鎌倉朝日新聞 (10月1日号 2016年 第451号)


古都から新しい芸術文化を発信

催し多彩に第11回鎌倉芸術祭

歴史と伝統のある鎌倉の地から、新しい芸能・文化を発信する「鎌倉芸術祭」が10月1日から12月7日まで開催される。今年11回目で、音楽、工芸、能楽、落語、朗読など17の催しを、これまでの寺社や教会に加えて、鎌倉文学館、同芸術館を会場に行う。
問い合わせ同事務局 0467-23-3755

第11回鎌倉芸術祭の催し一覧

催し名 開催日 会場 料金 問い合わせ先
第1回カマクラ・アカペラ・サミット 10/1 文学館
長谷寺
入館料
拝観料
実行委
info@kamakura-acappella.com
第58回鎌倉薪能 10/7・8 鎌倉宮 7,000円 市観光協会
23・3050
第4回鎌倉じゃず祭 10/10 鎌倉宮 4000円 事務局
24・5169
鎌倉能舞台『能を知る会』秋の公演 10/5・25
11/6
能舞台 5500円 鎌倉能舞台
22・5557
北鎌倉落語会「春風亭一之輔の会」 10/16 円覚寺
佛日庵
3500円 北鎌倉お坊さんアカデミーハムラ
38・4192
中井貴恵朗読会~音語り 10/21・22 円覚寺 4000円 オンザフィールド
050・5525・1493
講演会「鎌倉と観音信仰」&薩摩琵琶に観音紙芝居 10/22 長谷寺 1000円 長谷寺
22・6300
張林 揚琴コンサート 10/23 高徳院 3000円 中国音楽勉強会
090・8771・3150
朗読者in KAMAKURA 10/29 極楽寺 2700円 実行委
048・222・2369
鎌倉彫20人展 11/3~5 円覚寺 拝観料 実行委
23・9215(奥西)
「風入」特別講座 11/3 建長寺 1500円 事務局
40・3044
髙田華聖尼僧 特別講演&薩摩琵琶と観音経紙芝居 11/6 長谷寺 1000円 長谷寺
22・6300
僧侶と巡る鎌倉十三仏 11/9・12/7 明王院等 11000円 実行委
40・3044
聖母マリアに捧げる演奏会 11/20 カトリック雪ノ下教会 2000円 佐藤
25・4624
岩手郷土芸能祭in鎌倉 11/19・20 建長寺 3500円 実行委
080・2120・7379
音絵巻コンサートイン建長寺方丈 11/27 建長寺 2000円 安江
03・3705・4413
石田泰尚・山本裕康・諸田由里子ピアノトリオコンサート 11/29 鎌倉芸術館 4000円 鎌倉芸術館
48・5500
芸術祭応援企画》観○光ART EXPO 2016 鎌倉展「○(円相)」
11/25~12/4 建長寺 浄智寺 円覚寺 無料(拝観料別途)


鎌倉朝日新聞社

「命のビザ」を未来へ繋いだ

鎌倉ゆかりの小辻節三氏

第二次大戦中にナチスドイツの迫害を逃れてきたユダヤ人に「命のビザ」を発給し約6千人もの命を救った外交官・杉原千畝氏の功績はよく知られているが、氏以外にもユダヤ人の窮地を救った立役者がいて、鎌倉ゆかりの人だったことを知ってもらおうと、鎌倉市議の松中健治氏が市議会を通して市教育委員会に働きかけている。 ユダヤ難民は杉原氏の発給したビザで福井県の敦賀港に上陸後、神戸や横浜から米国などに逃れたが、その過程で、ウラジオストックから日本への便にユダヤ難民を乗船させるなという外務省の指示を退けて乗船させたウラジオストック日本領事館の根井三郎氏、ユダヤ人の乗船に添乗し献身的に接した大迫辰雄氏、難民の日本滞在期間を延長し目的地へ旅立たせた小辻(こつじ)節(せつ)三(ぞう)氏(1899―1973)らの功績があった。その中の小辻氏は1936年から亡くなるまで鎌倉ですごしている。 敦賀市教育委員会は4月に「命のバトン」が多くの人の手によって継がれたことを説明したポスターを作成し、学校などに掲示した。鎌倉市教委でも「子どもたちが命の大切さや生き方を考えるきっかけとなるようにその人道上の功績を資料を整理した上で伝えたい」と話している。
(写真)小辻節三氏=「命のビザを繋いだ男」山田純大著より


鎌倉朝日新聞社

福よ来い!

面掛行列2年ぶりに

9月18日、鎌倉市坂ノ下の御霊神社例大祭で面掛行列が行われ、日曜とあって大勢の人でにぎわった。


鎌倉朝日新聞社

鎌倉みほとけ紀行(64)

千手院 阿弥陀如来坐像

海岸も静けさをとり戻し、吹き抜ける風も心地よいが、夏の終りはどこかもの寂しい。材木座・光明寺の山内にある千手院さまを久しぶりに訪ねた。千手院は当初、光明寺の僧坊「専修院(せんしゅういん)」と称されていたが、人々に親しまれている千手観音像を祀る観音堂であったことから、「千手院(せんじゅいん)」と改名された。お寺の名の変遷も面白いと思った。 いつも親切な対応を下さるご住職に許可をいただき内陣正面、御本尊阿弥陀如来坐像を拝した。千手観音さまの御前立ちのような感じで祀られている阿弥陀如来は快慶作とも伝えられ、小ぶりながら実に美しい像だ。如来の光背は蓮華形挙身光を背負われ、見事な後光に思わず手を合わせたくなる。 ほとけの前にはすべてが平等である、そんな広大無辺な浄土思想に最近自分は魅力を感じている。人を選ばず世間の誰もがやさしく行うことのできる仏教に難しいことはない。誓いを立てた者は誰もが極楽浄土へ阿弥陀さまが連れていってくださる。そんな教えにどれだけ多くの人々が救われたのであろうか。いま世界は勝ち組、負け組と、大きな格差社会に絶望し、自ら命を落とす人が絶えないという。なんとかならないのだろうか。 「あの親もこの親もみんなの親」とは親鸞上人の言葉だが、取捨に迷わず是非にとらわれず、もともと同体であると理解し覚悟した時、人はこの無常なる世をありのままに受けとめ、不思議に力も沸いてくるのだという。どうか不条理な社会に立ち向かっていってほしい。 鎌倉の海を見ていると不思議に気持ちが落ち着いてくる。阿弥陀さまに手を合わすと心がやすらかになってくる。
寄木造、玉眼、漆箔。像高27・8㎝。江戸時代。


鎌倉朝日新聞社

クマガイソウ

鎌倉朝日新聞社

コクラン

鎌倉つれづれ(53)

熊 谷 草 池田正弘

8月、9月は雨の日が多く農作物にも大きな影響を及ぼしていて作物の値段も大きく乱高下している。昨年は8月中に降雨が全く無くてキノコは不作だった。異常気象続きで環境の変化が著しい。 6月号で鎌倉の山ではシュンランもエビネも全く姿を見なくなったと書いたら鎌倉の二階堂在住のFさんから「まだまだシュンランもエビネも、加えてキンランもギンランもこんなにありますよ」と手紙を頂いた。機会を得てお会いすることが出来た。その折、頂戴した資料には愛犬と共に歩いた道を赤字で記した網を張り巡らしたような鎌倉の地図と、道中で目にした自生の植物名が書き込まれた名簿があった。 その中には最早採り尽されたと思っていたクマガイソウの名もあった。クマガイソウは鎌倉に縁が深い熊谷直実に因んだ名で平敦盛に因んだアツモリソウと共に人気のあるラン科の植物である。クマガイソウは古老の植木屋の言では鎌倉には竹藪の裾とかに普通に群落をなしていたとのことである。その際立った形体と大きく目立つ姿ゆえ観賞用に掘り取られて姿を消していった。その名前ゆえ鎌倉に残しておきたい植物のひとつである。アツモリソウは高山・北海道が自生地で鎌倉には自生は無い。 ラン科植物だけでもシュンラン、エビネを始めコクラン、キンラン、ギンラン、サイハイラン、モジズリ、ミヤマウズラ、タシロランの名が、自生場所をチェックした地図に掲載されている。確かにシュンランもエビネもかつてのような大群落は見られないものの数カ所の自生地が示されている。 中でタシロランは環境庁のデーターでは準絶滅危惧種となっている。神奈川県においてもかつては貴重な珍しい種であったが今では県内のあちこちを始め鎌倉でも見ることが出来るようになった。タシロランは環境の変化に敏感な植物で鎌倉の山が松山からシイ、タブ等の照葉樹林に替わることによって個体数を増やしていったものと思われる。 資料の中で「鳴子ユリ 送電線…鉄塔のあたりなどあちこち」と所在が示してある。送電線の鉄塔の周囲は送電線のメンテナンスのため電力会社によって毎年草刈りが行われている。下草が刈り払われて日当たりが良くなった野草の格好の生育場所となり、ナルコユリ、ゲンノショウコ、ホタルブクロ、ホタルカズラ、キク類、スミレ類等々の季節毎のお花畑になる。近代社会を象徴する高圧電線の鉄塔下は照葉樹林下では生きていけない山野草の貴重な植生を維持する場所となり季節ごとに花を付け楽しませてくれる。人間が意識していないこれほどの自然界との結びつきの密接さと言えばよいのか、又は自然界の仕組みの巧緻さと言えばよいのか脱帽である。 鎌倉の野山にクマガイソウとササリンドウを蘇らせたい。8月号の「帰って来たニホンミツバチ」で今秋のスズメバチの襲来を予告したが、予告が現実となって想像していた以上にスズメバチが猛威を振るっている。人間社会も自然と全く無関係では存在しない。


鎌倉朝日新聞社

蓼沼誠一さん=9月14日写す

惜別 蓼沼誠一さん

料理研究家で洋画家の蓼沼誠一さんが9月10日、ご逝去された。享年81歳。 蓼沼さんは1935年東京浅草生まれ、幼いころは栃木県で育った。中学卒業後、東京に出て仕事をし、その間陳建民の料理教室で師範の免許を取得。1969年鎌倉に転居後は、子どもの頃から好きだった絵を描き始めた。鎌倉美術連盟代表、鎌倉市芸術文化振興財団副理事長などを務め、文化の振興に尽力された。 料理の方は、1983年に深沢公民館で男性対象の料理教室の講師に招かれたのを初回に毎年講座を担当。修了後にできた60歳以上の「男の料理教室」13サークル約2百人の指導も今年の夏までされていた。



蓼沼誠一先生との約束

鎌倉美術連盟代表・鎌倉市文化協会理事長 村田佳代子

鎌倉美術家協会理事長を16年間務められた先生の下で私は広報部長を13年間勤めました。1995年(平成7)鎌倉美術連盟を創立、20年間代表として鎌倉市の文化活動の先頭に立ち活躍なさり、私は昨年から代表を引き継ぎました。 40年に亘るご縁で思い出や計画は数々ありますが一番の約束は鎌倉市立美術館の実現でした。有言実行でスケールの大きな温かいお人柄の先生にはもっと長生きをして頂きたかったと思うと共に、御遺志を引き継ぐ決意を新たにしています。


鎌倉朝日新聞社

「五月の源氏山」(油絵)鎌倉周辺には絵になる風景がいっぱいあり、一番気に入っている場所は海を望む源氏山です。-著書『今を生きる出会いの人生』より

蓼沼誠一 その生き方と作品

蒼美会会長 鎌倉美術連盟副代表 黒川明

蓼沼誠一先生は料理家であると、同時に素晴らしい画家で、指導者でありました。鎌倉美術家協会の事務局長として活躍されて、青山先生亡きあとは会長として創美会を指導されました。 1995年に鎌倉美術連盟を創設。今では文化協会の中でも大きな団体の一つとなりました。 先生の手帳には予定がいつもびっしりと書き込まれていて、忙しいのが健康の元だと笑っていらっしゃいました。人の何倍も活躍されましたが、自分のためになされたことはほとんどなく、先生の活動を間近で見てきた私にはそのすべてが奉仕という言葉に凝縮されるのではないかと思います。 8月末ごろ病室に伺った時、苦しい闘病のさなかであったのに先生は、市の美術作品の保管や市民の創作活動の支援など前向きなお話をされ、こんな時まで人のことを考える方なのだと、改めて感動しました。 私たちは大きな柱を失い悲痛の極みでありますが、教えを思い出し、一歩を踏み出そうと思います。先生、ほんとうにありがとうございました。



もっと料理教室を続けてほしかった!

男の料理教室第1期生 石野 延

人を愛し、自然を愛するお人柄の先生は、私達に体に良い美味しい料理作りをご指導下さり、体と心に滋養を届けて頂きました。料理のほか、文化・福祉など多方面に精力的に活動を展開され、病の中でも続けられました。天国でも活動は続けられるものと存じ、天国の食材で蓼沼流料理レシピをお作りになり、私達がそちらに参ったら先生の料理教室に入れていただきたく思っています。



蓼沼先生を偲んで

男の料理教室「湘味会」 代表 矢野鐵男

昨年『湘味会20年の歩み』の小冊子を全員で作り出版したとき、蓼沼先生は大層喜んでくださいました。 先生ご夫妻に料理を教えていただいた日々、ボランティア活動、毎年の研修旅行など数々の楽しい思い出は、私たちの生涯の宝物としてずっと生き続けることでしょう。 先生の教えの中で「料理は彩り、盛り付けの創意工夫を表現する芸術」「料理は人の出会いを大切にするおもてなしの行為」を胸に今後も生徒一同歩んで参ります。蓼沼先生長い間ほんとうに有難うございました。


鎌倉朝日新聞社

木版画 藤本宿

谷戸の風(40)

美しい心  山 内 静 夫

過日、蓼沼誠一さんが亡くなられた。蓼沼さんはご承知の通り画家である。今目の前に蓼沼さん画かれた絵はがきがある。お好きな場所だったのであろう衣張山からの鎌倉の海の遠望、はるかに江の島が見える眺めだ。 春、衣張山は桜満開である。いかにも暖かな、観光客などいない、のどかな鎌倉が絵の中から浮んでくる。蓼沼さんは、まさにそんな方だった。 私が鎌倉文学館の館長だった時、お願いして理事になって頂いてからのお付き合いだからもう二十年近くなる。誠実で折目正しく、理事会には休まず出ていらっしゃり、控目ながら、きちんと持論を述べておられた。 蓼沼さんは又、一流の料理人で、男の料理教室を開いて、鎌倉の暇な〝?〟旦那衆に料理の手ほどきをするというような粋な面もある人だった。 思うに、蓼沼さんという人は、常に他人(ひと)のために、ということを考えて生きておられた方だったのではないだろうか。 よく写生旅行に行かれるが、その帰り私の家に一寸寄って、新鮮な野菜を下さったり、私の家内が生花を好きと知って高原の小さな草花を手折って持ってきて下さるそんな心づかい、余程のあたたかい、やさしい心をお持ちの方でなければ出来ることではない。勿論そんなことよりもっと大きな仕事を、鎌倉という地に残されたことは言うまでもないが、私には、あの可憐な草花ごしに見える蓼沼さんのやさしい笑顔が、忘れられない―。


鎌倉朝日新聞社

軍服姿の鴎外〈37歳〉=「新潮日本文学アルバム」より

文学つれづれ(144)

『舞姫』と『ファウスト』(14)

「生きるべきか死ぬべきか」と悩むハムレットは最後には敢然として復讐のために立ちあがり、人間の心に豊かな内面性を発見したウェルテルは、やがて近代人の典型とされる行為の人ファウストとして蘇ったのである。しかし太田豊太郎は最後まで「弱い心」の持ち主として不決断に留まった。 近代日本の建設ということが、ヨーロッパのように自由な個人に基礎を置く市民社会形成ではなく、国家の建設―漱石の言う外発的な開化であったということが、豊太郎・鴎外の不幸であった。 エリーゼがドイツに帰っていったのは、鴎外との結婚、あるいは少なくとも彼との愛を続けられないということを状況的に理解したからだけではない。鴎外が、ドイツにいた頃のファウスト的青年ではなく、日本という不思議な社会の中で、次第に顔の見えない人間に変身していくのを目の当たりにしたからなのである。ある意味でエリーゼは鴎外との愛に破れ、棄てられてドイツに帰ったのではなく、鴎外との愛をこれ以上汚さないために、鴎外との愛がまだ生きているドイツに帰っていったのである。「少しの憂いもなく」微笑さえ浮かべて帰っていくエリーゼの顔を見ながら鴎外はドイツで築きあげた近代人としてのアイデンティティー(存在理由)が、ガラガラと音をたてて崩れていくのを感じていたに違いない。棄てられたのはむしろ鴎外だったのである。 エリーゼが帰国した後の、苦くうつろな日々の中で、鴎外の脳裡には、自分がファウスト的人間であると思っていたドイツでの日々と、ドレスデンの下宿にかけてあったグレートヒェンの銅版画が蘇ったであろう。 あのベルリンの街角にいま一度立ちたい。しかしあの時の、自分とエリーゼとの愛の真実は何だったのであろうか。あのベルリンの街角にもう一度二人を立たせ、あの時の愛の本当の姿を探しあてたい。ファウスト的人間であると思っていた自分は、本当は「弱い心」の持ち主でしかない、だとすればこれから始まるベルリンでのドラマの主人公は、自信にあふれた森林太郎ではなく、自分で決断することのできない「弱い心」の持ち主太田豊太郎となるであろう。豊太郎こそあの頃の自分の本当の姿なのだ。 そして豊太郎の愛の相手はグレートヒェンのように真の愛を持った自立した町の娘エリーゼではなくひたすら豊太郎を頼り、豊太郎の「弱い心」に翻弄される旧い日本のおもかげを持った少女エリスとなるであろう。   その二人をベルリンの街角で出会わせて、あくなき自我の追求という近代的自我の悲劇と自我をもった真の愛によるその救済としての『ファウスト』ではなく、自我を持てないゆえの悲劇である「日本のファウスト」を書こう。 それは周囲のなすがままになるより他なかった未熟な日本的自我と、その不決断の自我によっては「真の愛」は不可能であるという物語になるであろう。それこそが自分がファウストだと思っていたあの時の自分の愛の本当の姿なのである。 こうして鴎外はエリーゼを裏切ることによって結局自らを裏切った後悔の意識の浄化と、失われた自らのアイデンティティーの回復を求めて『舞姫』を書きだしたのである。     終わり
次回からは「桃太郎と一寸法師」です。
(神奈川歯科大名誉教授)
※4、5面に柳生新陰流・尾張貫流槍術師範としての赤羽根さんの特集記事があります。


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柞の森合唱団が奉納演奏

園児から高齢者 八幡宮で熱唱

♪里山茂れ青々と―住民たちの歌声が蝉しぐれの中で神社の境内に響く…西鎌倉地域の幼稚園・小中学校と地域住民が手作りで仕上げている「柞の森音楽祭」が来年10回目になるのを記念して、9月4日鶴岡八幡宮の舞殿で奉納演奏会が行われた=写真。 園児から高齢者まで五、六十人がそろいのTシャツなどで参加し、実行委員長・堀部隆二さん(72)の指揮で「かたつむり」「どんぐりころころ」などの童謡ほか、地域にある広町の森を歌った曲も披露された。堀部さんは「子どもたちを地域のみんなで見守り元気に育てていきたい」と挨拶した。 第10回音楽祭は来年3月26日西鎌倉小学校体育館で。
同事務局 0467・32・6096


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バザーや模擬店 大にぎわい

鎌倉福祉まつり

第36回鎌倉福祉まつりが9月14日、鎌倉市福祉センターで行われ、約2400人の入場者があった。1981年の国際障害者年から始められ、今年31回目。 開始時間前から入り口に列ができ、市民から寄付された雑貨、衣料、食料品のバザーが大にぎわい。被災地支援の宮城県山元町の手作りケーキやジャムや、熊本の海産物などの販売コーナーでは、ガールスカウト神奈川県第3団の小学1年から3年まで11人が販売を手伝った=写真。島谷來春さん(小3)は、「昨年よりよく売れている」と話していた。


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「ひと」 鎌倉朝日450号記念上映会

ゲストの芥川賞作家 保坂和志(ほさかかずし)さん

鎌倉朝日450号を記念した映画上映会が9月鎌倉生涯学習センターで開かれ、ゲストトークに出演。鎌倉を舞台とした小津安二郎監督の「麦秋」をはじめとする作品の鑑賞方法や時代背景を軽妙に語り、詰めかけた聴衆の笑いをたびたび誘った。鎌倉が舞台の代表作の小説『季節の記憶』の紹介もした。 外国航路の貨物船、タンカーの「船乗り」の長男として山梨県で生まれた。3歳の時に鎌倉に移り住んだ。「船が寄港する横浜に家を探したが適当なところが見つからず、鎌倉になった」。 鎌倉市立第一小学校から栄光学園中学、高校へ進む。大学は文学部へ入りたかったが、親の希望は政経学部だった。「将来は作家になりたい」。大江健三郎や開高健の作品を愛読。尊敬する国語の先生に相談すると、ジャーナリスト的な気質を理由に政経学部を勧められ、早稲田大学の同学部に進学。1990年、『群像』に発表した『プレーンソング』でデビュー。『この人の閾(いき)』で芥川賞を受賞。友人である「ぼく」を視点に、平凡な女性の日常を描いた。「軽快で清新な読後感がある」。選考委員の大江健三郎さんの選評である。  代表作で谷崎潤一郎賞、平林たい子賞を受けた『季節の記憶』は、鎌倉・稲村ガ崎を舞台に父と息子、便利屋の兄と妹の日々、それぞれの時間と移りゆく季節を描いた。横須賀線の下り電車が北鎌倉駅と鎌倉駅の間のトンネルを抜けると緑に包まれる感じで「陶然」となる。作品にはこうした鎌倉の四季が書き込まれる。 映画とのかかわりは高校時代。のちに映画監督となる同級生の長崎俊一が自主制作する8ミリ映画に出演。大学は映画サークルに所属。ゲストトークでは、同日上映された「麦秋」を中心に「晩春」「東京物語」「秋日和」「秋刀魚の味」に登場する鎌倉の風景、俳優の年齢構成、時代背景などをざっくばらんに語った。 作家活動については「構えないで読んで欲しい小説を書きたい。この姿勢は小津の思想と同じ。今後も鎌倉のことは書くだろう」。近作の『未明の闘争』『朝露通信』でも鎌倉が描かれている。実家がある長谷の商店会が発行するフリーペーパー「かまくら長谷の市かわら版」(年4回発行)に毎回コラムを寄せる。東京・世田谷に妻と愛猫と住む。妻の清水みちさんは英文学者で昭和女子大学人間文化学部の講師。59歳。
文・写真 浅田勁


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健康百科通信(90)

いじりすぎていませんか?耳の中
  日本耳鼻咽喉科学会専門医 濱田彩子

耳だれが出た、耳が痛い、耳が詰まる、聞こえが悪いといった症状を訴えて来院される患者さんの場合、考えられる病名は、急性外耳炎、急性中耳炎、外耳道湿疹、外耳道真菌症、耳垢塞栓などがあります。 とりわけ、耳が日常的に痒いために、つい綿棒や耳かきをし過ぎてしまい、結果的に外耳道の皮膚を?き壊し、炎症を自ら引き起こすケースが非常に多くみられます。そして、その症状をなんとかしようと、さらに自分でいじり続け、状態の悪化を招いたり、また、耳垢を取ろうとして逆に耳垢を奥へ奥へと押し込んでしまうケースや、湿った耳垢や耳だれなどを培地にして、外耳道にカビが繁殖してしまう外耳道真菌症にまで至るケースもあります。 耳の中は、ご自身の目で直接見ることのできない器官ですので、いじり過ぎてご自身で病態の悪化を招く可能性が高いのです。いじりすぎてもだめ、いじらなすぎもだめ、何事もほどほどで。耳に違和感を感じた場合には、自己判断せずにお近くの耳鼻咽喉科専門医への受診をお勧めします。

浜田耳鼻咽喉科医院院長
鎌倉市大船1―23―31
0467・46・2336


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赤羽根大介 柳生新陰流・貫流槍術師範、尾張円明流十七代継承者

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赤羽根龍夫 神奈川歯科大学名誉教授、春風館関東支部長

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静流薙刀稽古風景

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新陰流・円明流稽古会門人

剣の心を永遠に

新陰流・円明流稽古会館

武家の古都鎌倉にある武術は流鏑馬だけではない。古武術―柳生新陰流、武蔵が若い時に創流した円明流、貫流槍術、それになんと鎌倉に関係の深い静流自在剣(ナギナタ)が今もしっかりと息づき、生活とともにある。春風館関東支部長、柳生新陰流師範赤羽根龍夫さんにうかがった。

古武術には体使いのエッセンスが

赤羽根さんは文学の研究をされている方(神奈川歯科大学名誉教授、『鎌倉朝日』に「文学つれづれ」を連載中。近著を纏め『作者の心を旅する・鎌倉文学散歩』冬花社刊)と認識していましたが、他方で武道を究めておられる。どのようなお考えからですか。

実は私の家系は、江戸時代には幕府の御家人でして、剣術の師範をしていました。そうした関係から子どもの頃から武術に興味をもっていました。一方、大学では哲学科に入学しました。

書かれている文章によりますと「武道遍歴の後春風館道場の門人となり」とありますが、最初から春風館道場の門人として武術の技を磨いてきたわけではないのですか。

哲学の分野に身体論があります。その関わりから日本人の身体に興味を持ち、日本の武術の研究をしていたのですが、「江戸時代の武士の武術とは何なのか」というテーマを立て研究し始めました。 ところが明治以降ほとんどの武術がスポーツ化されてしまっていて、伝統的日本の武術ではなくなっていました。「本当の武術とはどういうものなんだろう」とあれこれ調べていると、名古屋にある春風館道場の柳生新陰流が江戸時代に使われていたままに引き継がれている武術だということが分かりました。「これだ!」と思いすぐさまそれまでやってきた武術を全て捨てて入門しました。

春風館入門以前の遍歴についてお話ください。

高校で最初は剣道部に入ったのですが、たまたま読んだ宮本武蔵が書いた『五輪書』に「かかとを強く踏んで、常に歩むがごとし」とありました。ところが今の剣道ではかかとを上げて飛び込むのです。それでは人は実戦で戦うことも切ることもできません。そのような理由から、伝統の型が残っている武術を探していたところ、剣道・居合道・大東流合気柔術(目録を取得)・大坪伝新陰流を経て春風館道場の柳生新陰流に出会ったのです。

柳生新陰流 武術と心理学が合体

柳生新陰流とはどのような武道でしょうか。

秀吉の時代、柳生宗厳、宗矩親子が徳川家康に出会って無刀取りを披露したことによって徳川家康の信頼を得て、徳川家の御家流になりました。新陰流の「陰」とは「心」という意味です。 それまでは先を懸けて切りあって力の強い方が勝っただけでした。新陰流は、それよりは切りあいの心が大事だということです。新陰流で一番重要なのは「敵に従って勝つ」こと。普通は自分の力で勝とうとします。そうではなく相手が打ってきたところを心を読んで、隙を斬れば必ず勝つ。「我が勝ちは敵にあり」というわけです。家康は、そこを評価して御家流としたのです。天下を泰平に導くために剣術を、「殺人剣」から人を活かす剣、「活人剣思想」へと導くためです。10月4日(火)午後10時からNHKのEテレで放送される『知恵泉』「柳生宗矩」で、私がその辺の話をします。

円明流 二刀で勝つ

円明流とは。

宮本武蔵が開祖となる円明流が春風館道場に秘かに受け継がれていたのです。それを私が世に紹介したのです。 円明流とは、宮本武蔵の創始した有名な2刀流のことです。「二天一流」という呼称で有名ですがそれは晩年のことで、武蔵は29歳までに60回戦い全て勝ちましたが、その頃は「円明流」でした。 宮本武蔵と尾張柳生の柳生兵庫助は名古屋で交流があり、その密接な関係はその後も春風館道場にまで続いています。

赤羽根さんの息子さんのことを以前本紙「ひと」欄で読みましたが。

赤羽根大介は、館長の武術の素晴らしさに傾倒し、名古屋に熱心に通い、柳生新陰流や槍術などを将来的に関東地区で受け継ぐだけでなく、円明流十七代継承者に任命されています。

尾張貫流槍術とは

春風館道場は、表看板は尾張貫流槍術の道場でした。貫流とは、槍に管をつけて切っ先を鉄砲玉のように飛び出させる。そういう武術で、刀で切るよりだんぜん早いわけです。ここの道場の人たちは槍を中心に稽古をしていました。

静流自在剣 義経が静御前に伝授

自在剣とは。

自由自在の自在です。つまり、いかようにも自由に使えるということです。元々は、刀に長い棒を付けた、薙刀の原型のようなものです。 ―静流と呼ぶのは。 源義経が静御前に教えたとされる薙刀だからです。義経は、若少の頃は京都の鞍馬に幽閉されていましたが、そこで僧から剣術を習いました。その義経が静御前に護身術として教えたのが静流自在剣です。その自在剣が神戸家に伝わって残っていたのです。神戸家とは、元は伊賀の城主でした。後に滅んでしまいますが、神戸家自体はその後も残り、静流自在剣が伝承されてゆきました。そして、その末裔神戸金七が春風館の初代館長です。 義経と静は鎌倉に縁が深いので、静流自在剣をぜひとも鎌倉の人たちに伝えるようにという加藤現館長の指示を受けて私たち関東支部が普及活動を続けてます。

古武道で心と体健康に

現代において武術を究めることの意義は。

古武術は、命を賭けた戦いから生まれました。そこには日本人の体使いのエッセンスが含まれています。勿論、今は戦いのない時代ですから実用のためではありませんが、その構え、動きに含まれている体使いには現代人に有効な、日本人にとって伝えてゆくべき重要な体使いが残っています。最近そのあたりをテーマに『古武術「仙骨操法」のススメ』(BABジャパン刊)を出版しました。

今のスポーツは、より早くより高くでしょう。

古武術は身体の自然な動きを重視するのでスポーツに多い腰痛や膝痛などの健康障害はありません。私の稽古会には目録を得た師範が7人いるので、武術の極意を求める若者だけでなく、児童から高齢者までそれぞれの目的に応じてお教えすることができます。

やってみようというときにはどうすればいいですか。

鎌倉では、鎌倉体育館で日曜日、見田記念体育館は主に水曜日に稽古しています。藤沢では三笠宮記念館で主に土曜日に、横須賀では、坂本コミュニティセンター、東京や横浜でも開催しています。ネットで「新陰流・円明流稽古会」を検索すれば様々な情報が簡単に手に入ります。

柳生新陰流、円明流、静流自在剣をぜひとも見学したいという時には。

10月29日に玉縄の龍寶寺で開催される「第四回玉縄城主墓前祭」で、11月3日に東京の明治神宮で、11月5日に鶴岡八幡宮で開催される鎌倉古武道大会で、この紙面で紹介した武術の演武が披露されますので、ぜひお越しください。

どうもありがとうございました。

新陰流・円明流稽古会
090・1665・2980
http://blog.livedoor.jp/shinkage_keiko/
daisuke.akabane@gmail.com


鎌倉朝日新聞社

いざっ!!鎌倉てらこや(29)

「ごちそうさまでした!」  小木曽 駿

あれだけギラギラと照りつけていた太陽が影を潜め、空や風や雨に秋の気配を感じるようになった。2016年の夏も、終わりを迎えつつある。 鎌倉てらこやでは、8月に「建長寺合宿」と、「妙本寺合宿」=写真=のお寺合宿を2回実施し、子ども・保護者・スタッフ合わせて450人以上が参加した。 特に印象的だったのは、朝ご飯を食べる、ある男の子と男子学生の姿だ。男の子はおかゆが苦手らしく、なかなか箸を進めることができない。食事の時間が終っても、食べきれずにいる男の子の隣で、一人の男子学生が、そっと寄り添っていた。後で話を聞くと、昨晩も食べきれず男の子が悔しがっていたので、最後まで「食べきる」体験をして欲しかったとのこと。ゆっくりと、男の子のペースに合わせて、励まし、見守り続けていた。そして、最後の一口を頬張り、手を合わせ、二人で「ごちそうさまでした!」と声を挙げた。空の食器を誇らしげに見せつける、得意満面の笑顔がまぶしかった。 合宿後のお子さんの様子を、保護者に尋ねると、「ご飯前に、お経を唱えています」「たくあんで洗鉢したことを話してくれます」と、食事に関するお話をして下さることが多い。普段は何気なく過ごしがちな食事と、しっかりと向き合う特別な体験は、子どもたちにとって印象深いようだ。 秋、冬を越え、春が過ぎれば、また夏がやってくる。しかし、2016年の夏は、今年しかやってこない。目の前の子どもたち一人ひとりとの、その瞬間を大切にして向き合い、最善を尽くすこと。そうした関わりから育まれた思い出が、子どもたちの胸の中に刻まれていたとしたら、これほど嬉しいことはない。 こうした合宿が実施できているのも、お寺の皆様をはじめ、合宿へとお関わり頂いた全ての皆さまのお力の賜物に他ならない。改めて感謝申し上げたい。

鎌倉てらこや事務局
0467-84-9746(平日13~17時)
http://kamakura-terakoya.net/


鎌倉朝日新聞社

鎌倉山三丁目にあった鎌倉石のマントルピース

鎌倉の失われた風景(29)

鎌倉石の石切り場 島本 千也

鎌倉らしい風景を鎌倉石が演出している例がある。古い五輪塔や宝篋印塔、杉本寺のすり減った石段、妙法寺の苔の石段などである。河川の側溝にも使われている。 鎌倉石は、家屋の礎石、束石、土留、石垣、石塀、門柱、かまど、流し、井戸枠などさまざまな用途に使われてきた。供給地は鎌倉の各所の石切り場で、地元の石屋(石材店)が山切りや加工などを行っていた。石切り場は十二所、浄明寺、二階堂、名越、極楽寺、山ノ内、今泉、腰越などにあった。 「鎌倉石」の呼称は旧鎌倉郡産の石材の総称で、藤沢市の村岡地区や片瀬地区などの石も鎌倉石と呼んだようである。 一方、葉山方面の地石は「佐島石」と呼ばれている。現、横須賀市の佐島地区に供給地(石切り場)があったからである。何れも軟石で、花崗岩系の堅石とは異なり、爪で削れる固さ。粟石の呼称もあり、粟状の細砂の凝灰質砂岩で、佐島石の方が組成が荒い感じがする。鎌倉石は火や水に強いのが特徴で、流しやかまどなどに使われていた。 鎌倉山には鎌倉石のマントルピースがあった。豊島屋の銘菓(求肥)「きざはし」は鎌倉石をイメージし、包装紙にも鎌倉石がデザインされていた。 鎌倉石の採掘は大正の震災前が盛んで、職人がつるはし一本で作業していた。その後は大谷石などの普及もあって衰退している。明治・大正期の別荘の所在を確認する際には一種の残像として鎌倉石の有無が役に立つこともある。建築素材は時代の編年指標となるからである。昭和40年代の「古都保存法」施行後、採掘は全く行われなくなり、新たな供給はなくなった。しかし、鎌倉石の風情を求める需要は現在もあり、古い建築現場などのはずし石が再利用されている。地元の素材を使った景観は風土になじむと言える。石切り場の痕跡は今も鎌倉の各所に残るが、石切りの風景は失われている。


鎌倉朝日新聞社

鎌倉市倫理法人会 通信

「いざ、鎌倉!」40 歴史と伝統のある鎌倉を梁山泊に!

東京の台所ともいえる『築地市場』の移転先豊洲で、思わぬ問題が浮上しています。 常日頃から「食の安全」には厳しい目を向けていたはずの日本人が、何か軌道をはずし始めているような危機感を覚えます。それは多分「食に対する緊張感の欠如」から来ているのではないでしょうか?! 世界のどこかで、今も飢えで命を落としていく子供たちがいます。日常の暮らしでさえも衛生面が脅かされ、安心して飲み水さえも飲めない人々がいます。私達は、今一度「命の尊さ」を本気で考える岐路に立つべきではないのかと思うのです。 是非皆様にご紹介したい日本人の女性医師がいます。 「特定非営利活動法人ミャンマーファミリークリニックと菜園の会」代表である名知仁子氏です=写真。 1963年新潟生まれ。1989年日本医科大学第一内科医局入局。1994年マザーテレサの本にあった「もしあなたの愛を誰かに与えられたらそれはあなたを豊かにする」という一節に感銘を受けると同時に、さまざまな問題に疑問を感じ、国際医療を志す。2002年国境なき医師団の登録を経て、海外医療援助活動に初参加。2008年医療を受けられないままミャンマーの暮らす人々のために医療クリニックと菜園をつくり、自立循環型の援助を提供できるよう単独で任意団体「ミャンマークリニック菜園開設基金」を設立。2012年「ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会」が特定非営利活動法人として認定を受け、正式に発足。団体代表に就任し、現在に至っています。 名知仁子先生の講演会が開催されます。「命の現場」 で日々戦う名知先生の真実の講話を多くの方々と分かち合いたいと思います。 11月14日(月)18時半、鎌倉芸術館3階集会室。会費千円。懇親会別途2千円。 *毎週火曜日朝6時半から由比ガ浜公会堂でモーニングセミナー開催中。

鎌倉市倫理法人会事務局
045・315・2433
045・315・2434


鎌倉朝日新聞社

杵屋勘志津さん

日本の伝統芸能にふれる秋

長唄・三味線 親睦勉強会

歌舞伎を見たことがない方でも、「娘道成寺」や「勧進帳」などの長唄の名曲は耳にしたことがあるはず。長唄は歌舞伎の伴奏音楽として発展してきた音楽で、小唄、端唄、浄瑠璃などを習得するにも長唄の素養は欠かせず、三味線を習うなら「まず長唄」といわれる。 10月23日(日)午後2時?4時、鎌倉婦人子供会館で、杵屋会の杵屋勘志津さんが指導する教室風景を公開する。 勘志津さんは浅草生まれ。海外での生活で日本の文化を伝えることの大切さを実感し、30歳をすぎてから長唄三味線方・六世杵屋勘五郎さんに入門し、40歳で師範名取試験に合格。以来、長唄の普及を目指し、国内外で演奏活動のほか、鎌倉に教室を持ち、後進の指導にも力を入れている。初心者にもわかりやすく、楽しい指導は定評がある。 「はじめようと思ったらまずは体験にいらしてください」と勘志津さん。。
問い合わせ
0467・31・8685、080・3461・9470


鎌倉朝日新聞社

シャガールのポスター「カルメン音楽の勝利」

趣味で集めた銘品紹介

サラリーマンのコレクション展

横浜在住の戸井田正さん(63)が定年を機に、11月5?13日鎌倉市大町の戸井田工務店3階会議室で、長年収集してきた版画やポスターのコレクション展を開く。 正さんは同工務店の経営者を父に、鎌倉で生まれ育ち、幼いころから雪の下の県立神奈川近代美術館に通って絵画と親しんだという。東京の画廊で長谷川潔の銅版画を入手したのをきっかけに、休日は国内外の画廊巡りをして二、三十点を収集。「おかげで人生が豊かになった」と話す。午前11時?午後5時、会期中主催者在中。
問い合わせ
0467・24・7777


鎌倉朝日新聞社

だんかづら

私の名前はチョコっていうの、仲良しのお友達に会うと嬉しくってつい体当たりしちゃうけどみんな嫌いにならないでね?チャームポイントは尻尾のライオンカットよ。バカ殿様のちょんまげみたいでしょ?
鎌倉山 豊川さん方


鎌倉朝日新聞社

画廊・ギャラリー

●●片岡球子・藤田嗣治ほかギャラリー伸(絵画売買)
24・4081

●ギャラリー一翠堂10月1~6日岡村昭男作陶展、10~15日伊賀 小島陽介展、22~28日野口以織展―朴として凛とした茶碗たち(写真)
22・3769



始めましょう

●英語教授 英検一級・アメリカ在住10年。英検・海外旅行・会社英語・通訳(著名人多数)。
22・1204



お知らせ

●みどりのボランティア8日御谷山林、15日北条氏常盤亭跡、22日東勝寺跡、29日光則寺。要申込。
鎌倉風致保存会 23・6621 ●いい歯の日 歯科相談会10月16日12~15時、鎌倉生涯学習センター前。鎌倉在住・在勤・在学者。無料。
市歯科医師会 45・2755


鎌倉朝日新聞社

プラハの街角

鎌倉朝日新聞社

み る

▼藤田満・純子うつわ展
10月18~27日(24日休館)ギャラリー蔵屋(北鎌倉駅歩2分24・9534)。信楽焼を中心に普段使いの食器・花器・酒器など150点を展示・即売。
楓窯24・0288
藤田満さんの作品
▼川喜多映画記念館
▽企画展「世界のクロサワとミフネ」1月15日まで。3百円。
▽映画10月4~6日「生きものの記録」、7~9日「羅生門」、18~20日「無法松の一生」、21~23日「蜘蛛巣城」千円。▽トーク8日15時、三船史郎さん、三船力也さん。
千円。23・2500
▼吉田智恵子 油絵個展―半世紀の歩み
11月5~11日鎌倉ギャラリー(22・5131)。主にヨーロッパの古い街並を描いた作品、約33点を展示。
プラハの街角
▼特別展「ビブリア古書堂の事件手帖」 10月1日~12月11日鎌倉文学館。北鎌倉を舞台にした三上延のミステリーシリーズ「ビブリア古書堂の事件手帖」を作品に登場する図書や原稿などで紹介。4百円。
A文学散歩11月1・2・8・9日10時。北鎌倉を巡りゆかりの作家を紹介。無料(拝観料別)。
B書店ミステリ対談11月19日14時、鎌倉商工会議所。三上さんと作家・大崎梢さんの対談。無料。
申込はAは10月21日までに往復ハガキで、Bは11月7日までにハガキで〒248-0016長谷1-5-3同館へ。 23・3911
▼吟舞の祭典
11月19日(土)11時、鎌倉芸術館小ホール。キングレコード吟詠剣詩舞会神奈川支部と関東の専属吟士ら約50人が漢詩吟詠・詩舞・剣舞など披露する。2千5百円。
加藤方 046・875・3723
▼銀の鈴社の催し
▽村山耕二 硝子作品展「ALCHEMY 大地を溶かしたガラス」10月6~17日(写真)。▽第17回阿見みどり 鎌倉に咲く万葉野の花 水彩画展29日~11月8日銀の鈴ギャラリー。
▽第30回かまくら学府定例会8日14時、妙本寺。鎌倉文学館富岡幸一郎館長が「鎌倉文士とカマクラ―日本遺産認定」をテーマに話す。千円。要申込。
▽共感される文章術講座22日14時、銀の鈴サロン。講師は木村文章店の木村吉貴代表。5千円。要申込。
61・1930
▼能を知る会
10月5日10時、能「橋辨慶(はしべんけい)」他。14時、能「熊坂(くまさか)」他。25日10・14時、能「安達原(あだちがはら)」他。鎌倉能舞台。各5千5百円。
22・5557
▼映画
▽「海街diary」10月7日13時、市福祉センター。要約筆記サークル「あ・うん」主催。字幕付邦画。無料。市社会福祉協議会?23・1075
▽「佐賀のがばいばあちゃん」18日13時半、玉縄すこやかセンター。字幕付邦画。無料。
同センター 47・1338 ▽かまくら銀幕上映会「エルヴィス、我が心の歌」22日鎌倉芸術館。13時斉藤アンコーさんのトーク、13時35分上映、15時半桐生大輔とベティーボーイズのライブ。千5百円。
ドリームアーツ 03・5969・8081
▼第17回鎌倉三田会美術部グループ展
10月11~16日鎌倉生涯学習センター。日本画・油彩画・書・工芸・鎌倉彫など45点。
永野方 22・6961
▼第5回「こころの自由帳」
10月25日~12月1日鶴岡八幡宮。東日本大震災被災地の小中学生の作品展。過去作品の展示も。無料。
槐の会 22・0315
▼第27回柳沼教室合同洋画展
10月25~30日鎌倉生涯学習センター。柳沼知恵子さんが指導する「る・そーる会」「鎌倉スケッチ会」の合同展。
進方  0468・73・3209
▼神奈川県立近代美術館の催し
▽「松本竣介 創造の原点」(鎌倉別館)10月8日~12月25日。油彩、素描、スケッチ帖ほか関わりの深い作家の作品を展示し、松本竣介の創造の原点を探る。6百円。 22・5000
▽「陽光礼讃 谷川晃一・宮迫千鶴展」(葉山)10月22日~1月15日。画家・美術評論家の谷川晃一と妻で画家・エッセイストの宮迫千鶴が、伊豆高原に移住し海と山に囲まれた暮らしの中で制作した作品を紹介。千2百円。
046・875・2800


鎌倉朝日新聞社

第11回大野健一

「鎌倉の富士」展

10月9~16日鎌倉駅東口のカトレヤギャラリー。 鎌倉に住み50年、現在80歳の大野健一さんが「心象の鎌倉」「祈りの鎌倉」「美しい鎌倉」などをテーマに富士山と鎌倉を描く。水彩・パステル約30点を展示。
大野方 24・0327


鎌倉朝日新聞社

ヴァイオリンとハープの演奏会

デュオ・ペルペテュオ

10月30日14時半、鎌倉生涯学習センター。 フランスで最も活躍する実力派のヴァイオリニストの一人、フレデリック・モロー氏とハーピストのベアトリス・ギエルマン女史によるデュオとソロのコンサート。 モロー氏は2年前に初来日し、鎌倉で行われた「ヴァイオリンと歌の夕べ」で聴衆を魅了。今回、二人の日本初のデュオが鎌倉で実現される。 バッハのソナタ、ラヴェル「ツィガーヌ」など。 4千円、高校生以下2千円、島森書店など扱。
歌う会ヘヴン・伊藤方 0467・24・6476


鎌倉朝日新聞社

大野みどりさん

き く

▼大野みどり&佐藤紀久子 なでしこピアノ・コンサート 10月10日14時、関内ホール。シューマン「幻想曲op.17」、グラナドス「演奏会用アレグロ」など。2千円。
大野方 090・6306・9955 ▼ワンコイン・コンサート―0歳からのクラシック
11月2日11時半、藤沢市民会館。サクソフォンのアンサンブルでL.アンダーソン「トランペット吹きの休日」、伊藤康英「琉球幻想曲」など。5百円(未就学児無料)。
藤沢市みらい創造財団 0466・28・1135


鎌倉朝日新聞社

フラワーセンター大船植物園の桐ヶ谷桜

まなぶ

▼鎌倉市日本中国友好協会の催し
▽漢詩をよむ会10月3日13時半。講師は楊燕燕さん。5百円。
▽「中国結」講習会18日13時半。ブレスレットを製作。千円(材料費別)。各会場は鎌倉生涯学習センター、要申込。
23・2100
▼講演と芝居「没後30年外交官杉原千畝を語る!」
10月8日13時、鎌倉生涯学習センター。外務省外交史料館の白石仁章さんの講演と、水澤心吾さんの一人芝居「決断 命のビザ―SENPO杉原地畝物語」の上演。無料。要申込。
鎌倉市文化人権推進課 61・3870
▼かまくら桜の会の催し
▽集い「鎌倉桜を増やそう!」10月11日10時半。講師は日本花の会研究員・小山徹さん。5百円。
▽講演会「桜を美しく見るために―さくらを学ぼう!」17日10時半。講師は桜研究家の神宮寺一誠さん。5百円。各会場は鎌倉生涯学習センター、Fで申込。
同会 24・3638 23・2530
大船フラワーセンターの桐ヶ谷桜
▼中村天風心身統一法鎌倉講習会
10月15日14時、KKR江ノ島ニュー向洋。鷹野國雄さんの「道を切り拓く力」。無料。
天風会鎌倉賛助会 44・4461
▼初級ガーデニング講習
10月20日~1月12日木曜全7回10時、鎌倉中央公園。土づくり、管理の基本、リースづくりなど。全回出席できる人。無料(材料費別)。
市公園協会 45・2750
▼調査報告と展示「甦る!玉縄城七つの謎を解く」
10月29日13時、龍寳寺旧石井邸。講師は歴史学者の伊藤一美さんら。千5百円。3月20日まで歴史民俗資料館でパネル展示も。申込は往復ハガキで〒247‐0073植木425‐16玉縄城址まちづくり会議へ。
45・7411
▼講演会「改憲を阻む!―安倍改憲の新段階と日本のゆくえ」
10月30日13時半、鎌倉商工会議所。一橋大学渡辺治名誉教授と、安倍改憲を阻み平和に向かう道を考える。5百円、20歳以下無料。Fで申込。
鎌倉・九条の会 60・5410 24・6596
▼講座「素顔の鎌倉文士」
「第一次鎌倉ペンクラブ」創立80周年、「第二次鎌倉ペンクラブ」設立15周年記念講座。鎌倉ペンクラブと早見芸術学園の共催。「素顔の鎌倉文士を」をテーマに、11月5日「早乙女貢」、12日「里見弴」、19日「井上ひさし」、26日「永井龍男」。各14時、早見芸術学園。1回千5百円、4回4千円。申込は往復ハガキで〒248-0006小町1-2-16鎌倉ペンクラブへ。
24・4002



さんか

▼オクトーバーフェストKAMAKURA
10月1日12~20時、2日11~19時、鎌倉市役所駐車場。地ビールの販売、市内飲食店の出店、模擬店など。収益は被災地支援に。
鎌倉商工会議所青年部 23・2563
▼第24回逗子みやげまつり
10月1日10~17時、JR逗子駅前。逗子の各店がこだわりの商品を販売。
逗子市商工会 046・873・2774
▼江noフェス
11月6日まで江ノ島シーキャンドルなど。10月10日14時、小川コータ&とまそんらのライブ(無料)、8~14日17時~20時半、夜景を楽しむイベント(無料、シーキャンドル等有料)など。湘南の写真・水彩画の展示も。
江ノ島電鉄 0466・24・2715
▼第21回鎌倉薫風祭
10月2日10~14時、鎌倉市関谷の鎌倉薫風。事業活動の発表、福祉バザーなど。 47・9358
▼ふじさわ畜産ふれあいまつり
10月2日10~12時、藤沢市宮原のさがみ農協緑化流通センター。乳・肉用牛、養鶏などの品評会、家畜とのふれあいなど。
藤沢市農業水産課 0466・25・1111
▼学習センター・福祉センターのフェスティバル
▽深沢10月7~9日。水墨画・七宝焼・押し花などの展示、コーラス・フラダンスなどの発表。模擬店や手作り品販売も。
48・0023
▽腰越15・16日。書道・いけばななどの展示。太極拳・ウクレレなどの発表。
33・0712
▽今泉さわやかセンター15・16日。サークル発表、野菜販売など。
45・4611
▽玉縄21~27日。写真・日本画などの展示、民舞、詩吟などの発表。バザーも。
44・2219
▽第31回教養センター文化祭29・30日10~15時。サークル舞台発表や作品販売。バザー、東北物産展も。
32・1221
▼第12回サマサマバザール 10月7日9時45分~13時、光則寺参道。東日本大震災支援バザー。
長谷幼稚園保護者会・青山方 090・2234・9833
▼ピンクリボンin鎌倉
10月8日13~18時、大船観音寺。乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝えるため、大船観音をピンクにライトアップ。講演なども。
ピンクリボンかながわ 0120・406・561
▼萩・上田・足利・鎌倉 姉妹都市物産展
10月7・8日9時半~16時半、鎌倉生涯学習センター。特産品・名産品を一堂に。足利市の八木節公演も。
鎌倉市観光商工課 61・3884
▼湘南の凪感謝デイ
10月8日10~14時、逗子市小坪の湘南の凪もやい。模擬店、移動動物園、消火体験、消防車展示など。
61・3555
▼第6回かまくらブックフェスタ
10月8・9日10~18時、鎌倉市由比ガ浜のガーデン&スペースくるくる。こだわりの本を手がける出版社や古書店が、本を紹介・販売する催し。由比ガ浜公会堂でトークイベントも。
港の人 60・1374
▼SLまつり
10月9日(雨天10日)11~18時、藤沢市の鵠沼運動公園内SL広場と周辺。ミニSL運転会、模型展示、フリーマーケットなど。
藤沢市みらい創造財団青少年事業課 0466・25・5215
▼体育の日の催し
鎌倉市在住・在勤・在学者。
▽施設無料開放10月10日鎌倉・大船体育館、鎌倉武道館、見田記念体育館。▽武道体験教室10日鎌倉武道館。居合道・合気道・なぎなた・太極拳・少林寺拳法・剣道・柔道・弓道。小学生以上。無料。
同館 46・8010
▼ふじさわ江の島花火大会
10月15日(荒天16日)18時~18時45分、片瀬海岸西浜。3千発。
藤沢市観光協会 0466・22・4141
▼鎌倉てらこや
▽てらハウス10月15・22・29日大船の千里ビル。午前学び、午後遊び。千円。▽陶芸体験9日河村喜史さん宅。2千円。▽朗読体験30日円覚寺寿徳庵。講師は元アナウンサー中里貴子さん。千円。小中学生と保護者。
84・9746
▼鎌倉歩け歩け協会
▽鎌倉の失われた温泉地巡りと龍口園10月15日8時50分、湘南モノレール大船駅ペデストリアンデッキ。5百円。▽10㌔ふれあいウォーク11日天神山を通って藤沢へ。9時50分、湘南モノレール大船駅ペデストリアンデッキ。18日鎌倉の海岸を歩く、11月1日中央公園から天神山へ。▽5㌔はつらつウォーク4日祇園山ハイキングコースを歩く。9時50分、鎌倉駅西口。2百円。
090・2633・3715
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ10月15日10時、山ノ内配水池横。
▽山歩き16日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼未来・連福チャリティー文化祭
10月15~17日建長寺。15日13時、生け花とインド舞踊、15・16日10~16時、お茶会(5百円)、15~17日華道や写真の展示。拝観料別。
未来・連福プロジェクト・齊藤方 090・3689・8011
▼第27回かまくら長谷の市
10月16日8~16時、長谷三商店会、長谷寺境内、甘縄神明宮など。模擬店、朝市など。
実行委 23・6698
▼第73回文墨祭奉納俳句会
10月16日12~16時、鶴岡八幡宮。~13時投句、俳人の星野椿さんらの講評。千円。
鶴岡八幡宮 22・0315
▼第40回逗子市民まつり
10月16日10~16時、逗子第一運動公園。ダンス、逗子音頭などのステージ、約150点の出店など。
実行委 046・873・2774
▼歌のサロン
10月19日14時、鎌倉生涯学習センター。懐かしい歌を歌いましょう。千円。
古川方 22・2131
▼第15回鎌人いち場
10月16日9~16時、鎌倉海浜公園由比ガ浜地区。地域の情報交流、マーケット、ワークショップなど。実行委http://www.kamandoichiba.com
▼鎌倉史跡めぐり
▽秋風に誘われ、文豪が愛した逗子の海・山をめぐる10月19・21・26・28日JR逗子駅東口。六代御前の墓、高養寺など。▽三浦一族興亡の地「衣笠」を歩く10月25・27日JR衣笠駅。大善寺、清雲寺など。▽まんだら堂跡で荘厳な秋に浸る11月5・7・13・14日鎌倉生涯学習センター。長勝寺、杉本寺など。5百円(交通費・拝観料別)。申込は1週間前までにハガキかFで。
鎌倉ガイド協会 24・6548 24・6523
▼第25回大船福祉まつり
10月22日13~17時と23日10~14時、大船行政センター。両日とも町内会、老人クラブ、民児協などの作品を展示。23日は福祉バザー、模擬店、アトラクションも。
実行委 45・7711
▼「足利学校」研修バス日帰り旅行会
10月25日7時45分、鎌倉生涯学習センター。「論語の教えを広める会」が、論語講座20周年を記念して日本最古の学校「足利学校」を訪ねるバス旅行を企画。6千円(昼食付)。申込は10日まで。
堀越方 090・2152・5446
▼光照寺・成福寺・多聞院・常楽寺の秘宝と史跡を訪ねて
10月26日13時、鎌倉駅西口。内海恒雄さんを講師に各寺院を巡る。千円。申込はメールkamakura-sekai@docomo.ne.jpで。
内海方 090・3312・6931
▼第1回今泉台マルシェ
10月29日9時半~15時半、今泉台吉が沢公園。手芸品、手作り菓子、地元農産物などの販売。
タウンサポート鎌倉今泉台・丸尾方 41・1835
▼第11回親子で楽しむ♪あそびの大学
10月29日10時半~14時半、鎌倉女子大学。親子の遊びや子育てのヒントを提案。おもちゃ作りなど。
同大学 44・2111
▼福祉のためのバザー
10月29日10~15時、鎌倉婦人子供会館。 22・0507
▼仕事も家庭も大事にしたいパパとママのための時間術
10月30日10時20分、県藤沢合同庁舎のかなテラス。子育て・妊娠中の夫婦を対象に1日24時間の使い方を考えるワークショップ。無料。申込は18日まで。
かなテラス参画推進課 0466・27・2115
▼薬と健康フェアかまくら
10月30日11~15時、鎌倉生涯学習センター。骨密度・血管年齢測定、薬・栄養相談。無料。
鎌倉市薬剤師会 42・7666
▼フラワーセンター大船植物園のセミナー
A四季の菊作り11月2日13時半。無料。B秋のアレンジメント11月26日13時、14時半。千円。申込はAは当日受付、Bは10月31日までに往復ハガキで〒247-0072岡本1018同センターへ。入園料360円。
46・2188
▼第25回チャリティー茶会
11月25日10~15時、鎌倉大仏殿高徳院。国際ソロプチミスト鎌倉主催で、女性と女児の生活向上を目的としたチャリティー茶会。茶券7千円。申込は11月10日までにFで。
46・1147



美術館・文学館めぐり

県立近代美術館
葉山
046・875・2800
陽光礼讃―谷川晃一・宮迫千鶴展 夫婦が伊豆高原で制作した作品を焦点に 10/22~1/15
1200円
県立近代美術館
鎌倉別館
22・5000
松本竣介 創造の原点 スケッチ帖を手掛かりに創造の原点を探る 10/8~12/25
600円
鎌倉国宝館
22・0753
国宝 鶴岡八幡宮古神宝 (鎌倉meets東大寺10/22~12/4) ~10/16
400円
鎌倉文学館
23・3911
ビブリア古書堂の事件手帖 本シリーズの魅力を太宰治らの作品を通して紹介 10/1~12/11
400円
鎌倉市川喜多映画
記念館
23・2500
世界のクロサワとミフネ 監督 黒澤明・俳優 三船敏郎の業績を辿る ~1/15
300円
鏑木清方記念美術館
23・6405
清方の美 季節の装い 市井の人々を四季の移ろいと共に描いた作品 10/22~11/27
300円
観音ミュージアム
22・6100
長谷寺縁起の世界 「長谷寺縁起文」「長谷寺縁起絵巻」など 10/1~12/18
300円
県立金沢文庫
045・701・9069
忍性菩薩―関東興律七五〇年 忍性生誕800年記念。極楽寺や称名寺の文化財 10/28~12/18
700円
山口蓬春記念館
046・875・6094
山口蓬春が慈しんだ仏の和と美 (山口蓬春を魅了した花と鳥の世界10/22~12/25) ~10/16
600円
藤澤浮世絵館
0466・33・0111
絵師たちに愛された藤沢 開館記念展。市所蔵の北斎・歌麿・広重など ~12/4
無料
藤沢市アートスペース
0466・30・1816
Artists in FAS 公募で入選した5作家の滞在制作と成果発表 ~11/20
無料
横須賀美術館
046・845・1211
女性を描く クールベ、ルノワール、マティスなど47作家約60点の女性像 ~10/23
1200円
茅ヶ崎市美術館
0467・88・1177
北斎漫画展―画は伝神の具也 現代の絵画に通じる北斎漫画の魅力を紹介 ~11/6
700円
神奈川近代文学館
045・622・6666
安岡章太郎展―<私>から<歴史>へ 原稿・書簡などから安岡文学の魅力を紹介 10/1~11/27
600円


鎌倉朝日新聞社

季節の心⑤

鳴く虫に心ひかれる  佐伯 仁

神々が縁結びのために出雲に集まる十月…
神々の賑わいは遠く聞こえなくも虫の音は身近な季節になりました。 「虫」は蝮蛇(まむし)の象形文字で「蟲」は羽毛鱗介―鳥類魚類などの小動物の意として使われました(「角川字源辞典」加藤常賢他)=イラスト。 また「虫」は動物の総称にも使われ、「羽虫は鳥、毛虫は獣、甲虫は亀の類、鱗虫は竜のようにウロコのある動物、そして裸虫は人類」(「広漢和辞典 下巻」諸橋轍次他 大修館書店)と説かれています。 さらに空を彩る「虹」の虫偏が気になり辞書を引きました(「学研漢和大字典」藤堂明保 学習研究社)。ここには、「天空を貫く大蛇に見たてた呼び名」とあります。 漢字の世界で「虫」は大きな存在に対し、我が国では可憐で魅力的です。 「枕草子」の「虫は」の段には「鈴虫、ひぐらし、松虫…」の名があります。当時は庭に虫を放し、その声を賞する「虫合せ」の遊びを楽しみました。 その風流な趣味は今も滋賀県・彦根城の玄宮園で「虫の声を聞く会」へ受け継がれています。 虫の声=生きた自然の生命の鼓動を聞く嗜好は、欧米にはない日本人独特な感性であることは興味深い点です。



鎌倉市民文化祭 10月

上記は鎌倉市展、下記は舞台行事

華道展 22・23日 鎌倉芸術館 鎌倉華道連盟
25・1587
ばら展 22・23日 きらら鎌倉 鎌倉ばら会
45・7322

第27回リコーダー・アンサンブルの集い 7日13時半きらら鎌倉 鎌倉リコーダー・コンソート
加藤方23・2818
フェアリーベルリンガーズ第15回定期演奏会 9日13時半きらら鎌倉 フェアリーベルリンガーズ
加藤方
090・4225・0256
邦楽と邦舞の会 15日11時鎌倉芸術館 鎌倉芸能連盟・西川方
22・9126(1500円)
鎌倉三曲演奏会 22日10時半きらら鎌倉 鎌倉三曲協会・鈴木方
31・3052
鎌倉交響楽団第108回定期演奏会 29日14時鎌倉芸術館 鎌倉交響楽団・田中方
25・3512(1,000円)

きらら鎌倉は鎌倉生涯学習センター。料金記載なしは無料。


鎌倉朝日新聞社

「男はつらいよ」@1982松竹

山田洋次監督渥美清の思い出語る

鎌倉同人会秋の映画会

11月22日鎌倉芸術館。渥美清さん没後20年を記念して、鎌倉同人会が上映会を主催する。 11時、「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」、13時半、山田洋次監督が渥美さんの思い出を語る。14時25分、「母と暮せば」。 千8百円、前売千5百円、島森書店他扱。2
小泉方 090・3007・9025
坂倉方 090・2666・0171
(10~18時)



第20回極楽寺・稲村ガ崎アートフェスティバル

10月1~10日極楽寺・稲村ガ崎周辺の約40カ所の施設や商店でアートの展示・販売・体験講座など。 10日江ノ電車両コンサート、2・7日箏、チェロのコンサート、3日山野草ツアーほか、写経体験、寄せ植え作り、パン作り、漆の箸作りなど。
実行委 32・9832



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(8月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は8月に一般247冊、児童書92冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「鎌倉山中小庵日記―ちょっと徳する和尚の話―」大下一真著(角川文化振興財団) ▼「鎌倉文化の思想と芸術―武士・宗教・文学・美術―」田中英道著(勉誠出版) ▼「ブラタモリ1長崎 金沢 鎌倉」NHK「ブラタモリ」制作班監修(KADOKAWA) ▼「ジョージ・カックルの鎌倉ガイド」ジョージ・カックル著(パルコエンタテイメント事業部) ▼「辰巳芳子の野菜に習う」辰巳芳子著〈クロワッサンBooks〉(マガジンハウス) ▼「感じるスコラ哲学―存在と神を味わった中世」山内志朗著(慶應義塾大学出版会) ▼「文学で読む日本の歴史 中世社会篇」五味文彦著(山川出版社) ▼「お金の流れで読む日本の歴史―元国税調査官が「古代~現代史」にガサ入れ」大村大次郎著(KADOKAWA) ▼「海藻の疑問50」日本海藻学会編〈みんなが知りたいシリーズ〉(成山堂書店) ▼「薬味の魔法―みょうが・大葉・しょうが・ねぎ・にんにくが主役の105レシピ」平尾由希著(主婦の友社インフォス情報社) ▼「星野道夫風の行方を追って」湯川豊著(新潮社) ▼「寅さんの向こうに―渥美清没後20年」小泉信一監修〈週刊朝日mook〉(朝日新聞出版) ▼「山歩きスタートブック―道具と歩き方がわかる、行きたいコースが見つかる」西野淑子著〈大人の自由時間mini〉(技術評論社)



葉山の「駅」へようこそ!

HAYAMA STATIONグランドオープン

逗葉新道料金所に近い南郷交差点横に葉山を中心とした三浦半島の名産品を集めたショッピングプラザ「HAYAMA STATION」が完成し、9月1日にグランドオープンした=写真。 約4400㎡の敷地に鉄骨造一部2階建ての店舗(延床面積882・59㎡)と75台の駐車場を完備。葉山町商工会が国や県、町からの支援を受け、葉山の玄関口とも言える同所で、町の商業活性化を目的に、地域の魅力を発信する観光拠点を作り上げた。 町内9店のテナントや人気商品を集めたアンテナショップ、JAよこすか葉山の野菜、雑貨などの店が並び、イートインコーナー約30席、町民交流スペース、駐車場の奥に散策路も整備された。
営業時間9~19時(水曜定休)
046・876・0880(K)


鎌倉朝日新聞社

家で思い出と共にお別れを

鎌倉に〝自宅葬″専門葬儀社

鎌倉に本社を置くIT企業「カヤック」が、8月に子会社「鎌倉自宅葬儀社」を設立した。〝最後の思い出も、家でつくる″をコンセプトに、自宅で家族葬を取り行うサービスを提供する。 葬儀にかかった費用の全国平均は、葬儀一式費用、飲食接待費、寺院への費用を合わせて約200万円(日本消費者協会2010年)で3年前より30万円以上下がっているという。高齢化による葬儀の簡素化が進む近年、形式的な葬儀ではなく、家族で送り出したいと願う人も多い。 鎌倉自宅葬儀社では、コンシェルジュが親族と打ち合わせを行い、葬儀のプランニングを実施。自宅で行うので、式場費、など余計の費用がかからず、シンプルな装飾で6畳一間でも設営ができ、家族や親しい人たちと思い出を語りながら、家族のスケジュールに合わせて故人を送り出せる。 コンジェルジュを務める馬場翔一郎さん(32)は、葬儀業界で長年経験を積み、独立して埼玉で葬儀社を経営。約10年間の経験から満足してもらえるのは自宅葬だと確信し、行ってきたが、カヤックの柳澤大輔社長に出合い、「カヤックが大事にしている鎌倉の地でよろう」といわれ、今年4月にカヤックに入社し、葬儀社の事業を担当することになった。鎌倉は持ち家比率割合が約70%と高く、需要が見込まれることも業界参入の決め手となったという。 シンプルなお別れ会は55万円、宗教的な儀式を行う自宅葬は85万円、一般のお別れ会も含む場合は135万円の3プランを用意している。
鎌倉自宅葬儀社フリーダイヤル0120・29・5980


鎌倉朝日新聞社

飲みやすく風味豊かに

新鎌倉柚子の酒 発売中!

鎌倉の特産品を活用した商品開発をしている鎌倉酒販組合の定番商品「鎌倉の酒屋が創った柚子の酒」が、ラベルや中身をリニューアル=写真。 「鎌倉の酒屋が創った柚子の酒」は昨年4月に発売されたが、「そのまま飲むには強すぎるし、割ると柚子の風味が落ちる」との指摘があった。昨年秋から検討を重ね、今回の商品は以前よりアルコール度数を6%落として8%とし、原料を米焼酎からブランデーに替えた。徳島県産の果汁を使用し、果汁濃度は18%。マンズワインが製造している。税込1,550円。 見た目もさわやかに、味も磨きのかかった柚子の酒、販売は鎌倉・逗子・葉山の同酒販組合の店で。
問い合わせ同組合 0467・22・4556


鎌倉朝日新聞社

認知症の人が主役

三浦半島リレー

認知症の人を主役にしたタスキリレー「RUN伴(とも)+三浦半島」が、三浦市から横須賀、葉山、逗子を経て鎌倉をつなぐ約30㎞のコースで9月18、19日に初めて開催された=写真。 2011年に北海道で始まった同名の催しの地域版で、北海道から沖縄までを結ぶコースに三浦半島地域のタスキをつなげようと介護福祉関係者や市民団体有志の実行委が企画し、介護職員や社協、行政関係者、子どもなど約130人がオレンジ色のTシャツを揃え元気に半島を駆け抜けた。 山梨崇仁町長も参加し海沿いのコースを先導。認知症の人も支援を受けながら徒歩で加わり、明るい表情を見せた。(K)


鎌倉朝日新聞社

鎌倉花めぐり(146)

秋の庭を彩るトレニア

マツやウメなどの木の下で葉を茂らせ、夏から秋にかけて小さな花をたくさん咲かせるトルニア。草丈20?30㌢、花径1㌢ほどの可憐な花なので、庭を何気なくながめていては見逃してしまいそう。 ゴマノハクサ科ツルウリクサ属の一年草、または多年草で東南アジア、アフリカに分布する。 和名はハナウリクサで、唇形の花がスミレに似ているので、ナツスミレとも呼ぶ。花色は、ピンク、青、紫などさまざまで、ビロードのように鮮やかな色をしている。 写真は円覚寺の松嶺院。観光客がせわしく行き来する長谷・収玄寺の庭園でまちの喧噪をよそにひっそりと咲いていた。 花言葉は「温和」「可憐」「ひらめき」。

小林千穂 文
松原省吾 写真



鎌倉朝日新聞社

鎌倉年中行事

10月

▼人形供養 2日13時、本覚寺。
▼開山国師毎歳忌 3日10時、円覚寺。
▼達磨忌 4日14時、5日、建長寺。
▼鎌倉薪能 7・8日17時、鎌倉宮。
▼初亥祭 8日11時、江島神社。
▼絵筆塚祭 9日13時、荏柄天神社。行灯~16時。
▼十夜大法要 12日献茶。13・14日練行列、19時稚児礼賛舞など。光明寺。
▼ふじさわ江の島花火大会 15日片瀬海岸西浜。
▼文墨祭 28日10時、鶴岡八幡宮白幡神社。
▼風物風入れ 11月3~5日建長寺・円覚寺。
▼舎利殿特別公開 11月3~5日円覚寺。


プロムナード

鎌倉が撮影の舞台になっている映画やドラマをよく見かけます。情緒ある街並みを活用して相乗効果で素敵に仕上げていることが多い中、 最近はゴジラが鎌倉を破壊しながら通過する映画が上映され人気になりました▼いつ鎌倉を未確認生物が襲うのか?ということは不明ですが、自然災害がいつ訪れるかも不明です▼7月にも話題にしましたが、「津波シミュレーション動画」も今回の映画同様にリアルな作り込みがされています▼市民が中心となり「津波が来たら高いところに逃げるプロジェクト」などでは実際に行動に移されてもいます。注目されることの多い鎌倉だからこそ防災の意識を高める発信をすることができればと考えます。


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