園は、鎌倉の中の秘境とも言える場所で、知らない方が意外と多いです。鎌倉山の北側の谷戸にあるひっそりとした山林の公園なので、その静かな雰囲気を楽しめる森林の豊かな公園にしていたいと思います。
散在ガ池森林公園は、今泉台の谷戸にある公園で、森林公園と言う名前のとおり緑が深く、野鳥の飛来数が多いので、山道の整備と野鳥観察ができるような場所作りを大切に管理しています。
六国見山森林公園は、眺望のよいハイキングコースとして丘陵地の豊かな植生を保全した公園としています。
鎌倉広町緑地は、一番新しく管理をすることになった公園で、鎌倉広町の森市民の会と鎌倉造園界との協働で管理しています。

市民と共に学び育てる公園づくり

公園サポーターとは。

指定管理者制度の導入で創意工夫をしてより良い公園にしていかなければならなかったのですが、その中で出てきた提案の一つが「公園サポーター制度」でした。それは市内の公園で畑や緑を学び親しむ活動を提供し、公園を共に管理していきましょう、ということで「市民と共に学び育てる公園作り」をモットーに自然と人が触れ合いながら管理する市民ボランテイア活動のアイデアでした。
「土っきリーズ・サポート」は、1年間の養成講座受講後中央公園の畑で土作り野菜作りを学びながら公園の苗圃管理の手伝いをしてもらいます。
「木っこリーズ・サポート」は、木の剪定講座を1年間受講後中央公園や海浜公園、源氏山公園などで高木管理や垣根作りなどの公園管理の手伝いをしてもらいます。
「やる樹会」は、教養センターでの講習を受講後OBがサポーターとして入り、中央公園で樹木の剪定を行っています。
「花はな育て隊」は、中央公園の花壇作りをしていますが、最近「初級ガーデニング講習」も始まりました。わくわく花フエスタ(4月29日開催)では、同隊が育てた寄植え鉢を販売し好評でした=写真左上。
「クリスマスローズ部」は、花はな育て隊の有志がつくったグループです。中央公園駐車場に面した遊休地を活用しクリスマスローズを中心としたイングリッシュガーデンを作っているグループです。
「こどもエコパーク・サポートの会」は、当協会が開講している小学生向けの自然遊びをする講習がありますが、その講座の企画運営に協力しているグループです。
「ハーブ園請負人」は、中央公園事務所裏にあるハーブ園でハーブの育成管理のかたわらハーブを利用した催しやクラフト作りなどをしています。
「この木なんの樹調査隊」は、市内の公園を巡り、観察がてら樹木の名前を調べて樹名板を作っています。それを作ったデータを集めて園内の見所を紹介する案内マップも手作りしていて、散在ガ池森林公園のマップはすでに配布中、現在夫婦池公園を作成中です。
「路草会」は盆栽の育成と展示をしています。
紹介したのは協会で直接運営している「公園サポーター」ですが、この他にも山崎・谷戸の会はじめ沢山の市民活動グループが活躍しています。

フォトコン締切9月15日

その他の一般市民向け催し物は。

季節に合わせた行事をさまざま企画しています。 春は「わくわく花フェスタ」(4月29日)、夏には中央公園の夏期早朝開園に合わせて7月29・30日に「おはよう花市」が開催されます。 また、9月15日締め切りで今年も「フォトコンテスト」が開かれます。公園で見つけた素敵な風景をカメラにおさめて出品してください。10月末の「中央公園フエスティバル」で表彰し、鎌倉駅・大船駅で展示します。

講座もいろいろ開催されていますが。

「鎌倉の自然を学ぶ」をキーワードに春に開講する年間講座があるほか、「ミニ園芸教室」を月替わりで開講しています。 6月は3日「小盆栽、松杷類の芽摘、整技法」など9回開催されます。90分の講習で、事前申し込み不要、無料です。 自然観察会は毎月第三日曜日で、当日受付です。

どうもありがとうございました。

鎌倉市公園協会
鎌倉市山崎1667 鎌倉中央公園内  0467・45・2750


いざっ!!鎌倉てらこや(36)

開店!ビストロてらハウス
NPO法人鎌倉てらこや事務局長 小木曽 駿

お友達の家に遊びに行くように〝ふらっと集える居場所〟として、平日の放課後の時間(15~18時)に無料開放している「てらこやハウス」(以下てらハウス)。 そのてらハウスで、4月から新たな試みが始まった。毎月一夜限り、最終金曜日の18時から開店する「ビストロてらハウス」だ。きっかけは、ある男の子との何気ない会話だった。 「腹減ったー、お菓子ないの?」「もう夕方だし、御飯食べられなくなっちゃうよ?」「でも、お母さん帰ってくるの夜9時すぎだから、夕飯遅いんだよ」「じゃあ、みんなで夜ご飯を食べる企画したら参加する?」「参加する!絶対やってよ!」。 こうした熱烈な要望を受けて始まったのが、ビストロてらハウスである。参加費は無料。その代わり、大学生のお兄さん・お姉さんと一緒に夕食を作り、お片付けも自分たちでするのが約束だ。 4月は「餃子作り」に挑戦した。普段はやんちゃしているのに、器用な包丁さばきで野菜を切り、尊敬を集めた男の子。大学生が具を包むのに戸惑っていると、手際よくお手本を見せ、「こうやればいいんだよ!」と指南してくれた女の子。子どもたちの、いつもとは違う一面を垣間見ることができた。みんなで包んだ餃子は、実に350個!焼き立てなのに、無理して頬張る姿が印象的だった。 また、見様見真似で具を包む、餃子作り初めての男の子もいた。様々な家庭状況はあるだろうが、子どもと保護者で一緒に夕食を作る時間は貴重なのかもしれない。夕飯は、いつも一人で食べるという女の子の話も聞いたことがある。 てらハウスに訪れるのは、〝普通〟の子どもたちだ。しかし、子どもたちはそれぞれ多かれ少なかれ、様々な背景を抱えながら生きている。てらハウスでは、そうした一人ひとりと向き合いながら、日々の思い出を積み重ねていきたい。色々な思い出が詰まったてらハウスに、今日も子どもたちが、「ただいまー」と声を張り上げて帰ってくる。

鎌倉てらこや事務局
0467-84-9746(平日13~17時)
http://kamakura-terakoya.net/


鎌倉朝日新聞社

岩崎別荘の絵葉書

鎌倉の失われた風景(36)

扇ガ谷の岩崎別荘 島本 千也

鎌倉に存在した数ある別荘の中でも最大規模のものは、扇ガ谷84(千葉ケ谷)にあった岩崎家の別荘であった。 三菱四代目の岩崎小彌太が母(早苗)の療養のために造ったもので、敷地面積は2万2549・8坪。駅近くから佐助へ抜ける隧道の右手谷戸の東南向き面である。長谷の前田家(現、鎌倉文学館)が約1万坪であったから、その倍以上となる。 現在、鎌倉市が鎌倉歴史文化交流センターとして準備している施設のあたりに母屋があり、ほぼ平屋で総坪199・6坪、1階185・8坪、2階13・8坪の女中部屋があった。母屋からは由比ガ浜も見通せる位置にあった。谷戸の下手に茶室や池が配されていた。 現在ある古我邸は三菱の重役、荘清次郎の別荘であり、一種の門番的な位置にあった。谷戸の入り口に通用門はあったが、正門は佐助へぬける隧道の手前から回り込んで洞門を入っていた。大正10年5月の虚子の写生文「春雨小曲」に佐介からトンネルを抜けた所で「トンネルを抜けると廣い別荘の横手に出る」と書いている。 鎌倉には岩崎家及び三菱系の人が何人もいた。(岩崎小彌太、母早苗、弟俊彌、荘清次郎など)大正12年の関東大震災後の震災見舞い寄付金総額約8万円のうち、小彌太が3万円、三菱一族で合計4万円を寄付している。鎌倉宝物館(国宝館)建設にも5千円寄付しており、最大のスポンサーシップを発揮している。 鎌倉の別荘は昭和4年、母早苗がなくなるまで利用されていた。その後(昭和10年)解体されて東京府麻布区笄町長谷寺に寄贈されるが、東京空襲で焼失している。 一方、小彌太の別荘としては熱海の陽和洞が現存しており、箱根芦ノ湖畔の見南山荘は小田急「山のホテル」としてツツジの名所で知られる。 京都南禅寺近くにも小彌太別荘巨陶庵があった。巨陶は小彌太の俳号である。「ホトトギス」の事務所は三菱の丸ビル入居者第1号でもあり、赤星水竹居・ 佐藤漾人なども虚子門下であった。小彌太の俳号を依頼された虚子は「古陶」と名づけた。しかし、巨漢であった小彌太は自ら「巨陶」としたと伝わる。『岩崎小彌太伝』には京都での俳句は残されているが、鎌倉で詠まれた句はほとんどない。
「鎌倉の失われた風景は」今回で終了となります。3年間の御愛顧感謝いたします。


鎌倉朝日新聞社

梅津美葉さん

鎌倉市倫理法人会 通信

「いざ、鎌倉!」43 歴史と伝統のある鎌倉を梁山泊に!
 第4回東日本支援チャリティーコンサート
 鎮魂と祈りの音色~TSUNAMIヴアイオリンのご案内

あの甚大な被害をもたらした東日本大震災から6年が過ぎました。一部の避難地区解除の動きはありますが、被災地の復興はまだまだの状況です。鎌倉市倫理法人会では、震災の記憶を風化させないように今年も追悼と復興の祈りを込めた「第4回TSUNAMIヴァイオリンチャリテイーコンサート」を開催します。 「TSUNAMIヴァイオリン」は陸前高田市で一本だけ残った通称「奇跡の一本松」の一部を使用して作成されたヴァイオリンです。演奏者は鎌倉の誇るヴァイオリニスト梅津美葉さん。震災で亡くなられた方々に捧げる鎮魂の素晴らしい音色をどうかお聴きください。 コンサートの収益金は、震災で両親を失い孤児となった子供たちの支援活動資金として「鎌倉てらこや」を通じて活用させていただきます。皆様のご支援をよろしくお願いします。
▼日時 6月11日(日)午後2時開演
▼会場 鎌倉女子大学二階堂学舎(鎌倉駅より京急バス杉本観音下車)
▼第一部マジック・ショウ(鎌倉マジシャンズクラブ有志)
第二部TSUNAMIヴァイオリンコンサート=ヴァイオリン・梅津美葉、ピアノ・デュオうさくま(杉山泰&宇治田かおる) 【梅津美葉プロフィール】鎌倉高校在学中に第60回日本音楽コンクール第一位。桐朋学園大学在学中に渡仏パリ・エコールノルマル音楽院最上級演奏家課程で最優秀賞・特別賞受賞。現在、桐朋学園大・洗足学園音楽大学講師、各種コンクール審査員。
▼共催 鎌倉てらこや
▼後援 鎌倉市教育委員会、鎌倉女子大学、鎌倉マジシャンズクラブ
▼料金 大人2千5百円、中学生以下千円
▼チケット取扱
0467・22・8537Fax
0467・22・8506(ガソリンスタンド・マツヤ)
▼問い合わせ鎌倉市倫理法人会事務局 045・315・2433 FAX045・315・2434


鎌倉朝日新聞社

新刊書 3年ぶりの新刊『郷土誌 葉山』

葉山郷土史研究会

葉山に残る古文書の掘り起こしを行いながら、町民目線の歴史に光を当てた『郷土誌 葉山』をこれまで10冊発行してきた葉山郷土史研究会(矢嶋道文会長・会員31人)が4月23日に第11号を発行した=写真。 10号以降は町制施行90周年記念誌『葉山町の歴史とくらし』(2015年1月発行)の編さんに当たっていた同会としては3年ぶりの新刊で、90年誌に掲載できなかったものや正誤表などをまとめた拾遺の形とした。 巻頭で町内の旧家から提供された大正中期の御用邸正門や周辺の写真を収めた『御警衛記念アルバム』や明治初期の日本の文明開化の世相を映した錦絵などを紹介。 本編に葉山マリーナの場所にあった知られざる造船所の戦中戦後の変遷、長柄地区に残された「農業日誌」にみる日露戦争当時の様子や関東大震災の記録など興味深いテーマが並ぶ。大日本帝国憲法の起草にも参画し日露戦争を勝利へ導いた政治家金子堅太郎の葉山での暮らしも金子家の協力で初めて取り上げた。 一昨年、上山口の旧家で発見された江戸時代の「旅日記」からは葉山から伊勢、西国三十三所巡礼、日光東照宮、江戸などを経て葉山に戻る75日間の徒歩での諸国漫遊ルートを解説。鈴木雅子編集長(70)は「奥深い葉山の歴史を多くの方々へ伝えたい」と話す。
千円。問い合わせ葉山まちづくり協会 046・876・0421(K)


鎌倉朝日新聞社

『鎌倉夢幻』

杉本睛子著

『穴』『鎌倉夫人』『幻花』などの著書があり、長く鎌倉に住んで小説を書き続け、昨年亡くなった杉本睛子氏の遺作が本になった。誰よりも原節子を愛し続ける喫茶店「ハリウッド」のマスターと偶然出会った初老の男・石山。鎌倉の歴史と風土をバックグラウンドにして、二人の魂の交流が物語られてゆく。どこか懐かしい〈こころの風景〉に引き込まれる。 若くして公の舞台から姿を消した女優・原節子だが、その存在は鎌倉の空気に溶け込んで多くの人の心を捉えていたのだろう。「ハリウッド」はかつて実在した喫茶店で、著者はマスターに取材を重ねて作品に仕上げたという。
1728円、冬花社刊?0467・23・9973
著者は「鎌倉朝日」にかつて連載執筆していただいたことがある。



終の棲み家を考える38

結露は止まる

結露が発生には二つのタイプがあります。冬型結露と梅雨型結露です。 梅雨型結露は春先から夏にかけて降雨による水分の供給が豊富で湿度100%に近い状態で発生する結露です。これは期間も短いし、雨が降れば必ず発生する訳でもないので、建物を痛めるほどの事ではないと考えられます。 問題は冬型結露で、暖房の為に石油ストーブやガスストーブを使って部屋を暖めるわけですが、石油やガスが燃焼すると水と二酸化炭素に分解されます。窓も閉め切ってあるので人の呼吸からも水分は発生しています。室温も25度以上あり、何しろ冬場の建物の内は水蒸気で一杯です。 夜になり睡眠する時は、暖房のスイッチは全て消されます。布団の中は温かいのですが、冬場の明け方は5度前後にまで室温が下がります。25度以上で空気中に漂っていた水蒸気は、5度前後に下がった室内では空気の中に漂っていることができずに必ず結露に変わります。ガラスの表面だけでなく、壁の中でも結露が起きています。建物を傷める結露が暖房をしている期間毎日起こっています。 解決策は簡単で、家の中の温度を一定に保つことができれば結露は起きません。マンションでも結露は止められます。作り方が難しいだけです。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/


鎌倉朝日新聞社

だんかづら

チワワのナナ(10歳)です。小さいけれど元気いっぱい、お散歩が大好き。大好物は、ヨーグルトと納豆という健康志向!おっとりしていて優しく、家族みんなから愛される癒し犬です。
浄明寺 鈴木さん方



画廊・ギャラリー

●ギャラリー一翠堂
月1~5日瑠璃の会ソープカービング展
7~11日島田満孝作陶展
22・3769



お知らせ

●アクアリウム・ラボ
6月25日まで葉山しおさい博物館。葉山や相模湾に生息する生物の生きた姿を展示。3百円。
876・1155
●吉屋信子記念館公開
6月1~3日毎週土・日曜、10~16時。無料。
鎌倉生涯学習センター 25・2030
●漁協の朝市
6月1・15日10時、腰越漁港。
腰越漁協 32・4743
4日10時、鎌倉パークホテル駐車場。
鎌倉漁協 22・3403
●梅の実の即売会
6月4日10時、鎌倉生涯学習センター。十二所果樹園で収穫した無農薬の梅の実。
鎌倉風致保存会 23・621
●虫歯予防デー無料相談会
6月4日11~15時、イトーヨーカ堂大船店。無料。
市歯科医師会 45・2755



き く

▼鎌倉吹奏楽団Music Farm第19回映画音楽特別演奏会
6月3日14時、藤沢市民会館。「オペラ座の怪人」「天地人」など。無料。
上戸方 22・3998
▼第4回東日本支援チャリティーコンサート
6月11日14時、鎌倉女子大二階堂学舎。東日本大震災の津波の流木からつくられたTsunamiヴァイオリンを梅津美葉さんが演奏。「ビートルズメドレー」など。鎌倉マジシャンズクラブのマジックも。2千5百円。
鎌倉市倫理法人会 22・8537
▼湘南モーツァルト愛好会第161回例会
6月25日14時、藤沢リラホール。トロイ・グーギンスさんのヴァイオリンリサイタル。モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲」など。3千5百円。
046・872・1963
▼クール百音第13回定期演奏会
6月30日18時半、横浜みなとみらいホール。女声合唱団クール百音を児島百代さんが勇退する記念のコンサート。児島さん作詩「落日」や、組曲「鎌倉の四季」など。2千5百円。
佐野方 090・5520・7053
▼沢知恵チャリティーコンサート
6月17日14時、横浜市開港記念会館。福島の子どもたちの支援コンサート。「アメイジング・グレイス」などを歌う。2千5百円。
シェアハート鎌倉 090・5751・3185
▼音楽で綴る没後35年グレースケリーの秘話
7月2日14時、鎌倉生涯学習センター。グレースケリー出演の映画音楽や人生にまつわる歌とピアノ、映像。「私のお父さん」「バラ色の人生」など。3千円。
スタジオエスポワール 22・1759
▼湘南の歌姫たち第5回コンサート
7月15日15時、藤沢市民会館。悦田尋比呂子さん、山本佳代さん、栗林朋子さんの海に寄せての歌とオペレッタ名曲選。3千円。
藤沢市みらい創造財団 0466・28・1135
▼ギターコンサート ロック オブ クラシック
7月21日18時半、鎌倉生涯学習センター。ギターアンサンブル・Danrok(だんろく)の演奏。「インスピレーション」など。中学生以上。無料。申込は7月4日までに往復ハガキで。
詳細は問合せ。同センター 25・2030


鎌倉朝日新聞社

第43回鎌倉市長賞受賞作品「パワースポット」中川 美千男さん

第44回 鎌倉写真連盟展

6月14~18日、鎌倉生涯学習センター。

アマチュア13団体、会員約240名が加盟する鎌倉写真連盟(高橋貞夫会長)の第44回展。 去年の鎌倉市長賞受賞作品など約2百点を展示。
高橋方 48・0265


鎌倉朝日新聞社

国宝 諸尊図像集のうち天

み る

▼生誕120年宇野千代展―華麗なる女の物語
7月17日まで県立神奈川近代文学館。作品原稿や挿絵原画、愛蔵の品々などを展示。4百円。
▽記念講座「宇野千代の文学」6月24日13時半、文芸評論家・尾形明子さんの講演。6百円。要申込。
045・622・6666
▼川喜多映画記念館
▽企画展「鎌倉映画地図」7月2日まで。3百円。▽映画6月2~4日「陽炎座」、13~15日「ウォーナーの謎のリスト」、16~18日「はつ恋」、27~29日「山の音」、30日~7月1・2日「海街diary」千円。▽トークイベント『海街diary』と鎌倉7月2日15時40分。是枝裕和監督のトーク。千円。
23・2500
▼特別展 国宝金沢文庫展
6月18日まで神奈川県立金沢文庫。称名寺に伝来し、金沢文庫が管理する称名寺聖教・金沢文庫文書が国宝に指定された記念の展示。高野山金堂指図など。5百円。
045・701・9069
▼特別展「『續こしかたの記』刊行50周年記念 名品でたどる、清方のあゆみ」
7月2日まで。3百円。
▽講演会「鏑木清方の金沢八景」6月6日13時半。横浜美術館主任司書・八柳サエさんが清方と横浜・金沢との関わりを語る。5百円(観覧料含)。要申込。
23・6405
▼アトリエM・百人の画仲間合同美術展
6月4日まで鎌倉生涯学習センター。無料。
同センター 25・2030
▼日本現代工芸美術展
6月1~10日神奈川県民ホールギャラリー。第56回日本現代工芸美術展受賞作や文化勲章受章作家の作品、神奈川で活躍する若手作家の作品など。漆の美展と第1回神奈川工藝美術展も併催。
現代工芸美術家協会 080・6553・4689
▼パネルで知ろう!玉縄の歴史
6月1日~7月30日玉縄図書館。玉縄歴史の会作成の古地名地図や昭和初期の航空写真などの展示。無料。
同館?44・2118
▼25周年鎌倉太極拳フェスティバル
6月11日10~16時、鎌倉武道館。加盟21団体と招待選手の演武。無料。同会?43・2965
▼県民のための能を知る会
▽6月4日10・14時、鎌倉能舞台能。能「玉(たま)鬘(かづら)」「半蔀(はじとみ)」など。5千5百円。
▽6月18日14時、国立能楽堂。能「一角仙人」など。8千円。
鎌倉能舞台 22・5557
▼第15回鎌倉ボウル
6月25日8時、鎌倉笛田公園。鎌倉の高校生や社会人のアメリカンフットボールチームの試合。無料。
鎌倉アメリカンフットボール協会 045・866・2194
▼映画
▽「最高の花婿」6月10日10・14時。監督の実体験を基に異人種間結婚を描いた感動作。4百円。
あーすぷらざ?045・896・2299
▽「カロル―教皇になった男」6月18日13時、鎌倉生涯学習センター。教皇ヨハネパウロ2世誕生までの半世紀を描く歴史ドラマ。5百円。
村田良策記念アトリエM 22・1759
▼銀の鈴社の催し
▽古民家を改装したサロンで楽しむぶんしょうづくり教室6月24日10時、銀の鈴サロン。3千円。要申込。▽村山耕二ガラス作品展24日~7月4日
銀の鈴ギャラリー  61・1930
▼中国影絵公演と影絵体験
7月16日14時、鎌倉市中央図書館。影絵劇「皮(ピー)影(イン)戯(シー)」の子ども向け公演と人形操作の体験。無料。要申込。
同図書館 25・2611



美術館・文学館めぐり

県立近代美術館 葉山?046・875・2800 砂澤ビッキ展―木魂を彫る 彫刻約20点、絵画・デッサン約50点 ~6/18
1200円
県立近代美術館 葉山
046・875・2800
躍動する個性―大正の新しさ 関根正三ら大正時代の美術。新収蔵作品も ~6/18
250円
県立近代美術館
鎌倉別館
22・5000
建築家・大髙正人と鎌倉別館 日本画など所蔵作品で別館の歩みを辿る ~9/3
600円
鎌倉国宝館
22・0753
常盤山文庫名品展2017 墨蹟(禅僧の書)や水墨画、天神像など 6/10~7/17
400円
鎌倉文学館
23・3911
漱石からの手紙
漱石への手紙
友人、家族、門下生らとの手紙から足跡を辿る ~7/9
400円
鏑木清方記念美術館
23・6405
名品でたどる、清方のあゆみ 「續こしかたの記」の文章と同時期の名品 ~7/2
300円
鎌倉市川喜多映画記念館
23・2500
鎌倉映画地図 名作を鎌倉の風景写真とともに振り返る ~7/2
300円
観音ミュージアム
22・6100
特別公開あじさい屏風―長谷寺あじさい図鑑 長谷寺所蔵・紫陽花屏風、あじさい団扇など ~7/9
300円
県立金沢文庫
045・701・9069
国宝 金沢文庫展 称名寺聖教・金沢文庫文書国宝指定記念 ~6/18
500円
山口蓬春記念館
046・875・6094
山口蓬春の日本画と写生 四季を感じさせる草花の日本画と写生 6/10~10/22
600円
藤澤浮世絵館
0466・33・0111
国貞の東海道と江の島 歌川国貞の東海道作品、花鳥画など 6/2~7/17
無料
横須賀美術館
046・845・1211
デンマーク・デザイン その歴史と家具や食器などの名作約190点 ~6/25
1000円
茅ヶ崎市美術館
0467・88・1177
第35回茅ヶ崎美術家協会展 一般公募入選作品と協会会員の作品 6/13~7/8
無料
神奈川近代文学館
045・622・6666
生誕120年宇野千代展―華麗なる女の物語 原稿や絵など約250点から生涯と活動を展観 ~7/17
400円
横浜美術館
045・221・0300
ファッションとアート麗しき東西交流展 西洋との文化交流を装いや美術から紹介 ~6/25
1500円
そごう美術館
045・465・5515
没後20年司馬遼太郎展―21世紀未来の街角で 自筆原稿や挿絵、初刊本など 6/2~7/9
1000円
大佛次郎記念館
045・622・5002
大佛次郎のヨコハマ・スピリット 横浜との関わりを辿り大佛次郎の源流に迫る ~7/9
200円


鎌倉朝日新聞社

木内小夜子作「波浪文大皿」

鎌倉彫三代展

木内翠岳・小夜子・史子

6月28日~7月3日鎌倉生涯学習センター。 木内小夜子さんの古希記念の展示会で、親子三代の作品を紹介。大盆、茶道具、レリーフなど。 鎌倉彫伝統工芸士の認定も受けた木内翠岳氏(1915?2008)は1955年、鎌倉市小町に鎌倉彫一翠堂を設立。現在は娘の小夜子さんと孫の史子さんが受け継ぎ、鎌倉彫の木地販売と制作、鎌倉彫教室を行っている。定期的に教室展をしているが、自分たちの作品展は20数年ぶりという。
一翠堂 22・3769



まなぶ

▼観察会「葛ヶ浜海岸の断層と鐙摺の不整合」
6月11日10時、披露山入口バス停。崖地や断層、地層の観察。3百円。申込は6日までに往復ハガキで。
三浦半島活断層調査会逗子支部?24・2469
▼鎌倉のお宝拝見!―鎌倉の国宝を知ろう
6月25日・7月2日14時、大船学習センター。鎌倉にある国宝の価値や魅力を学芸員と学ぶ。無料。申込は15日までに往復ハガキで。
同センター 45・7712
▼中村天風心身統一法鎌倉講習会
6月10日14時、玉縄学習センター分室。統一法概論。千円。
天風会鎌倉賛助会 44・4461
▼鎌倉海岸生物観察会
6月10・24・25日10時半、材木座海岸和賀江島周辺。百円。要申込。
パパラギ海と自然の教室 0466・26・0088
▼緑のカーテン栽培講座
6月15日14時・15時、鎌倉市役所講堂。緑のカーテンの作り方の講座とゴーヤ苗の配布。無料。申込は14日まで。
市環境政策課 61・3421
▼広町のゲンジボタル観察会
6月15日19時、西鎌倉駅集合。ナチュラリスト・大橋圭介さんと広町緑地のゲンジボタルを観察。3百円。申込はハガキで。
鎌倉広町緑地友の会 31・4559
▼島秋藤村を旅する
6月27日・7月4日14時、鎌倉生涯学習センター。島崎藤村の生涯と文学を郷土史家・宮川重信さんが語る。申込は15日までに往復ハガキで。
同センター 25・2030
▼掘り出された鎌倉2―新たな歴史像を求めて
6月28日・7月12・16日10時、玉縄すこやかセンター。鎌倉の史跡を学芸員・玉林美男さんが解説。2百円。要申込。
同センター 47・1338
▼おもしろ映画史
7月13・20日13時半、玉縄学習センター。川喜多映画記念館学芸員が洋画・邦画の歴史を画像とともに紹介。申込は7月3日までに往復ハガキで。
同センター 44・2219


鎌倉朝日新聞社

三つ傘

季節の心⑫

今日も雨が…  佐伯 仁

●雨夜に女性の噂話…
六月は雨の季節…連日雨を眺めて暮らす陰うつな日々…。新緑の梢に降る雨は幹を黒く濡らし、風も冷たい梅雨(つゆ)寒(ざむ)の夜が続きます。初夏の長雨は稲作民の私たちには大きな恵み、今の六月は旧暦の五月で田植の季節です。 「源氏物語」(帚(はは)木(き))には「五月(さつき)の御精進(みそうじ)」という長雨忌みの習俗が描かれています。この「精進」とはなにをさすのか―。長雨の時期、山の神が里へ降り、早乙女(さおとめ)と一緒に田植えするといわれています。従ってその神聖な作業の最中に男たちの外出は禁止、恋も慎しみ、宿直所で神妙に過ごす事が精進でした。 源氏を始め四人程の男たちは、交流のあった女性たちの「雨夜(あまよ)の品定(しなさだ)め」をして夜を過ごした様子がスケッチされています。内気な女、浮気な女、畏れ多い女など、品定めに時を忘れた事でしょう。男たちの嬉々とした表情が目に浮かびます。神を崇める禁忌の夜に己の事は棚に上げ、勝手な品定めに興じるとは…。 季語に「五月闇」があるように、昼も暗い日々を一層切なくするのが、短夜の雨に濡れ悩ましく香るクチナシの花です。
 薄月夜花のくちなし
  匂ひけり  正岡子規


鎌倉朝日新聞社

市民団体の活動紹介、バザーなど

第34回鎌倉生涯学習センターフェスティバル

6月23~25日鎌倉生涯学習センター。同センター利用団体の発表。 23日は映画会(「祭の馬」=写真。前売8百円、鎌倉で映画と共に歩む会?23・3935)、朗読、フルートとリコーダーの演奏、アニメ上映など。 24日はウクレレや軽音楽の演奏、気功体操など。 25日は合唱、かまくらジュニアストリングスや湘南打々鼓の演奏など。ロビーで活動紹介の展示やバザー。
同センター?25・2030



さんか

▼福祉クラブ生協第22回ふくしまつり
6月4日10時半~12時、福祉クラブ生協鎌倉センター(鎌倉市台)。模擬店、フリーマーケットなど。
実行委 42・6810
▼第225回歌のサロン
6月7日14時、鎌倉生涯学習センター。参加型合唱とミニ演奏会。千円。
古川方 22・2131
▼鎌倉てらこやの催し
▽土で遊ぼう6月11日鎌倉市山崎の河村喜史さんと陶芸体験。2千円。▽鎌倉をめぐる18日鎌倉山・腰越方面。大貫昭彦さんと自然・史跡巡り。千円。▽みんなで朗読25日円覚寺塔頭伝宗庵。元フリーアナウンサー・中里貴子さんと朗読体験。千円。▽てらハウス毎土曜10時、大船の千里ビル。午前学び、午後遊び。千円。
てらこや 84・9746
▼ブックカーニバルinカマクラ2017
6月10日10時~17時、由比ガ浜公会堂、鎌倉市中央図書館など。古本、リトルプレス、本にまつわる雑貨の販売など。
▽展示「鎌倉文士とゆかりの映画」25日まで中央図書館。▽ソフトカバーの三つ目綴じノート作り10日10~16時、中央図書館。5百円。申込不要。
実行委 67・8444
▼鎌倉芸術館の催
▽傘に絵を描こう6月10・11日11~16時、大船ルミネウィング6Fサロン。無料。▽河野直人ミニコンサート10・11日12・14時、大船ルミネウィング吹き抜けスペース。民族楽器ツィターの演奏。無料。▽青空ふれあいマルシェ18日10~15時、鎌倉芸術館。農産物やアートクラフト作品の販売、パフォーマンスなど。
48・5500
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ6月17日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き18日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼フラワーセンター大船植物園のセミナー
▽ベゴニアの楽しみ方6月11日13時半。無料。
▽はなしょうぶ花さんぽ14日10時半・13時半。無料。▽花を咲かせる洋ラン栽培28日13時半。無料。入園料360円。
46・2188
▼みどりのボランティア
史跡や緑地の手入れ。6月3日十二所果樹園、10日東勝寺跡、17日建長寺回春院、24日大仏切通。9時半~12時。各要申込。
鎌倉風致保存会 23・6621
▼ホタルを観よう!
6月17日17時10分、鎌倉広町緑地。ホタルの生育場所の観察と環境や生態の話。図書館の図鑑や本の紹介も。小学生と保護者。無料。要申込。
腰越図書館 33・0711
▼松竹撮影所のあったまち巡り
6月26日11時、大船駅笠間口改札前集合。松竹大船撮影所の元撮影監督らとゆかりの場所を歩く。無料。要申込。
大船地域づくり会議 山田方 22・5146
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。▽フリーマーケット6月23日9~15時。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市24日8~15時。出店者募集。
片岡方 090・5442・3778
▼鎌倉歩け歩け協会
▽鎌倉のアジサイ6月17日8時50分、鎌倉駅西口横浜銀行駐車場。成就院など。5百円。
▽10㌔ふれあいウォーク13日鎌倉のアジサイ巡り。27日六国見山から台峯展望。9時50分、鎌倉駅西口時計台広場。
▽5㌔はつらつウォーク20日鎌倉宮のアジサイ散歩道へ。9時50分、鎌倉駅西口時計台広場。2百円。
090・2633・3715
▼鎌倉史跡めぐり
▽滑川橋めぐり・名所旧跡を訪ねる6月9・14・15・16日9時半、鎌倉生涯学習センター前。報国寺、旧華頂宮邸など。
▽瑞泉寺・鎌倉宮から隠れアジサイ寺・覚園寺へ12・13・19・20日9時、鎌倉生涯学習センター前。▽報国寺の竹林と臨済禅7月3・5・7・10日11時45分、鎌倉生涯学習センター前。報国寺で座禅体験。▽御成町周辺のレトロ建築めぐり 7月6・13日9時、鎌倉駅西口時計台前。御成小学校旧講堂・図書館、古我邸など。5百円(交通費・拝観料別)。申込は1週間前までにハガキかFで。
鎌倉ガイド協会 24・6548F24・6523


鎌倉朝日新聞社

梅津美葉さん

心と身体の健康を!

太極拳体験教室

年齢問わずいつでもどこでもできる太極拳の無料講習会を開催。初心者歓迎。入門から丁寧に指導。 ◆日時:7月13日?8月10日までの木曜(全4回)9?11時◆場所:見田記念体育館(鎌倉市由比ガ浜2-13-21) ◆申込は往復ハガキに住所、電話番号、氏名、年齢を記入し6月15日までに、〒248-0016鎌倉市材木座1-9-17石田方 鎌倉市太極拳クラブへ。
問合せ 090・1664・0232



湘南の花名所

見頃を迎えるアジサイ、ハナショウブなど

▼アジサイ
▽明月院 24・3437
▽東慶寺 22・1663
▽浄智寺 22・3943
▽鎌倉宮 22・0318
▽妙本寺 22・0777
▽長谷寺 22・6300
▽光則寺 22・2077
▽安国論寺 22・4825
▽あじさい公園(葉山) 046・876・1111
▽観音崎公園(横須賀) 046・843・8316
▽八景島シーパラダイス(横浜) 045・788・8888
▽小出川・えびす橋~大黒橋(藤沢)6月18日「遠藤あじさいまつり」遠藤市民センター 0466・87・3009
▼ハナショウブ・アヤメ
▽海蔵寺 22・3175
▽長谷寺▽東慶寺▽明月院
▽横須賀しょうぶ園 046・853・3688
▽せせらぎ公園(二宮町) 0463・71・3311
▼ハマヒルガオ
▽海浜自然生態園(茅ヶ崎市汐見台)▽辻堂海岸(藤沢)県藤沢土木事務所
0467・58・1473
▼イワガラミ
東慶寺6月11日まで(6日休み)9~15時。10・11日のみ12~15時。
▼ポピー・ネモフィラ
くりはま花の国(横須賀)6月4・11日「無料花摘み大会」。はさみ持参。
?046・833・8282
▼ベゴニア展6月6~11日▼夏の洋らん展27日~7月2日フラワーセンター大船植物園?46・2188
▼ヤマユリ
妙音寺(三浦)6月下旬~。
三浦市観光協会 046・888・0588



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(4月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は4月に一般422冊、児童書52冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「鎌倉古寺歴訪―みほとけの祈り」山越実著(かまくら春秋社出版事業部)▼「湘南のお地蔵さま」中島淳一著(江ノ電沿線新聞社) ▼「三浦半島・湘南・西湘 浦賀水道 相模湾釣り場ガイド―アクセスが便利な首都圏至近の釣り場167」〈COSMIC MOOK〉( コスミック出版) ▼「お寺さん崩壊」水月昭道著〈新潮新書〉▼「海の向こうから見た倭国」高田貫太著〈講談社現代新書〉▼「天秀尼の生涯―豊臣家最後の姫」三池純正著(潮出版社)▼「いい空気を一瞬でつくる―誰とでも会話がはずむ42の法則」秀島史香著(朝日新聞出版)▼「「年金問題」は嘘ばかり―ダマされて損をしないための必須知識」高橋洋一著〈PHP新書〉▼「庭の野菜図鑑―青木和子の刺しゅう」青木和子著(文化学園文化出版局) ▼「お父さんのための日本一やさしい料理本―60歳からの入門書」青木敦子著(扶桑社)▼「「画鬼」河鍋暁斎―常識にとらわれない極限技巧の傑作を堪能」河鍋楠美監修〈TJ mook〉(宝島社)▼「佐野洋子あっちのヨーコこっちの洋子」オフィス・ジロチョー編〈コロナ・ブックス〉(平凡社)▼「色という奇跡―母・ふくみから受け継いだもの」志村洋子著(新潮社)▼「小林秀雄と河上徹太郎」坂本忠雄著(慶應義塾大学出版会)▼「正岡子規人生のことば」復本一郎著〈岩波新書〉


鎌倉朝日新聞社

大髙正人(『建築』1967年5月号より)

鎌倉朝日新聞社

鎌倉別館(木奥惠三撮影)

改修前の最後の展覧会

「建築家・大髙正人と鎌倉別館」

鎌倉市雪ノ下の神奈川県立近代美術館鎌倉別館で9月3日まで「建築家・大髙正人と鎌倉別館」の展覧会が開かれている。 改修に伴い、2019年10月までの長期休館を予定している鎌倉別館改修前の最後の企画展で、建築家・大髙正人の美術関連の仕事に焦点を当てながら、同館で紹介してきたコレクションや資料で鎌倉別館の33年の歴史を振り返る。 鎌倉別館は1984年、建築家・大髙正人(1923?2010年)の設計で開館した。鶴岡八幡宮境内の鎌倉館(坂倉準三設計、1951年開館・2016年閉館) の軽快な印象と対照的に、重厚なボリューム感のある素材とデザインが用いられているのが特徴で、コレクションを中心に、現代彫刻を芝生の前庭で紹介している。 大髙正人は、神奈川県立図書館・音楽堂や東京文化会館、横浜みなとみらい地区などの総合的な都市計画を手がける一方、地方都市の町づくりを推進した。鎌倉別館の建築と彫刻庭園は、日本の戦後美術と同館の活動、大髙の仕事が結実した成果という。
問い合わせ同鎌倉別館 0467・22・5000


鎌倉朝日新聞社

未来・連福よちよち自然楽校

鎌倉中央公園で

新緑の美しい鎌倉市山﨑の鎌倉中央公園で5月9日「未来・連福よちよち自然楽校」が開かれ、1歳から3歳の幼児と母親ら15組が参加した=写真。子どもたちの命を守り育てる活動をしている市民団体「未来・連福プロジェクト」(齊藤美代子代表)の月例会で今年3年目。青空自主保育を経験した小中学生の母親らが中心になって活動を展開し、幼児教育などの責任者が引率している。 農家風休憩所を出発した親子たちは、クスの葉を拾い集めたり、小川の脇に茂るアシやタンポポの茎で草笛を作ったり、ザリガニやオタマジャクシをすくい上げたりして自然を満喫。フジヅルの垂れ下がった斜面をズボンのお尻を真っ黒にしながら滑り降りた。広場で絵本の読み聞かせもあった。斎藤美代子代表は、「子どもたちが五感をいっぱいに働かせて成長してほしい」と想いを語る。
問い合わせ齊藤方 090・3689・8011


鎌倉朝日新聞社

伊藤文人さんダブル受賞

交通安全ポスター

「2017年交通安全ポスターデザイン」(全日本交通安全協会・毎日新聞社主催)に鎌倉朝日の広告デザインを担当しているイラストレーター伊藤文人さん(66)の2作品が、歩行者・自転車利用者向けの「一般部門B」で内閣総理大臣賞=写真、運転者(同乗者含む)向けの「一般部門A」で佳作に選ばれた。全国から3375点の応募があり、総理大臣賞を受賞した3作品が「春の全国交通安全運動」のポスターとして使われている。 伊藤さんは大手広告会社に勤務後、独立し、イラストやマンガなど多方面で活躍。トリックアートを研究し「さかさ絵本」など執筆多数。このコンテストでは過去に数たび内閣総理大臣賞などの賞を受賞している。



年間大賞に水野秋夫さん

鎌倉俳句&ハイク

「鎌倉俳句&ハイク」の昨年度の各季特選と年間大賞の表彰式が5月20日鎌倉文学館で行われた。年間大賞の最優秀賞は「波音に春を乗せくる由比ヶ浜」茅ヶ崎市の水野秋夫さんの句。 優秀賞は「半島も島も霞みて波荒し」東京都・小熊紀子さんと「どの道も海まで抜けて凌霄花」千葉県・山本新さん。 2004年に開設され、市内19カ所の俳句ポストへの投句数は年間約1万句。修学旅行や校外学習で訪れた小中学生の投句も多いという。


鎌倉朝日新聞社

《連続セミナー第4回》

鎌倉で「木」と暮らす
~快適な暮らしを手に入れる4つのステップ~
第3部 「家づくりは人生の設計図から」
~家づくりは幸せづくり、幸せな人生を楽しむためのライフプランニング~
第4部 「街づくりは家づくり」
~知って得する3つの税対策~

戸井田工務店企画の連続セミナー。第3部は6月17日(土)FP(ファイナンシャルプランナー)がライフプランとお金の話を紹介。 第4部は7月15日(土)税理士による相続・税金に関する解説。 お金に関する知識を少し増やすだけで家づくりが大きく変わり、また、相続対策を行うことで鎌倉の街並みを守ることもできます。 ともに午後2時30分、鎌倉商工会議所(御成町)。 参加無料・要事前申込(先着15人)。
申し込み・問い合わせ戸井田工務店 0467・24・7777
info@kamakura-standard.com(3面に関連記事)


鎌倉朝日新聞社

鎌倉花めぐり(153)

革細工のようなクロバナロウバイ

ミズキやウツギ、ヤマボウシ…5月から6月にかけては白い花が咲く木が多いが、その中で血のような暗紅紫色の花をつけるクロバナロウバイ。 高さ2?3㍍のロウバイ科の落葉低木で、北アメリカ原産。多数の枝に先のとがった長卵形の葉を対生させ、枝の先に径3、4㌢の小花を咲かせる。同色でがく片と花弁の見分けがつかない花被片は細長く、多数あり、下向きに反るように開いた姿は革細工のよう。 写真は明月院だが、今年は影を潜めて見られなかった。光照寺で赤子のような蕾をたくさんつけて咲いていたのは、変種のアメリカロウバイかもしれない。 2004年1月にスタートした「鎌倉花めぐり」、今回でとりあえず筆をおきます。ありがとうございました。今後も花情報お待ちしています。

小林千穂 文
松原省吾 写真



鎌倉朝日新聞社

鎌倉年中行事

6月

▼葛原岡神社例大祭
6月3日10時神前祭、14時宵宮祭、4日13時由比ガ浜方面へ神輿渡御。日野俊基卿の慰霊。
▼五所神社例祭
10日宵宮祭、11日10時例大祭のち神幸祭、15時頃海上渡御。13日10時三つ目神楽。
▼ほたるまつり
11日~1週間程、鶴岡八幡宮。
▼瑞賢忌
16日10時、建長寺。江戸初期の豪商で治水工事や航路開発の功労者河村瑞賢の法要。
▼大祓式・古神札焼納祭
30日鶴岡八幡宮。
▼海開き
6月30日~9月3日逗子海岸。7月1日~8月31日鎌倉の海水浴場。7月7日~8月31日葉山の海水浴場。


プロムナード

「遠いところからお越しいただき、ありがとうございます」。都内で打ち合わせをする際によく言われます。けれども、鎌倉から都内に通勤している人や、日帰りで鎌倉を楽しむ人も多いので少し不思議な感覚です▼鎌倉の三大観光行事と言われる鎌倉まつり、鎌倉花火大会、鎌倉薪能。一時開催が危ぶまれた第69回鎌倉花火大会も、無事に開催されると聞き安堵しました。夜空を彩る花火の後は、日帰りで花火大会を楽しんだ約14万の人々が一斉に海から帰る風景も圧巻です。ぜひとも安全に配慮していただきつつ、昔からの伝統的な鎌倉らしい花火大会と、未来につながるような素敵な夏の始まりの演出を期待します。(N)


FOLLOW US

short