鎌倉朝日新聞社|3月号

鎌倉朝日新聞 (3月1日号 2017年 第456号)

鎌倉朝日新聞社

鶴岡八幡宮で初詣

国際親善、友好の架け橋に

鎌倉稲門会が留学生と交流

早稲田大学同窓会「鎌倉稲門会」新年会が、2月4日、鎌倉市内の飲食店で開かれ、母校の留学生6人(リトアニア、セルビア、エジプト、ベトナム、中国2人)が参加。会員の先輩80人の中に混じって、現役学生7人との交流を楽しんだ。 留学生たちは新年会の前の鎌倉見物で現役学生と、円覚寺、東慶寺、建長寺を拝観し、鶴岡八幡宮で参拝の仕方、同宮の説明を聞き初詣をした。 新年会では、自己紹介の後、楽しく懇談し、恒例の抽選会でワクワクしながらくじ引きを見守り、思い出になる賞品が当たったと喜んだ。最後に校歌を学生応援団のリードで全員一体となって歌い、絆をより強くし、再会を期してお開きになった。現役学生の家で留学生を交えた二次会も大いに盛り上がったという。
【鎌倉稲門会 兵藤芳朗会長の話】
早大は1882年(明治15)開校の翌々年に留学生の受け入れを始め、今年後期の留学生は、112カ国・5,431人。国内の大学では留学生の受け入れが一番多く、将来は1万人にする計画があるという。 そこで、鎌倉稲門会では、母校の留学生にキャンパスの外で日本の文化や生活などを体験してもらおうと、会の活動に参加してもらい、そのことを通じて、母国と日本の友好・親善の懸け橋になってもらいたいと考えている。


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新年会で校歌斉唱

参加した留学生の声

見学会で中国の建築の構造と似ている神社を拝観し、昔から中日は歴史的につながっていたことを感じました。円覚寺の妙香池は中国の禅宗寺院には見られない独特な庭園で魅了されました。 鎌倉稲門会で出会った多くの先輩たちからのアドバイスは本当に助かりました。本職以外に熱心に社会に寄与されている方に敬服しています。将来、自分のできる領域で頑張りつつ、社会に貢献できたらいいなと思います。皆様に感謝の意を述べたいです。 早大政治経済学部1年・チョウ・アカン(中国)
うららかな好晴の日光を浴びながら鎌倉の寺を散策し、小さい頃の春のピクニックの気分を感じました。見知らぬ人が「早稲田」という言葉で絆が生じ、一緒に楽しむのは感動と言えます。大先輩、留学生、現役の学生…違う世代の人、異国籍の人、みんな集まり、年齢や国・地域を超える交流ができるのがどれだけ素晴らしいことでしょう。 日本に来たのは自分の目で見、耳で聞き、心で日本を感じたいからです。過去に何があっても、今回の新年会のように「今、ここで」を大事に、心を込めて付き合えば人間の愛は通じると信じています。これからも頑張ります。 早大教育学研究科修士2年・柴 夢成(中国)


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鎌倉みほとけ紀行(68)

横須賀市芦名 浄楽寺・不動明王像

不動明王の恐ろしい表情。それは私たちに悪魔を寄せつけないようにと険しい表情をされ、それは慈悲深きお姿であります。背中に燃え上がる迦楼(かる)羅炎(らえん)(迦楼羅とは経典に登場する金色の鳥で仏法の守護神)は衆生の煩悩と悪を焼き滅ぼしてくださり、手にする大智の剣は貪瞋癡(どんじんち)(貪(むさぼ)り・怒り・愚痴(おろかさ))の三毒を切り、三昧(ざんまい)の索(さく)で難伏(なんぶく)のものを縛するといわれます。 人の心には二つの側面、一つは荒(あら)魂(だま)(荒々しい心)と和魂(にぎたま)(温かく優しい心)があるそうです。不動明王はその二面性のある心のうち、忿(ふん)奴形(ぬぎょう)をとり、強(きょう)剛難化(ごうなんげ)の度し難い衆生を折伏(しゃくぶく)する智恵のはたらきをもたれ、民衆から厚い信仰を集めた。   さて浄楽寺・横須賀市芦名)は、1189年(文治5)、鎌倉幕府初代侍所別当和田義盛が建立したと伝えられている寺で、源頼朝が創建した鎌倉の勝長寿院が大風で倒壊した際、北条政子と和田義盛が浄楽寺に本尊の阿弥陀三尊像を移したといわれる。 阿弥陀三尊像ならびに不動明王・毘沙門天五躰は大仏師運慶の真作。運慶マニアは必ず訪れる横須賀一といってもよいみほとけであります。像は実に堂々としたもので、正面を見据え睨む姿は凄味がある。 わが住(じゅう)する満願寺にも不動明王像があるが、浄楽寺不動明王の緻密さと力量感には及ばない。そもそも運慶の銘札が確認され太鼓判済の運慶仏なのですから。 本年は酉年、三浦不動尊霊場が12年に1度の大開帳を迎え(浄楽寺は第20番札所)、さらに三浦薬師如来霊場(浄楽寺は第15番札所)が何と33年に一度の大開帳を迎える。両霊場の御開帳が重なるこのご縁を計算すると132年に1度の御開帳で、誠に希有なご縁。4月28日から5月28日の1カ月間、ぜひお参りをおすすめします。 寄木造、玉眼。像高138㎝。1189年(文治5)造立。


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源氏の氏寺 東大寺大仏殿

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源氏の氏神 海近くの参道

鎌倉つれづれ(57)最終回

八幡宮と東大寺―その二 池田正弘

鎌倉つれづれも50回余となった。今回が最後で筆をおかせて頂くことになった。今までに触れてきた事だが鎌倉の歴史的な幾つかの疑問点について再度述べて最終回としたい。 源頼朝は拠点と定めた鎌倉に入るや直ちに源氏の嫡流として源氏の氏神である八幡宮を祀った。これが通説である。 頼朝の先祖である源義家は石清水八幡宮の神前で元服の式をあげ八幡太郎義家と呼ばれた。しかし二男の義綱は賀茂次郎と、三男の義光は新羅三郎と称する。それぞれ賀茂神社、新羅明神で元服式をあげた故である。源氏の氏神が八幡宮であるなら八幡太郎に続いて八幡次郎、八幡三郎でもよくはないか。 八幡宮の総本社は九州の宇佐神宮(宇佐八幡宮)である。かつて天皇が即位をすると勅使が宇佐神宮までその報告に遣わされた。新たに日本の国を治めることの報告と承認を得るために遣わされたと言ってよいであろう。源頼朝は後に幕府を開き日本全国を統治する目的を以って鶴岡八幡宮を創建したのではないか。 これと対象的なのが源頼義・義家父子である。前九年の役の帰途、鎌倉に立ち寄り由比若宮を祀った。吾妻鑑はこのことを「潜かに祀った」と記す。公に祀ると統治の意志があるのではないかと謀反の疑いが掛かるのである。平将門は関東一円を制圧すると夢のお告げで八幡神の承諾を得たと新皇を称した。すなわち八幡神から関東統治の承認を得たと宣言したのである。源頼朝が公然と八幡神を祀った目的はこれに準ずる。鎌倉幕府の御家人は受領地に八幡神を祀り一体感を高めると共に全国統治の証としたのではないか。 大鏡に藤原氏が供えた春日大社への供物が大風に舞って東大寺の境内に落ちたとの記事がある。これを藤原氏は「藤原氏の氏神への供物が源氏の氏寺に飛んで行った。藤原氏によくないことが起きるのではないか」と東大寺を源氏の氏寺と称している。源頼朝の祀った源氏の氏神は源氏の嫡流としての氏神よりも東大寺を源氏の氏寺といった方に意味合いが近いのではないかと考える。 聖武天皇は奈良に東大寺を、国ごとに国分寺と国分尼寺を建立した。この時に初めて同じ日本人という意識が芽生えたのではないか。各氏族がそれぞれの氏神を祀っていては一体感に欠ける。かといって自分の氏神を他の氏族に強制することはまだまだ不可能で仏教によって統合せざるを得なかった。しかし東大寺建立にあたっては八幡神の助けを借り東大寺には手向山八幡宮が、国ごとの国分寺には国分八幡宮が祀られている。現存している国分八幡宮も幾つもある。 本殿から海まで真直ぐに伸びる参道は承知のように神社に内裏の性格も併せ持たせたからである。 かつて神社の森は洪水や旱から人々を守る場所にあった。鎌倉の町のつくりは異なる。大胆な仮説を立てると現在の参道が神社の本殿まで真っ直ぐに突き当たるつくりは鶴岡八幡宮の建立以降真似られたものではないかと考える。 5年間に亘り「鎌倉つれづれ」のスペースをお借りしてきました。有難うございました。


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住民自治の避難所づくり

大船地区の合同発表会

大規模災害時に開設される避難所は住民の自治による開設、運営が重要となることから、大船地区の住民が一昨年から「避難所運営マニュアル」の作成を始め、その合同発表会が1月29日大船中学校会議室で開かれた=写真。 2012年に大船自治町内会連合会が市と連携して発足させた「大船地域づくり会議」の主催で、自治会役員や会員、各小学校校長、市の職員など約百人が参加した。 マニュアルは、大船・小坂・今泉・山崎の4つの小学校区で作成された。発表では、避難所ごとに、マニュアルの概要や作成状況などの説明があり、参加者たちは地域の状況を再認識した。 山ノ内地区町内会協議会の辻政治会長は、「住民同士で話し合うことで意識づけができ、仲間を知ってもらえたと思う」と話していた。


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葉山の新たな桜の名所へ

南郷上ノ山公園で植樹式

葉山町長柄の南郷上ノ山公園で2月1日「さくら寄贈記念植樹式」があり、葉山にこにこ保育園の園児18人らも参加して約30株のソメイヨシノの植樹作業が和やかに行われた=写真。春には花をつけはじめ未来の桜の名所となりそうだ。 サクラの若木は、日本宝くじ協会の助成事業として日本さくらの会から葉山町に寄贈された50本の苗木の一部で、商業施設HAYAMA STATION周辺や旧町役場跡地、青少年会館にも植えられた。 山梨崇仁町長は「寄贈を受けたことだけでなく、仲間たちの協力で守り育てていける町であることがうれしい。南郷地区が花の名所として親しんでもらえれば」とサクラと子どもたちの成長に町の未来を重ねていた。(K)


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長柄桜山古墳で

歴史と自然探訪

国指定史跡・長柄桜山古墳群周辺で2月5日、教育自然学研究会(高畑尚之会長・会員約60人)が山のワークショップを行い、小学生を含む約40人が参加した=写真。 1999年に逗子市と葉山町にまたがる丘陵で発見された長柄桜山古墳群は1、2号墳とも全長約90㍍、4世紀後半に築かれた県内で現存する最大級の前方後円墳。 一行は、第1号墳発見者の東家(とうや)洋之助さん(87)からの説明を聞いた後、整備中の現地を訪れ、当時の三浦半島と大和政権との結びつきを示す同古墳の「ブランド力」や保存の難しさなど学んだ。 見学後は森林インストラクターが三浦半島の樹木の特徴や冬の植物の観察要点を図解し、蘆花記念公園まで植物観察しながら山を下った。樹医の宇野喜三郎代表幹事(85)は「森に入ると病気が軽減するというデータもある。『自然力』を医療や教育の現場に反映していきたい」と今後の活動の可能性を語った。(K)


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逗子-小坪漁港でし

ワカメ収穫体験

小坪漁業協同組合と逗子市観光協会が初めて企画した「ワカメ収穫体験」が2月14日小坪漁港で行われ、市民ら約20人が参加した=写真。 漁師が約150㌔の養殖ワカメを準備し作業工程を説明。参加者は水揚げされたばかりのワカメからメカブと茎を切り取り釜ゆでし、3回の洗いをかけ、一つ一つ丁寧に広げながら干すまでの一連の作業を体験。磯場が広く、田越川から流入する水が海水温を低く保つ逗子湾の自然環境が古くから小坪のワカメ漁を支えてきたという。 約2時間半の作業を終えた参加者はワカメ入りの漁師汁を味わい、ワカメを土産にもらった。 逗子市観光協会桐ケ谷覚会長は「地元のワカメに愛着を持つ人が増え、今後の町おこしにもつなげられれば」と期待を膨らませた。3月6日に天然ワカメも解禁され、同漁港で販売を予定。(K)


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福を求めて豆拾い

鎌倉の鶴岡八幡宮で2月3日、恒例の節分祭が行われ、福男福女、ミス鎌倉ら約100人が豆をまいた=写真。安全確保のため事前に整理券が配られ、1,500人ほどが福豆拾いに参加した。用意された豆は約400㌔。


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木版画 藤本宿

谷戸の風(44)

品行と品性  山 内 静 夫

品行は直せるが、品性は直らない。映画監督の小津安二郎先生はよくそう言われた。 ことばの綾として何となく解るが、意味は深い。 昭和の前半、つまり私の小、中学生ぐらいの頃、よく品行方正という言葉を学校の先生から聞いたような気がするが、旧制の大学予科に通っていた頃、私の降りる駅の隣駅に法政大学の予科があり、よく通学電車の中でバカ話を交していたが、「法政大学という名の割に品行方正(法政)の人が少ないようだね」と下らぬ駄洒落を言っていた事を何故かふっと思い出した。 そんな事より、品性とは一体どういう事を指しているのだろう。人間が生れながらに持っているもの、では面白くもなんともない、生きてる中で作りあげてきたものでなければ有難くない筈。察するに生き方次第で、人間の品位というものは決まるのではないか、地位、財産を目指して一生懸命日夜努力する人は多くいるが、果してそれが人間そのものを高める事になっているかどうか、むしろ空しい人生である場合もないとは言えまい。 私は長い人生で多くの人達と出会ってきた。しかし、その中でこの人こそ見習うべきと心から思える人は残念ながらそう多くはない。それでも時に何かテレパシーのようなものを感じる人に出会う事がある。恥かしながら、そんな時は、まるで恋人に会ったかのように嬉しい。どうしたら、そういうものが身につくように生きられるのか、会っているだけで、何かやさしい、暖かなものが伝ってくる。大袈裟に言えば、不思議な空気のようなものに包まれているような安堵を覚えるのだ。幸せ感とでも言うのだろうか―そんなバカみたいなことが時として頭をよぎる。 小津先生のことを冒頭に書いたが、小津先生は映画の中で人間の行動だけでないもっと奥深いものを描こうとしておられたのだろうと、おそまきながら今頃ふと感じる。


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世界名作ファンタジー「うらしまたろう」(ポプラ社)

文学つれづれ(148)

『桃太郎と一寸法師』(4)

川の流れから始まる一寸法師や桃太郎の話は、海洋民族的発想から生まれた浦島太郎の話とは別系統と思われる。もちろん日本民族の成立に柳田国男の『海上の道』にも美しくイメージ豊かに述べられているように、海から渡って来た民族が大きく関わっていることは否定できない。 しかし日本民族の先祖が何であれ、「山川のたぎち流るる」日本の風土に民族の感性や情念の形成が深く関わっているとしたら、富山和子もしばしば言うように「日本人にとって、大地イコール川である」のだから、日本人のものの感じ方の独自性として、川を重視すべきではないだろうか。 柳田自身も瓜子姫の話で、「水の流れを下って来たということが、元は欠くべからざる要件であった」と云い、山の多い日本では「川上の未知数」が古代の言い伝えの中でよく取り上げられるが、それは「我が日本に於ては、人間の少女を母にする異常の力が、特に川上の清く高き処に在るものと、信じられて居たらしき痕跡である」と言っている。私はこれらの表現の中に、柳田国男の「海」 と「川」との間の動揺を見るのであり、その原因は、彼が「海を母の国」と考える見方に執着しているからだと思われる。だから彼は川の重要性に気づきながら、最後には川を排除してしまうのである。 日本人というものを固定的に見る彼の見方は、次のような点にもよく表れている。 水の神から贈られた童子は、多くの場合、非常に汚い小僧であるし、「一寸法師」という呼び方も嘲弄の意味であったろうし、桃太郎が「小さ子」であったのも、もともとは物笑いの種であったに違いないが、その理由を柳田は、英雄は試練を経て普通の人間にはできない難事業を成し遂げるからだと言う。 昔話の英雄の異常なる出現、即ち只の女の腹からは生まれなかったことと、同時に、その普通で無い成長のし方…是ほど人を感動させることは無かったので、或一人の童子が誰にも予期し得ぬような難事業に成功したとすれば、それは必ず生まれから違って居たろうと思い、もしくはそれと反対に、不思議の誕生をする位な人間だから、鬼ヶ島の宝でも取ってこられたのだと解する風が、我々の先祖には行渡つて居た。 この説に私が不満に思うのは、「小さ子」が英雄になったということを事実としていることである。それはたとえば、「神が現実に童児を人に贈り、しかもその童児が時あって小さな動物、又は桃や鶯の卵の形を以て出現したということも、ずっと大昔には人が挙つて之を信じていた」という表現にもよく表れている。しかし、いかに昔の人といえども、そうした小さ子の異常な出現を、誰も自分の眼で見たわけではなく、何かある現実の小さな芽を、民族の想像力でふくらませたのであり、そこには、そうあってほしいという願望がなければならないのである。あるいは『妹の力』で説明されているように、農耕民族であった我々の先祖は、雨を降らせてくれる雷に大きな力を見て、時に稲妻に似たヘビの形で出現する小さ子説話を生み出したとも考えられる。 それでは、なぜ小さ子が多くの場合みすぼらしい姿をし、人々にしいたげられた者なのかということの説明にはならない。柳田説のように、確かに小さいものの生産力、生殖力への信仰はあったに違いないが、それが一寸法師や桃太郎のような「小さ子」の話に成長するためにはやはり人間自身の生理から生まれた想像力、願望がつけ加わらなければならないのである。
(神奈川歯科大名誉教授)


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元オリンピック選手と交流

北鎌倉・おおぞら幼稚園

北鎌倉学園おおぞら幼稚園で2月2日、バレーボールの元オリンピック代表選手を招き、『オリンピアンとボールで遊ぼう』と題した交流が行われた=写真。 ロサンゼルスやソウル大会で活躍した江上由美さん、廣紀江さん、藤田幸子さんが「バレーボール知っている人ー」と声を掛けると「はーい」と年長組約80人が元気に返事。軽いランニングや体操の後、パスやトス、アタックの対面練習を行い、チームに分かれて試合形式のゲームに興じた。初めて触るバレーボールに園児達は大はしゃぎ、ボールを無我夢中で追いかけた。 選手らは、『NPO法人日本バレーボール・オリンピアンの会』という1964年の東京五輪から2012年のロンドン五輪に出場した選手約百人が所属する会のメンバー。 同会会長でメキシコ大会に出場した小泉勲さんは「小さい頃ボールに触れたことで、将来バレーボールを始めようと思ってくれたら嬉しい。バレーボールを広めながらスポーツ界に貢献したい」と語った。現在、東京と神奈川が中心だが、全国普及を目指している。


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昔の暮らしを体験

玉縄で大船小3年生

鎌倉市植木の「玉縄ふるさと館」に2月14日、市立大船小学校3年生児童約90人が社会科の授業の「昔の暮らしと道具調べ」で訪れ、学芸員らの案内で見学した=写真。 玉縄城址まちづくり会議(荒井章会長)が鎌倉市との協働で子どもたちの体験学習を受け持っているもので、2011年の同館リニューアルオープン以来、約5千人の児童・生徒が訪れている。 子どもたちは歴史民俗資料館で、玉縄城大手門の模型、歴史資料や縄文期などの出土品などを見学、古い農具や民具に実際に触れて体感した。 国指定重要文化財の古民家「旧石井邸」では、だるまストーブを囲み、この建物が約350年前の農家の住居で、土間や梁、柱や壁、天井などが今とちがうことなどの説明を受け、「昔のくらしがどのくらい大変だったかわかった」と話していた。


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関谷SCが優勝

第27回ロータリー杯

少年サッカー第27回ロータリー杯の決勝戦が2月12日笛田公園で行われ、関谷SCがルベントを破り優勝した。前半はともに無得点。後半でルベントのロングシュートが決まりリードしたが、関谷はコーナーキックと中央突破から得点し逆転、2対1で勝利した。 表彰式で鎌倉ロータリークラブ浜田淑子会長から賞状とカップが手渡され=写真、会員から各選手にメダルが授与された。浜田会長は「選手たちがこれからも元気に頑張ってほしい」と挨拶した。 試合後、市サッカー協会(小泉親昂会長)のリーグ表彰も行われ、小泉会長から賞状、カップが手渡された。小泉会長からは指導者や保護者への感謝が述べられ、今年度の公式試合を終了した。 鎌倉カップの順位は1位山崎S、2位関谷SC、3位粟船FC、4位西鎌倉SC、5位FC小坂、6位鎌倉深沢SC。



終の棲み家を考える35

体の芯を温める

今年の冬は寒いです。私がつくる家は蓄熱式の床暖房の家ばかりですので感じませんが、普通の家に伺いますと足元から冷えて本当に寒い家が多くて驚きます。 体を温める方法はエアコンの様に体の表面を温かく感じさせる方法と、炬燵・火鉢の様に体の芯を温める方法に分かれます。部屋の空気を温めて暖かさを感じるには室温を28度以上にして温かい温風を吹き出させる必要があり、最近は人を感知してその人を温風で追いかける様にしたものまであります。 それに引き替え炬燵・火鉢・蓄熱式床暖房は、手先や足の先を温める方法です。蓄熱式床暖房の床の表面温度は22度~23度位です、これで何故あんなに暖かくなるのでしょうか。心臓から送り出される血液の温度は、その人の体温と同じです。血管を通して送られる血液は冷たい手先・足先迄行って大体30秒弱でまた心臓に戻ってきます。冷たい床で一気に冷やされた血液は足首・膝・腕・腰等の熱を奪いながら心臓に帰ってくるのです。 蓄熱式の床暖房は一番冷える足先に血液が行った時、逆に温められて戻るので節節の熱を奪いません。床や壁・天井の温度が一定に保てる蓄熱式床暖房は体の芯 (血液)を遠赤外線で温める理想的な暖房方法です。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/


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「ひと」 170年の伝統を引き継ぐ仏壇仏具店「温古堂」7代目

山田哲也(やまだてつや)さん

帝国データバンク横浜支店が先に発表した周年記念企業調査によると、今年創業170年を迎える仏壇・仏具小売業の温古堂が県内で最も古い事業所だった。報道で県内最古であることを知り、身の引き締まる思いとともに今後の事業継続・発展を誓う日々である。 仏壇、仏具、神具、香を販売する老舗の長男として生まれた。姉が2人。地元の小・中学校から横浜商科大学高校商業科、同大学商学部に進んだ。「少年時代から跡取りになることを意識していた。商業科・商学部で学んだのはそのためだった」。 大学卒業後、大阪の有名な仏壇・仏具店に1年間住み込みで修行した。多彩な商品の種類、配達の方法、寺社への営業の在り方を学んだ。「得ることが実に多かった。その経験が今に生きている」。 1847年(弘化4)、初代・山田鉄五郎が現在地(大町)で、仏師として創業。明治維新を迎えた時期は廃仏毀釈運動の影響で仏師の仕事が激減。当時の店主は鎌倉彫の世界に活路を見出す。併せて神・仏具や文房具、下駄も商うようになった。 6代目となる父親・宗(とき)宏(ひろ)さんの時代に仏壇、仏具、神具の専門店となった。現代仏壇、仏具を展示する第二店舗も新築。「山田温古堂」から「温古堂」に名称も変更した。店名の由来は「温故知新」。「故」は「古」と同じで、昔のことを研究して、新しいものを学ぶとの意味が込められる。  4年ほど前から店の経営を全面的に任されている。「誠実」「感謝」が店是で「品質」「価格」「品揃え」に心を配る。仏壇は静岡、徳島、福島、東京などから仕入れる。展示会にも出かけて品定めをする。さまざまな香りがする線香は100種類以上。沈香(ジンコウ)や白檀(ビャクシン)などの天然香料を使って開発したオリジナルの「鎌倉五山」は人気が高い。 家族葬の増加などで業界を取り巻く環境は急激に変化した。」仏壇は小型化が進み、シンプルなデザインの家具調型仏壇も増加している。「伝統を守りつつ、生き残り策をどう図るかが課題。時代のニーズにこたえられる商品提供がカギ」と語る。 犬や猫のペットブームもあり、ペット用の骨壺や位牌、線香なども扱っている。ネット販売も視野に入っているが「地域密着の専門店」が基本コンセプトであることは変わらない。鉄道とベイスターズ応援が趣味。39歳。父母も含め6人家族。
文・写真 浅田勁


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健康百科通信(94)

風邪と漢方(その2)
  日本内科学会総合内科専門医、
  日本東洋医学会漢方専門医  小野村雅久

風邪に用いる漢方の処方で発汗に重点を置いたのが麻黄を主体とした麻黄湯(まおうとう)です。これはまだインフルエンザを流感と呼んでおり、抗インフルエンザ薬がなかった頃などには多く用いられていました。ただ胃を守る芍薬(しゃくやく)、生姜、大棗(たいそう)は入っていないため、長く服用すると胃腸をこわします。 発病後3、4日経ち、熱で口が苦く喉が乾きめまいがするようなときは小陽病(しょうようびょう)ととらえ、慢性病に頻用される柴胡(さいこ)の入った処方(柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)など)が用いられます。 さらに病気が進行して腹部膨満、便秘などがあると陽明病(ようめいびょう)ととらえます。さらに病気が進行し、元々冷え症や虚弱体質の方が風邪を引くと陰証に変化して行きます。 腹部膨満感や食欲不振、時には下痢になると太陰病(たいいんびょう)ととらえ、人参湯(にんじんとう)、真武湯(しんぶとう)などが用いられます。さらに気力が衰えて「ただ寝ていたい状態」を小陰病(しょういんびょう)と呼び、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)などが用いられます。さらに進行した状態が厥陰病(けつちんびょう)で、上半身は熱があるのに下半身は冷えて身の置きどころのないように悶え苦しみます。人参(体力を補う生薬)や附子(ぶし)(強力に体を温める生薬)の入った処方を用います。 その他にも風邪に用いる処方だけでも相当数の処方があり、「西洋医学の『総合感冒薬』による治療」とは反対に、風邪の病状をその時々に応じてとらえ、処方内容を変化させて治療する所が漢方の大きな特徴と言えます。

田中医院 院長
鎌倉市常盤648―4
0467・32-1315


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どの飾りにも手作りの味わいが=おくら北鎌倉

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寺院も参加しています=円応寺

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オリジナリティ溢れるキャラも=コンロラン

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古都鎌倉の新たな魅力を発信

北鎌倉つるし飾り委員会

北鎌倉駅の駅舎を出ると、左手に並ぶお店の軒先につるされ風に揺れる可憐なつるし飾りが出迎える。この〝お・も・て・な・し〝を演出している北鎌倉つるし飾り委員会の川上靖治会長にうかがった。

鎌倉・室町時代の人々に思い巡らせ
  新つるし飾り「北鎌倉の街道物語」も

つるし飾りとはどのようなものですか。

伊豆・稲取のつるし飾りがく知られていますが、あちらは江戸時代から始まっているんです。おばあちゃんが孫たちのために雛飾りを作ろうと思ってもお金をかけて大きなお雛様を作ることができないので「つるし雛」というつるし飾りを作ったのが始まりと言われています。

北鎌倉につるし飾りが登場したのは。

1月から3月は寒いですから観光客も少ないし、住んでいる人たちも戸外に出てこない。以前からいろいろな人たちから「北鎌倉への来客を促す方法はないだろうか」という話がありました。そのような時に、鎌倉古陶美術館(現北鎌倉古民家ミュージアム)のオーナー・長谷川正さんから「つるし雛を使ったら」と提案がありました。2009年1月のことでした。その当時はつるし雛と呼んでいたのですが。 鎌倉古陶美術館では毎年このシーズンに5㍍もあるジャンボ源平つるし飾りを館内に飾っていました。街中につるし飾りを飾れば北鎌倉地域が賑わうようになるのでは、ということです。ただつるし雛飾りというと、江戸時代からしている地域もありましたので、そのままでは二番煎じになってしまいます。 ところがたまたま鎌倉にはそういう作品を作る作家がいたんです。人形作家もいましたし、千代紙の作家などいろいろな作家がいました。 それで「それ、やりましょう」と、翌年、8店のモニター店に飾ってもらったところ「これは面白いんじゃないか」ということになりました。 そこで2011年に試作展を開催し、翌年から本格開催となりました。この時は74店の参加でしたが、6回目の今年は100カ所に飾られるまでになりました。

先ほどの話では北鎌倉地域の冬枯れ対策のアイデアとして始められた、とのことでしたが。

そうです。つるし飾りを飾ることで街が明るく彩られ、住む人も訪れる人たちも楽しめれば参加店や協力店への来客促進になり、街が賑わい、閑散期の北鎌倉を活性化させることにつながります。

飾られている地域は。

北鎌倉の街路=街道は一直線に2・5㌔続いています。小袋谷から天応寺のあるところまで。こういう場所はあまりないのですが、その両側にずーっとお店が並んでいて、その地域全部をつるし飾りの会場としました。 訪れた方々に「あっ、かわいいな」とか「きれいだな」と思ってもらえればそれで我々の目的は達成されたことになります。人を引っ張り出そう。そしてせっかく来てくれたのだから楽しんでもらおうということです。

作品のテーマは。

自由です。何を作ってもいいのです。「そういうのはできない」というときには我々が千代紙を提供して使ってもらいます。ただ、できればお店のオリジナルをお願いしています。 例えばパン屋さんがパンでつるし飾りをつくるとか、チーズ屋さんがチーズの空箱をぶら下げるとかいうお店もあります。そういうオリジナル性があれば一番良いということで、勿論、先ほど紹介した様々な領域の作家の方々の活躍に大いに期待しています。

委員会の構成は。

北鎌倉まちづくり協議会、北鎌倉商栄会、北鎌倉商観光を考える会、つるし飾りの作家の中から9人が選ばれ活動しています。

つるし飾りを作ろう、見よう

今年、初めて「北鎌倉の街道物語」=写真左下=というつるし飾りキットが登場しましたが。

鎌倉街道の鎌倉への北の入り口が北鎌倉ですから「街道」という名称に。そして人々がそこを行き交っているのをイメージしました。人それぞれ自分の物語を持って歩いているのではないかということから「北鎌倉の街道物語」という名称になりました。来る人もそういう意識を持って北鎌倉の街道=街を歩いてほしいという願いを込めました。 鎌倉時代、室町時代それぞれに関係しているので、できあがったつるし飾りの一番上には鎌倉幕府の執権職だった北条家の家紋を、下には室町時代に関東管領職だった上杉家の家紋があしらわれています。そして鎌倉時代と室町時代の姿をした人形たちがその間に飾られているわけです。

これを作りたいという人はどこへ行ったら材料が手に入りますか。

組み立てキットは1セット1500円で、 期間中の金・土・日曜日(雨天中止)北鎌倉駅前広場に開設される臨時観光案内所で販売しています。「銀の針」「神武堂」「香り仕事」「檸檬」「蔵屋」「友野風呂」「和」などこの催しの参加店でも購入できます。 「香り仕事」で3月1日と15日の午後1時、同店のセミナーハウスで組み立てのワークショップしています。参加費・材料代込み1800円。

他のワークショップは。

○たまご(香り)のつるし飾り作り 3月1・8日、15日午後1時、香り仕事、1800円(材料代込み)
○ミニミニ帽子のつるし飾り作り 3月1~3日午後1時30分、帽子小屋、1800円(材料費込み)
○千代紙のつるし飾り作り 3月8日午後1時、香り仕事、1800円(材料費込み)

関連催しは。

○「おひなさまとつるし飾り」展 in4月2日、古民家ミュージアム、入館料500円
○つるし飾り展ⅰn銀の針工房 3月20日、入場無料
○つるし飾り展ⅰn香り仕事 3月20日、入場無料
○つるし飾り展ⅰn檸檬 3月31日、入場無料 ○つるし飾り展ⅰn美術館 3月31日雪堂美術館、入館
料500円 ○つるし飾り展ⅰn和 3月20日の金、土、日曜日、入場無料。

どうもありがとうございました。

北鎌倉つるし飾り委員会  0467・22・4693 斉藤方


いざっ!!鎌倉てらこや(33)

また来たい場所  小木曽 駿

昨年11月8日、「子供の未来応援国民運動一周年の集い」に参加するため、総理官邸に行って来た。「子供の未来応援国民運動」とは、「子どもの貧困問題」を解決するために立ち上げられた官公民連携のプロジェクトだ。 大船駅から徒歩1分。活気溢れる仲通り商店街の端に位置する商業ビル。1階には、ラーメン屋が店を構えるが、その横にある薄暗い階段を昇った3階に、てらこやハウス、通称「てらハ」はある。 扉を押し開けると、壁や天井いたるところに描かれた、落書きだらけの壁が目に飛び込んでくる。秘密基地のようなてらハは、8年前に、子ども、大学生、保護者の有志が改装し、自分たちで作り上げた居場所だ。現在は、平日の15時~17時半の子どもの放課後の時間も、学生スタッフが常駐し、フリースペースとして開放している。 てらハには毎日、多様な人々が訪れる。階段を駆け上がり、息を切らしてやってくる男の子。塾のために5分しかいられないのに、毎日欠かさず顔を出す女の子。学校に「行かない」という選択をした中学生女子。部活旅行のお土産を届けてくれる高校生男子。今の時期は、大学入試結果を報告しにきてくれる子も多い。 小学校5年生のある女の子は、鎌倉から都内の小学校に通学している。放課後も、塾や習い事で分刻みのスケジュールを毎日過ごしている。しかし、少しでも時間ができたとき、必ずてらハにやってくる。「なんで、てらハに来るの?」と尋ねたところ、かつて大学生と思いっきり遊んで楽しかった思い出を、とめどなく語ってくれた。 不登校・ひきこもりという現象は、決して、特別な子どもだけが陥るのではない。友達とのすれ違いや、テストの失敗、保護者との不和等、偶然要因が重なれば、誰にでも起こりうる。ましてや、落ち込んだり、誰かに話を聞いたりしてほしい瞬間は、生きていくうえで避けて通れない。そうしたとき、「あのお兄さん・お姉さんに、また会いに来たい」と思ってもらえるような居場所として、てらこやハウスがあり続けたい。だからこそ、子どもたちの日常に寄り添い、同じ時をともに紡ぐことで、子どもたちの心の中に残り続けるようなたくさんの思い出を、積み重ねていきたい。

鎌倉てらこや事務局
0467-84-9746(平日13~17時)
http://kamakura-terakoya.net/


鎌倉朝日新聞社

那智の滝、最後のみそぎ滝行の様子(鎌倉市中央図書館提供)

鎌倉の失われた風景(33)

稲村ガ崎の那智の滝 島本 千也

稲村ガ崎の谷戸のもっとも奥は正(聖)福寺谷戸と呼ばれている。1254年(鎌倉時代・建長6年)に聖福寺(神宮寺)があったことに由来する。 公園の入り口に鎌倉町青年団の歴史史蹟「聖福寺阯」があり、聖福寺の開基は北条時頼で、「関東の長久並びに北条時頼の息時輔(幼名聖寿丸)、時宗(幼名福寿丸)の息災、延命のために建立した、寺の寺号は両息の頭文字から命名されたと書かれている。新田義貞の鎌倉攻めに際してはその陣を置いた所とも伝えられる。  聖福寺谷戸の奥に熊野権現社があり不動明王が祀られていた。そこには那智の滝と称される御嶽信仰の行者場があって白装束の行者を先達にみそぎの滝行が定期的に行われていた。滝の高さは10㍍ほどで、鎌倉山からのわき水が途切れることはなかったと伝う。滝の下流は水田で、極楽寺村の共有地であった。採れた米は9月8日の宵宮で赤飯にしてふるまわれた。 稲村ガ崎自治会の会報『いなむらがさき』1993年(平成5)4月1日第6号は「那智の滝」探訪の記事を載せている。那智の滝は昭和30年代末の西武の住宅地開発によって失われ、現在では場所を特定するのは困難であるが、稲村ガ崎から鎌倉山へ抜ける旧道の左手崖地の所である。
 神にませばまこと美はし那智の滝
高浜虚子が紀州那智の滝を詠んだ名句で、正福寺谷戸の那智の滝を詠んだ句も残している。
 滝水に現れそめし蛍かな
1931年(昭和6)6月21日鎌倉俳句会。堀内鴻乙居。正福寺谷戸蛍見。 稲村ガ崎に住んだ戸川稲村の聖福寺跡(那智の滝)を詠んだ句もある。
 蔓引けば落つる石あり冬の滝
 暮れゆきて岩に帰しけり滝不動
 暮れ残る四五枚の田や滝の前
 滝の音やみたる如しかへりみる

熊野権現社は極楽寺月影地蔵への道の途中に遷座されている。那智の滝の辺りは音無川の源流部に辺り、音無川の水流は今も豊かである。


鎌倉朝日新聞社

NPO法人 ミャンマー ファミリークリニックと菜園の会(17)

グローバル賞―未来への投資分野で表彰  名知仁子

こんにちは、名知仁子です。 我々の団体はミャンマーの西南部、ミャウンミャという人口29万人の街に拠点を持っています。そして医療と農業を2本柱とし村々で巡回診療と保健指導をするとともに、家庭菜園レベルの有機野菜栽培支援をする事で命を育むサポートをしています。 今回、この活動内容が埼玉県から認められ、平成28年度埼玉県グローバル賞の「未来への投資」という分野で表彰されました。 受賞理由は、私自身、新潟県生まれで、1歳の時に埼玉県・狭山市に転居し、大きな原っぱの茶畑の中で青春時代を過ごしました。会の活動が「医療と菜園によって人間の命を考える機会を作り、自らの問題を解決する姿勢を定着させることを使命とする取組み」として評価されたようです。 これも皆様の日頃からの応援と活動費のお力添えのおかげと大変感謝しています。推薦者は鎌倉在住の埼玉県人会・常務理事の澤村博幸様です。 2月8日の授賞式当日は、長年の支援者である清興建設の石渡好行社長はじめ、毎回活動に参加しているボランティアの皆様、計10人余りの人々が駆けつけてくださいました。 この栄誉ある賞を受賞したことで、さらにミャンマーと日本の架け橋の役目を果たしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

(同会代表/医師・気師)

【連絡先】
日本 東京荒川区東尾久8―41―23
03・6807・7499

【ミャンマー】
3G Kanbe Road 6 Ward YankinTownShip Yangon Myanmar
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp
【この記事は清興建設提供】


鎌倉朝日新聞社

【寄稿】絵やボランティア活動で育む郷土愛

鎌倉ユネスコ協会 丸山泰世

鎌倉ユネスコ協会の表彰式「絵で伝えよう!私の町のたからもの絵画展」と=写真上、「鎌倉ユネスコユース賞」が=写真下、2月5日鎌倉市役所であった。 絵画展では、市内小中学生の369点の応募から、深沢小6年の山崎理帆さんの「つるが岡八幡宮」が市長賞、市教育委員会賞に大船中1年の関根奈々さん、日本ユネスコ協会連盟会長賞に稲村ヶ崎小学1年阿部美海さん、鎌倉ユネスコ協会会長賞に御成小5年平木章介さんほか優秀賞9賞も表彰。 市内小中高等学校の生徒による自主的なボランティア活動を表彰するユース賞では、「鎌倉市中学生防災サミット」の活動が最優秀賞、公募の中学生が意見を出し合い防災都市鎌倉の実現を目指す点が評価された。優秀賞は清泉小学校史跡委員会の「鎌倉や鎌倉時代を知ってもらう」、手広中学校生徒会の地域福祉活動「お元気だより」、他に奨励賞4賞が表彰された。


鎌倉朝日新聞社

応急手当講習会

鎌倉表駅商友会

鎌倉表駅商友会(山本堯会長・会員約100人)が2月15日、小町の由比ガ浜整骨院2階道場で救命救急講習会を開き、会員ら約20人が参加した=写真。万一のときに役立てようと同会女子会の主催で行われ3回目。 鎌倉ライフガードの多胡誠代表ら5人が救命救急のさまざまな例をあげて救急車がくるまでの応急処置として、心肺蘇生、AEDの使用方、外傷の応急手当などを実技で示した。参加者たちは「具体的でわかりやすかった」と話していた。


鎌倉朝日新聞社

新刊書「禅の坊さんもぼやく。そして学ぶ」

永井宗直 著

本紙1面の「鎌倉みほとけ紀行」でおなじみの満願寺住職・永井宗直さん(54)が本を出版した。 50歳を過ぎてぼやき世代になった横須賀の小さな禅寺の坊さんがもう一度、物事にとらわれない生き方をしようと決意。自坊や坐禅のこと、喜怒哀楽や心がけ、禅僧への歩み、終活など気さくに語る。
角川書店 0570・002・301


鎌倉朝日新聞社

だんかづら

ミックス犬の「イヴ」16歳です。人間だったら、何歳になるのかな…? でもまだまだ元気一杯!何といっても、大好物の肉・魚・野菜入りの雑炊が、健康と長寿の秘訣なのです。皆様もバランス良いお食事を!
佐助 手塚さん方


鎌倉朝日新聞社

画廊・ギャラリー

●ギャラリー一翠堂22
3月2~6日手から実ったジュエリー達、17~21日中西和歌子ジュエリー展2017春=写真
23~26日荒尾一義作陶展、29日~4月2日春のHandmade服展
22・3769



始めましょう

●朗読をしませんか
初めての方も大歓迎 木蓮の会 月2回2千5千円木曜(午後)
鎌倉生涯学習センター・石田 45・7908
●着付け教室手結びでゆかたから外出着まで。月2回千円。野山
045・891・2770
●鎌倉陶芸教室(材木座)水~日曜 午前・午後 月1回コース・体験教室あり。
HPも。 24・0288
●歌と発音のトレーニングストレッチ、リンパケアで整体、正しい呼吸で歌う。
水曜、村田ビル・8面参照・指導 村田望
090・2207・0031
●ピアノ教室 経験者に指導。月1回1時間5千円。
波多野 31・3025



お知らせ

●まんだら堂やぐら群 春の公開
~3月20日の土・日・月曜日・休日10~16時、小坪7丁目国指定史跡名越切通内。無料。
逗子市社会教育課 046・872・8153
●扇湖山荘(鎌倉山)庭園公開
3月24日13~15時・25日10~12時13~15時。飛騨高山からの移築民家と日本庭園。無料。
市都市景観課 61・3477
●はつらつ笑顔で貯筋体操
3月15日9時半、徳洲会スポーツセンターかまくら。筋力トレーニング、ストレッチなど。無料。要申込。
地域包括支援センター湘南鎌倉 41・4013
●鎌倉風致保存会の催し
▽みどりのボランティア
3月18日十二所果樹園、25日御谷山林。▽お話サロン25日14時、鎌倉生涯学習センター。百円。
各要申込。 23・6621
●被災地の子ども支援バザー  3月18日10~15時、鎌倉市大町の清興建設駐車場。
24・3700
●第五回社協バザー
3月20日鎌倉市福祉センター。地域福祉推進と震災支援のバザー。
市社会福祉協議会 23・1057 ●第20回古着・古本リサイクル市 3月26日10時半~12時半、笛田リサイクルセンター。22日まで献品受付。
鎌倉リサイクル推進会議 32・9094


鎌倉朝日新聞社

デッサン画

鎌倉朝日新聞社

弓道

み る

▼川喜多映画記念館
▽企画展「ヨーロッパ映画紀行」3月12日まで。2百円。▽映画3月7~9日「愛と哀しみのボレロ」、10~12日「リトル・ダンサー」千円。
23・2500
▼「つつましく そして艶やかに―清方ゑがく女性」展
4月16日まで鏑木清方記念美術館。2百円。
▽春休み親子鑑賞3月25日~4月4日。期間中、小・中学生と同伴者の観覧料無料。
23・6405
▼小林なほ子作品展
「四季折々のたよりを」
3月14~17日ギャラリーAKI。植物のデッサン。鎌倉彫、陶芸なども。入場無料。
22・0930
▼渡辺幸子展
3月14~19日鎌倉市由比ガ浜の「ジャック&豆の木」。花、風景画を中心に油彩約40点。入場無料。
24・6202
▼鎌倉美術研究所作品展
大人デッサン教室
作品展「ヌード・静物」
3月18~20日11~17時 ギャラリーやまご(小町通二楽荘前)。
080・5028・7292 ▼映画 ▽「全身小説家」3月10日11日13時半、県立神奈川近代文学館。8百円。8百円
同館 045・622・6666
▽「犬に名前をつける日」3月11日11・14・17時、12日10・14時。葉山町福祉文化会館ホール。無料。
ちばわん 080・3201・6306
▽セピア色の映画会「沖縄戦」3月12日13時半、鎌倉市中央図書館。無料。
鎌倉視聴覚協会 23・0306
▽字幕付き邦画鑑賞会「海街diary」3月15日13時半、名越やすらぎセンター。無料。要申込。
同センター 25・1188
▽こどもおはなし映画館「やさしいライオン」3月30日10時半、川喜多映画記念館。朗読と映画鑑賞。無料。要申込。
同館 23・2500
▽「セバスチャン・サルガド―地球へのラブレター」3月11日14時、あーすぷらざ。報道写真家で環境活動家の人生を追ったドキュメンタリー。4百円。
同プラザ 045・896・2121
▽「奇跡の教室―受継ぐ者たちへ」3月25日10時半・13時半、あーすぷらざ。問題児クラスを教師の情熱が変えていく実話にもとづく物語。千円。
シネマアース 080・5506・2665
▼県民のための能を知る会横浜公演
3月9日14時、横浜能楽堂。狂言「禰宜(ねぎ)山伏」、能「久世(くせの)戸(と)」など。7千円。
鎌倉能舞台 22・5557
▼鎌倉市演武会
3月12日13時、鎌倉武道館。市体育協会加盟武道9団体の演武。合気道、剣道、柔道、なぎなたなど。無料。
市体育協会 43・3419
▼ビッグ錠個展
3月15日~20日逗子文化プラザ。「包丁人味平」などの漫画原画、渡米時代のスケッチなど約70点。佃龍二名で活動していた頃の貴重な原本も。無料。
子どもミュージカルシアター成田方 080・5382・8692
▼第46回鎌倉御成マットクラブ発表会
3月26日13時半、市立御成小学校体育館。マット運動・跳箱・平均台などの実技発表。無料。
鎌倉御成マットクラブ 090・1461・8419
▼白鴎写真クラブ第15回写真展「四季おりおり」
3月28日~4月3日鎌倉生涯学習センター。
鎌田方 24・6588
▼銀の鈴社の催し
▽「ゴムの木とクジラ」刊行記念原画展3月19日~25日銀の鈴ギャラリー。無料。
▽文章道場3月18日14時、銀の鈴サロン。コピーライター木村喜貴さんが文章作成指導や作品添削。5千円。要申込。
61・1930


鎌倉朝日新聞社

「流鏑馬」奥村洋司

第24回鎌倉カメラクラブ写真展

3月14~19日、鎌倉生涯学習センター。
「鎌倉の乗り物」をテーマに、会員24人の作品約110点を展示。自由・創作部門やコンテスト入選作品も。無料。
奥村方 73・8105



美術館・文学館めぐり

県立近代美術館 葉山
046・875・2800
1950年代の日本美術―戦後の出発点 絵画、彫刻、版画、映像など約100点 ~3/26
1200円
鎌倉国宝館
22・0753
ひな人形―おとめのいのり ひな人形・調度品など国宝・曼荼羅絵巻も ~3/12
400円
鎌倉文学館
23・3911
作家と歩く鎌倉その① 雪ノ下・浄明寺方面を文学者の目で紹介 ~4/16
300円
鏑木清方記念美術館
23・6405
つつましくそして艶やかに―清方ゑがく女性 自然の中での女性美を描いた作品など ~4/16
200円
鎌倉市川喜多映画記念館
23・2500
ヨーロッパ映画紀行 「巴里祭」「会議は踊る」などポスター展示 ~3/12
200円
観音ミュージアム
22・6100
長谷寺のちょっとむかし展 寺と地域の変遷を写真・絵図などで辿る ~5/14
300円
藤澤浮世絵館
0466・33・0111
文明開化 変わりゆく浮世絵の景色たち 明治時代の鮮やかな浮世絵を多数展示 3/10~4/16
無料
県立金沢文庫
045・701・9069
愛された金沢八景―楠山永雄コレクション 江戸時代から昭和までの金沢八景の資料 ~4/23
400円
山口蓬春記念館
046・875・6094
山口蓬春邸のおもてなし 夫妻の作品とコレクションから美意識を探る ~3/20
600円
藤沢市アートスペース
0466・30・1816
縁、自然 そして草間彌生 松本市美術館所蔵作品など約60点 ~3/12
無料
茅ヶ崎市美術館
0467・88・1177
春季収蔵作品展 春の兆しを感じさせる作品など35点 ~3/26
200円
横須賀美術館
046・845・1211
横須賀ゆかりの友禅作家・中村光哉展 横須賀や三浦を描いた友禅など約80点 ~4/16
800円
神奈川近代文学館
045・622・6666
全身小説家・井上光晴展 「地の群れ」「他国の死」など ~3/20
400円
そごう美術館
045・465・5515
絵画の潮流展 明治から昭和の日本画と洋画 エール蔵王島川記念館所蔵34作家60点 3/4~4/9
1000円



き く

▼かまくらこどもコンサート
3月18日、13時、鎌倉女子大学岩瀬キャンパス内松本講堂。小学の合唱と鎌倉ジュニアオーケストラの演奏。「となりのトトロ」など、ジブリの名曲。無料。
61・3740
▼第10回柞(ははそ)の森音楽祭
3月26日13時半、市立西鎌倉小学校体育館。西鎌倉の幼稚園、小中学校と地域住民が作る音楽祭。合唱、吹奏楽など。無料。
実行委 32・6096
▼第20回記念 癒しのクラシックコンサート
3月26日14時、藤沢市民会館。ドヴォルザーク「交響曲第8番」、モーツァルトの合唱曲など。湘南鎌倉総合病院小林修三副院長の講演「作曲家の病と音楽」も。3千円、ペア5千5百円。
癒しの医療を考える会 045・286・0634
◆5組10人ご招待 申込は3月10日までに往復ハガキに氏名・住所・年齢・ を記入して1面題字下住所の鎌倉朝日へ。



光明寺 観桜会

写経、音楽会、バザーも

3月25・26日、光明寺。山門公開、抹茶席、ピアノコンサート、フリーマーケットなど。25日は浄土宗神奈川教区青年会主催「寺集てらつど」の催しで、念仏会、写経、ダンス、ジャズコンサート、バザーなど。
光明寺 22・0603



まなぶ

▼第287回中村天風
心身統一法鎌倉講習会 3月4日14時、鎌倉生涯学習センター。「神経反射の統一法」など。千円。要申込。
天風会鎌倉賛助会 44・4461
▼市民向け防災・危機講座
3月7日14時、鎌倉生涯学習センター。災害復興法学を創設した岡本正さんが、東日本大震災などの事例を教訓に、災害時の生活再建に必要な知識を講演。無料。
市危機管理課 23・3000
▼さわやか防犯講座
3月16日13時半、今泉さわやかセンター。鎌倉学園高校生が防犯知識クイズや悪質商法詐欺を寸劇で紹介。無料。要申込。
今泉さわやかセンター 45・4611
▼専門医による小児の身近な感染症とその予防
3月18日14時、鎌倉商工会議所。帝京大学小児科渡辺博教授が、予防接種の効果や副反応を解説。無料。要申込。
鎌倉市医師会 22・1245
▼若手学芸員による「愛しの仏像」トーク!
3月19日13時半、鎌倉国宝館。県立歴史博物館と同館の学芸員の講座とトーク。無料。3日までに往復ハガキで申込。
22・0753 ▼第5回鎌倉同人会講座
「鎌倉文士と大東亜戦争」
3月25日14時、高徳院。太平洋戦争中の鎌倉の文学者達の想いを、鎌倉文学館富岡幸一郎館長が講演。千円。要申込。
銀の鈴社 61・1930
▼食育カレッジ 簡単!さかな料理講座
3月25日11時、腰越学習センター。初心者でもできる魚料理、鎌倉の地魚の紹介。要申込。
市民健康課 61・3943
▼日本遺産いざ鎌倉フォーラム
3月26日13時半、鎌倉商工会議所。京都工芸繊維大学・赤松和寿江講師と鎌倉文学館・富岡幸一郎館長の講演。両者と鎌倉市長との座談会「歴史と文化が描くモザイク画のまち・鎌倉」も。無料。23日までにFかメールで申込。
市歴史まちづくり推進担当 23・1085 45・4611
▼断層とがけ崩れ学習会
A逗子 浪子不動海岸の断層群3月27日9時半、浪子不動海岸。5百円。B港町(汐入)と浦賀町(浦賀)関東大震災の巨大がけ崩れ4月8日10時、横須賀汐入~浦賀。5百円。A17日、B31日までに往復ハガキで、ジオ神奈川へ申込。
蟹江方 046・873・6283
▼鎌倉こども論語素読会
4月2日~8月20日の第1・3日曜全10回10時、鎌倉論語会館。小中・高校生、大学生対象(引率父兄無料)。論語前編10編の朗読と解説。1回5百円。
論語の教えを広める会 50・0303
▼教養センター春期講座鎌倉在住の60歳以上
で全回出席できる人。
▽一般教養4月24日~6月19日月曜9時半か13時半。「考古資料から見る鎌倉」「川端康成の文学」など全8回。▽専門「男の料理入門」「鎌倉学入門」など。▽健康「元気アップ体操」など。▽年間「東海道五十三次を落語と東海道検定でめぐる」など。無料。10日までに申込。
32・1221



東日本大震災

追悼・復興の催し

▽復興祈願万灯会
3月10日18時、浄光明寺。鎌倉の寺院の僧侶らが宗派を越えて法要を行う。万灯5百円。
鎌倉十三仏詣実行委 40・3044
▽追悼・復興祈願祭
3月11日14時40分、鶴岡八幡宮。神道・仏教・キリスト教の合同祈願。参列自由。
事務局 23・5656
▽第4回心をひとつに―つなげよう みちのくの未来へⅤ 3月12日10時~15時半、鎌倉市役所駐車場。東北出身ミュージシャンらのライブ、東北グルメ屋台、バザー、防災体験、鎌倉の防災活動報告など。
3・11ALL鎌倉実行委 蓮見方 090・2222・4056


鎌倉朝日新聞社

丸に三本並び傘

季節の心⑨

春雨が降る  佐伯 仁

春は雨風の強い季節…
春は季節の変わり目…。柳も芽ぶき、緑の新芽を煙らせて降るのが春の雨。 霧のような雨と風を避け、傘をさす女性の姿は艶なる風情を見せます。 「枕草子」には「からかさをさしたが、風がはげしく…」とあります。清少納言も柄付きの傘で外出していたとは、なんと風流なことでしょう。 長い柄付樹の傘は高松塚古墳の壁画の高貴な女性がさしかけられている姿が見られます。この場合の傘は仏像の頭上に吊るされた天蓋と同様、傘の下を清浄で聖なる空間とするためです。 江戸期、広く普及した雨傘は、蛇の目傘でした。 傘の中央と端の周りに紺色の紙を張り、開くと大きな蛇の目模様が現れる点から名づけられたといいます。こうした傘をさした江戸の女性たちの姿は、浮世絵に「春雨傘」という名で描かれ、今も名作が鑑賞されています。 一方、歳時記には、春の雨とは別に「春雨」という季語があります。この雨は、低く垂れ下がった空からしとしと降り続ける長雨をさします。草木の芽をのばし、花も咲かせる慈雨だったが故に、人の心も潤した雨だったのでしょう。
 春雨や小磯の
  小貝ぬるる程
        蕪村


鎌倉朝日新聞社

春の訪れを感じて

湘南江の島春まつり

3月11・12日江の島各所。11時大道芸、12時太鼓ライブ、ミニSL乗車会=写真、貝細工体験(百円)、縁日。11日のみ将棋対局、俳句大会など。12日のみ、貝供養神事・貝まつりパレード・稚児行列、爆笑ライブ、落語会、みなと春まつりなど。
片瀬江の島観光案内所 0466・24・4141



さんか

▼第69回実朝忌俳句大会
3月5日13~16時半、鎌倉八幡宮直会殿。選者は星野椿さんら、大輪靖宏さんの講評も。当日投句料千円。
鎌倉同人会 松本方 046・852・3961
▼鎌倉てらこや
▽郷土散策「鎌倉をめぐる」3月5日10時、鎌倉エリア。大貫昭彦さんと鎌倉の自然・史跡巡り。千円。▽てらハウス 25日10時、大船の千里ビル。午前学び、午後遊び。千円。▽てらこやLIVE!26・27・28・30日銀の鈴社ギャラリー。活動報告会。無料。
84・9746
▼親子で学ぶ呼吸と発声
体験ワークショップ
▽藤沢3月5日13時、藤沢商工会館ミナパーク。
▽鎌倉18日13時、レインボーステイ(二階堂402)。丹田呼吸法と古典語りの体験。5百円。5歳~小学生と保護者。要申込。
ボイスエッグ 090・4083・0750
▼鎌倉生涯学習ふれあいの広場
3月11日13時、鎌倉生涯学習センター。生涯学習指導者の活動を紹介。コーラス、舞踊、木彫など。無料。
同センター 25・2030
▼ふじさわ宿交流館の催し
▽藤沢宿のお雛さまめぐり3月3日10時。蔵まえギャラリーなどを巡り、ひな人形を解説付きで鑑賞。5百円。要申込。
藤沢市郷土歴史課 0466・25・1111
▽宿場ミ二コンサートAマリンバ・木琴の調べ3月4日12時・12時45分。Bフルートの調べ3月12日12時。
同館 0466・55・2255
▼藤沢宿まつり
3月12日10~15時。御殿辺公園など。史跡・店蔵などが残る旧東海道藤沢宿エリアの魅力をイベントを通して体感。
Aトランスボックスと寺社仏閣まち歩き 9時50分、済美館。無料。
B草鞋作り10時。無料。ABは2~10日に藤沢公民館に申込
046622・0019
C和菓子作り12日13時、藤沢公民会館。8百円。小学生以上(小学生は保護者同伴)。要申込。
旧東海道藤沢宿まちそだて隊 070・1340・1041
▼第222回歌のサロン
3月15日14時、鎌倉生涯学習センター。参加型合唱とピアノなどのミニ演奏会。「どこかで春が」など。千円。
古川方 23・1205
▼体育館で遊ぼう
3月25日10時、鎌倉体育館。縄跳び、体力測定、紙飛行機大会など。市青少年指導員連絡協議会の主催。無料。
市青少年課 23・3000
▼鎌倉歩け歩け協会
▽鎌倉の三大緑地を歩く3月4日8時50分、湘南モノレール大船駅。5百円。▽10㌔ふれあいウォーク21日広町緑地の花見。28日住吉隧道から小坪海岸。▽5㌔はつらつウォーク14日ミニ歴史探訪・文学の道に沿って。9時半、鎌倉駅西口時計台広場。2百円。
090・2633・3715
▼鎌倉史跡めぐり
▽桜咲く大町から漱石も歩いた材木座へ3月28・30日、4月4・5日9時半、鎌倉生涯学習センター前。本覚寺、安国論寺、光明寺山門特別拝観など。▽花吹雪の鎌倉湖から円覚寺へ27・29・31日、4月3日10時、湘南モノレール大船駅改札裏側広場。称名寺、円覚寺など。▽鎌倉の古東海道を探る4月2日・10日9時半、鎌倉駅西口時計台広場。福祉センターで日本武尊の歴史講座後、辻の薬師堂、披露山公園など。5百円(交通費・拝観料別)。申込は1週間前までにハガキかFで。
鎌倉ガイド協会 24・6548 24・6523
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ3月18日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き19日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼フラワーセンター大船植物園の催し
▽玉縄桜を楽しもう
~3月5日。3・4日夜間一部開園~20時(16時以降入園無料)。玉縄桜のライトアップ、ミニコンサートなど。▽セミナー Aラナンキュラスを楽しもう3月4日13時半。無料。B春の家庭菜園22日13時半。無料。C色鉛筆植物画入門「春」4月8日10時・13時半。12色以上の色鉛筆を持参。2千円。Cは16日までに往復ハガキで申込。入園料360円。
46・2188
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。▽フリーマーケット3月9日9~15時。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市12日8~15時。出店者募集。
片岡方 090・5442・3778



旧和辻邸アート村春まつり

3月26 日10時半~16時、鎌倉市雪ノ下の旧和辻邸及び邸庭園。鎌倉ゆかりの若手アーティストが、作品展示やライブ、ワークショップを開催。入場自由。ワークショップのみ事前申込。
▽展示 陶芸、グラフィックアート、彫刻など。
▽ライブ11時半・12時50分、アコースティックライブ。12時、紙芝居。13時半、尺八など。
▽ワークショップ10時45分~15時45分「モビール作り」。5百円。13時45分~15時45分「尺八吹き」。2千円。
市文化人権推進課 61・3872



鎌倉の自然を学ぼう市と公園協会の講座

鎌倉市と市公園協会が連携する緑化啓発講座。場所は鎌倉中央公園など。 A緑のレンジャー・シニア4月22日~来年1月20日の土曜全11回。B緑の学校4月10日~12月4日の月曜全10回。鎌倉在住・在勤・在学の18歳以上。C緑のレンジャ―・ジュニア4月8日~来年3月10日の土曜全11回。鎌倉在住・在学の新小学4・5年生。 D公園サポーター養成講座▽木を知って木を育てる剪定講座4月7日~11月17日の金曜全8回。▽雑草と育てる畑づくり土づくり4月28日~11月24日の金曜全8回。 Eこどもエコパーク4月15日~来年2月17日の土曜全9回。鎌倉在住・在学の小学生と保護者。 各無料。Eのみ5百円。ABCは3月24日までにハガキかF、Eは24日までにハガキ、Dは電話かハガキで申込。
同協会 45・2750 45・2760



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(1月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は1月に一般281冊、児童書21冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。
▼「中世武士と土器」八重樫忠郎編 高橋一樹編(高志書院)▼「文学で読む日本の歴史 中世社会篇」五味文彦著(山川出版社)▼「アリさんとキリギリス―持たない・非計画・従わない時代」細谷功著(さくら舎)▼「敵を知り己れを知らば―佐高信の気になる50人」佐高信著(岩波書店)▼「松蔭の本棚―幕末志士たちの読書ネットワーク」桐原健真著<歴史文化ライブラリー>(吉川弘文館)▼「本気で取り組む災害食―個人備蓄のすすめと共助・公助のあり方」奥田和子著(同時代社) ▼「シンプルきもの」三原佳子著(文藝春秋)▼「働くママの時短ごはん―作るのラクチン、子ども喜ぶ!」武蔵裕子著(女子栄養大学出版部)▼「すしレシピ―巻いて、押して、包んで、混ぜて。おいしい工夫の絶品レシピ」朝日新聞出版編著 重信初江監修(朝日新聞出版)▼「闘う!空き家術―自然と闘い、人と闘い、管理・投資・リフォーム・売却で解決する」中山聡著(週刊住宅新聞社)▼「100歳のファインダー―日本初の女性報道写真家笹本恒子」東京新聞事業局編 笹本恒子写真(東京新聞)▼「言葉の降る日」加藤典洋著(岩波書店)▼「魂の道行き―石牟礼道子から始まる新しい近代」岩岡中正著(弦書房)▼「憂鬱なる漱石」小林敏明著(せりか書房)


鎌倉朝日新聞社

運慶仏の御開帳と文化展

3日浄楽寺 11・12日満願寺

横須賀の寺で春の御開帳が行われる。 芦名の浄土宗・浄楽寺では、3月3日、収蔵庫の運慶仏の御開帳で、国指定重要文化財の阿弥陀三尊、毘沙門天、不動明王の5体を公開する。 これに合わせて「寺展アートギャラリー」と題して本堂で水墨画やセピア色の写真展が開かれる。この展示会は参拝者に本堂にも足を運んでもらおうと企画され、昨年に続いて2回目。境内に屋台などの出店も。
同寺 046・856・8622
岩戸の臨済宗・満願寺では「第23回春の文化展」が3月11・12の両日開かれる。公開されるのは国指定重要文化財の観音菩薩、地蔵菩薩ほか、市重文の不動明王、毘沙門天の5体。東洋蘭展、書画や俳句の展示、和尚の法話ほか、精進弁当(千円)、けんちん汁接待、竹林の中で茶席など。
同寺 046・848・3138
寺では「仏像やアートを鑑賞しながら食事やおしゃべりを楽しみ癒しの時間をすごしてほしい」と話している。


鎌倉朝日新聞社

アカモクかけそば

アカモクスタンプラリー

逗子海岸で光と波のショーも

3月1日~31日まで逗子でアカモクスタンプラリーが開かれ、期間中、市内14店舗で提供される期間限定の対象メニューを注文するとスタンプがもらえ、2種類以上集めて応募すると抽選でアカモク商品などが当たる。 3月24・25・26日の3日間、夜の逗子海岸で開かれる「NIGHT(ナイト) WAVE(ウェーブ)~光の波のプロジェクトin 逗子」を街中で盛り上げるため、〝食〟を通じて逗子の「海の魅力」を発信しようと、市観光協会と市商工会の共催。ナイトウェーブ鑑賞でもスタンプがもらえる。
問い合わせ逗子市観光協会 046・873・1111


鎌倉朝日新聞社

東京五輪に因んだお国自慢弁当が人気

手づくり弁当バニー

鎌倉市材木座の「手づくり弁当バニー」が、2020年の東京オリンピックに因んで世界各国のお国自慢弁当を今年から始め、毎月18日に提供している。歴史に沿ったオリンピック開催国の料理をおかずに盛り込み、1月はメキシコ、2月のドイツでドイツ風ハンバーグ、サワ―クラフト、肉と野菜のビール煮とプレッツェルだった=写真。 毎月1日は国内各地のお国自慢弁当で、一昨年から提供していて好評。2月は北海道でジャガイモ料理など。 お国自慢弁当を含む同店の日替り弁当は1食510円で、副菜やデザートの1品増560円。個数限定で、昼前に売り切れるほどの好評ぶり。 3月は3日が雛祭りメニューで、18日にカナダを予定しているが日程は要確認。予約も可。2千円以上は配達も。年中無休。
バニーフーズ 0467・22・1188


鎌倉朝日新聞社

「美と健康」を追求して15年

フェイシャルエステサロン 逗子駅前店

JR逗子駅、京急線新逗子駅から徒歩3分ほどの、美顔サロン「サレーヌ逗子駅前店」は、明るく清潔なサロンで、20代から90代までの幅広い年齢層に親しまれて15年以上の実績を持つ。 歯ブラシや歯磨き粉でおなじみの「サンスター」が30年ほど前に開発をはじめた化粧品「サレーヌ」の効果をサポートするため全国展開しているエステサロンの一つ。 「今までにない満足感です」と話すのは同店の常連客Kさん。 「目元や口元のたるみがすっきり。シワやシミが目立たなくなり、肌のトーンも明るくなり、プルンプルンに」。  同店では、生薬・和漢植物成分を厳選配合し、身体が持つ「自然治癒力」で年齢肌の素肌力そのものを高める化粧品「サレーヌ」を使用した手技中心のリフティングマッサージで表情筋をまんべんなく刺激し、目元・口元の肌を引き上げる。さらにツボやリンパにも対応。「肩こりや体調もよくなった」と常連客が多い。 初回限定お試しフェイシャルは60分2千円(税別)。会員になるとこの施術を何度でも同じ価格で利用できる。その他、ビジターコースなども多種。 「お客様が『また来たい』と感じる心地よい癒しをご提供します」と同店の岩田所長。しつこい勧誘はないので、一度体験してみる価値がありそう。完全予約制。
〈サンスター直契約店〉
サレーヌ逗子駅前店
046・870・1337
10~19時、日曜・月曜定休。
逗子市逗子2―1―14 丸清ビル2F


鎌倉朝日新聞社

由比ガ浜通りのフリースペース

2室 使い方いろいろ

鎌倉の由比ガ浜通りの「鎌倉カルチャールーム」は明るく広い教室で、2、3階とも広さ約100㎡。 3階はフリースペースで、教室、会議室、発表会場など用途に応じご活用いただけます。(60席迄) 現在、「歌と発音のトレーニング」(6面にご紹介)、デッサン教室、合唱団、スポーツ吹き矢などの教室の定期使用があり、単発の申し込みも常時お受けしています。利用時間▽9時~13時▽13時~17時▽17時~21時、4時間4千5百円。 2階は全面鏡で、バレエやフラダンス、ピラティス、ヨガ、チアダンスなどの教室が使用しています=写真。(A)9時~15時(B)15時~21時の6時間単位で、(A)5千円(B)6千円。月3回以上利用の1年毎の契約。現在6コマ空き有。 鎌倉駅から徒歩約7分、六地蔵そば。駐車場有り。
0467・22・1759(村田ビル)


鎌倉朝日新聞社

鎌倉花めぐり(150)

まばゆいばかりのクロッカス

早春の日を受けて、まばゆいばかりに咲くクロッカス。霜や寒さにめげずにふっくらした花びらを開く姿がやさしい。 アヤメ科サフラン属の耐久性球根植物で、地中海沿岸から小アジアにかけて約80種類が分布する。針のような細長い葉を伸ばし、その間に3、4㌢の小さな花をつける。花色は紫や白、黄色。 属名は、細長い糸のような雌しべにちなんでギリシャ語で糸を意味するクロケが語源。秋咲きもあり、秋咲系のサフランは古くから薬や料理に利用されてきた。 写真は東慶寺の本堂裏で前年に写したもの。今年2月中旬に訪れた時はまだ5㌢ほどに伸びた葉しか見られなかった。
花言葉は「青春の喜び」「切望」。

小林千穂 文
松原省吾 写真



鎌倉朝日新聞社

鎌倉年中行事

3月

▼湘南江の島春まつり12・13日江の島・片瀬海岸。(7面に関連記事)
▼祈年祭 15日11時、亀岡八幡宮。五穀豊穣、商売繁盛を祈願。
▼彼岸会 17~23日各寺院。
▼動物慰霊法要春の大祭25日13時半、光則寺。
▼献詠披講式 26日13時、鶴岡八幡宮。


プロムナード

私の実家は谷戸の奥なので、観光客が訪れるような地ではなかったのですが、民泊として隣の空き家が活用され、外国人観光客も見かけるようになりました▼すると指定のゴミ収集日に関わらず、また分別されないゴミが捨てられることが問題になりました▼しかし、ゴミ袋には外国語で感謝を伝えるメモが貼られていたので、宿泊した外国人は気を遣って行動してくれたということが伝わってきました▼鎌倉に長く滞在することで、日帰りでは得られない良さを感じてもらいたいと思う一方で、住民と観光客がお互いに気持ち良く過ごすためにも、民泊制度を導入するには法整備以外の面で、一つ一つ、実態に即した課題があると感じました。(N)


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