鎌倉朝日新聞 (1月1日号 2022年 第514号)


賀  春

二〇二二年 元旦

鎌倉朝日新聞社

木版画(380×530㎜)

雪の庭(鎌倉・明月院)

絵・大津一(かず)幸(ゆき)

木版画家。1935年、群馬県伊勢崎市出身。横浜市在住。
鎌倉ペンクラブ会員。



2022年の新春をむかえる

  三木 卓

あたらしい春をむかえました。みなさん、いかがおすごしですか。ぼくは鎌倉に、もう半世紀ちかく暮らしています。作家としての仕事は、ほとんどこの地でなされました。 鎌倉は住みよい町です。ぼくはこの町で幾度もよっぱらい、財布を二度もおとして、気がつきませんでしたが、二度とも、現金やカードの入ったまま戻ってきました。そんな町ってありますか。 ぼくはずっとここにいるつもりですが、今年はどういう年になるでしょう。いつの年頭も、希望よりも心配なことが心に浮かんできました。社会のこと、町のこと、自分のこと…。 ぼくは八十七歳になるので、なんとか生き延びて、日々を生きるよろこびを味わいたいと願っています。巨大な国家財政の赤字が心配ですが、不幸感・不安感にさいなまれて変な行動に走るような事件が起こらないような、心の行きとどいた政治、がんばって下さい。 ここ数年、新型コロナ禍が世界中をこまらせています。またあたらしいオミクロン株があらわれて、急速に世界中を犯しはじめているところです。 今年はどうなっていくかわかりませんが、なんとか根絶してほしい。 これは世界中の問題なので、日本一国で解決できる問題ではありません。 しかし、外国の人々のあり方などを新聞やテレビで見ていると、風俗・習慣の差異ということもあるのでしょうが、日本人はしっかりと防御する態勢をとっていて、事態がゆるんで来ても、警戒をとこうとしない人たちが多い。 それをどうみるかは、人によって立場によってちがうでしょうが、ぼくは日本人の社会的なありようのいい面が出ていると思っています。支配者によって、すぐうごいてしまうものではない、社会性のゆたかさを感じるのです。 十年ほど前の東日本大震災のとき、ぼくは一晩を摂氏三度の街頭ですごすことになりましたが、突然の不幸なのに、みんなおちついて行動していました。 寒さでふるえながら、ぼくは、おどろいていました。
今年もがんばりましょう。日本人にはその力があります。



◆新年号の紙面

あけましておめでとうございます。

新春を寿ぎ、鎌倉と鎌倉ゆかりの各界代表の年始ご挨拶を3,4,5面に掲載しています。皆様のご活躍を心よりお祈りいたします。 今年も暮らしに役立つ情報を満載した紙面づくりに誠心誠意励みます。ご愛読よろしくお願いします。連載は2月号から再開します。


鎌倉朝日新聞社

建長寺で僧侶にインタビュー

鎌倉朝日新聞社

玉縄中で指導する山﨑監督

鎌倉の中学校で映像教育

市内在住の映画監督が指導

映像の制作を通じて、未来を生き抜く力を育もうと、北鎌倉女子学園と、市立玉縄中学校で昨年、鎌倉在住の映画監督・山﨑達璽さん(47)による映像制作の実践授業が行われた。 北鎌倉女子学園では、中学2年生21人が、「先進的な学びの時間」で9月から週2回、3カ月にわたってドキュメンタリー制作に取り組んだ。 「鎌倉とコロナ禍」をテーマに、鎌倉市内の建長寺、鶴岡八幡宮、カトリック雪ノ下教会などを訪ね、それぞれの宗教がコロナとどう向き合っているかを取材し=写真上、11月24日に作品の発表会を開いた。 生徒たちは、「取材のアポ取得からインタビュー、動画の編集まで大変だった」「人と協力することの大切さを学んだ」と話していた。 三室哲哉教諭は、「映画監督にプロの視点や業界の裏話などを伝えてもらい、生徒にとって楽しく充実した活動になった。映像制作には全ての活動に学びの要素があるので、これからも継続していきたい」と評価した。 玉縄中学校では、1年生189人が、1年をかけてSDGsを学び、解決策をグループで考える課題解決型学習をしていて、その成果を発表する1つの手段として「映像」を活用。 11月25日に山﨑監督の授業が行われ、言語表現を動画や画像、サウンドなどを使った非言語表現に変換する方法を学び、撮影から編集までを実践した=写真下。 生徒たちの感想は、「授業前は、文字を使わないと自分の想いを表現できないと思っていたが、映像だけでも自分の想いを伝えることができることがわかった」「映像に音を入れると効果的なことを知った」「山﨑監督に作品を褒めてもらってうれしかった。 風が吹き、イチョウが揺れるシーン だったが、風が吹くまで少し待ってこだわって撮った」など。小林大介教諭は、「生徒たちは、映像表現が持つ面白さや奥深さを実感したようだ」と話していた。 山﨑監督は、「作品の出来が素晴らしかった。撮影を工夫したり、編集にストーリー性を持たせようと構成を考えたり、ここまで集中して、しかも大いに楽しんで、予想以上に学びが大きかった。全国展開しているこの活動を広め、子どもの頃から映像制作や映像表現を学び、映画の素晴らしさを知ってもらいたい」と意気込みを語った。


鎌倉朝日新聞社

地元の稲で正月飾り

はやま里山スクール収穫祭

里山の再生を通して伝統文化や自然の魅力を親子で体験する葉山町の企画「はやま里山スクール」が12月12日木古庭の大谷戸で行われ、16組の家族が参加した=写真。 60年前から途絶えていた約500㎡の耕作地の活用は、2017年度に地方創生事業の一環として始動。その後「NPO法人三浦半島生物多様性保全」などの協力を得て整備が進められてきた。 これまでに5つの田んぼを再生し、19年度に初めて米を収穫。22年度には親子で田植えから始める年間を通した取り組みを開始する。プレ開催の今年度はコロナ禍の影響もあり収穫までは同NPOが協力、子どもたちは10月の脱穀から作業を開始した。 今回は稲わらを使った正月飾りづくりと、米を味わう収穫祭。三浦半島の自然に詳しい同NPOの天白(てんぱく)牧夫理事長(35)を講師に迎え、地域に古くから伝わるわらを三つ編みにした正月飾りの「ミツマタ」や、4人がかりで同方向にねじりあげていくしめ縄の作り方を教わり、アオキの実やシダ、折り紙などで思い思いの装飾を施した。 持参した造花や水引を加え華やかな輪飾りを作った小学6年生の女児は「人工の物も使ったけれど自然の物を使った方が良いと思った」と自然美を実感。 完成後は田んぼからとれた4kgのモチ米「ミヤタマモチ」を使った赤飯とピザを味わう収穫祭に子どもたちも大満足だった。 町政策課は「持続的に里山に親しんでもらえるような企画にしていきたい。葉山での定住や移住の促進にもつながれば」と話していた。 (K)


鎌倉朝日新聞社

子どもたちが家づくり体験

測量、製図から組み立てまで

(文2-3)
子どもたちが設計図や模型を作り、小さな木の〝おうち〟を組み立てる「鎌倉みんなのけんちく学校」が5月から開始され、昨年12月11日、ついに小さなおうちが組み立てられた。
(文2-4)
森の大切さやモノづくりの技を子どもたちに学んでもらおうと、「木和堂」(鈴木直子代表)が企画した7回シリーズの体験学習で、鎌倉市内の小学3年生から高校1年生まで12人が参加した。 最終回は初回に実測した北鎌倉の小さな茶室「夢窓庵」と同じ6尺5寸(約197㌢)四方の家を組み立てる作業で、玉縄の龍宝寺境内の玉縄ふるさと館に集合し、前回、墨付けやのこぎりで引いて用意した木材を、釘を使わない伝統工法で組み立てた。 これまで建築家、建具屋や大工など職人の仕事を学び、丹沢でヒノキの伐採を見学して、すっかり打ち解けた子どもたちは手順の説明を受けた後、2グループに分かれ作業にかかった。 地面に置かれた木材を墨付された記号や番号で選んで運び、柱を四方に立ち上げ、横板を渡し、四隅が整うと、その一面に大きな丸窓が抜かれた壁をはめ込んだ。 はじめは職人さんの指示で動いていた子どもたちも、工程を理解し、自分たちで考えて動くようになっていた。和紙で作られた天井が載せられ、床板を敷くと、子どもたちは思わず床にゴロリ。ヒノキの床は温かみがあって気持ちよさそうだった。障子もいれて小さな家が2棟でき上がった。 「思った以上の成果があった」と鈴木代表。職人さんたちも子どもたちから思いもよらない質問が飛び出してやりがいがあったようだという。建築家・日影良孝さんは、「段階を踏みながら家づくりができたことがよかった」と手ごたえをつかんでいた。 小学3年生の五十嵐真夏さんと井上刻(ちき)さんは「家を組み立てるのが楽しかった。大工さんの仕事かっこいいと思った」「森で見た木を倒す仕事、かっこよかった」と話していた。 家は解体して、次回以降の学習にも活用していくという。


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文科省表彰

鎌倉野球協会

鎌倉野球協会が、令和3年度の「生涯スポーツ優良団体」として、文部科学省から表彰を受けた。文部科学大臣からの団体表彰は、鎌倉市初という。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、表彰式は取り止められ、昨年11月12日、鎌倉市スポーツ課を通じて表彰状が授与された=写真は鎌倉野球協会会長の中沢克之さん。 鎌倉野球協会は、1946年(昭和21)4月に設立。現在、市内約60の軟式野球チームが参加して、春季・秋季軟式野球大会を開催し、各クラスの優勝チームは県大会などに出場している。審判の育成もしていて、ここ数年、参加チームも増えて、活性化している。 また、昨年度、一昨年度と、笛田公園野球場のフェンス設置に動くなど野球環境整備にも尽力している。


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リヴィさんへのメッセージを読む高校生ボランティア(写真はJLMM提供)

カレーで難民と交流

「なんみんカフェ」盛況

「とても美味しくて感動しました!」、「毎日食べたいくらいです」。 スリランカ出身のリヴィさんのもとに、たくさんのメッセージが寄せられた。リヴィさんは難民認定申請者で、鎌倉十二所の「アルペなんみんセンター」で暮らしている。 昨年12月12日、鎌倉駅近くの「まちの社員食堂」で「なんみんカフェ」が開かれ、多くの地元の人々や難民問題に関心を寄せる人々が訪れ、リヴィさんがふるまうスリランカカレーを味わった。 カレーの予約30食分は広報の後すぐに満席となった人気ぶり。普段は地元の人々との交流の機会が少ないリヴィさんも、「またやりたい。いつかカレー屋さんを開くのが夢」と顔を輝かせた。 主催した国際協力NGOのJLMMは、海外ボランティアの派遣を継続してきたカンボジアのハンディクラフトや、名産の胡椒やコーヒーを販売。昨年10月に拠点を鎌倉十二所に移転したことから、今後も地域と国際協力をつなぐイベントに取り組んでいくという。
問い合わせJLMM事務局 0467・40・3452



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だんかづら

モコ。マルチーズとトイプードルのミックス。750gで我が家に来たふわふわ、モコモコの女の子。布団にもぐりこむこととボール遊びが大好きです。
 鎌倉市常盤 川崎さん方

●ペットの写真募集
掲載後、その写真をカレンダーにして進呈します。
●歌壇・俳壇の投稿
ハガキ1枚に3首(句)まで。住所・氏名・を明記(歌壇・俳壇は作品と同じ面に)、1面題字下住所の鎌倉朝日へ。



お知らせ

●鎌倉市生涯学習推進委員(学習ボランティア)募集生涯学習に関心のある、意欲と協調性のある市内在住者。応募締切2月12日。説明会2月19日。
鎌倉生涯学習センター 25・2030
●鎌倉市公園協会の催し
▽どんど焼 1月14日13時半~15時。門松、正月飾り、お札のみ。鎌倉中央公園。
▽ミニ園芸教室 1月10日縁起植物を楽しもう、22日マーガレットの花の話、23日土づくり、29日〝つぼみ菜〟収穫法、30日植物めぐり。各10時半、鎌倉中央公園。無料。要申込。
▽自然観察会「オシドリを探そう」1月16日散在ガ池森林公園、13時半今泉さわやかセンター前集合。要申込。
同協会 45・2750


鎌倉朝日新聞社

「カプリコン1」(1977年)オーストラリア版ポスター

鎌倉朝日新聞社

《古赤絵獅子唐草文平鉢》中国・明時代

鎌倉朝日新聞社
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み る

▼川喜多映画記念館
企画展「崩壊と覚醒の70sアメリカ映画」3月13日まで。若者の身近な問題を扱った作品が多い70年代、既成の価値観や権威が崩壊した時代の〝光と闇〟を振り返る。2百円。
▽関連上映 1月10・13・15日10時半、12・14・16日14時「イージー・ライダー」12・14・16日10時半、10・13・15日14時「ラストムービー」25・27・29日10時半、26・28・30日14時「タクシードライバー」26・28・30日10時、25・27・29日13時半「ディア・ハンター」。
▽トークイベント「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・70sポスター」22日14時。2人のポスターコレクターから収集の醍醐味を聞く。各千円、小中学生5百円。
23・2500
▼山口蓬春と吉祥コレクション
1月30日まで山口蓬春記念館。光琳作品や蓬春の模写から「吉祥」のモチーフや文様に込められた意味を解き明かす。6百円。
046・875 ・6094
▼北条氏展vol.1 伊豆から鎌倉へ―北条氏の軌跡をたどる
1月4日~3月26日鎌倉歴史文化交流館。伊豆から鎌倉へと活動の場を広げた北条氏の軌跡を出土品から辿る。3百円。
73・8501
▼うつくしきひと。―清方のまなざし
1月14日~2月27日鏑木清方記念美術館。清方美人画を中心に照夫人や弟子の美人画を紹介。2百円。
23・6405
▼魅惑の彩磁器展―藤本岳英・江里子
2月7日まで小町通りのギャラリー一翆堂。長崎県佐世保の平戸藤祥五光窯の作陶展。三川内焼の皿など干支ものを中心に。
一翆堂 22・3769
▼玉縄城下の石塔展
4月まで玉縄歴史館(龍寳寺境内)。鎌倉市玉縄龍寳寺境内の松平陣屋家臣団の墓地に江戸時代初期から中期につくられた石仏や石塔を調査。その74基の全貌をパノラマ写真で紹介。大型石塔群は寛永時代の特注品=写真。大人2百円、子ども百円。
45・7411
▼浮世絵が描く鎌倉幕府の物語―個性豊かな御家人たち
2月13日まで藤澤浮世絵館。歌川国芳の武者絵を中心に浮世絵に描かれた武士や藤沢と周辺地域の武将を想起させる地名との関わりなどを紹介。無料。
0466・33・0111
▼写真展「星野道夫 悠久の時を旅する」
1月8日~3月27日、本郷台のあーすぷらざ。アラスカの大自然や野生動物、ロシアのカムチャツカ半島の写真や資料など約100点。4百円。
045・896・2121
▼図書館名画座「駅馬車」
1月24日14時、逗子文化プラザ。1939年米国映画の日本語字幕版。当日先着百人。無料。
逗子市立図書館 046・871 ・5998



新春ギャラリー展2022

1月19~23日鎌倉生涯学習センター。 鎌倉市文化協会所属の鎌倉彫、書道、写真、美術、華道の展示やライブのミニ市民文化祭。 イベントは、19日午前オープニングセレモニー、鎌倉音楽クラブの映像、20日午後鎌倉合唱連盟の映像。21・22日午前鎌倉音楽クラブの映像、22日午後鎌倉民謡民舞協会・鎌倉マジシャンズクラブ・鎌倉交響楽団の演奏。23日午後鎌倉リコーダーコンソート・鎌倉園芸協会。
鎌倉市文化課 61・3872


鎌倉朝日新聞社

「黄色い家族」 茅原栄子さん

鎌倉美術家協会

第11回日本画部会展

1月28日~2月1日鎌倉芸術館。
日本の伝統文化を継承したいという思いから、1986年から3年ごとに開催される鎌倉美術家協会日本画部会の歴史ある美術展。 20号~100号の日本画作品約50点を展示。
川口方 25・5944



「鎌倉」プロモーションコンテスト2022

今年のテーマは「いざ、鎌倉」

鎌倉市観光協会が観光プロモーション事業の一環で毎年行っている写真コンテストで今年で26回目。審査委員長は写真家・十文字美信さん。 【応募方法】フォトコンテスト応募ページ(https://www.kamakura-photo.org/contest/)からデジタルデータで1月31日までに応募(5MB以内/JPEGのみ)。詳しくはHPの応募規定。発表は3月下旬。
【賞と賞品】最優秀賞、優秀賞、観光賞、スマホ賞、入選、計25点。賞品はキャノンEOS M200・レンズキット、ホテル宿泊券など
【問い合わせ】鎌倉市観光協会 23・3050、https://www.trip-kamakura.com/



き く

▼愉快!痛快!心浮立つJazzの世界
1月22日14時、鎌倉生涯学習センター。新鋭ピアニスト森丘ヒロキさんらトリオの演奏とジャズの歴史を時代の代表曲の演奏で解説。鎌倉市在住者優先。無料。催し名、住所、氏名、を明記し往復ハガキで小町1―10―5同センター。12日必着。
25・2030 音楽と落語の宅配便
1月30日13時半、玉縄学習センター。落語ができるギタリスト濱乃志隆さんの公演。鎌倉市在住者優先。無料。催し名、住所、氏名、を明記し往復ハガキで岡本2―16―3同センター。18日必着。
44・2219



さんか

▼鎌倉ユネスコ協会
▽バザー1月9日10~14時、同会深沢倉庫(深沢中学へ上る手前の信号右折の長屋)。毎月第2日曜、雨天開催。※献品受付衣類・着物・雑貨・支援用食糧品。
44・9830
▽書きそんじハガキでアジア寺子屋支援未使用切手・プリペイドカードなど。鎌倉市御成町11―40Mビル3Fへ。
080 ・6602・9498
▼大船フラワーセンターの催し
▽フラワーコンサート1月10・23日11・14時。10日クラリネットアンサンブル、23日筝とピアノ。無料。▽早春こけ玉盆栽作り2月5日10時・13時半。2千円。申込は4日からHPで24日まで。各入園料別。
46・2188
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ1月15日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き16日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼激変!旧海岸線〝乙艫海岸・長浜・下の浜・西浜〟を巡る
1月15日9時半、シーサイドライン海の公園南口駅集合。約7㌔歩く。5百円(交通費等別)。5日までに横濱金澤シティガイド協会HPから申込。
▼ふらっとカフェ鎌倉 食を通じて多世代交流 ▽1月21日17時半~18時半、二階堂デイサービスセンター。音楽会、国際交流、弁当のテイクアウト。子ども2百円、大人5百円。▽26日16~18時、ソンベカフェ。店内飲食。子ども2百円、大人5百円。テイクアウト5百円。
メールで予約flatcafekamakura@gmail.com
渡邉方 090・5199・1654
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット1月28日9~15時。雑貨・衣類 ・手作り品など約20店。
▽骨董市29日8~15時。
出店者募集。片岡方 090・5442・3778
▼市民健康課の催し
鎌倉市在住、65歳以上対象。無料。要申込。
▽からだ元気アップ教室 1月18日・2月1・15日、3月1・15・29日13時半、全6回。腰越なごやかセンター。フレイル予防と口腔ケア。
▽精神科医の禅僧が教える心と身体の正しい休め方 2月10日13時半、玉縄学習センター。質の良い睡眠や疲れを癒す方法を学ぶ。
市民健康課 61・3977
▼第7回逗子復幸男女決定戦
2月11日10時、法性寺下の山門から本堂正門までの坂を上がるコースで福男と福女を決める。申込は「復幸男女参加希望」、氏名、性別、年齢、を明記しメールでbusbanred@gmail.comへ。
逗子災害ボラバスターズ服部方 080 ・5095・5763



まなぶ

▼「はじめてのシナリオ」教室
1月18日・2月18日・3月24日10時、全3回、川喜多映画記念館。講師は川喜多記念映画文化財団代表理事・武田和さん。2千円。要申込。
23・2500
▼ずし楽習塾推進の会の催し
▽映画と音楽の素敵な出会い 1月19日14時、逗子文化プラザ。「オズの魔法使い」「ニューシネマパラダイス」などの映画音楽を鑑賞。講師は川喜多映画記念館・馬場祐輔さん。無料。
▽コロナとの闘いで見えた日本の課題 1月29日・2月5・12・19日12時半、逗子市民交流センター。ウイルスの病から政治、経済を巻き込んだ社会の病となったコロナを考察。講師は川崎市健康安全研究所・岡部信彦所長(1月29日)、日本総合研究所主席研究員・藻谷浩介さん(2月19日)ら。無料。申込はメールz-gakushujuku@bz04.plala.or.jp
問合せ 046・871・7007
▼障害者とともに働く職場づくりを考える
1月25日14時、鎌倉商工会議所。講師は法政大学現代福祉学部・眞保智子教授。無料。要申込。
市障害福祉課 23・3000
▼鎌倉市学習センターの催し
鎌倉市在住者優先。申込は催し名、住所、氏名、を明記し往復ハガキで各センターへ。
▽大船学習センター 簡単英語で鎌倉ガイド2月2・16・23日10時、全3回。外国人対して鎌倉を案内する簡単英語を学ぶ。無料。大船2―1―26同センター。20日必着。
45・7712
▽玉縄学習センター
『吾妻鏡』源氏将軍抄読2月2・16・23日13時半、全3回。無料。岡本2―16―3同センター。1月21日必着。
44・2219
▽鎌倉生涯学習センター
A鎌倉ゆかりの文豪 夏目漱石2月5日14時。
B「鎌倉殿」と北条氏―大河ドラマに迫る2月11日14時。各無料。小町1―10―5同センター。A21日、B31日必着。
25・2030
▽深沢学習センター
市民大学―口腔ケアは命をのばす 2月8・15・22日14時、全3回。無料。常盤111―3同センター。20日必着。
48・0023
▽腰越学習センター
食育カレッジ―パン作り教室 2月12・19日13時、全2回。6百円。腰越864同センター。2月2日必着。
33・0712


鎌倉朝日新聞社

山田洋次監督

鎌倉朝日新聞社

倍賞千恵子さん

鎌倉と共に107年 鎌倉同人会

山内静夫追悼 春の映画会

3月9日鎌倉芸術館。 11時半「男はつらいよ50 お帰り寅さん」、13時50分山田洋次監督と倍賞千恵子さんのライブトーク、14時半「キネマの神様」。
1800円、前売1500円。
鎌倉芸術館 48・5500
主催・問合せ鎌倉同人会 61・1930



鎌倉朝日新聞社



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(11月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は11月に一般155冊、児童書62冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。
▼「100万回死んだねこ-覚え違いタイトル集」福井県立図書館編著 講談社 ▼「視覚化する味覚-食を彩る資本主義」久野愛著 岩波書店(岩波新書) ▼「頭を良くする全技法-ベスト・オブ・齋藤孝」齋藤孝著 朝日新聞出版(朝日新書) ▼「神奈川中世城郭図鑑」西股総生著 松岡進著 田嶌貴久美著 戎光祥出版(図説日本の城郭シリーズ) ▼「頼朝の武士団-鎌倉殿・御家人たちと本拠地「鎌倉」」細川重男著 朝日新聞出版(朝日新書) ▼「世界を変える5つのテクノロジー-SDGs、ESGの最前線」山本康正著 祥伝社(祥伝社新書) ▼「世界の美しい動物園と水族館」パイインターナショナル編著 パイインターナショナル ▼「コロナワクチン3回目打ちますか?-医者の私が接種しない理由」志賀貢著 幻冬舎 ▼「素晴らしきお菓子缶の世界」中田ぷう著 光文社 ▼「会って、話すこと。-自分のことはしゃべらない。相手のことも聞き出さない。人生が変わるシンプルな会話術」田中泰延著 ダイヤモンド社  ▼「谷崎潤一郎をめぐる人々と着物-事実も小説も奇なり」中村圭子著 中川春香著 東京美術 ▼「傑作!名手たちが描いた小説・鎌倉殿の世界」安部龍太郎著他5人 宝島社(宝島社文庫) ▼「鎌倉武士の和歌-雅のシルエットと鮮烈な魂」菊池威雄著 新典社(新典社選書)



NHK大河ドラマ
「鎌倉殿の13人」スペシャルコンサート

2月23日17時、鎌倉芸術館。
出演は石田組(石田泰尚率いる13人編成弦楽アンサンブル)、エバン・コール、大河ドラマ出演者(予定)。入場無料。 主催はNHK横浜放送局・鎌倉市・大河ドラマ「鎌倉殿の13人」鎌倉市推進協議会。 申込はインターネットのみ。NHK横浜放送局のHPから。2月1日締切。多数抽選。
合せ鎌倉市役所大河ドラマ担当 23・3000
NHK横浜放送局 045・212・2822


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キャプション 浄智寺の竹林シアター

第14回予告篇ZEN映画祭

1月8~30日の土日9~16時半、北鎌倉・浄智寺の竹林シアター。 映画予告篇の紹介を切り口に、多様な映画の存在に出逢える場を創ろうと2008年にスタート。映画文化の草の根振興を目指す。 予告篇コンペティション、昨年度コンペ部門入賞作品の本編上映。 29日は小津安二郎監督の名作に親しむ「みんなの小津会」で「東京暮色」上映と山内静夫追悼企画のイベント。30日は結果発表と朝比奈住職が解説する「オンライン坐禅会」も。
映画本編上映1500円、オンライン配信イベント1000円。
湘南遊映坐 0466・65・0123



第74回実朝忌俳句大会

3月6日13時、鶴岡八幡宮直会殿。
俳人高柳克弘さんの講演と受賞作品発表(実朝賞、市長賞など)。選者は星野椿さん、松尾隆信さん、宮坂静生さん、山川幸子さん。
【投句募集】
▽一般投句 実朝忌・当季雑詠併せて2句(未発表作品、何組でも可)。1組千円。1月15日当日消印有効。横浜市保土ヶ谷区境木本町66―2―107正谷民夫方実朝忌俳句大会事務局。
▽大会投句13時締切。実朝忌・鎌倉嘱目併せて2句。千円。
正谷方 090・7839・6402


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鎌倉日蓮堂 落慶法要=12月9日

鎌倉朝日新聞社

謝辞を述べる中川法政宗務総長

鎌倉朝日新聞社

身延山のご霊木で制作された日蓮像

日蓮宗 布教拠点の六角堂完成

宗祖生誕800年鎌倉に

鎌倉市小町の日蓮聖人辻説法跡の隣接地に「鎌倉日蓮堂」と命名された御堂が完成し、昨年12月9日、落慶式が行われた。 宗教法人日蓮宗が2018年から鎌倉布教拠点建設検討委員会を開催して計画案を練り、2009年に取得済の面積約377㎡のこの土地で、昨年6月23日、地鎮祭を行った。 「日蓮聖人のことを広く知ってもらい、日蓮聖人と向き合える施設」というコンセプトのもと、日蓮聖人像を奉安する六角堂の参拝御堂を中心とする、備品庫とトイレを備えた展示ホールを建設。 12月9日の落慶式には、宗務総長の中川法政さんを筆頭に日蓮宗寺院の住職や関係者、建築家の椎名純さん、施工の松井建設関係者ら約50人が参列した。 授賞式では、設計者や施工者、日蓮像の制作にあたった身延山大学仏教学部特任教授・柳本伊佐雄さん、展示ホール中央の「南無妙法蓮華経」の木版お題目碑を寄贈した比企谷・妙本寺鈴木日敬貫首、六角堂の入り口正面に掲げた「立正安国」の扁額を寄贈した神奈川県第2部宗務所楠山泰道さんに感謝状が贈られた。 辻説法跡地所有の国柱会賽主・田中壮谷さんが「時熟しての落慶」と祝いの言葉を述べ、「ここから世界平和を発信していきたい」と挨拶した。 中川宗務総長は、「取得から12年、生誕800年の年についに御堂が完成し、万感胸に迫る思い」と述べ、建設に関わる人々に感謝を伝えた。そして、「日蓮聖人の少しおやつれになっている姿を見た」といい、「嵐の中で法華経を唱えていたのですから」と思いを馳せた。結びに「今日をスタートに、世界に向けての発信の地になりえることを確信する」と力をこめた。 建築家の椎名さんは、「象徴的な建物を創るようにと依頼を受け、若かりし日蓮聖人と時空を超えた対話ができる場所にと考えた。無事に完成して感無量」と肩の荷を下ろしていた。 鎌倉は日蓮聖人にとって関わりの深いところ。1222年(貞応元年)、安房国(あわのくに)長狭郡(ながさのこおり)東条(とうじょう)郷(のごう)片海(かたうみ)(現在の千葉県鴨川市小湊)に生まれた日蓮は、12歳で天台宗の安房清澄寺(せいちょうじ)に入寺し、16歳で出家して、短期の鎌倉滞在を経て、1242年、21歳のころに南都北嶺に遊学の旅に出た。十余年後、帰郷して1253年4月28日、清澄山の山頂から「南無妙法蓮華経」(お題目)と唱え、「法華経」への絶対的な帰依を宣言する。 やがて日蓮は幕府のあった鎌倉に出て、名越の松葉谷(まつばがやつ)に庵室を構えて布教の拠点とした。 そして、鎌倉を襲った正嘉の大地震をはじめ、うちつづく大災害が起こる混乱の世を見据えて、1260年に『立正(りっしょう)安国(あんこく)論(ろん)』を著した。 1282年、身延山から常陸国(茨城県)へ向かう途中、武蔵国池上(東京都大田区)で入滅、度重なる法難をうけ、波瀾に満ちた61年の生涯を閉じた。 現在、日蓮宗の寺院は、国内5131カ寺、海外25カ寺で活動を展開し、その規模は日本の伝統仏教教団中5番目に位置付けられている。寺院以外で日蓮宗の布教施設が造られたのは今回が初めて。
当面、外から観覧のみで、一般公開は未定


鎌倉朝日新聞社

『鎌倉殿を歩く』発行

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
 登場人物とゆかりの名所旧跡紹介

1月から始まるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映に先立ち、歴史作家の伊東潤さん著『鎌倉殿を歩く-1199年の記憶』が出版された。 鎌倉幕府を開いた源頼朝の死後、18歳で第2 代将軍となった頼家を補佐するべく合議制を構成した、北条義時ら有力御家人13人の足跡をたどり、それぞれにまつわる名所旧跡を紹介する。 昨年1月から12月まで神奈川新聞紙上で連載されたエッセーに加筆修正し、再編集した。 写真は、鎌倉朝日「鎌倉みほとけ紀行」の連載でもおなじみの古都写真家・原田寛さんが担当。大判カラー写真で、鎌倉に残る13人の御家人由縁の地を巡る。義時が建立させた覚園寺の佇まい、富士山を臨む桜満開の名越切通など鎌倉や、伊豆の国市などゆかりの地の四季折々の風景写真に心和む。 伊東さんは「13人の宿老ゆかりの地を散策し、彼らがどのような思いで武士の府を支えようとしていたかに思いを馳せてほしい」とあとがきに書いている。2420円(税込)、歴史探訪社刊。


鎌倉朝日新聞社

70周年記念誌

早稲田大学 鎌倉稲門会

早稲田大学の卒業生の団体「鎌倉稲門会」(兵藤芳朗会長・会員約3百人)が、昨年創立70周年を記念して『鎌倉稲門会創立70周年記念誌』を刊行した=写真は兵頭会長。 同会は1950年(昭和25年)発足。「史跡めぐり」「女性の会」「サロン・ド・ワセダ」「留学生の招待」や、地引網、12の同好会の活動などで積極的に親睦の輪を広げている。 記念誌には、会報「笹リンドウ」に掲載している同会の歩み、70周年に寄せての60余人の多彩な会員からのメッセージほか、資料編に年表や会員の居住地域ベストテンなども載せている。ここ数年、コロナ禍で活動の自粛を余儀なくされているが、同会では70周年にふさわしい記念誌が完成したと話している。


鎌倉朝日新聞社

『あらかみさんぞう詩集
 天人修羅畜生餓鬼地獄』

『あらかみさんぞう詩集 天人修羅畜生餓鬼地獄』が、昨年夏、幻冬舎から電子出版され話題を呼び、10月に印刷物の詩集も出版された。 「詩であり、ドキュメントであり、小説でもあります」と著者の荒井章さんは話す=写真は大竹正芳作「崖の人」の絵の前で。 「あっちとこっち あの世とこの世 天界と地獄界。その間をイノチガケで往復し、人間の生と死の可能性を極めようとした凄い人間たちがいる。この詩集はその異様な智と勇気とエネルギーをもつ人間たちとの出会い『カイブツインタビュー』から生れたものだ」と書かれており、著者は円空、宮本武蔵、ジャンヌダルクになりきって詩を綴る。そして、「これを読んだら かならず電気が入るよ、火花が散るよ。これを『生の電源』として、アナタの日々につないでもらいたい」と詩集の中で呼びかけている。 荒井さんは、詩作、英詩翻訳ほか、現在、玉縄城址を守り伝える会の会長としてボランティア活動もしている。2200円(税込)、
玉縄城址まちづくり会議 0467・45・7411



6団体に助成金NPO支援

「鉄路のある風景」  黒川 明

鎌倉で活動するNPOを支援するための「かまくらファンド」の令和3年度の審査会が11月3日、たまなわ交流センターで開かれた。鎌倉市市民活動センター運営会議が2001年度から募集しているファンドで、市民からの寄付によるもの。8月からの募集に11団体の応募があり、審査の結果、次の6団体に決まった。 「北鎌倉台峰緑地保全会」緑地保全活動の機器納入費。7万円。「かまくら認知症ネットワーク」講演会開催費。5万円。「スイートポテトの会」コミュニティースペース事業。7万円。「The Shonan Post」国際協力のための出版費。6万円。「十二所コミュニティ活性化グループ」わくわくサロン運営費。7万円。地域の居場所「さっちゃんち」掲示板作成費など。7万円。



鎌倉年中行事

1月

▼鎌倉えびす1~3日本覚寺。10日本えびす。
▼船おろし2日坂ノ下・材木座海岸。
船祝い4日腰越漁港。各神事のみ。
▼手斧始式4日13時、鶴岡八幡宮。営繕の事始め。祭典のみ。(木曵や梯子乗は実施しない)
▼除魔神事5日10時、鶴岡八幡宮。関係者のみ。
▼初神楽6日15時、八雲神社(大町)。
▼大注連祭8日11時半、白山神社(今泉)。
▼汐まつり11日坂ノ下・材木座海岸。神事のみ。
▼左義長神事15日7時、鶴岡八幡宮。
▼初不動28日13時、明王院。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更になる場合があります。


プロムナード

テレビなどでコロナ禍以前の大勢で集まって楽しそうにしている忘年会や新年会の映像を見ていると、昔のモノクロ映像を見ている気分になってしまっています▼いよいよ鎌倉が舞台となる大河ドラマがスタートします▼何度も鎌倉に観光で訪れている人も新しい発見を求めて再び足を運んでくれることに期待しています▼鎌倉が取り上げられることで「経済効果が…」という話題をよく耳にします。しかし、その期待に応えられるような準備がここ鎌倉に整っているのかが少し疑問でもあります▼鎌倉国宝館の創立と発展だけでなく、学校や図書館などの教育分野でも貢献された間島弟彦氏の充実した展示から、色々と考えさせられました。(N)


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