鎌倉朝日新聞 (12月1日号 2019年 第489号)

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お気に入りの「太陽がいっぱい」のキルトの前で林アメリーさん

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さまざまな紋柄の着物や帯で作ったバニエール

古い着物や帯に新しい息吹を

パリで活躍したアメリーさんの作品展

パリの一流ブランドで活躍した林アメリーさん(86)の和布を用いたパッチワークなどの作品展が、鎌倉市山ノ内の北鎌倉古陶ミュージアムで開かれている。 「現代に甦る昔の着物」をテーマに、日本の着物、帯、羽織、袴などを用いて作ったベットカバー、テーブルセンターなど壁いっぱいの大きな作品から、壁飾り、暖簾、敷物、バックなどバラエティーに富む作品の数々が、天然木の梁や柱のある古民家の空間に所狭しと並ぶ。 アメリーさんは1933年フランス生まれ。クリスチャン・ディオールなどのアトリエ勤務後、1963年にギ・ラロッチュの日本橋三越アトリエ責任者として来日し、オートクチュールの技術を戦後の日本で初めて指導した。70年に結婚後、退職し、日本でアトリエ活動を続けている。日本の着物に魅せられ古い着物地を組み合わせた作品を作り、企画展、個展などで活躍中。 アメリーさんが最初に日本の着物を見たのは1955年のパリでのファッションショーのとき。一番前の観客席の4人が着物姿でその華やかさにびっくりしたという。 「今もそのときと気持ちが変わらず、親戚や知人から譲り受けた着物を触りながら、その色や紋様からインスピレーションを得て作品のイメージをふくらませます」と話す。 針の刺し方を変えて裏表で模様が違うリバーシブルのキルト作品、バニエール(細長いタペストリーのようなもの)と呼ばれる横60㌢×縦180㌢ほどの作品には、裏表ちがった着物や帯が使われている。 「全部ご自分で作るのですか」の問いに「そうよ。縫うのが好きなの」と答える。ミシンで生地をつなぎ、パッチワークキルト、アップリケや刺し子などは手縫いする。 インタビュー当日のアメリーさんの服装はモスグリーンのパンツスーツ。着物地で作ったもので、着物地で洋服を作るときは色無地や細かい模様の小紋などシンプルで一見着物地とは思えないようなものを使うという。 「まだまだたくさん着物や布地があるから、5分も時間があったら何か縫いたいの」とアメリーさんの創作意欲は尽きない。 展示は1月26日まで。12月31日と1月1日は休館。日曜と水曜は作家在館。12月4日・1月10日の午後1時からギャラリートークがある。 午前10時~午後4時半。入館料5百円。
北鎌倉古民家ミュージアム 0467・25・5641


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ゆく年くる年 除夜の鐘

大晦日に除夜の鐘をつけるお寺を下記に紹介しています。
(写真は東慶寺)


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鎌倉みほとけ紀行(99)

長谷寺 護法童子像

行き交う人々の英語や中国語を聞きながら久しぶりに江ノ電長谷駅から長谷寺へ歩きました。お寺から由比ケ浜への展望は古都鎌倉ならではの風情。人々は笑顔になります。 さて、今回は特別にご許可いただき、鎌倉では多分一体のみであろう円空仏を詣らせていただきました。 円空は江戸時代、造仏聖(ひじり)として知られ、生涯におよそ12万体のみほとけを彫られたそうです。円空仏として知られるその像は、自然の木の命を生かし鉈で彫ったような荒々しさの中に慈悲に溢れ、魂を感じるものです。 私の円空への興味は偶然、京都のデパートで出合った円空仏の展覧会でした。それはいままで観てきた鎌倉時代周辺の秀逸な造形美を誇る美しい像とはまったく違う異彩を放ったものでした。 なんともいえない温もりがあり、そこに円空という人がみえてくるような感動でした。円空は全国を修験の行で歩き、その折々にお世話になった村の人々に御礼や祈りを込めて仏像を彫ったといわれます。その円空の心が伝わってくるのです。 長谷寺の円空仏像は客仏(きゃくぶつ)ですが、こうして鎌倉の地に円空仏が来られたご縁が有難いです。 像は「護法童子」と、みられ、怒髪(どはつ)といわれる逆立った髪が特徴的で、学芸員の三浦浩樹さんによると「多分、なにがしかの本尊を守護する像であったのかもしれません」ということです。 守護仏でありながらお顔はとてもやさしく目を細めて笑っておられます。まさに木の特性を全面に生かした造形、木に神や生命を円空は観ていたのです。それはまた、円空の自然への畏敬の念であり、自身の宗教観なのだと感じました。 幼いころ母を亡くしその供養の為、円空は造仏をはじめたといわれ、諸国を行脚し貧困や災害に苦しむ民衆のために祈りと誓願を生涯されたのです。
一木造、総高約33・2㎝。17世紀、江戸時代。通常非公開。


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玉縄首塚

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龍宝寺の稲荷社

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煙硝櫓を調べる大根師

かまくらの不思議を歩こう(31)

玉縄のパワー地図  大貫昭彦


*百年で消えた城下町 大船駅の西に天下の名城と称えられた城跡があります。約100年、関東一円を支配した玉縄城址です。城造りの名人と言われた北条早雲が築き、上杉謙信、武田信玄らの攻撃にも耐えた堅城です。しかし秀吉・家康の連合軍には敗れ、やがて廃城となりました。賑わい始めた城下町も未完で終りました。地域は岡本、玉縄、植木、城廻一帯です。
*玉縄首塚のパワー 10月半ば、大根会一行と城跡のパワーを求めて歩きました。初めに戸部橋のたもとにある玉縄首塚で足を止めました。450年前、安房から攻め寄せた里見氏と玉縄勢が激突した所です。激戦の末、両軍は犠牲者を交換し、玉縄方は、ここに返された35人の首を葬ったということです。 「さぞ気味の悪いパワーばかり!」と思ったのですが、メンバーの表情はさわやかでした。 賽銭箱の前と六地蔵の後ろに立つ石造地蔵の前がスポットのようですが、みな「感じがいい」「温かい」といいます。大根師も「怨霊のない珍しい所だ」と言われます。 確かに塚の掃除は行き届き、花も新しく、打ち水もされています。
*戦国武将の挨拶 次に玉泉寺を訪ねました。江戸時代に開かれたという伝えですが、本堂の裏には「武将一族の墓」の碑が立ち、戦国時代の石塔がいくつも立っています。寺になる前は玉縄城を守る砦の一つで、戦場だったかも知れません。 しかし、ここでも皆さんの反応は穏やかで、「石碑の左から吹く風が柔らかい」と言います。 大根師も手を合わせてから、「あの世から吹いてくるのだろう、参拝する人への挨拶の風ではないか」と言われました。「あの世の風は冷たくて厳しいのでは?」と尋ねると…。「いやいや、お経がよくあがっているので、吹く風も、武将の挨拶も優しいのでしょう」という返事でした。
*湧水と稲荷 次に訪ねたのは玉縄城主の菩提寺だった龍宝寺です。城が落ちる直前、寺の住職が城主の北条氏勝の叔父だったので、説得に努め、無血開城を成し遂げたのでした。 花畑の広がる中に山門や本堂、城の歴史資料を集めた「玉縄ふるさと館」などが建っています。模型も展示してあるので、城めぐりの前に是非寄りたい所です。 パワースポットは、「ふるさと館」に隣接する石井家住宅(県指定文化財)の裏にありました。江戸末期に建てられた稲荷社で、社殿を飾る龍や牡丹、松などの彫刻が見事です。パワーは社殿の向拝下と近くにある横井戸の前です。 社殿の下にも井戸があり、パワーは湧水に源があるようです。みな稲成りの力を受けて満足そうでした。
*山頂に神宿る 龍宝寺からは急な七曲の坂を上りました。登り口に城の普請奉行だった小坂家の長屋門が建っています。七曲は絡め手ですから、大手口に次ぐ警戒重要な道です。途中には守備兵が待ち構える武者溜りがいくつもあります。 上りつめると、敵の襲来などを知らせる太鼓櫓があります。天守台に次ぐ高所で、回りは鋭く切り落した崖になり、目の下に弾薬を納めた煙硝櫓があります。 数年前、市民緑地として整備されたのですが、地形を大事にしたので史跡価値も高い所です。 大根師は、「山頂には神が宿る」と言ってスポットを示しました。ポイントはテーブルの脇ですが、ベンチを含む円形の範囲がパワースポットだそうです。この範囲が山頂だからです。


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鎌倉市制施行80周年記念式典の鎌倉ジュニアオーケストラの演奏=11月3日鎌倉芸術館

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山内夫妻(右)に表彰状を渡す千田勝一郎副市長=11月20日山内さん宅で

鎌倉の文化を後世に

市制80周年に表彰や講演会

鎌倉市は市制施行から80周年を迎えた11月3日、鎌倉芸術館(市内大船)で記念式典が開かれ、市政功労者37人4団体を表彰した。 式典では、鎌倉ジュニアオーケストラの津波バイオリンを交えた演奏、清泉女学院音楽部のラトビア国際合唱コンクールグランプリ受賞記念合唱、記念行事の一環で7月に姉妹都市萩市を訪問した中学生の報告、国際日本文化研究センター名誉教授で新元号の考案者とされる中西進さんの記念講演などが行われ、盛会だった。 教育文化功労で受賞した元鎌倉同人会理事長の山内静夫さん(94)は礼を述べた後、「鎌倉には文化がある。行政には文化に対して真摯な姿勢で取り組んでいただき、市民の皆様は生きていることのありがたみを感じて、文化を大切にする気持ちを持ち続けてほしい」と後進への期待を込めた。


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「対話」で世代交流

かまくら市民活動フェス

第21回かまくら市民活動フェスティバルが「対話と変容」をテーマに11月3・4の2日間、鎌倉のたまなわ交流センターで開かれ、約300人が参加した。 今年度の「かまくらファンド」の公開審査会があり、「オレンジハロウイン2020」(今泉台オレンジライン)10万円、「鎌倉プチロックフェステイバル」(KPRF実行委員会)10万円、「大船の分かり易いマップの作成」(鎌倉・文化の森)8万円など6団体に合計40万円の助成が決まった。昨年度の助成団体の活動報告もあった。 SDGs円卓会議では、昨年11月に開塾した「SDGsみらい塾」(鎌倉ユネスコ協会・鎌倉市の共催)を履修した中高生たちも積極的に意見を発表した。 8月から10月にかけて募集したSDGsフォトコンテストに約100点の応募があり、受賞作品の発表と表彰もあった=写真。最優秀賞(市長賞)は高橋勝彦さんの作品で、ステンレスのストローをさした飲み物の背景に人力車が写っている。SDGs12番の目標の「つくる責任、つかう責任」に当てはめられた。 主催のSDGs活動支援センター小島政行代表は「初めての開催だったがよい作品が集まった。次回は17の目標項目に積極的に当てはめて応募してほしい」と講評。
受賞者は次のとおり▼市長賞=高橋勝彦▼市議会議長賞=福島七重 ▼最優秀賞=長谷川孝一▼鎌倉朝日賞=木村俊平▼高徳院賞=佐久間芳之▼鎌倉ユネスコ協会賞=日本語COSM0S ▼NPOセンター賞=高柳英麿(敬称略) 受賞者は次のとおり。 企業・NPO・市民の話し合いや自治会町内会の活動発表、鎌倉市まちづくりプランを提案した大学生らの発表もあり、盛会だった。 同市市民活動センター運営会議の平塚優理事長は「会場が小さいなりに『対話』ができた、まとまりのある催しとなった。若い世代の参加も多数あり、つながりのきっかけとなれば」と話していた。


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税についての作文中高生6人を表彰

鎌倉税務署

国税庁の「税に関する高校生の作文」と、国税庁が全国納税貯蓄組合連合会との共催で行っている中学生の「税についての作文」の鎌倉税務署管内での表彰式が、11月15日鎌倉市内のホテルで行われた=写真。 鎌倉税務署管内(鎌倉・逗子・葉山)の応募総数は、高校生14編、中学生1411編だった。 受賞者は次のとおり。
【高校生】鎌倉税務署長賞=加藤新菜(聖和学院高等学校1年)
【中学生】▼国税庁長官賞=中島咲季(鎌倉市立第一中3年)▼鎌倉税務署長賞=橋本明日香(横浜国大附属鎌倉中3年)藤本ゆず(葉山町立南郷中3年)▼鎌倉税務署管内納税貯蓄組合連合会会長賞=関根優衣(鎌倉市立腰越中3年)▼鎌倉団体長会賞=前田柚葉(鎌倉女子大中3年) (敬称略)


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江ノ電で津波避難訓練

稲村ガ崎小6年が参加

江ノ島電鉄(藤沢市片瀬海岸・楢井進社長)は「津波防災の日」の11月5日、大津波警報が発令されたことを想定した避難訓練を鎌倉の極楽寺検車区構内で行った=写真。 市立稲村ガ崎小学校6年児童41人が同社社員ら44人とともに訓練に参加。2両の車両に乗り込み、緊急停止、電車の外にでないようアナウンスを受けた後、ドアの1カ所に設置されたはしごから次々に降車を開始した。85人が降車するのに6分25秒かかった。 次に、避難が緊急で、はしごを使わずに開いた4カ所のドアの床に座り、足を投げ出してそのまま降りる訓練があり、1分10秒で降車完了。その後、運転士の誘導で避難所の稲村ガ崎小学校校庭まで歩き、開始から10分30秒で避難が完了した。 運転士の宮崎志郎さん(33)は「練習どおりにはできなかったので反省をふまえて緊急時に備えたい」と振り返った。 同社鉄道部・山田正文部長は「訓練もだいぶ社員に定着してきたが、今後もと地域と一体となった訓練をしていきたい」とその重要性を話した。


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吉岡武蔵で二度目の決闘の場とされる蓮華王院の三十三間堂=『剣道日本』2019年6月号

文学つれづれ(179)

吉川英治『宮本武蔵』(六) 赤羽根龍夫

清十郎との決闘に勝利した後、武蔵は弱い相手と勝負したことを「これはやる試合ではなかった」と後悔しながら枯野を歩んで行き、野原で摘み草をしている老女に出合う。老女は武蔵を見るとびっくりして近くに居た息子のもとに走って逃げた。 息子は当代随一の風流人と云われた、刀の鑑定・研ぎをする本阿弥光悦であった。彼らは野遊びに来ていたのである。光悦の老母である妙秀が逃げたのは武蔵に血の匂いを感じたからであった。妙秀が置き忘れた摘み草のかごを届けた武蔵の穏やかな振る舞いに、二人は親しみを感じ、野点(のだて)に招いた。武蔵はそこで茶や書、焼き物等の諸芸や二人の立ち居振る舞い、教養の奥深さに触れた。 剣に形、作法があるように、茶にも、法があると聞いている。 今も妙秀のそれを、武蔵は、じっと見ていて、(立派だ)と思った。(隙がない)彼の解釈は、やはり剣に拠(よ)る。…(道―芸の神髄―何事も達すると同じものとみえる) 武蔵がこの頃に当代の文化人と交流したという事実は明らかとなっていない。 光悦との交流が実際にあったとすれば、三十七歳、故郷の播磨に帰り、剣術道場を開き、姫路藩の藩士に剣術を教え、弓馬礼法の名家である小笠原藩の明石城の城割り(城下町建設)に携わった頃のことと思われる。 さて誘われるままに京の光悦の家を訪れた武蔵は、光悦に遊郭に遊びに行こうと誘われる。いったんは断るが母妙秀に「武蔵殿、よい折ではないか、一緒に行かれてはどうかの」と云われ連れだって吉原に行く。 途中で待ち伏していた吉岡道場の門弟に清十郎の弟・伝七郎の決闘の申し込みを承諾し、遊郭に入る。遊女たちの風流な遊びや会話に武蔵一人ぎこちなくしているが、やがて静かに席を外し、裏木戸から出て、決闘の場に指定された蓮華王院へと出向く。こうして吉岡伝七郎との決闘となる。
吉川武蔵では蓮華王院の庭でいらいらと待つ伝七郎の眼の前に三十三間堂の廊下の上から突然武蔵が姿を現す。 「武蔵!」 と伝七郎が最初の声を発した途端から、この二人の立場はすでに武蔵の方が絶対に有利な地を占めていることをこの場合見のがすことはできない。 最初に有利な場を占めることを武蔵は「場の勝利」と呼ぶ。 しかし伝七郎の前に立った武蔵は伝七郎の豪壮な存在からうける一種の圧迫感を、はじめはどうしょうもなかった。 「敵は、おれよりも上手(うわて)だ」と感じる。 突然、伝七郎の門弟が後ろから武蔵に切りかかった。武蔵は、後ろに太刀を払った。切られた門弟は伝七郎の方に泳ぐようによろけた。伝七郎は慌てて門弟の身体を避けながら武蔵に切りかかった。その動きの中に隙を見つけた武蔵は「ここだ!」と必殺の一撃「直通の位」の剣を静かに振るった。 慌てて駆け寄る門人達を後目に武蔵はその場を立ち去り何事もなかったように遊郭に戻った。 実際の戦いはどうだったのだろう。養子伊織が武蔵の没後建てた「小倉碑文」に次の様にある。 しかる後、吉岡伝七郎、五尺の木刀を袖にし来る。武蔵その機に臨み(隙を見て)彼の木刃を奪い、これを撃ち地に倒す。たちどころに死す。 戦いが硬直状態になった時、武蔵は突然木刀を投げた。「おや?」と訝る伝七郎に体当たりして木刀を奪い打ちすえたと思われる。「思いがけぬことをして敵の拍子を狂わせる」これが武蔵の「勝利の方程式」である。
(神奈川歯科大名誉教授)


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より良い社会の実現を

鎌倉・深沢高校で模擬裁判

教室を裁判所に見立てた「模擬裁判」の授業が11月7日県立深沢高校(石川裕子校長)で行われ、1年生235人が裁判の仕組みを学んだ=写真。 神奈川県弁護士会の指導のもと、裁判官、検察官、弁護人、被告人の役割に扮した生徒らが建造物侵入窃盗未遂事件を審理する法廷をシナリオで再現。この授業は同校が他校に先駆けて10年以上取り組んできた「シチズンシップ教育」の一環で、一市民として社会に貢献し、他者との適切な関係を築きながら自己実現を行い、より良い社会づくりに関わる能力を身に着けることを目的としている。 同校は2022年度から高校に新設される科目「公共」の研究開発に取り組む指定校にも選ばれており、これまでも参議院議員選挙の模擬投票や地域と連携した宿泊防災訓練など体験型の授業に取り組んできた。 今回の模擬裁判の中で検察官役を務めた1年の永沼青葉(あおは)くん(15)と中村光(こう)希(き)くん(16)は「裁判を通して自分の意見を伝え、人の意見を聞くということが学べた。」「いろいろな視点で物事を見ることができるようになりたい」と話した。 牛島操教頭は「生徒らは裁判員制度などの授業でも関心が高く、自分の意見をしっかりと持っており、問いかけに対する反応も早い。社会に出た後も人間関係の中で正しい判断ができるようになってほしい」とシチズンシップ教育の成果を実感していた。(K)


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鎌倉をフェアトレードタウンに

鎌人いち場でファッションショー

鎌倉海浜公園で10月20日開催されたコミュニティーマーケット「第21回鎌人いち場」で、フェアトレードファッションショーが行われた=写真は主催者提供。 鎌倉を逗子に続きフェアトレードタウンにすることを目指すセレンディピティ鎌倉(Serendipity Kamakura)の主催で、『ラストのランウェイはあなたが主役です』をテーマに、エシカル協会・末吉里花代表ら、多くの協賛者が参加。 地球からの恵みを得て作られたオーガニックコットンやシルクなどの素材で、〝作る人〟も〝着る人〟のことも考えて大切に作られた衣類を紹介。 主催のカワノウタネさんは「さまざまな世界へ繋がる〝幸せ〟の種を皆様で植えられたらと思いを込めた」と話している。


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名越クリーンセンター

【寄稿】ゴミの新焼却炉をつくるべし未来の鎌倉のために

大蔵自治会 会長 福原紘一

現在、鎌倉はやらねばならない問題が山積しているが、その中でも特に「ゴミ焼却炉をつくること」及び「老朽化した下水管の取替・補修」については、何よりも最重要課題である。 名越クリーンセンターは、2024年までの稼働で、その後、鎌倉にはごみ焼却炉が一つもない状態になる。 たかがゴミ、されどゴミである。安定したゴミ処理体制を確立しなければ市民は安心して生活できず、子孫にも申し訳ないことになる。「持続可能な町づくり」などと云えたものではない。 「今後、焼却施設を建設せずに、ごみの減量化を図っていく」と市は云う。これに対しては全くもって「NO(ノー)」と云いたい。 第一に、市と市民の努力でゴミは年々、減少しているものの、今後、大船地区、その他の地区の開発等で人工が増えればゴミが増える。 第二に、今回の台風15号、19号、大雨で日本各地では大被害を被った。出現した「ガレキの山」を処分するには、大変な人手、時間、費用がかかる。防災に強い鎌倉をつくる条件は、自らガレキの処理もできる体制を構築することにある。他の町にゴミ処理を依頼したり、委託業者に引きとらせたりするような姑息な手法は止めるべきと考える。 第三に、市は、焼却施設をつくればCO²の発生量が多くなり環境負荷が高いと云うが、ゴミ処理を他の町にまわせば、その町にCO²が発生し、大迷惑をかけることになる。むしろ他の町が困っていたら助けていく位の余裕がほしいものだ。 第四に、市は、資金面で炉を建設した方が費用がかかると云うが、今後、深沢地区の開発で一体いくらかかるのか。あらゆる手法を動員して炉建設のための資金計画を策定してほしい。 以上のように考えていくと2024年まであと5年ある。よって5年で市民の賛同を得て場所を決め、工事を始め完成後稼働させることは現在の技術では難しいことではない筈である。ヤル気があれば必ずやできる。
市制80年のこの節目に、大きな決断をしてもらいたい。



【投稿案内】

住所、氏名、を明記。1面題字下住所の鎌倉朝日へ。
▼自由投稿=500字以内。職業、年齢も明記▼歌壇・俳壇=ハガキ1通に3作まで。同じ面に連絡先を記載▼ペット紹介=写真と紹介文(写真をカレンダーにして贈呈)


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「ひと」
1月に大ホールが再開する鎌倉芸術館の総括責任者

齋藤俊光(さいとうとしみつ)さん

文化を育み、発信する場として市民の期待を担う鎌倉芸術館の大ホールが3月からの改修工事を終え、来年1月に再開する。9月に総括責任者に就任した齋藤さんは芸術館を「文化を売りにしたテーマパーク」と位置付け、「集客力を高め、しっかりとにぎわいを作っていきたい」と抱負を語る。 改修は東日本大震災で東京・九段会館の天井が崩落し死者が出る事故があったのを受け、建築基準法が改正され、芸術館もつり天井が改修となった。 安全性確保のためにはやらねばならない補修だったが、集客面ではダメージが大きいという。 幸い小ホールはこの1年完売だったが、2年前にも施設の老朽化に伴う大規模改修工事で9カ月間、全館閉館をしているだけに、「他の施設に移ったお客さんに戻ってきてもらうのが、まずは一番の課題と思っている」 大阪大を卒業後、サントリーに入社、山梨のワイン工場に6年、ハンバーガーチェーン「ファーストキッチン」10年、アイスクリームの「ハーゲンダッツジャパン」4年と食品関係で多様な仕事をこなしてきた。ファーストキッチンでは最後の2年間社長を務め、「社長とはこういうものかを知った」と振り返る。 直近は、指定管理者として施設の運営を担う「サントリーパブリシティサービス」で、外から芸術館の全体を見ていた。 にぎわいは芸術ホールの肝である。「どんなものがお客さんに受け入れられるのかマーケティングしていかねば」と語る。「観客席が埋まるからといって年がら年中、落語をやっていけないしね」。鎌倉は日本バレー発祥の地だけに、たくさんのバレー学校がある。「バレー公演を仕掛けようと思っている」。 芸術館には市民会館的役割もある。「しっかりした良い建物ができているので、市役所との二人三脚で、お互いがどう考えているかを分かりあいながら進めていきたい」考えだ。 大学では合気道とアルバイトに明け暮れていた。サントリーの子会社で働き、当時の大卒初任給を優に超える月15万円以上を稼いでいた。「勤労学生でした」とニヤリ。 川崎市在住。家族は妻と2人の息子。 最低週1回はジムに通うことにしている。ふらっと旅にも出る。59歳。大阪府出身。
(文・写真 三浦準司)


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健康百科通信(125)

在宅医療における相談員の役割
  地域連携室相談員 野地 友広

患者さんが病気や障害があっても住み慣れた自宅で過ごすために在宅医療があります。 当院には地域連携室に相談員を配置していて在宅医療の相談窓口となります。地域連携室の相談員のもとに患者さん、ご家族をはじめ病院の医師・看護師・医療相談員や地域のケアマネージャーなどからいろいろな相談が寄せられます。 主な相談内容として「退院後、どのようにしたら生活できるか?」「(進行性の)病気で通院するのが大変」「終末期で最期を自宅で迎えさせてあげたい」などが挙げられます。 私は相談員として患者さんが自分の家族であればどうしたいかということを念頭に相談業務に従事しています。 面談時はその方の歩んでこられた人生背景をお伺いしながら、悩み事を共に解決することが相談員の役割であると考えています。 また在宅医療について、患者さん・ご家族と診療所の医師へと迅速かつ適切につなぐ架け橋として、なるべく医療制度や介護保険の仕組みに関する説明をします。医療と介護のサポート体制の基盤を整える連絡調整役も担います。 「最期まで自宅で過ごしたい」という気持ちに応えてまいります。

湘南おおふなクリニック
鎌倉市大船―25―2
0467・44・1117



暮らしの友に 日々の道しるべに

勢揃い2020年版カレンダー

鎌倉朝日新聞社

あなたの隣にこんな四季が

鎌 倉

鎌倉市観光協会が作成しているカレンダーで今年で20作目=写真。1月の「色とりどり」(山内明徳)、2月の「鏡映ピンクリボン」(東ミホ)、5・6月の「賑わいの向こう側」(塩谷憲司)は、いずれも同協会が開催した「鎌倉プロモーションフォトコンテスト2019~あっぱれ鎌倉~」の1081点の応募作品の中から選ばれた入選作品で、11・12月には鎌倉市長賞を受賞した「明ける七里ガ浜」(沢田俊幸)が紹介されている。またコンテスト入選作品のうち他の二十一作品は末尾に紹介されている。見開きB3サイズ、各月の行事予定、花暦付きで、市内散策や写真撮影には便利。5500部作成し、1部1200円(税込)。同協会事務所(鎌倉市御成町)のほか市内の書店、有隣堂各店、セブンイレブン市内7店で販売。
同協会 0467・24・9896

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鎌倉彩光

本紙1面に連載中の「鎌倉みほとけ紀行」でおなじみ“古都グラファー”原田寛さんの作品集。今年で25作目。小雨に濡れそぼる寺院の参道をとらえた「天獄院の新緑」(5・6月)=写真=は、遠近と画面構成を重視した原田さんならではの作品。同様に「江の島の湘南の宝石」(11・12月)は光溢れる灯台風景を画面いっぱいにとらえたもの。「どちらも鎌近にある風景ですが、天獄院(藤沢市川名)は新鮮ささえ感じられる風景では」(原田さん)。各月ごとに市内各寺院の催しを紹介しているほか末尾には市内各寺院の花暦を掲載、撮影に便利。B3判2つ折り。同社のほか鎌倉市内書店、有隣堂本店と4支店で販売中。1100円(税込)。
星月写真企画 0467・23・3694

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逗子の魅力を発信

逗子旅カレンダー2020

初めて開催された「逗子旅カレンダーフォトコンテスト」の入賞作品集=写真。「逗子旅プロジェクトという企画の1つで、ポストカードを通して逗子の魅力を発信してゆこうという意図です。当市に来てほしい、住んでほしいという思いから制作しました」(逗子市観光協会田代朋子さん)。応募作品303点から選ばれた16作品はいずれも「え!」と思わせる逗子の姿。ポストカードサイズでハガキとして使用できる。300部制作し1部500円(税込)。逗子市観光協会(市役所2階経済観光課内)で販売。
逗子市観光協会 046・873・1111

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あれも鎌倉、これも鎌倉

北鎌倉・台峯の四季

「エナガ」(1月)、「チョウゲンボウ」(7月)=写真=と近くで目にすることが難しい野鳥たちや台の自然の豊かさに驚くがそれは「台峯より富士山」(2月)、「老人の畑より六国見山」(4月)などを見れば納得。いずれも日本野鳥の会会員池英夫さんの作品。発行はNPO法人 北鎌倉の景観を後世に伝える基金。同会の定例活動「山の手入れ」、「山歩き」の日程も記載されている。A4判、税込1000円。島森書店、たらば書房、大里書店、あらいやで販売。
望月さん 0467・45・7420

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万葉 野の花

1月は蘭(春蘭)と椿=写真、2月は梅とメジロ、3月は河柳、と万葉集で詠まれた野の花々とそれにちなむ万葉集の詩が添えられている。花々はいずれも野の花画家阿見みどりさんの作品、作品にちなむ万葉集の詩がそえられている。ちなみに1月は令和の元となった「時に、初春の令月にして…」。A4判額絵カレンダー(壁掛けタイプ)は和紙を使用し英訳付き、税込880円。ミニカレンダー(壁掛けタイプ)も和紙を使用し税込550円。卓上カレンダーは英訳付きで税込1650円。各1000部制作し、KKRわかみやと銀の鈴社で販売。
銀の鈴社 0467・61・1930

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鎌倉彫

仏具を源流とする鎌倉彫だが江戸時代に作られた「龍文経箱」(1・2月、鎌倉彫資料館蔵)=写真=の表に彫られているのは龍。昭和時代に彫られた「梟文色紙箱」(3・4月、個人蔵)に彫られているのはフクロウ、とバラエティ豊か。今を生きる鎌倉彫に納得。伝統鎌倉彫事業協同組合の発行。タテ68・5㌢ヨコ33㌢。5000部制作し,由比ガ浜の鎌倉彫工芸館と小町2丁目の鎌倉彫会館で販売。税込1470円。
伝統鎌倉彫事業協同組合 0467・23・0154

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天下禅林

北鎌倉の臨済宗建長寺派大本山建長寺の発行=写真。1・2月の「大道無門千差有路」に始まり臨済宗建長寺派管長建長寺第二百四十世栢樹庵吉田正道老師筆の揮毫の書と墨絵で構成。「大道無門千差路有り」(1・2月)と現代語表記が添えられ、月ごとの同寺の催し予定も記載。書は台紙から取り外せるので、墨書作品として飾ることもできる。タテ72㌢ヨコ31㌢。1500円(無税)。総門左側の朱印所で販売。
建長寺 0467・22・0981

鎌倉朝日新聞社

寿 康

北鎌倉の円覚寺発行のカレンダー。「令和之春」(1月)=写真=に始まり「一道を貫く」(2月)などとみ教えや詩、俳句が臨済宗円覚寺派第218世管長横田南嶺老師の筆でしたためられており、墨絵が添えられている月も。卓上タイプでタテ10・5㌢ヨコ20・5㌢。605円で境内売店で販売。
円覚寺 0467・22・0478

鎌倉朝日新聞社

公益財団法人 鎌倉能舞台が発行しているカレンダー。表紙を飾る「仲光」にはじまり「弓八幡」(1月)=写真、「花月」(2月)と月ごとにお能の名舞台が紹介されている。見開きA3判、税込み1300円。申し込みは同舞台(鎌倉市長谷3・5・13)。
0467・22・5557

鎌倉朝日新聞社

生活の隣に、生活の助けに

湘南モノレール

今年で3回目となる「2020年カレンダーフォトコンテスト」の入賞作品で構成。表紙を飾る「春に包まれて」(野本史男)=写真=は最優秀作品。そして1月の「太陽とブラーン」(加藤順子)をはじめ各月に取り上げられているのは「鉄道部門」の優秀作品。また表紙裏には、沿線風景部門の最優秀賞受賞作「夏の終わりに」(山内明徳)をはじめ優秀賞受賞4作品が紹介されている。29・5㌢×41・5㌢の見開き。税込600円。大船駅と湘南ボウルで販売。
湘南モノレール 0467・45・3181

鎌倉朝日新聞社

江ノ電

◎のりおりくん引換券付きフォトカレンダー=写真 夏に開催した「江ノ電沿線フォトコンテスト」の入選13作品を月ごとに紹介。タテ18㌢ヨコ15.5㌢。2200部作成し藤沢、江ノ島、長谷、鎌倉駅で販売。税込1000円。
◎江ノ電カレンダー 藤沢市出身の画家・湯浅誠氏が描く江ノ電沿線風景画。「正月の大町踏切」(1・2月)、「春の風」(3・4月)とどれも暮らしとともにある江ノ電が趣き深い風景の中に見える。タテ59㌢ヨコ45㌢。江ノ電主要駅や売店などで販売。税込1300円。
0466・24・2711

鎌倉朝日新聞社

鎌倉の大仏さま

障害者の就労支援を目的に活動する特定非営利活動法人「道」の発行。同法人が運営する障害者福祉サービス事業所「道公房」在籍者の作品集。「雲海にそびえる鎌倉大仏」(1月)=写真=をはじめとして12か月全て描かれているのは大仏さまだが、表紙に「ほっこりカレンダー」とうたっているようにどの作品も大仏さまの表情は穏やかでやさしい。A3判壁掛けタイプで1部900円(税込)。道ギャラリー、島森書店、松林堂書店、たらば書房、と道工房通販サイトで販売。
道工房 0467・23・8772

鎌倉朝日新聞社

こころのわらべ歌

“心の版画家”高橋幸子さんの作品集。表紙の「ふじの山」=写真=にはじまり1・2月「早春賦」、3・4月「おぼろ月夜」と日本の唱歌が取り上げられているが、いずれも歌詞をベースに高橋さんが創作した絵画作品。A3判2つ折り、壁掛けタイプ。税込1100円。由比ガ浜通りの公文堂書店で販売。

鎌倉朝日新聞社

今日の道しるべ

一般社団法人倫理研究所発行の標語カレンダー1日目「笑顔は1日の原動力」=写真、2日目「挨拶に心が表われる」と31日分の標語が日めくりになっているが、袖には標語の解き明かし解説が付いている。壁掛けタイプでタテ38㌢ヨコ13㌢。税込500円。
倫理研究所 03・3264・2446 03・3239・7430


鎌倉朝日新聞社

妙本寺合宿

いざっ!!鎌倉てらこや(64)

もう、絶対にてらこや来ないっ!
事務局長 小木曽 駿

事件は、平日てらハウス活動の終了間際に起こった。 17時半が近づき、みんなで片づけをしていた。しかし、遊んでいるとき、あまりボールに触れられなかったある男の子が、最後までバスケットゴールにシュートして遊び続けていた。 帰る時間が過ぎたので、ボールを片付けて欲しいと伝えたところ、「ボールを使っていたのは自分だけではないのに、自分だけが片付けるのはおかしい」と言う。 他の子は、違う物を片付けていたことを説明したが、本人は「おかしい!」「なんで自分だけっ!」の一点張り。どうしても納得できず、最後にはエスカレートしてしまい、「もう、絶対にてらこや来ないっ!」と絶叫しながら、てらハウスを飛び出し、階段を駆け下りていってしまった。そして、宣言通り、翌日からぱったり顔を見せなくなった。 その彼が、ひょっこりと顔を見せたのはちょうど1カ月が経過した頃だった。 いつもは、「ただいまーっ!」と勢いよくやってくるのだが、その日は、外でもじもじしながら、なかなか入ろうとしない。 やっと扉を開けたかと思うと、おもむろにかばんの中からポテトチップスを取り出し、みんなに「食べる?」と配り歩いた。彼なりのお詫びの気持ちと、こちらの様子をうかがっていたに違いない。 配り終えた後、落ち着いたのか、以前のようにみんなに混ざって遊び始めた。帰る際には、しっかりと片づけをして、「バイバイ!」と笑顔で帰っていった。 後から聞いた話によると、このポテチ作戦は、てらハウスへと行きたそうにしている彼の背中をそっと押すための、お母さんによる秘策だったという。 彼にとって、この日、てらハウスにやってくるのは、とても怖かったに違いない。自分を受け止めてくれるだろうか。また一緒に遊べるのだろうか。たくさんの不安を抱えながら、てらハウスの階段を一段一段上ってきたはずだ。 間違うこともある。けんかすることもある。でもその後で、勇気をもって一歩前へと踏み出せるかどうかは、とても大切なことだ。 てらハウスは、そうした子どもたちの一歩を、見守りながら応援できる場所でありたい。帰ってきてくれたこの子に、あらためて「おかえり」とエールを送る。

鎌倉てらこや事務局
0467-84-9746(平日13~17時)
http://kamakura-terakoya.net/


鎌倉朝日新聞社

『小泉八雲 東大講義録』ラフカディオ・ハーン著(角川ソフィア文庫)

心のふる里を行く(27)

文学のもつ感化力について 池田雅之

最近の文部科学省の教育方針を見ていくと、高校と大学において人文科学系の学科への著しい軽視と実学指向がみうけられる。その流れの中で、2022年度から始まる高校の新学習指導要領の国語が、物議を醸している。高校2、3年で履修していた「現代文」という科目が「論国語」と「文学国語」とに二分され、しかも選択科目になるというのだ。「論理国語」も「文学国語」も初めて聞く奇妙な日本語だが、なぜ「現代文」という科目が二つに分けられなければならないのか、理解に苦しむ。 実はこの新科目導入の背景には、日本の学生の読解力や書く力の深刻な低下についての国の危機感が強くはたらいている。論理的にものを考える国語力の低下は、国際社会における日本の競争力低下につながりかねないと国は考えているのだ。それで「現代文」を二つにわけ、暗に「論理国語」を選択するように、学生や教師を誘導しているのである。小説や評論や詩歌などの文学ジャンルを扱う「文学国語」よりも、統計や図表の入った報告文書や科学論文を扱う「論理国語」のほうが、学生の思考力と国の教育力を高められると、誤解しているように思われる。 私どものNPO「鎌倉てらこや」では、子ども、大学生、大人の三世代が集い、思いおもいの文学作品を持ち寄り、ほぼ毎月、円覚寺で朗読会を楽しんでいる。もうかれこれ14年間続けているが、大切なコミュケーション能力や感性、人への思いやりを育んでくれる教材は、小説、童話、詩などの文学作品といってよかろう。それゆえ、私は学校という教育現場においても、文学のもつ豊かな感化力を無視してはならないと思っている。 私は最近、文学のもつ感化力について分かりやすく論じた本を翻訳した。それは「小泉八雲東大講義録」(角川ソフィア文庫)である。書名はむずかしそうな感じだが、内容はいたって平明で、予想以上に読者の反響が大きかった。なぜなら、文学が個人に及ぼす感化力だけでなく、国や社会をも動かす影響力についても実例を引き、論じているからであろう。文学は一人の人間だけではなく、一国の運命をも変える力を持っているのである。 同著は文学の魅力のみならず、読書の仕方や文章の書き方にいたるまで、若い学生たちに切々と伝えようとしている。まさに圧巻のレクチャーライブである。 この120年前の講義録から私たちが学べることは、文学を自由に楽しむ喜びを、日本の国語教育は教室から奪ってはならないという教訓ではなかろうか。あえて言うならば、文学の感化力を身に付けた若き人材は、報告文書や科学論文なども楽々と読みこなし、究極的には日本の競争力を高めることも十分可能なのである。
(早稲田大学名誉教授・鎌倉てらこや顧問)


鎌倉朝日新聞社

モーニングセミナー

鎌倉市倫理法人会 通信

「いざ、鎌倉!」59 歴史と伝統のある鎌倉を梁山泊に!
 創造力で歴史を切り開こう

人類は科学技術の進歩によって、暮らしを向上させ、より高度な文明を築いてきた。しかし、同時に人間は大量殺戮を可能とする弾薬や戦闘機、生物兵器などを自衛の為と称し、多額の費用を掛けて開発・生産している。 また、エネルギーを浪費し、地球環境を破壊、結果的に人類を破滅に追い込む産業が生き残ることはできない。課題を一挙に解決する手法を昼夜の別なく考え続けてほしい。いずれにせよ、今後の更なる科学技術の発展のために必要なことは、時代に先んじる新たな仕組みを案出し、その物理法則を解明しながら実用化することで、それを支えてきたものは多方面の学術分野の進歩であり、それを活用した発明・発見の歴史であった。 地動説、万有引力、電磁気学、相対性理論、量子論などなど、それらを極めた有能な科学者によって宇宙の謎が解き明かされ、人類は、創造力を持つ唯一の動物として地球上に君臨しているが、宇宙にはまだまだ未知の分野が充満しており、現在までに判ってきたことは、ほんの僅かなことだけのように思う。 科学技術の分野では、過去の常識を見事に打ち破ることが多いが、多くは常識を判断基準とする世の中との間の苦しい葛藤(地動説など)を乗り越えて初めて認知された。 新たな機能を持つ画期的装置を発明するときには、課題が解決し、発明が完成したときのイメージを頭に描き、寝ても覚めてもそのイメージを膨らませた後に閃くことが多いので、諦めないことが重要である。諦めなければ、やがて神様が耳元で囁いてくれると信じることである。 倫理法人会では、人間の生き甲斐の基本を追究しようとする仲間が大勢います。入会して彼らの実話を聴いてみませんか。 毎週火曜日午前6時半からネクトン大船(鎌倉市大船1-12-10湘南第5ビル)でモーニングセミナーを開催。
(文責 平松健男)
鎌倉市倫理法人会事務局 045・315・2433



終の棲み家を考える68

ガルバリウム

建具には外壁面に接するサッシと、室内で部屋ごとを間仕切る建具とに分かれます。今回は室内の建具について考えてみましょう。 室内は引き戸と扉があり、洗面所・トイレのように比較的狭い場所を仕切る場合等、全てを扉にすると使い勝手が悪くなってしまう場合もあり、扉の開き方や引き戸を上手に使ってプランします。扉は中外での違いはありませんが、引き戸は敷居の関係で中に溝が見えてしまい、少しデザイン性に欠けることがあります。今は敷居の無い引き戸もありますし、壁の中に引き戸を仕舞い込む事も出来ます。 値段ですが、本物の無垢の木を使って作る場合と、合板ベニヤで作る場合とでは物凄く開きがあります。無垢の扉の場合一般的な材料から、タモ・カリン・チークの様な高級木材まで有り、同じ無垢材でも何倍もの開きになります。ヒバ・杉・桧等を障子や格子等に使いますが、育った産地によってこれも値段に開きが出ます。地場の桧と備州の桧では2、3倍の違いがあります。違いは何かと言われれば、育った地域の気候の関係で、木肌の艶、色合いでしょう。薄くほんの少し桃色がかって見えます。 一口に扉といっても目隠しや音を止める機能だけではなく、幸せな気持ちになれる設えなのです。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/


鎌倉朝日新聞社

だんかづら

保護猫カフェ「鎌倉ねこの間」のトラは、3年間で85匹の保護子猫を育て見送ってきました。みんなのパパ的存在だけど実はまだ3歳!イケメンのイクメンでしょ?
笛田 「鎌倉ねこの間」



始めましょう

●英・仏会話初歩から芸術館徒歩3分。Pあり。元CA
0467・43・4788



お知らせ

●漁協の朝市12月1日10時、鎌倉パークホテル駐車場。
鎌倉漁協 22・3403▽5日10時、腰越漁港。
腰越漁協 32・4743
●妙法寺特別開帳12月7日10~15時。拝観料3百円、本堂天井絵拝観と熊本支援千円。当日受付。
熊本復旧支援鎌倉有志の会・大貫方 61・2747
●日赤チャリティバザー12月10日9時半、鎌倉市役所ロビー。
市赤十字奉仕団 045-373-3776
●鎌倉・大町商店会ありがとうセール三角くじ(1万円~50円)12月10~24日。
●お話サロン12月14日14時、鎌倉の大路ビル。巨木の話。百円。要申込。
鎌倉風致保存会 23・6621
●正月用しめ飾り作り12月20日10時、笛田リサイクルセンター。9百円。要申込。
鎌倉リサイクル推進会議 32・9094


鎌倉朝日新聞社

「かまくらのすてきなたてもののえほん」表紙

鎌倉朝日新聞社

押絵羽子板「明治風俗十二のヶ月」「一月かるた」

み る

▼川喜多映画記念館
▽特別展「泉鏡花没後80年 明治・大正文藝シネマ浪漫」来年1月13日まで。3百円。
▽関連上映3・6日10時半、4・7日14時「濹東綺譚」、3・6日14時、5・8日10時半「細雪」、4・7日10時半、5・8日14時「雪国」、10・13日10時半、11・14日14時「路傍の石」、10・13日14時、12・15日10時半「地上」、11・14日10時半、12・15日14時「何が彼女をそうさせたか」。各千円。
▽こども映画館~宮沢賢治「注文の多い料理店」の朗読と映画26日10時半・14時。無料。要申込。
▽ギャラリートーク&旧和辻邸見学ツアー13・14日13時。
23・2500
▼「こども鎌倉彫」展
来年3月31日まで鎌倉彫資料館。子ども向けの解説パネルで紹介。3百円、小中学生150円。
25・1502
▼山口蓬春とゆかりの作家たち
来年2月2日まで山口蓬春記念館。近代日本画壇にみる蓬春の多彩な交友と作品の風趣を探る。6百円。
046・875・6094
▼伊東雅江作品展「かまくらのすてき」
12月1~8日鎌倉・小町通りのギャラリー一翆堂。鎌倉在住の水彩画家家・伊東雅江さんのミニ冊子「かまくらのすてきなたてもののえほん」と19年目を迎える「鎌倉カレンダー」の原画を中心に作品30点ほどを紹介。入場無料。
同ギャラリー 22・3769
▼「清方、新春を寿ぐ」展
12月6日~来年1月13日鏑木清方記念美術館。新春を寿ぐ人や街の作品を押絵羽子板「明治風俗十二ヶ月」とともに紹介。2百円。
23・6405
▼「元気に感謝」展
12月7日~1月7日湘南鎌倉総合病院2階ギャラリー。大野健一さんと道工房のパステル、水彩画。
大野方 24・0327
▼没後50年 獅子文六展
12月7日~来年3月8日神奈川近代文学館。小説家、演劇人として生き抜いた獅子文六の生涯と作品を約2百点の資料で紹介。
5百円 045・622・6666
▼鎌倉市民文化祭の催し
▽第18回ツインリーブスミュージカル「狼と豚」12月7日17時半、鎌倉芸術館。市民のミュージカルグループ「ツインリーブス」の7歳から86歳までの30人が、生演奏でダンス、アクション、タップを披露。中学生以上千5百円、小学生千円、幼児5百円。
松田 090-1843-9491
▽第27回鎌倉民謡民舞協会公演会8日11時半、鎌倉芸術館。無料。
同協会 45・0437
▽鎌倉演劇連盟合同公演「こころのありか」22日13・16時、鎌倉市福祉センター。千5百円。
志貴 090-3508・8292
▼岸井申子手織り作品展
12 月21~23日鎌倉駅東口のカトレヤギャラリー。手織りマフラー、壁掛けなど約80点。
090・7181・3585
▼あーすぷらざの催し
▽「遊牧ぐらし」展12月14日~来年3月22日、本郷台のあーすぷらざ。遊牧民の暮らしの写真、刺繍、絨毯、道具など。無料。
▽映画「Viva!公務員」22日10・13時半。終身雇用をめぐるイタリアのコメディ。4百円、小中学生百円。
045・896・2121



美術館・文学館めぐり

県立近代美術館 葉山
046・875・2800
カイ・フランク展 フィンランドを代表するデザイナー代表作300点 ~12/25
1200円
県立近代美術館 鎌倉
22・5000
ふたたびの「近代」 岸田劉生「童女像」など近世~現代までの作品 ~1/19
600円
鎌倉文学館
23・3911
オリンピックと文学者 文学者たちが見たオリンピックとその時代 ~12/15
500円
鏑木清方記念美術館
23・6405
清方、新春を寿ぐ 新春を寿ぐ人々や街の様子の作品、口絵 12/6~1/13
200円
鎌倉市川喜多映画記念館
23・2500
明治・大正文藝シネマ浪漫 泉鏡花を中心に近代の文豪と作品 ~1/13
300円
鎌倉歴史文化交流館
73・8501
和鏡―水鑑から魔鏡まで 鎌倉市内で発掘の和鏡や寺院伝世の古鏡 ~1/11
300円
鎌倉文華館鶴岡ミュージアム
55・9030
季節展示 鶴岡八幡宮の歴史から鎌倉文士の資料や映像 ~12/29
300円
山口蓬春記念館
046・875・6094
山口蓬春とゆかりの作家たち 作品や収集品から交友と作品の風趣を探る ~2/2
600 円
藤澤浮世絵館
0466・33・0111
浮世絵双六と七福神 江ノ島弁財天を中心に浮世絵双六約60点 12/3~2/16
無料
藤沢市アートスペース
0466・30・1816
千一手物語 手形をデジタル化し、そのデータで制作した作品 ~12/22
無料
横須賀美術館
046・845・1211
版画ワンダーワールド 木版・銅板など多様な版画の技法を紹介 ~12/22
900円
茅ヶ崎市美術館
0466・88・1177
城田圭介―写真はもとより 写真と絵画を用いた多様な作品約200点 12/14~2/11
500円
神奈川近代文学館
045・622・6666
没後50年 獅子文六展 「獅子文六文庫」の資料から生涯と作品 12/7~3/8
500円
大佛次郎記念館
045・622・5002
花と語らう―大佛次郎の花ごよみ 花を切り口にした大佛作品と絵画 ~12/24
200円
横浜美術館
045・221・0300
ルノワールとパリに恋した12人の画家たち オランジュリー美術館所蔵約70点 ~1/13
1700円
神奈川県立歴史博物館
045・201・0926
桜井家文書―戦国武士がみた戦争と平和 桜井氏の家伝文書からみた激動社会 ~12/22
無料
そごう美術館
045・465・5515
ミュシャ展―運命の女たち 女性を中心にチマル・コレクション約150点 ~12/25
1300円



まなぶ

▼パートナーシップミーティングin逗子
12月7日逗子文化プラザ。14時、市民社会創造ファンド・山岡義典理事長講演、16時、「企業とNPOと市民の協働」事例発表、ワークショップ、交流会。市民活動団体活動パネル展も。無料。要申込。
逗子市民交流センター 046・872・3001
▼知っていますか?フレイル予防
12月13日14時、鎌倉芸術館。鎌倉市内在住の65歳以上対象。東京都健康長寿医療センターの金憲経さんが体力づくりや日常生活のヒントを話す。無料。要申込。
市市民健康課 61・3977
▼「外国人材の活用で競争力アップ」セミナー
12月4日18時半、逗子市民交流センター。日本アジア青年交流協会常務理事の竹田勇貴さんが雇用方法を事例で解説。
鎌倉法人会 22・1131
▼認知症への理解と関わり方―続編
12月8日13時15分、鎌倉市福祉センター。認知症トレーナーが話す。5百円。
湘現会 090・9329・0937
▼災害時の外国人支援講座
12月14日13時半、鎌倉商工会議所。災害時に外国人を支援できる人材の啓発、育成とネットワークづくり。無料。要申込。」
市文化人権課 61・3870
▼文章道場&懇親会
12月14日12時半、鎌倉市佐助の銀の鈴社。自分史、手紙、日記、実用文書の書き方など目的に応じた指導。その後、和食処で懇親会。5千円(含む昼食代)。要申込。
銀の鈴社 61・1930
▼認知症を学ぶ映画観賞会
12月19日10時、深沢学習センター。鎌倉市内在住・在勤・在学者対象。認知症サポーター養成講座と認知症家族のドキュメンタリー上映。無料。要申込。
みどりの園鎌倉 62・0666
▼写真で考える看取り
来年1月30日14時、逗子文化プラザ。フォトジャーナリスト國森康弘さんが話す。無料。20日までに申込。
鎌倉保健福祉事務所 24・3900
▼教養センター冬の講座
来年1月16「日~3月26日教養センター(笛田2ー17ー1)鎌倉市内在住の60歳以上で全回出席できる人。
〔一般教養〕1月20日~3月2日までの月曜全6回、9時半か13時半。資料代3百円。講師は刀剣鑑定・本阿彌光次さん、ベルマーレ水谷尚人社長、写真家・原田寛さんら。
〔専門〕全6回。歴史、文学など。講師は藤江峰夫フェリス女学院大学名誉教授ら。資料代2百円。
〔健康づくり〕全6回。ヨガなど。無料。
12月2~10日電話、 、メールで申込。
32・1221



冬を彩るイルミネーション

▼鎌倉駅前東口広場
12月1日~1月末、駅前の木に点灯。
鎌倉表駅商友会 25・4551
▼長谷寺紅葉ライトアップ
11月23日~12月8日。拝観料400円。
22・6300
▼江ノ電駅イルミネーション
11月23日~2月16日。16時半~22時。江ノ電江ノ島、鎌倉高校前、七里ケ浜の各駅。
江ノ島電鉄 0466・24・2713
▼湘南江ノ島駅イルミネーション
12月1日~2月16日。16時半~21時。湘南江の島駅5Fルーフテラス。
湘南モノレール 45・3181
▼湘南の宝石(江ノ島内各所) 11月23日~2月16日。17時~。
江ノ電観光企画部 0466・24・2715
▼新江ノ島水族館
11月1日~12月25日。
0466・29・9960
▼東逗子イルミネーション 11月23日~1月13日東逗子駅前ふれあい広場。
東逗子地区商工会連合会 046・873・2774
▼あーすぷらざキャンドルナイト(JR本郷台駅そば)
12月7日17時~19時半、あーすぷらざ2Fデッキ。
045・896・2121
▼Mystical(ミスティカル) Island(アイランド)
11月1日~2月29日。16時~閉園。横浜八景島シーパラダイス。
045・788・8888
▼テラスモール湘南(JR辻堂駅前)
11月9日~12月25日。17時~23時。
0466・38・1000



外反母趾と体の痛み

●自律神経失調
交感神経と副交感神経の作用の乱れが諸器官の機能不調整を起こしやすい。  ▼交感神経緊張症 アドレナリンの分泌過剰が主な原因。瞳孔散大、心拍促進、血圧上昇、末梢血管収縮、消化器官の運動抑制、消火液の減少、血糖上昇、汗の分泌促進、大小便抑制。 ▼副交感神経緊張症 発汗、手足の冷え、血圧低下、脈拍緩徐、瞳孔縮小、唾液、涙、鼻汁の分泌増加、下痢しやすい。自律神経は脊髄神経とともに脊柱の両側に整列していて、外的な脊柱の不全脱臼や筋肉の凝り、老廃物停滞など脊柱の不正により、反射作用として諸器官の機能減退になりやすい。脊柱の痛み凝りを取り除き、機能のバランスを正常に。
マザーハンド整体矯正院
要予約 月曜定休 10~19時
鎌倉市扇ガ谷1―13―51 0467・23・8166



まつり・バザー

▼冬まつり大古本市
12月8日10~14時、逗子文化プラザ市民交流センターフェスティバルパーク。おはなし会、古本市、移動図書館、飲食店、雑貨、整体、ワークショップなど。
うみとやまのこどもとしょかん 046・807・6911
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。▽フリーマーケット12月13日9~15時。雑貨・衣類・手造り品など約20店。
▽骨董市14日8~15時。出店者募集。
片岡方 090・5442・3778
▼かながわハートフルフェスタinふじさわ
12月14日13~16時、藤沢市民会館。日本テレビアナウンサー鈴江奈々さん講演、藤沢市消防音楽隊演奏、人権作文コンテスト表彰など。6日までに申込。
県人権男女共同参画課 045・210・3637
▼ふかさわ冬まつり
12月22日11~20時、鎌倉・深沢行政センター。オーケストラ演奏、合唱、バザー、模擬店、似顔絵など。
実行委 090・3536・3332
▼古本リサイクル市
12月22日10~14時、逗子文化プラザ。古本無料交換市。持参は13時まで、持ち帰りだけも可。
図書館フレンズ・逗子 046-871・7708
▼よこすかカウントダウン2019
12月31日18~25時、横須賀のヴェルニー公園。飲食ブース、ライブなどの年越しイベント。日米艦船ライトアップ、0時に花火打上、汽笛、サーチライトも。
実行委 046・825・1080


鎌倉朝日新聞社

村田望さん

き く

▼鎌倉姉妹のコンサート
12月3日10時、鎌倉・深沢学習センター。鎌倉シンフォニーエッタ会員鎌倉五人姉妹のクリスマスコンサート。無料。
市生活福祉課 61・3958
▼東ティモール青年教育支援チャリティコンサート~希望の星に みちびかれ
12月8日13時、カトリック逗子教会。ソプラノ村田望さん、ピアノ鈴木菜穂子さんの演奏でルッツィ「アヴェ・マリア」など。無料。
ロロサエの会・鶴岡 090・1690・8081
▼かまくら名人劇場「赤穂義士伝」
12月15日14時、鎌倉芸術館。人間国宝・一龍齋貞水の「赤穂義士伝」、林家正楽の紙切りなど。3千5百円。
☎0120・1192・40
▼ナショナルトラストコンサート
12月15日14時、鎌倉婦人子供会館。ソプラノ村田望さん、テノール小嶋陽太さん、ピアノ鈴木菜穂子さん。英国湖水地方へイギリスの絵本作家ビアトリクス・ポター女史を訪ねて。スコットランド民謡、ビートルズ、ミュージカルナンバーまで。2千5百円、中学生以下2千円。
鎌倉を愛する音楽の仲間 090・2207・0031
▼スティールパンナイト
12月7日17時、本郷台のあーすぷらざ。ドラム缶から作った楽器でカリブの演奏。無料。
☎045・896・2121
▼清泉女学院音楽部チャリティコンサート
12月21日13時半、カトリック大船教会。こども食堂支援チャリティ。無料。
なかよし大船こども食堂 45・9728
▼ウィンターコンサート
12月26日13時半、鎌倉・今泉さわやかセンター。大船高校合唱部の音楽会。無料。要申込。
同センター 45・4611
▼立川志の彦 初笑い落語独演会
来年1月19日14時、腰越学習センター。無料。1月8日までに往復ハガキで申込。
同センター 33・0712


鎌倉朝日新聞社

季節の心(40)

女形(おやま)役者の素顔  佐伯 仁

●芸を磨き、役に挑む
12月、書店に並ぶ雑誌の新年号。各々に来年へ期待を込め特集を企画。 以前、新年号を飾る「ホープ十五人」のインタビユーをA出版社から依頼された。その中に歌舞伎の若き女形役者がいた。 訪ねたのはバラやランの鉢植えが豪華な楽屋。約束の時間をかなり過ぎた頃、「ごめんなさい、遅くなって」と暖簾をあげたのは色白の青年。セーターとスラックスに痩身を包んでいる。手早く楽屋着に着替え、鏡台を背に座ると湯呑みの蓋をとり、一口含む。その指先の動きに女形の 〝科(しな)″が息づいている。 腕白な少年が今では父が演じたお役を自分も務めるのが「面白い」と語る。父が励んだ同じ〝芸〟を自分も挑める。その歓びが無上の快感だと察した。お役の〝女〟に惚れて演じねば相手の〝立ち役〟は引き立たないとも言う。 舞台の出の時間が迫る。体をくるりと回し鏡台へ向かう。顔から首筋、肩口へと白粉の刷毛が大急ぎで走る。 「おはようございます」 と着付けを終えた子役が楽屋口から挨拶する。唇に紅を差す手を止め、会釈し、返す言葉も目も声も横顔も、もうすっかり〝女〟になりきっていた。
 歳晩(さいばん)の月の明さを
 身にまとひ  汀女



鎌倉プロモーションフォトコンテスト2020

「つれていきたい鎌倉」をテーマに、鎌倉らしさがあふれた魅力ある作品を募集。
◆応募 特設サイトから投稿(www.kamakura-photo.org/contest/)◆締切 1月31日◆出品料 無料 ◆サイズ 5MB(JPG)以内◆発表 3月下旬頃入賞者にメール通知。入賞作品は同協会ホームページで発表。
◆賞 最優秀賞1点、優秀賞4点、観光賞1点、スマホ賞1点、入選18点。賞品は最優秀賞キヤノンEOS M200・レンズキットなど。
鎌倉市観光協会 23・3050



さんか

▼ふらっとカフェ鎌倉
食を通じて多世代交流。〈特別企画〉12月8日10時、鎌倉女子大学中谷ゼミ・梨本ゼミ×まちの社員食堂。メールで申込。flatcafekamakura@gmail.com大人4百円、子ども2百円。
12月1日味噌屋鎌倉Inoue、6日鎌倉静養館、11日チルドレンズカフェ、ソンべカフェinクリスマス会。各16時。大人4百円、子ども2百円。申込不要。
渡邉 090・5199・1654
▼第255回歌のサロン
12月4日14時、戸塚のさくらプラザ。参加型合唱とミニ演奏会。千円。
古川方 22・2131
▼鎌倉てらこや
▽てらハウス12月7・14・21日10時、大船の千里ビル。午前学び、午後遊び。千円。▽郷土探検14日10時、鎌倉駅西口。寺社を探検。千円。▽陶芸体験15日14時、陶芸家河村喜史さん宅(山崎)。2千円。▽朗読体験22日13時、円覚寺。千円。
小中学生と保護者。
事務局 84・9746
▼大船フラワーセンターの催し
▽園長花さんぽ12月8日10時エントランス集合。無料。▽グリーンレイ・サクソフォンカルテット1日11・14時。ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4種のサックスが集合。無料。▽クリスマスソングをあなたに15日11・14時。ソプラノ、トランペット、ピアノのコンサート。無料。▽クリスマスコンサート21日17時。ヴァイオリン・アンサンブル「ムーサ」の演奏。無料。入園料4百円。
46・2188
▼福祉の仕事
▽介護のしごと再就業応援セミナー12月4日10時、藤沢市役所。来年1月16日10時、横須賀市産業交流プラザ。介護関連資格所有の復職希望者対象。10日前までに申込。
▽福祉のしごと地域就職相談会in藤沢12月19日藤沢商工会館ミナパーク。福祉の仕事に興味のある人。12時半~13時45分、就職支援ガイダンス。14時~16時半、福祉施設等就職相談会。無料。
かながわ福祉人材センター 045-312・4816
▼第4回防災ハイキング
12月8日9時半、腰越学習センター。対象地区は江ノ電鎌倉高校前駅、腰越駅、江ノ島駅周辺。ハイキングで防災目線での歴史や避難経路を学ぶ。親子対象。5百円、電車代別。メールで申込。infokamakurap@gmail.com
かまくらっぷ 090・2452・5665
▼鎌倉歩け歩け協会
▽5㌔はつらつウォーク12月10日初冬の永福寺跡を歩く。▽10㌔ふれあいウォーク17日紅葉の源氏山から鎌倉山へ。
各9時50分、鎌倉市役所。各2百円。
090・2633・3715
▼鎌倉史跡めぐり
▽イチョウ巡りと観音信仰の道12月9・11日9時半、鎌倉駅西口時計台広場。杉本寺、浄妙寺、報国寺、岩殿寺など。
▽鎌倉野菜の農場訪問10・13・16・19日9時、大船駅南改札デッキ。生産農場訪問と農協連即売所で買物。▽初春鎌倉七福神めぐり1月・7・9・14・15日9時、北鎌倉駅西口交番横。浄智寺、鶴岡八幡宮、宝戒寺、妙隆寺、など。
各5百円(交通費・拝観料別)。申込は1週間前までにハガキかFで。
鎌倉ガイド協会 24・6548F24・6523
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ12月14日10時、山ノ内配水池横。
▽山歩き15日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
▼第56回葉山特別見学会
12月20日9時半~14時半。葉山しおさい博物館、山口蓬春記念館、近代美術館葉山を学芸員の解説付きで見学。無料。3日までにハガキかFで申込。
山口蓬春記念館 046・875・6192 875・6094
▼鎌倉歴史探訪ウォーク
12月22日9時半。七切通、鎌倉五山を巡る8コース。千5百円、2日前までの申込千円、当日千5百円。
日本ウォーキング協会 03-5256・7855
▼かなぶん連句会
12月21日13時半、神奈川近代文学館。選者は歌人小島ゆかりさん、作家辻原登さん、俳人長谷川櫂さん。観覧のみも可。投句要申込。無料。
同館 045-622-6666
▼逗子の魅力を探してウォーキング
来年1月12日12時45分、逗子中学校正門集合。神武寺鷹取山、光照寺、法勝寺、海宝院。5百円。10日から申込。
逗子市観光協会 046・873・1111


鎌倉朝日新聞社

サロン発足記念講演会

「フランス人は『老い』を愛する」

12月14日14時、鎌倉文学館で元外交官・賀来弓月氏が「フランス人は『老い』を愛する」の題で講演する。仏人に学ぶ人生を楽しむ法。要申込。 主催のSalon des Arts 鎌倉(サロン・デ・ザール 鎌倉)は、10年以上続く「フランス語原書講読会」、絵画と詩と音楽の会「アート&ミューズ」、建築関係の「スコラ鎌倉セミナー」を統合して、11月1日に発足した。今後多方面にサロンの輪を広げていく。
事務局・宮口方 045・507・4488
https://salon-des-arts.webnode.jp



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(10月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は10月に一般254冊、児童書47冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「潜入ルポamazon帝国」横田増生著 小学館▼「AI時代の「超」発想法」野口悠紀雄著(PHPビジネス新書)▼「人生は「2周目」からがおもしろい」-50歳から始める“知的向上感”の育て方―」斎藤孝著(青春新書INTELLIGENCE)▼「柳田国男―感じたるまゝ―」鶴見太郎著(ミネルヴァ日本評伝選)▼「地理×文化×雑学で今が見える世界の国々」かゆみ歴史編集部編著 朝日新聞出版(だからわかるシリーズ)▼「GAFAに克つデジタルシフト―経営者のためのデジタル人材革命―」針嶺登著 日本経済新聞出版社 ▼「感動する説明「すぐできる」型―カリスマ予備校講師が初公開!―」犬塚壮志著 PHP研究所 ▼「老化って言うな!」平松類著(PHP新書)▼「脳が若返る最高の睡眠―寝不足は認知症の最大のリスク―」加藤俊徳著(小学館新書)▼「家庭でできる、身のまわりの化学物質から家族を守る方法」坂部貢著 PHP研究所▼「湘南幻想美術館―湘南の名画から紡ぐストーリー―」太田治子著 かまくら春秋社   ▼「超写真論―篠山紀信写真力の秘密―」後藤繁雄著 篠山紀信写真 小学館▼「夢見鳥」中村吉右衛門著 日本経済新聞出版社▼「老いの重荷は神の賜物」樹木希林著 集英社▼「澁澤龍彦の記憶」巌谷國士・養老孟司・池内紀・中沢けい・酒井忠康共著 河出書房新社


鎌倉朝日新聞社

スタッフ手作りのイスの座り心地を確かめる子どもたち=鎌倉市梶原

のびのび遊べる場を子どもたちに

鎌倉初の「冒険遊び場」梶原にオープン

子どもたちの自由な発想や冒険心を育む「かまくら冒険遊び場」が、11月15日、鎌倉市梶原にオープンした。 禁止事項だらけの公園などの代わりに、のびのび遊べる場を子どもたちに提供する。近年は全国各地で「冒険遊び場」が開設されてきたが、鎌倉市内の常設施設はこれまでなかった。申し込み不要、出入り自由で、火・水・金・土曜の午前10時から午後5時まで開館。 子どもたちに自由な遊び場を提供する活動が鎌倉市で始まったのは、20年前。「かまくら子育て支援グループ懇談会」が中心となり、深沢多目的スポーツ広場や鎌倉中央公園などで月に1、2回遊び場を開設。市と協議を重ねた結果、旧梶原子ども会館を常設の遊び場として使用できることになり、同会のメンバーらで「NPO法人かまくら冒険遊び場やまもり」を結成。市と協働で施設を運営することになった。 オープン初日の午前中は、青空自主保育にこにこ会の3、4歳児7人が早速訪れた。裏山を駆け上がって栗を集めたり、庭で火を起こして作った焼き芋を頬張ったりして、鎌倉の豊かな自然と秋の味覚を楽しんだ。 同施設のスタッフは子育て中の母親を中心とした12人。開館日は3人ほどが常駐する。遊び場づくりに10年以上関わって来た長谷川節子さんは「市内の他の地域でも常設の遊び場が作られるようにまずは私たちが頑張ります。スタッフには最低賃金の時給が支払われるので母親たちが生き生きと働ける場にもしていきたい」と話している。 12月のイベントは、10日「お山であそぼ」、14日稲わらでお正月飾りづくり」(広町緑地で出張開催)、21日「里山リース&お正月飾りづくり」。子どもから大人まで誰でも参加可。
問い合わせ 0467・47・1433


鎌倉朝日新聞社

外国人障害者に鎌倉を楽しんでもらうための接遇法を学ぶ講習会=11月8日鎌倉市観光協会で

障害ある外国人も鎌倉観光を

観光ガイドが接遇法学ぶ

体に障害のある外国人にも鎌倉観光を楽しんでもらおうと、鎌倉市観光協会は11月5・7・8の3日間、「外国人対応障害者接遇講習」を開いた。同協会の観光ガイド10人ほか、鎌倉市職員や同会事務員ら約60人が参加。車いすを使う体の大きな外国人男性を、鎌倉大仏や銭洗弁財天などの観光名所に円滑に案内する方法などを考えた。 この講習は、観光庁の「バリアフリー旅行相談窓口設置に係る実証事業」の一環として行われた。鎌倉駅東口の観光総合案内所で、外国人観光客の相談を年に数万件受けている同会は、同実証事業の選定団体に選ばれて91万円の補助を獲得。講習ほか、障害のある外国人が泊まりやすい宿を紹介するインターネットサイトづくりなどを進めている。 講習は身体障害や視覚障害のある講師が3コマずつ講義を行った。8日は、NPO湘南バリアフリーツアーセンター理事で、車いすユーザーの宍戸かつ子さんが講義を担当。 宍戸さんは「日本人は障害者を手助けがないと何もできない人と見がちだが、外国人は障害者だからできないのではなく、段差などのバリアがあるからできないと考える。積極的に活動する外国人障害者への対応を、しっかり考えておくことが大切」と呼びかけた。 講義の後半では参加者が2班に分かれ、車いすの外国人を観光名所に案内するためのルートや交通手段などを話し合った。鎌倉大仏ルートを考えた班は「江ノ電は鎌倉駅も長谷駅もバリアフリーなので最適」「車いす対応のトイレがルート上に多い」「長谷駅から大仏へは裏道が良いが、途中で道路に遮られる」などと指摘。 講習を終えた参加者らは「鎌倉の魅力をしっかり伝えられるように、ふだんから対応を考えておきたい」と話していた。


鎌倉朝日新聞社

踊りで世代交流を

鎌倉JCが「舞フェスタ」

鎌倉青年会議所(JC)が設立55周年を記念して11月17日鎌倉市岡本の大船観音寺で「鎌倉舞フェスタ」を開いた=写真。踊りや祭りを通して幅広い世代交流をはかろうと、白衣観音像前の特設ステージには市内で活躍する9団体が出演。 小学生から60代までで構成される「チーム☆ソーラン鎌倉」の気迫あふれるソーラン節を皮切りに、フラダンス、軽快な歌とギターにのせたフラメンコ、大船観音をデザインした揃いのTシャツ姿の鎌倉女子大学ダンス部の若さはじけるダンス、ブレイクダンスのバトル、キッズダンスなど、約2百人が多彩な踊りで観客を魅了した。 日頃地域の催しの参加や老人ホームの訪問などしている鎌倉女子大学沖縄舞踊愛好会は、代々引き継ぐ創作エイサーを35人で熱演。小池美(み)怜(さと)主将(20)は「多くの方に手拍子や応援をいただけてうれしかった」と話した。 合間に来場者が参加できる盆踊りもあり、市内の9つの飲食店が設けたグルメエリアに家族連れの姿も。 ゲストは国内外で活躍する太鼓奏者ヒダノ修一さんが率いるトリオ「修一光」で、和太鼓とタップダンス、ヒップホップを融合させたパフォーマンスを披露した。 潮見雅利理事長(39)は「多くの方が集まってくれて良かった。今後も鎌倉の魅力を伝えていきたい」と話していた。(K)



地元愛もめ大感謝祭

逗子市商工会青年部

日頃の地域への感謝を形にしようと逗子市商工会の若手が「逗子市商工会青年部大感謝祭~かけがえのない地域のために」を11月9日東逗子ふれあい広場で開いた=写真。 同青年部は、市内で事業をしている20~45歳までの43人で構成。これまでも市民まつりや逗子海岸の流鏑馬などの行事に参加してきたが、今回初めて大感謝祭を主催。以前は建設業に携わる部員が多かったが、ここ数年で飲食業やWEB開発、音楽出版、NPO法人など多業種の新人が加わったことがきっかけとなった。 会場に8軒の飲食店ほか、子どもが参加できる薪割りや木工のイス作り、パソコンでのゲームプログラミング体験、葉山町商工会青年部協力の遊具コーナーなど約20のブースが出店。ステージには市内のダンススクールの子ども約40人が出演した。 各部員が店のアピール、地元への思いを語るトークショーを行い、クイズに答えた来場者に抽選で各店舗のチケットのプレゼントなどもあった。 夕暮れを迎えたフィナーレで青年部が作詞作曲をした公式テーマソングが披露され、全員が輪になって声を合わせた。 企画の小杉雅樹部長(36)は「多業種が集まっていることが我々の強み。大勢の方が楽しんでくれてうれしい」と仲間と催しの成功を喜んだ。(K)


スケッチ日和(28)

「穫り入れ」  黒川 明

大船から徒歩で10分ほどにある玉縄の池。昨年はカモが何羽かいた。周囲の一角は公園になっていて母子がゆっくりと過ごしていた。 今年のカモは一羽だけ見える。確信はないがヒドリガモのメスのように思える。ふっくらした頬につぶらな瞳。少しおびえているように見えるのは仲間がいないためか。 記録的に暑かった夏、それを引きずった秋。それでも、さすがに朝晩は冷えてきた。仲間が到着するのも遠くはないだろう。
水彩 31×41cm



鎌倉年中行事

12月

▼御鎮座記念祭16日10時、鶴岡八幡宮。17時、御神楽奉納。
▼歳の市 18日10~20時頃、長谷寺参道。だるまや熊手の縁起物、しめ飾りなどの露店が並ぶ。16時半~拝観無料。
▼大祓・古神礼焼納祭
31日鶴岡八幡宮。
大祓 11・13・15時。
古神礼焼納祭 16時。
▼除夜祭 31日17時、鶴岡八幡宮。
▼除夜の鐘のつける寺
円覚寺内正続院、建長寺、大船観音寺、光明寺、浄光明寺、青蓮寺、瑞泉寺、東慶寺、長谷寺、本覚寺、杉本寺、満福寺、妙本寺、薬王寺、龍宝寺、浄智寺など。(詳細は各寺へ)


プロムナード

ラグビーW杯を通じて様々な国の文化を知る機会になったと感じていますが、鎌倉市が2020年のオリンピックでフランスのホストタウンになっていることをご存知でしょうか▼フランスセーリング連盟の選手等との交流を通じて、国際親善、国際理解の機会創出を図ることを目的に、鎌倉市は同連盟と事前キャンプに関する協定を締結しています▼「ホストタウン」とは、日本の自治体と、2020年東京大会に参加する国・地域の住民等が、スポーツ、文化、経済などを通じて交流し、地域の活性化等に活かしていくもので、大会前後で大会に参加した選手(オリンピアン・パラ リンピアン)との交流が行われたりするようです▼どのような交流が実施されるのか楽しみです。(N)


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