鎌倉朝日新聞 (12月1日号 2018年 第477号)

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鎌倉学園陸上部と保田進監督

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グラウンドでトレーニング

鎌学が駅伝県大会で優勝

12月の全国大会出場

第71回男子神奈川県高校駅伝競走大会が11月4日山北町の丹沢湖周回コースの7区42・195㌔で行われ、鎌倉学園が2時間9分49秒で初優勝した。12月23日に京都で行われる全国大会に出場する。 鎌学は過去70回の大会に出場し、準優勝は13回しているが、優勝は初めてで喜びもひとしお。 主将の3年河﨑元紀くんはけがで欠場していたが、「法政二高や藤沢翔陵が強かったが、1区の児玉(2年)の走りが良くて勢いに乗った」と話す。7区吉村颯斗くん(3年)は区間新を記録した。 同校の陸上部は1978年(昭和53)、箱根駅伝4位入賞の実績を持つ日本大学陸上部で経験を積んだ保田進教諭(63)が創部¬=4面「ひと」欄で紹介。部員2人でスタートし、初回の駅伝では60位ぐらいだったという。 現在の部員は13人。7区を走るには代走者が足りないのでOBが補欠の選手登録をしている。 練習は週5回。建長寺の裏山にある第2グラウンドの周りを走れるように整備し、外周約300㍍のコースを回り、1㌔を3分5秒ほどのペースで走るトレーニングと、朝練で起伏のあるところを走り、脚力の強化をはかっている。「練習時間が短い中で合理的に練習できるように、個人に合わせた練習をしている」と保田監督。練習前のコースの整備やライン引きなども監督が受け持つ。 県大会で1区を走った児玉真輝くんは高校男子国内ランキングで日本人では1位の記録を持ち、来年1月のNHK都道府県対抗駅伝に鎌学から児玉・力石・鈴木の3選手が出場する。 保田監督は「全国大会のコースは今回より起伏が緩やかで楽なようだ。入賞めざしてがんばりたい」と話している。 鎌学では日本大学陸上部などから贈られたお祝いの花が玄関を彩り、OBの松尾崇鎌倉市長や歌手の桑田佳祐、堺正章らのお祝いのメッセージが届いていた。


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英語版「北鎌倉名刹マップ」

地元商店らがまちの魅力発信

北鎌倉の観光を楽しむ英語版地図〝エンジョイ・キタカマクラマップ〟(北鎌倉名刹マップ)が完成し、無料で配布されている=写真。 北鎌倉駅周辺の飲食店や日用品・雑貨店、ギャラリーなど23店舗で構成している「北鎌倉の商観光を考える会」(世話人代表・藤川譲治さん)が作成したもので、建長寺、円覚寺など地域の8カ寺と会員23店舗の紹介と場所を示した地図が載っている。おみくじや絵馬、神社と寺の区別、参拝の仕方などの解説があり、拝観の手引きにもなる。 同会は1989年4月の発足以来30年に渡り年2回、北鎌倉の地図を日本語で発行してきた。ラグビーワールドカップ、東京五輪・パラリンピックを見据え、増加する外国人観光客に北鎌倉の魅力に触れてもらおうと今回初めて英語版3万部を発行し北鎌倉の駅や寺院、会員店舗、都内のホテルなどで配布している。 藤川さんは「あるじの顔の見える会員店に親しんでもらい、地域の振興、活性化に繋げたい」と期待を膨らませている。


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鎌倉みほとけ紀行(88)

逗子市・延命寺 愛染明王坐像

「づしでら延命寺」「逗子大師」として知られる延命寺は、奈良時代行基さまが奈良の大仏(東大寺)造立の折、当地に立ち寄り地蔵菩薩を安置し厨子を設けられ、以来多くの信仰をあつめ、いつしかこの地を「厨子」とよび、やがて「逗子」の地名の起源となったといわれています。 ところで行基さまといえば、布教のみならず民衆や豪族など階層を問わず困窮者のための布施屋(ふせや)という旅人の一時救護、宿泊施設を設立。また灌漑事業など成したことから文殊菩薩の化身であると人々から行基菩薩と呼ばれました。いつの時代もヒーローは庶民の味方なのですね。 さて、そんな由緒ある延命寺さまですが、今回の御仏は愛染(あいぜん)明王(みょうおう)坐像。真紅のお姿で一面三目六臂、猛々しく睨みをきかせ、人間の断ち難い愛欲、欲望や狂った愛情を断ち切るのです。その険しい表情はあたかも親が子を育て、時にわが子を本気になって叱るようです。子の安全を願う本気の姿、必死の形相がまさに愛染明王の憤怒の形相なのでしょう。 そんな「愛で染める」愛染明王は古来、サンスクリット語で「ラーガ・ラージャ」といい、意味は「愛欲の王」だというのです。人間の最も断ち難い煩悩、それを打ち消そうと修行に入るのですが、なかなかどうして煩悩を滅することは難く、人は苦しみを受け入れてゆかねばなりません。 「煩悩(ぼんのう)即(そく)菩提(ぼだい)」。煩悩は自身で向き合ってゆけ、徹底的に向き合ってゆけ。そんな愛染明王の怒号が聴こえてくるようです。
寄木造、玉眼、彩色。像高34・1㎝、江戸時代。


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九品寺六地蔵

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六地蔵の前で手をかざす人たち

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光明寺本堂

かまくらの不思議を歩こう⑳

荒ぶる地のパワー  大貫昭彦


*九品寺の歴史 10月の大根会は、本紙面を借りて開催日をお知らせしたこともあって30人を超す盛況でした。皆さんの反応も活発で終始賑やかでした。九品寺の門前に立った時から、驚きの声がたくさん上がりました。何人もの武士の姿が見えるという人、門を入って数歩の所で体が揺れる、引っぱられるなどという人が続出しました。 九品寺は、鎌倉倒幕に活躍した新田義貞の本陣跡にあります。本堂の裏は標高10mの市内が一望できる高台で、貝塚が最初に発見された砂丘でもあります。九品寺のパワースポットは、古代、中世の歴史と深く関係している気がしました。
*パワーの根源 門を入った所には、板状の石に彫られた六地蔵があります。石材は、古代の石棺の蓋といわれます。パワーは、この前の敷石から出ているようですが、左の方が強いそうです。感じないという人もいますが、右に引かれる、空気全体が揺れる感じなどと、複数の人が反応しました。また本堂の賽銭箱の前にもパワースポットがあるようで、温かい、息苦しい、悲しくなったなどの感想が聞かれました。息苦しいという人には、大根師が手をかざして気分を回復させました。
*中島町の心象風景 次に光明寺に向かいました。車を避けて路地を行くと、空気が冷たいという人がいました。別の二人は、頭の左側が痛いと言い出しました。 この辺の古い地名は「中島町」。静かな入江に小島が一つ浮かび、水辺には補陀洛寺の本堂が影を映している。そんな風景が想像されます。 補陀洛寺は、南に浄土があるという信仰に支えられてきた寺です。昔、和歌山には南を目指して補陀洛渡海する風習があったそうです。一カ月分の燈明油と食料を積んで船出する死出の旅です。鎌倉でも、補陀洛を目指した人がいたかも知れません。風の冷たさや頭痛は、悲しい歴史と繋がっているのではないかと思いました。
*光明寺は安らぎスポット 光明寺は、意外な所にパワースポットが潜んでいました。まず、入口の総門で風が止まった、頭痛が消えたなどの反応がありました。総門から3mほど行った参道の真ん中でも、気分が爽快になった、足が温かくなったと言って、みな先に進みません。パワーを感じない人は、本堂の前で本尊の阿弥陀如来に手を合わせています。 一行はようや山門に到着。しかし、この先も遅々たるものでした。山門を境に空気が変わり、潜ると無風になった。その5mほど先では、青紫の光が見えた。いや、気持ちの休まるスポットだ。感性の強い人たちの反応は喧々諤々の様相でした。
*鍛え抜いた地霊 光明寺のスポットは尽きません。本堂前に立つと、胸が暖かくなる。手前の繁栄稲荷社では、下から上へ昇るエネルギーを感じる。鳥居の左脇にある石も、触っても冷たいが、手をかざすとポカポカする。社殿横のイヌマキのパワーも強い。幹に触れると、手のひらから甲まで温まる。頭を着けるとクラクラする。本堂横の網引地蔵(延命地蔵)も力強く、近づくと前に引かれる。参加者の反応は、紹介しきれません。 海辺にある光明寺は度々津波に遭った寺です。イヌマキも元禄地震前の木です。ここの地霊は鍛えられているのでしょう。


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疾走する馬上から矢射る

逗子・材木座海岸で流鏑馬

好天無風の逗子海岸で11月18日、「逗子海岸流鏑馬」が行われた=松原省吾撮影。 鎌倉幕府の2代将軍源頼家が逗子市の海岸で流鏑馬に似た武技を競わせたという記録をもとに、地元商工会を中心にした実行委員会が1992年から秋の行事として開催し、今年で27回目。 小学校低学年の子ども武者行列が亀岡八幡宮から海岸まで行われて会場を和ませ、そのあと逗子開成学園和太鼓部が生気みなぎる演奏を披露した。 午後1時から武田流の「大日本弓馬会」の流鏑馬が開始され、射手10人が砂浜を疾走する馬上から的を射り、矢が当たるたびに観客から大きな歓声が上がった。 秋晴れの11月11日、明治150年記念の流鏑馬が鎌倉の材木座海岸で開かれた。 鎌倉市の安寧、海上安全、大漁豊魚、五穀豊穣、商売繁盛を祈念し、日本弓馬術協会武田流、鎌倉市立第一中学校同窓会清潮会などで構成された鎌倉流鏑馬実行委員会が開催した。 神事のあと、海岸に設置された約300㍍の流鏑馬馬場で騎射が始められた。鎧直垂を着て、腰に行縢(むかばき)、頭に綾藺(あやい)笠(かさ)を戴いた射手が、疾走する馬上から鏑矢をかまえて3カ所の的を射ぬき、命中すると太鼓が鳴り、観客の歓声が上がった。 近隣のいずみ幼稚園園児ら親子130人が招待を受け観戦。普段遊びにきている海岸で馬が走るのが見られると大喜びの園児たちは「馬が早すぎて的に当たらなかったね」などと楽しげだった。 最多的中の射手・内田めぐみさん(30)は「緊張したが声援を受けてがんばれた」と海岸での撮影会で観客たちとカメラに収まっていた。


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鎌倉・妙法寺を特別開帳に

歴史力活かして熊本修復支援

熊本地震の復興支援のため、鎌倉市大町の松場ヶ谷・妙法寺本殿の特別開帳が10月28日午前・午後2回行われ、約100人が訪れた=写真。 「熊本復旧支援鎌倉有志の会(世話人大貫昭彦さん)」が、同寺にある肥後熊本の藩主細川斉茲が寄進した総欅造りの本堂と、斉(なり)茲(しげ)が4歳で急逝した愛娘耇(こう)姫を追悼して制作させた天井画や障壁画などを公開して、熊本の復興に役立ててもらおうと企画した。 はじめに、鎌倉や被災地で映画上映などの活動をしているNPO法人「湘南遊映坐」(藤沢市)代表の岡博大さんと、熊本出身の立教大学2年生で、地元で支援活動をしている高山賢太郎さんが、それぞれ被災地の現状や活動の内容を紹介した。 そのあと、大貫さんから、四季折々の100種類の花が描かれている天井画・花卉折枝図や障壁画の説明があった。 今回の特別拝観料と募金箱に集まった金額は155,100円で、そこから経費を差し引いた103,469円が義捐金となり、遊映坐に3万円、熊本城災害復興支援金として熊本市役所に73469円が送金された。 大貫さんは「皆さんの協力で支援につなげることができてよかった」と感謝の意を伝えている。


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バスの乗客を高台へ

津波避難訓練

11月5日の鎌倉市沿岸部津波一斉避難訓練に合わせて、バス運行中に津波警報が発令されたことを想定した避難訓練が鎌倉駅から材木座地区経由小坪行きの路線で行われ、京浜急行バス社員、松尾崇鎌倉市長、地域住民ら約40人が参加した=写真。 営業所から無線で津波警報の発令と避難指示を受けた運転手は、光明寺バス停で停車し、寺の裏の海抜30㍍の高台へ乗員を誘導。車イスや高齢者など単独での避難が困難な人を誘導する訓練もあった。 運転手の山田祐己さん(28)は、「自分が落ち着いて誘導することで乗客も安心できると思って行動した。いざという時、あたふたしないようにしたい」と振り返った。 鎌倉市防災安全部長崎聡之次長は「行政と企業の連携でより実践的な訓練ができてありがたい」と様々な場面を想定した訓練の必要性を述べた。


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70チームが力走

鎌倉市民駅伝

「第40回鎌倉市民駅伝競争大会」が10月21日鎌倉の七里ガ浜小学校周回コースで開かれ、小学生から一般まで70チーム約360人が出場=写真。主催は鎌倉市陸上競技協会(金子彰理事長)。優勝チーム次のとおり。
【自治町内会】七里が浜ランナーズA(藤原一成・岩城興太・太田佑・中里海人・猪谷祐一・猪谷裕之)【一般男子】栄光学園高校(山崎忠之・裏野凌央・小菅優太・森内拓人・木幡光希・箕輪英介)【一般女子】大船高校(武見日菜子・津崎梨央・五島さくら・櫻井菜の香・荒川瑠夏)【中学男子】大船中A(伊沢夏樹・堀井章人・八木蒼葉・露木天馬・尾関潮音・齊藤幹太)【中学女子】手広中A(小山寿々奈・静美月・井上玲・青木宝未・伊藤杏莉)【小学生男子】鎌倉リトル陸上クラブA(成田湊・鳥澤慎斗・田島大介・吉岡春陽)【小学生女子】鎌倉リトル陸上クラブC(小島渚・国枝心・角田ののみ・本間凜)(敬称略)


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木版画 藤本宿

谷戸の風(64)

寒   空  山 内 静 夫

鎌倉の冬は暖かい。樹木が色づくのは十二月に入ってからだ。その私が生涯決して忘れない寒い冬の日がある―。 昭和三十八年十二月十二日、私は東京で目覚めた。前夜、私はいつものように飲み疲れて、神田明神下の料亭「新開花」で小津組スタッフの親しい仲間Aさん、Sさんと眠れぬ夜を明かし、早朝六時に起きた。 私たち三人にとって親以上の恩を戴いている小津安二郎先生の最後を看取る時であった。先生の入院している御茶ノ水の東京医科歯科大学付属病院までは歩いて十分たらずの距離だ。 早朝の東京の空は澄み渡り、冬の冷気を通して鮮やかなブルー一色であった。 数日前から病状は思わしくなかった。今日か明日か、誰もが無言だった。私たちは冷え切った病院の廊下に唯じっとしていた。十二時四十分その時は来た。ただ涙が流れ落ちるだけだった。 そこから後は、別の時間が流れた。 杉村春子さんが駆けつけてこられた。声をかけるのも憚かられた。親しい方の誰もが悲しみを心の中に抑えかねていた。 冬の日暮れは早い。暮れなんとする夕日の中を先生の御遺体をお乗せした車が鎌倉へ向った。東京の街はもう闇に包まれていた。私は先生に最後まで付き添って先生の車に乗せて頂いて帰った。 北鎌倉の自宅は、スタッフたち皆の手で明るく照らし出されていた。先生のお宅へ入る小さなトンネルの手前から先生はスタッフの人達に担がれて細い坂道を上って御自宅へ戻られた。東京からの悲しみと共に。 夜になれば鎌倉と言えどもきびしい寒気だ。庭先に焚火の火が二つ三つ、痛みと苦しみとの病院からお好きなご自宅に帰られた先生のこの一日は、私にとっても忘れえぬ、十二月の「一日」となった。


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豊松の大仙供養田植え=『大田植と田植歌』牛尾三千夫著(岩崎美術社刊)より

文学つれづれ(168)

翁と乙女(十) 赤羽根龍夫

以上述べたように田植えの晩には一種の性の解放が行われ、早乙女は田の神としての翁を迎える本来の姿から村の若い男と結ばれることを期待する村の娘となっていくのである。 それでもやはりその底流には田植えが神事として受け止められていたのであり、そこにウナリの問題がある。 「ウナリ=おなり」とは田植えの場に昼食を運んでくる女性であって、これが稲を植える早乙女よりも重要な役とされ、極めて美しく着飾って田植えの中心とみなされるのである。私見によれば田植えの場が若い男女の見合いや恋愛の場となり、早乙女が巫女としての資格を失っていく過程で、新たに巫女としての要素を保つものとしてクローズアップされたのだと思われる。
田植えにおけるおなりの問題は、もはやかれこれ論ずる必要ないまでになっている。こうした日の大がかりな農耕儀礼の中に、人間の想像をもってゆるす限りの美しい上臈を、夢まぼろしに描いたことは、この日の饗宴に来り望む田の神を接待する巫女としては当然のことである。
沖縄のオナリ神に顕著なように、おなりは本来は田植えに限らず祭りに参列する特定の女性の名であったが、田植えでは特に飯炊きをしたり、昼飯を田植えに運んでいくヒルマモチ(昼飯持ち)の役であることからも分かるように、田の神に奉仕する巫女とされたのであり、その為に特に「美装粉飾」したのである。
 ひるま持ち御座るや
 赤いかたびらでな
 ひらりしゃらりと
 赤いかたびらでな

各地におなり役にあたる女性はよその地から迎えてこなければならないという伝承があるのも、特におなりを神聖視したためであったと思われる。
 先ず今日のおんなりさ様はどちから御座る
 峠の先の米子の町の
 まん中程なるよい姫様をおなりと頼む、十二の単衣を上から下へひらりと見せて

先にあげた茨城県新治郡鹿島神社の「ひるまもち」の例や、徳丸の「やすめ」も元はおなりであったと考えられること、そしてそれらの田遊び(田植え神事)でやすめが翁と性の交わりをすることで分かるように、早乙女が村の若い男を期待する只の女になっていく過程で、やすめが祖先神としての翁に奉仕する巫女としてクローズアップされて来たというのが私の考えである。この翁とやすめは平安時代の文献のなかにもその姿をとどめているのである。 平安時代の漢学者・藤原明衡の『雲州消息』に次のような記事がある。 当時京の都で特ににぎわった稲荷祭りで人気を集めた猿楽芸人の芸の中に、一人のよぼよぼの翁が美人の女と仮に夫婦となり、艶言のやりとりをするうちに、ついに交接におよぶという物真似があり、見物人をよろこばせたというものである。
また散楽の態有り。仮に夫婦の体を成し、衰え翁は夫と為るを学び、顔よき女は婦となるを模す。始めに艶言を発し、後に交接に及ぶ。
じ平安時代中期の、藤原道長の栄華を描いた『栄花物語』に、道長が皇太后の藤原彰子を慰めようとして田植えを行わせたという記事がある。
さて御覧ずれば、若うきたなげなき女ども五六人ばかりに、裳袴という物いと白く着せて、白き笠ども着せて、歯ぐろめ黒らかに、赤う化粧ぜさせてたてたり。田主(たあるじ)という翁、いと怪しきは衣(きぬ)着せて、破れたる大傘ささせて、紐解きて、足駄(あしだ)履かせたり。また田楽といいて怪しき鼓腰に結いつけてあやしの男ども歌うたい、心地よげに誇りて行く。
(神奈川歯科大名誉教授)


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市民活動センター20周年記念誌

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設立20周年 百万円助成と記念誌発行

鎌倉市市民活動センター

市民の寄付により市民活動団体を助成する「NPO支援かまくらファンド」の2018年度の公開審査会が11月3日、たまなわ交流センター(鎌倉市台)で開かれ=写真下、審査の結果、8事業に総額104万3千円の助成が決まった。 同ファンドは、NPO法人鎌倉市市民活動センター運営会議が2001年に創設した。毎年5〜8団体に総額40万円の活動資金を助成している。今年は同運営会議の設立20周年を記念し、助成総額を100万円に増額し、募集したところ、23事業53団体の応募があり、書類審査で14事業が選ばれ、13事業が公開審査会に臨んだ。 助成金獲得事業は、得点順に「SDGs未来塾」鎌倉ユネスコ協会、「今泉台オレンジラインハロウィン2019」今泉台町内会ら10団体、「鎌倉の里山再生事業」北鎌倉まちづくり協議会ら5団体、「『鎌倉谷戸の記録』製本化事業」湘現会、「鎌倉『紡ぐもの』プロジェクト」らくしる鎌倉、「ハイキングコース案内板設置」鎌倉文化の森ら2団体、「第3回いるかとのふれあいin下田水中水族館」発達障害児者支援グループ、「市民提案による常盤山歴史公園 コンセプトブック策定」鎌倉常盤山の会ら2団体。事務局は「これまでの応募はほとんど単独だったが、今回は複数の団体が連携した事業が目立った」と話す。 同運営会議の20周年記念事業の一環で12月1日記念誌を発行し=写真上、希望者に配布する。A4版、48㌻、2500部作成。20年の歩みや、加入団体の紹介、寄稿文などを掲載。
問い合わせNPOセンター鎌倉 0467・60・4555


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商工業功労者を表彰

鎌倉商工会議所

鎌倉商工会議所は、商工業の功労者らの表彰を11月7日の会員大会で行った=写真。(敬称略)
▼産業功労=山村剛(正宗工芸美術製作所)和泉節子(和泉珠算塾)山内正惠(鎌倉薬膳アカデミー)山上由美(紅家美術店)酒井照和(酒井商店)中西大平(カープラザ湘南)城田仁(新倉硝子店)
▼商工業婦人貢献=渋谷則子(渋谷商店) 中島納(中島装錦堂) 石井美紀(鎌倉トゥデイ) 大島玲子(御成不動産) 森裕美(リンクコンサルティング)
▼商工業優良従業員¬=36 事業所81人
▼優良小売店舗・会頭賞=krone hus(澤口亮)、入船酒店(川向政彦)、MAR(原麻子)、café vivement dimanche(堀内隆志)、鎌倉しふぉん(青井聡子)



終の棲み家を考える56

窓について

窓のない家を造る事は法律的にもできません。人が生活する上で光や風を取り入れる事が大切だからです。だからと言って不用意に大きな窓をつけると夏は暑く冬は寒い家になってしまいます。バランスを考えて大きさを決める事が大切です。 材質も木製の物が温度に影響され難くお勧めですが、費用的には高くなります。アルミサッシは一般的で値段も安い物ですが、熱伝導率が高く外気温に物凄く影響します。冬の冷たい外気温をそのまま室内に取り込んでしまいますし、夏の暑さも同じように室内に入れます。そこで考えられたのがアルミ樹脂複合サッシです。枠の外側はアルミで作り、室内側は樹脂で作り外の温度を中に伝えなくしたものです。あとはガラスを考えなければなりません。 1枚のガラスだと厚みに関係なく断熱できません。2枚若しくは3枚で隙間を持った物にしなければ断熱ができないのです。隙間もなるべく大きく10㎜位とります。隙間の空気層の代わりにアルゴンガスを入れた物もあります。また隙間を0・1㎜位にして中を真空にした物もあります。 これからの家づくりは断熱を考え最低でも枠の材質をアルミ樹脂複合サッシにしてペアガラスのLOW-Eタイプをお勧めします。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/


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「ひと」
県高校駅伝で初V鎌倉学園監督

保田進(やすだすすむ)さん

陸上部監督就任から40年、わずか13人のメンバーを率いて神奈川県高校駅伝で悲願の優勝を果たした。鎌倉学園はこれまで通算13回の準優勝。あと一歩の悔しい思いをしてきただけに喜びもひとしお。12月23日京都での全国大会は「初出場なので胸を借りるという感じで頑張りたい」。 勝因は、1区10キロに、5000㍍で県高校新記録を樹立したばかりの2年生を起用したことだという。2位に50秒近い差をつけた。そこから波に乗った。アンカーの3年生も区間新記録を出す力走だった。監督の采配に応え「選手たちがうまく走ってくれた」と振り返る。 優勝の報に、涙をのんだ80人近いOBが祝いに駆け付け、胴あげしてくれた。「うれしかったなぁ」と声を詰まらせた。 日大陸上部で駅伝メンバーだった。全日本には出場したが、箱根駅伝は補欠だった。「悔しくて、教員になって駅伝選手を育てようと考えた」。 1973年、鎌倉学園の保健体育の先生に、そして陸上部の顧問に。陸上部OBで箱根駅伝出場者は20人を超えた。自分が顧問である間に30人輩出するのが夢という。 監督生活で苦労したのは、グラウンドがなかったこと。笛田公園にトラックを造ってみたり近隣住宅地を走ったり。自らも一緒になって運動場の崖を切り開くなどして、1周できるグラウンドになったのは就任15年目だった。 進学校なので、勉強との両立も頭が痛い。年5回テストがあり、テスト中と1週間前は練習ができない。でも「選手たちはがんばってくれた」。 40年で練習方法も変わった。昔は「赤ん坊に固形物を食べさせるかのように」量をこなしたと言う。今は1㌔走のタイムを速くし、走る回数を少なくしている。時代にあわせ、スピードを重視し選手の自主性を重んじるようになったという。 「一人一人の個性を考えてくれる。朝は誰よりも早く姿を見せライン引きなど率先してグラウンド整備をしてくれている」。部員の一人が監督についてこう話してくれた。 横浜市瀬谷で生まれ育った。朝練習があるので15年前に学校に近い戸塚に転居。二人の息子がいる。うち長男は英語の教師になり「陸上部をみている」とうれしそうに語る。書が趣味。63歳。
(文・写真 三浦準司)


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健康百科通信(114)

糖尿病はこわい病気?
  日本糖尿病学会専門医 高橋 正典

糖尿病と聞いて、「私には関係ない」と思う方がいるかもしれません。しかし、成人の4人に1人が糖尿病、あるいは予備軍といわれており、小児糖尿病の増加と合わせ、年々糖尿病患者は増える一方です。 では、糖尿病になると何が悪いのでしょうか。それは、糖尿病が様々な病気を引き起こすからです。神経や目、腎臓、心臓や脳、足の切断の他にも、手や骨の病気、歯周病、認知症、うつや癌など、糖尿病の合併症は広く全身に及びます。 また、2型糖尿病は前段階から10年程で発症するともいわれ、野菜不足や運動不足、あるいは肥満傾向の時は特に注意が必要です。 巷には健康情報が溢れていますが、これだけで糖尿病が良くなるといった魔法の薬は存在しませんし、医者が糖尿病を治すわけでもありません。地道な食事療法や運動が予防や治療の基本です。 何よりも糖尿病を予防しよう、あるいは治そうというご本人の意思が大切です。かかりつけの先生をパートナーに、糖尿病について今一度ご相談してみてください。

大船 睡眠・糖尿病内科 院長
〒247-0072 鎌倉市岡本2―1-10-201
0467・38・7555


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様々な鎌倉の姿生活の潤いに

いろどり豊か 2018年版カレンダー

四季の風景身近に

鎌倉

鎌倉市観光協会発行のカレンダー。同協会が主催する「鎌倉プロモーションフォトコンテスト2018」の入選作品を中心に構成されている。〝ココロときめく鎌倉〟をコンセプトに募集しました。鎌倉には自然の姿を求めるフアンが多いので、四季折々の花の見所を紹介することに」(小室裕司さん)。今年は1049点の応募があったが長谷寺のアジサイを取り上げた「蒼い雪崩」(5,6月、塩谷憲司)=写真上=や妙本寺の散り敷く花びらを取り上げた「夏のすがすがしい朝」(7,8月、藤野輝雄)などといずれも見る人の心に迫る作品。末尾にはその他の入賞作品21点が紹介されている。見開きB3判二つ折り、各月の行事予定、花暦付きで市内散策、写真撮影には便利。6900部印刷し、税込み1200円。協会事務所(鎌倉市御成町)のほか市内、近隣の書店で販売中。
同協会 0467・23・3050

鎌倉彩光

「今の鎌倉」の魅力を多くの人に…。自然の姿と歴史、寺社の魅力が渾然一体となった鎌倉の四季折々の美しさを追い求める〝古都グラファー〟原田寛さんの作品集。海蔵寺のシダレウメ(1,2月)に始まり、建長寺のボタン(3,4月)、円覚寺のアジサイ(5,6月)、妙本寺のノウゼンカズラ(7,8月)、東慶寺のキンモクセイ(9、10月)といずれも見事な花々、その美しさは迫力さえ感じさせる。「今年は花々にとって最良のお天気の年でした。建長寺のボタンは花付きがとても良かったですし、妙本寺のノウゼンカズラがこんなに立派に咲いたのは初めてです」(原田さん)。末尾の「鎌倉の花暦」は撮影に便利。B3判2つ折り。3千部制作し、鎌倉市内書店と有隣堂各店で販売。税込み1080円。
星月企画 0467・23・3694

万葉 野の花

1月は椿=写真、3、4月はつぼすみれ、5,6月はかおはな、と季節の花とそれにちなむ万葉集の歌が添えられている。野の花画家阿見みどりさんの作品で「万葉集にうたわれている花を描きました」。A4判の額絵カレンダー(壁掛けタイプ)は和紙を使用し英訳付き、税込み864円。ミニカレンダー(壁掛けタイプ)も和紙を使用し税込み540円。卓上カレンダーは英訳付きで税込み1620円。各2000部制作し、KKRわかみやと銀の鈴社で販売中。
銀の鈴社 0467・61・1930

鎌倉ならでは・・・

鎌倉彫

鎌倉の伝統工芸品、鎌倉彫の歴史的名品が紹介されている。「六方形二匹獅子彫り菓子器」(1,2月、明治時代)=写真左、「菊花文硯箱」(3,4月、大正時代)、「菊蝶文方盆」(5,6月、江戸時代)、と「知名度を高めるとともに技術資料としての活用を図るべき作品」で“古典優品”と対面し味わいを深めることに。タテ68・5センチ、ヨコ33センチ。5000部制作し、由比ガ浜の鎌倉彫工芸館と小町2丁目の鎌倉彫会館で販売中。税込み1440円。
伝統鎌倉彫事業協同組合 0467・23・0154

湘南モノレール

今年2回目となる「2019カレンダーフォトコンテスト」の鉄道部門入賞作品で表裏表紙と12カ月を飾っているが、表紙「春色の共演」(渡辺剛)=写真、3月「光の中へ」(西澤優治)、8月「夏のトンネルから飛び出す!!」(花形均)は最優秀作。沿線風景部門で入賞した11作品はカレンダー末尾で紹介されている。「季節感を盛り込んだ風景で車両が魅力的に表現されているかをポイントに選びました」(広報課)。21㌢×21㌢の見開き。税込み600円。大船駅で販売中。
湘南モノレール 0467・45・3181

江ノ電

藤沢市出身の画家・湯浅誠さんの描く江ノ電沿線風景7点で構成。表紙は江ノ島駅に停車する江ノ電と富士山。1,2月は雪の降り積もる日坂を通過する江ノ電。3,4月は桜咲く柳小路附近を通過する江ノ電=写真下。思わぬ風景に出会う月も。タテ59㌢ヨコ45㌢、11000部制作し江ノ電主要駅窓口や駅売店で販売。税込み1300円。 「江ノ電乗車券(引換券)付きフォトカレンダー2019」は、今夏開催した「江ノ電沿線フォトコンテスト」の入選13作品を月ごとのカレンダーに。税込み1000円。
江ノ電エリアサービス 0466・23・2351

自然豊かに

北鎌倉・台峯の四季

「シジュウカラ」(1月)、「老人の畑にて」(2月)、「アケビの花」(3月)、「山笑う」(4月)、「ウグイス」(5月)=写真右=と台峯の豊かな四季の姿とそこに生きる動植物のリアルなショット。いずれも日本野鳥の会会員池秀夫さんの作品。発行はNPO法人「北鎌倉の景観を後世に伝える基金」。同会の月毎の「山の手入れ」「山歩き」予定も表示。A4判、税込み1000円。島森書店、たらば書房、大里書店、あらいやで販売中。
望月さん 0467・45・7420

公益財団法人「鎌倉能舞台」が発行するカレンダー。表紙の「天鼓」にはじまり「淡路」(1月)、「胡蝶」(2月)、「屋島」(3月)、「夕顔」(4月)=写真下、「木曽起請文」(5月)と、能の古典13作品の名場面が紹介されている。見開きA3判、税込み1200円。
申し込みは同舞台(鎌倉市長谷3ー5ー13) 0467・22・5557

天下禅林

北鎌倉の建長寺で作られているカレンダー。臨済宗建長寺派管長建長寺第二百四十世栢樹庵吉田正道老師の揮毫の書と墨絵で構成されていて、現代語訳が「寒梅的々西来の意」(1、2月)、「語尽くす山雲海月の情」(3,4月)、「一物を説似せば即ち中らず」(5、6月)=写真右=などと添えられていて理解の助けに。作品は台紙から取り外せるので、墨書作品として飾ることもできる。タテ72㌢ヨコ31㌢、税込み1500円。総門左側の朱印所で販売。
建長寺 0467・22・0981

壽光

臨済宗円覚寺派管長横田南嶺老師の揮毫による同寺発行のカレンダー。「萬歳」(1月)=写真右下、「梅花 雪中に開く」(2月)など自身の言葉や法句経の教え(4月)、が月毎に横田老師の筆で。墨絵が添えられている月も。卓上タイプ。タテ10・5㌢ヨコ20・5㌢で税込み594円。境内売店で販売。
円覚寺 0467・22・0478

紡ぐアート

小町にある特定非営利活動法人「道」の発行。同法人が運営する就労継続支援B型事業所「道工房」の在籍者の作品集。アート活動を通して支援活動をしている同工房、カレンダーの表紙に「想いほっこり、鎌倉で」とうたっているように「使う人の温かい真心が誰かの心にほっこりと届くような作品を選びました。様々な方の心を癒してくれるのでは」(須田みどりさん)。十二枚の作品は、その意図を実証するかのようにどれも明るくソフトなタッチの仕上がり。特に「ハムスターのケツ鑑賞中」(3月)=写真左上=は温かいユーモアが。見開きA3判壁掛けタイプで税込み900円。
島森書店と松林堂書店、同事務所(0467・23・8772)で販売。

今日の道しるべ

一般社団法人「倫理研究所」発行の標語カレンダー。1日目「朝の過ごし方が一日を決める」、2日目「あらゆるところに学びがある」というように31日分の指針が日めくりになっていて、袖に解説文が付いている。壁掛けタイプでタテ38㌢ヨコ13㌢、税込み500円。
倫理研究所
03・3264・2446
03・3239・7430

*愛読者プレゼント

「鎌倉」を5人、「能」を10人、「江ノ電」を2人に。往復ハガキに希望カレンダー名と住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、1面題字下の住所の鎌倉朝日へ。12月8日消印有効。多数抽選。


鎌倉朝日新聞社

てらこやホームカミングデー=懐かしいメンバーもお子さんと一緒に帰ってきた

いざっ!!鎌倉てらこや(53)

放課後かまくらっ子~子どもたちの放課後に寄り添いながら~
鎌倉てらこや事務局 豊田 晋

鎌倉てらこやでは、深沢小学校で実施されている「放課後かまくらっ子」にて、月1回程度プログラムを実施している。 放課後かまくらっ子とは、施設内のフリースペース、小学校の校庭等を遊び場としての利用や、地域のボランティア等が実施するプログラムに参加ができる「放課後子ども教室」と、「学童保育施設」が一体となって運営されている、子どもたちが放課後を過ごす居場所のことである。 これまで鎌倉てらこやでは大学生のパワーやフレッシュさを活かした「てらこや運動会」を行ってきた。綱引きやリレー、ドッジボールといった競技を大学生ボランティアと子どもたちがチームに分かれて競い合う。参加する子どもは毎回70人ほど、1チームあたり15~20人になる。 運動会の良さとして、大人数を受け入れることができ、多くの子どもたちに体験を届けることができる。そして、全体で盛り上がりやすく、一体感が生まれる。 一方で、運動が苦手な子や、静かに過ごしたい子が参加しづらいことや、子どもの多さからどうしても一人ひとりの子どもの声を拾いづらいといった気づきもあった。そこで、運動会ではなく子どもたちが自由に遊ぶ中に大学生ボランティアが関わる「てらこやの大学生と遊ぼう!」というプログラムを実施した=写真。 普段関わらない上級生の女の子とのおしゃべりや、男の子とじっくり将棋を指したことなど、一人ひとりの子どもとじっくりと放課後を過ごした。子どもたちの中にはこうして大学生とゆっくりおしゃべりができるような緩やかに関われることを望んでいる子もいるのではないだろうか。 「放課後かまくらっ子」は12月から関谷小学校、来年度には新たに7校でスタートする。今後は運動会のような全体を巻き込むイベントと、子どもたち一人ひとりとじっくりと関われるようなイベントを織り交ぜながら、子どもたちの放課後に寄り添ったプログラムを展開していきたい。

鎌倉てらこや事務局
0467-84-9746(平日13~17時)
http://kamakura-terakoya.net/


鎌倉朝日新聞社

「3つの革命」を唱えるユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書

心のふる里を行く⑰

日本人は幸せになったのか 池田雅之

前回は、「日本人はどこから来たのか」というテーマで、日本人のルーツ探しをしてみた。最近の研究では、日本人のルーツは東アフリカのホモ・サピエンスであることが判明している。しかも現在、地球上に生存している約70億の人々の祖先もホモ・サピエンスといわれているから、人類は元々一つであった可能性が高い。 イスラエル人の歴史学者Y・N・ハラリの「サピエンス全史」(河出書房新社)によると、ホモ・サピエンスが生き残った理由は、「3つの生活革命」(認知・農業・科学)を経てきたからだという。この書は、断片的な人類史のピースを「3つの革命」でつなぎ合わせ た壮大な人類史の一大叙事詩といえる。 しかし、私のもっぱらの関心はこの人類史の「3つの革命」を経た後の私たちの人類の未来である。人類は21世紀に入ってはたして幸福になったのだろうか。日本人は今、幸せを本当に享受しているのだろうか。 そこで私たちは、画家ゴーギャンの有名な画題、「我々はどこから来て、我々は何者で、どこに行くのか」という3つの問いかけを想起する。日本人はどこから来たのか(過去)、私たち日本人とは何者なのか(現在)、そして、どこに向かって進んで行こうとしているのか(未来)。ゴーギャンの3つの問いに答えようとする試みは、これからの人類の、そして日本人のルーツと幸福の長い旅を予感させる。子どもの貧困問題や格差社会の病根は科学革命のもたらした資本主義、競争社会、合理主義などにあると考えていたが、今日の不平等社会の根は、実は1万2千万年前の農業革命に遡ることが分かった。 生物進化学者J・ダイアモンドの「第三のチンパンジー」(草思社文庫)を読むと、農業革命がもたらした功罪(富の分配の不平等と搾取、感染病の蔓延など)が詳しく語られており、今日の格差・不平等の元凶が浮かび上がってくる。 私たちは、人類史の気の遠くなるような過去に遡って、今日の世界規模で広がる「不幸」や「不平等」の元凶を突きとめることができた。日本人は国連などの統計を見ても、きわめて幸福度の低い国民とされているが、このへんで本当の幸せを求めて3つの革命を越え「幸福革命」の時代を構想する必要があるだろう。
(早稲田大学名誉教授・鎌倉てらこや顧問)


鎌倉朝日新聞社

11月のモーニングセミナー

鎌倉市倫理法人会 通信

「いざ、鎌倉!」52 歴史と伝統のある鎌倉を梁山泊に!
 経営者の成功経験を聴く

希望に燃えて起業した企業があえなく立ち行かなくなる例は枚挙に暇がありません。老舗の企業でも事業に失敗し、大きな損失を出して消えて行くという例も多く、その損失は社会全体の損失でもあります。 社員より組織の存立を重視し、上意下達を徹底させ、年功を重視してきた企業の破綻が多いのも不思議です。最近では、組織内のパワハラが組織を壊滅に追い込む例も増えています。 一方、社員の提案を積極的に採用し、社員一人一人に期待し、愛情を持って接してきた組織が、繁栄していく姿は数多くあります。年功を重視し、安定した経営を旨とする企業も、個人の尊厳を重視しなければ、長続きはしません。 組織を永続的に繁栄させるには失敗をものともせず、捲土重来を期して再挑戦するエネルギーも必要でしょう。その根幹には自然科学や税務・法務関係の本質理解が必要なことは勿論、他人の喜びを我が喜びとする人間理解も重要です。 新たな事業を立ち上げる際、入念な事業計画、特に技術課題の解決法、収益の確保方法などを熟知することが重要ですが、それを重視するあまり、詳細な検討資料を社員に要求するとともに、多くの管理職の印鑑を必要とする資料を社員に要求すれば、現場は疲弊し組織全体のエネルギーを消耗、やがてその事業は競争力をなくし、破滅へと向かうでしょう。経営者は直感力を常時鍛え上げておき、即断即決する力量を備えるべきでしょう。 当倫理法人会には、実際に組織を活性化させ、事業を繁栄に導いてきた多くの経営者が会員として名を連ねています。入会して彼らの講話を聴いてみませんか? (文責・平松健男)
鎌倉市倫理法人会事務局
045・315・2433
045・315・2434


鎌倉朝日新聞社

だんかづら

一緒に育った兄弟で大親友、ぼたん(左)とげん(8歳)。大好物のササミを仲良く食べ、寝息とイビキをハモらせくっついて寝ます。家族が見習いたい位仲良しです
西御門 長井さん方



画廊・ギャラリー

●ギャラリー一翠堂  22-3769
~12月4日やまとかわの作品展―山岳写真と革細工のコラボ、5~9日山崎善明 陶展、11~16日光と影・親子展(下段記事詳細)



始めましょう

●金継教室 生徒募集
平成31年1~4月開催 場所 極楽寺公会堂 詳細は大石 23・9881
●安心確かな結婚しませんか ブライダルようこそ
0466・23・3588
●やさしいジャズピアノ
1回4千円。葉山町・大野 090・4619・0415 ●英・仏会話初歩から芸術館徒歩3分。Pあり。元CA
0467・43・4788



お知らせ

●東北応援つばき油プロジェクト東日本大震災被災地・陸前高田の障害者就労継続支援事業所「せせらぎ」でつばき油をつくるためのつばきの実を募集。
さかい内科・胃腸科クリニック 23・0015
●漁協の朝市12月2日10時、鎌倉パークホテル駐車場。
鎌倉漁協 22・34036日10時、腰越漁港。
腰越漁協 32・4743
●日赤チャリティバザー12月4日9時45分~14時、鎌倉生涯学習センター。
市赤十字奉仕団 32・4182
●鎌倉風致保存会の催し
▽みどりのボランティア12月8日、朝夷奈切通。15日、十二所果樹園。各9時半。▽お話サロン―ナノの世界を覗く22日14時、鎌倉生涯学習センター。百円。
各要申込。 23・6621
●大町商店会ありがとうセールスピード三角くじ12月10~24日鎌倉の大町商店会各店舗。商品券1万円~50円まで3010本。
●ふらっとカフェ鎌倉
食を通じて多世代交流。
12月12日鎌倉静養館。19日ソンべカフェ。各16時。大人4百円、子ども2百円。申込不要。
渡邉方 090・5199・1654
●講座「今につながる材木座をめぐる」―材木座郷土史から12月12日13時半、名越やすらぎセンター。市内在住60歳以上。無料。
25・1188
●北鎌倉・台峯の緑をともに▽山の手入れ12月15日10時、山ノ内配水池横。
▽山歩き16日9時、山ノ内公会堂。
北鎌倉の景観を後世に伝える基金・望月方 45・7420
●お正月のしめ飾り 12月20日10時、笛田リサイクルセンター。9百円。要申込。
鎌倉リサイクル推進会議 32・9094


鎌倉朝日新聞社
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大野健一さん

み る

▼神奈川県立近代美術館葉山
12月8日~3月24日。
▽堀内正和展 おもしろ楽しい心と形身体の一部や身の回りにある形をヒントにした具象や抽象彫刻約40点で作家の思考を紐解く。千2百円。
堀内正和《Cube et Tubes》1966年 石膏 同館蔵
▽コレクション展 モダンなフォルム大正時代のモボモガを描いた村山知義らの絵画など各時代の作家たちが試みた「新しさのかたち」を展覧。250円。
046・875・2800
和達知男《眼鏡をかけた自画像》1923年 油彩、カンヴァス 同館蔵
▼水野年方没後百十年 清方、受け継がれる美の系譜―師から弟子へ
12月1日~1月14日鏑木清方記念美術館。水野年方関連作品や年方の寄書などで、年方から清方、弟子への美の系譜を辿る。2百円。
▽新春福引き1月4日~14日。
ミュージアムグッズ。 23・6405
▼広津和郎と絵画―近年の所蔵資料を中心に
12月8日~1月20日神奈川近代文学館。「松川裁判」などの作家・広津和郎が愛蔵していた安井曾太郎らの絵画、画家との交流書簡、自身の絵画など約30点。250円。
▽かなぶん連句会 小脇に新書の巻16日13時半。選者は歌人・小島ゆかりさん、作家・辻原登さん、俳人・長谷川櫂さん。無料。要申込。
045・622・6666
▼川喜多映画記念館
▽企画展「ミステリー映画大全集 横溝正史VS松本清張」12月16日まで。3百円。
▽関連上映1・2日「砂の器」、2日「飢餓海峡」、千円。12・14・15日「張込み」、12・15日「黒い画集 あるサラリーマンの証言」、13・16日「悪い奴ほどよく眠る」、13・14・16日「白い巨塔」、5百円。
▽映画談話室「中高生から見た日本のミステリー映画の魅力」1日16時。鎌倉学園映画研究同好会部員の発表。無料。  ▽こども映画館ディズニーのクリスマスキャロル12月26日10時半。ディズニーのアニメーションを鑑賞しカードを作る。6歳以下と保護者。2百円。要申込。
23・2500
▼元気に感謝展
12月22日~1月25日湘南鎌倉総合病院2階ギャラリー。故蓼沼誠一、大野健一と仲間たちのパステル、水彩、銅版画など約40点。無料。
大野方 24・0327
▼朗読劇「線量計が鳴る」
12月16日19時、鎌倉生涯学習センター。中村敦夫脚本・主演。元原発技師の独白。2千5百円、前売2千円。
実行委 080・5035・7168
▼絵で伝えよう!わたしの町のたからもの絵画展
12月22~24日、鎌倉生涯学習センター。鎌倉市内小中学生の公募作約180点展示。
鎌倉ユネスコ協会 31・9000
▼鎌倉演劇連盟合同公演
12月22日15・18時、鎌倉生涯学習センター。「あなたの夢叶えますByマジカルアソシエーション」。千5百円、前売千円。
志貴方 090・3336・5154
▼映画
▽「素晴らしき哉、人生!」12月17・24日14時、本郷台のあーすぷらざ。フランク・キュプラ監督の命の尊さ、家族の大切さなどを問いかけるヒューマンドラマ。無料。
045・896・2121
▽鎌倉シネサロン鎌倉発!映画をつくる×みせる12月8日10時半・14時、川喜多映画記念館。大嶋英幹監督「BAKEMONO」「ヒノイリの風」。監督らのトークも。5百円。
23・2500



美術館・文学館めぐり

県立近代美術館 葉山
046・875・2800
堀内正和展―おもしろ楽しい心と形 具象や抽象の彫刻約40点で作家の思考を紐解く 12/8~3/24
1200円
県立近代美術館 葉山
046・875・2800
コレクション展 モダンなフォルム 萬鐵五郎らの油彩、板倉準三が手掛けた家具など 12/8~3/24
250円
鎌倉国宝館
22・0753
鎌倉国宝館1937-1945 貴重な収蔵品を守った戦時下の活動軌跡を辿る ~12/2
600円
鎌倉文学館
23・3911
鎌倉時代を読む―古典から現代作品まで 古典や太宰治などの近現代作品で鎌倉時代を辿る ~12 /9
400円
鏑木清方記念美術館
23・6405
清方、紡がれる美の系譜―師から弟子へ 水野年方関連作品や弟子が清方に贈った寄書など 12/1~1/14
200円
鎌倉市川喜多映画記念館
23・2500
ミステリー映画大全集 横溝正史vs.松本清張 二作家の映画化作品を中心に資料を展示 ~12/16
300円
鎌倉歴史文化交流館
73・8501
出土漆器の美 出土品で中世人の嗜好性を ~12/15
300円
鎌倉歴史文化交流館
73・8501
古写真展 激動の鎌倉 幕末明治の鎌倉を古写真で ~12/15
300円
県立金沢文庫
045・701・9069
顕われた神々―中世の霊場と唱導 唱導資料から神々の姿を美術作品とともに紹介 ~1/14
700円
山口蓬春記念館
046・875・6094
洋画から日本画へ―二刀流・山口蓬春 新日本画を極めた蓬春の軌跡を辿る 12/1~2/3
600 円
藤澤浮世絵館
0466・33・0111
3D浮世絵歌舞伎組上燈籠の世界 松竹大谷図書館所蔵「組上燈籠」など ~12/9
無料
藤沢市アートスペース
0466・30・1816
Fujisawa Art Re;public 市内に点在するパブリックアートの調査、映像作品など 12/15~1/11
無料
横須賀美術館
046・845・1211
矢﨑千代二展 絵の旅 横須賀出身画家の風景を描いたパステル画など ~12/24
800円
茅ヶ崎市美術館
0467・88・1177
版の美Ⅲ「現代版画の可能性」 馬渕聖の作品など同館所蔵の木版画を中心に約200点 12/9~2/3
200円
神奈川近代文学館
045・622・6666
広津和郎と絵画 作家・広津の書簡、収集した絵画など約30点 12/8~1/20
250円
大佛次郎記念館
045・622・5002
『天皇の世紀』1555回の軌跡 同書執筆時の取材旅行メモや随筆、病床日記など ~3/10
200円
横浜美術館
045・221・0300
駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙 版画、詩画集など約210点と関連作家作品約80点 ~12/16
1500円
神奈川県立歴史博物館
045・201・0926
鎌倉ゆかりの芸能と儀礼 中世から伝わる芸能と儀礼を古面や資料で紹介 ~12/9
900円
そごう美術館
045・465・5515
バレエ―究極の美を求めて 薄井憲二コレクションからポスターなど約300点 ~12/25
1000円



き く

▼鎌倉祇園祭2018冬―音楽コンサート
12月2日19時半、鎌倉生涯学習センター。ロックバンドの演奏、辻堂仲町町内会・横町山車囃子保存会らのお囃子など。無料。
実行委 080・4682・4241
▼第20回藤沢市親子ふれあいコンサート
12月9日14時、藤沢市民会館。「ぞうさん」ほか動物の歌、和太鼓・三味線・尺八トリオの演奏、みんなで合唱など。無料。
藤沢市みらい創造財団 0466・25・5215
▼鎌倉風致保存会コンサート「音楽で辿る実りの歳時記」
12月16日14時、鎌倉生涯学習センター。鈴木菜穂子さんのピアノ、村田望さんの歌などで「早春賦」「月の光」ほか。2千5百円。
23・6621
▼クリスマスコンサート
▽玉縄子育て支援センター12月11日10時半。かまくら五人姉妹のキーボード、弦楽器、ハンドベルなど。無料。
45・5077
▽深沢子育て支援センター17日10時20分。音楽と絵本。無料。
48・0550
▽今泉さわやかセンター22日13時半。大船高校合唱部。3日から申込。無料。
45・4611
▼心に響け世界に響け歓喜の歌「第九」
12月23日15時、鎌倉芸術館。鈴木恵里奈指揮、鎌倉交響楽団と公募の合唱でドイツ語詩版歓喜の調べ。2千円。
同館 0120・1192・40
▼新春バレエ祝賀コンサート
1月10日18時半、藤沢市民会館。バレエと弦楽アンサンブルでチャイコフスキー「花のワルツ」ショパン「華麗ある大円舞曲」など。4千5百円。
0466・23・2415
▼平和のつどい―世相巷談と禁演落語
1月20日14時、鎌倉生涯学習センター。「平和の大切さを、いま」と題し反戦平和のため禁演落語を口演する落語家・立川談之助の噺。5百円。
市文化人権課 61・3870



まなぶ

▼講演会「大庭城の謎にせまる」
12月8日13時、藤沢市市民会館。大河ドラマ「真田丸」の時代考証を担当した黒田基樹さんが、太田道灌が築いたといわれる大庭城に残された謎に迫る。無料。申込はF0466・50・8432藤沢市郷土歴史課
0466・25・1111
▼第307回中村天風心身統一法鎌倉講習会
12月8日14時、鎌倉生涯学習センター。「神経反射の調節法・精神使用法」。千円。
天風会認定鎌倉の会 44・4461
▼子育て講演会「学び合い 手をつなぐ子育て」 12月9日13時、ピヨピヨ保育園(鎌倉市常盤666)。神戸大学・広木克之名誉教授の話。無料。要申込。
同園 84・8671
▼第12回論語講座〈第一期〉
1月6日~5月19日の毎第1・3日曜10時、鎌倉論語会館(全10回)。論語の教えを広める会・佐藤敏彦会長が日常生活に活用できる論語の講話、懇談をする。1回5百円。要申込。
小出方 090・7015・1822
▼多様な個性を受けとめるために
12月15日13時半、鎌倉市役所。LGBTの大人も子どもも過ごしやすい街をつくる方法を考える。無料。要申込。
市文化人権課 61・3870
▼第33回藤沢市人権啓発講演会
12月15日13時半、藤沢市市民会館。中学生人権作文コンテスト入賞作品の朗読、女優サヘル・ローズさんの講演「出会いこそ、生きる力」。無料。14日までに申込。
藤沢市人権男女共同平和課 0466・25・1111
▼鎌倉のビーチコーミング―海岸での宝探し 12月16日13時45分、鎌倉市福祉センター。元海洋研究開発機構・山田海人さんが海岸漂着物の観察の魅力とゴミが引き起こす環境問題を話す。5百円。
湘現会 046・872・2213
▼食べて元気!食でつながる! 12月18日10時、鎌倉生涯学習センター。食アドバイザー・渡邉公子さんが地域活動の経験をもとに食生活の大切さを話す。無料。要申込。
市市民健康課 61・3977
▼人生の最終章 どう迎えたいですか
1月10日14時、逗子文化プラザ。ケアタウン小平クリニック・山崎章郎院長の話。無料。要申込。
県鎌倉保健福祉事務所 24・3900
▼知りたい!オリンピックの歴史―古代~現代
1月17日14時半、鎌倉生涯学習センター。東洋大学・谷釜尋徳教授がオリンピックの誕生と歴史を話す。無料。1月6日までに往復ハガキに催し名・住所・氏名・を記入し申込。
☎25・2030
▼認知症とともに笑顔で生きる 1月29日14時、鎌倉芸術館。認知症当事者の経験を通し認知症への理解を深める。無料。3日から申込。
市市民健康課 61・3977
▼教養センター 冬の講座
60歳以上の鎌倉市内在住者。2019年1~3月鎌倉市笛田の教養センター。
一般教養「鎌倉が生んだ大衆文学」「鎌倉の浄土宗」ほか。専門講座「はじめての煎茶道」ほか。健康づくり講座「ヨガ教室」ほか。無料(教材費など実費)。3~11日までに要申込。
32・1221



外反母趾と体の痛み

●更年期障害
閉経期を中心とした前後の数年間を更年期といい、更年期におこるホルモン、自律神経のアンバランスなどの障害をいいます。①卵巣の機能の衰退による月経の乱れ②自律神経に関連した症状③身体症状として血管運動神経障害は代謝機能にも影響があり、汗が多量に出る。皮膚のカサカサ、関節が腫れ痛む。頭痛、肥ったり、やせたり、消化器障害、排尿障害など種々不定愁訴が特徴です。 ④精神障害・神経障害としてめまい、立ち眩み、疲れやすい、記憶力減退、イライラ、不眠症、興奮、憂鬱になります。
マザーハンド整体矯正院
要予約 月曜定休 10~19時
鎌倉市扇ガ谷1―13―51 0467・23・8166


鎌倉朝日新聞社

南瓜

季節の心(29)

陽はまた昇る…  佐伯 仁

●秋は哀しく物想う…
気忙しい年の瀬…歳時記には冬至(今年は12月22日)がある。 冬至はこの日を境に昼の時間が延びる日を云う。いわば衰えた太陽のエネルギーが再び甦る。 まさに陽はまた昇る。これぞ一陽来福…。 陰から陽への轉換(てんかん)は太陽の神(アマテラス)の岩戸隠(いわとがく)れにも見られる。 闇からの解放を祝う風習は多くの民族に見られクリスマスも冬至に由来するとか…。 また、わが国では冬至には、柚子湯に入る習慣がある。柚子は太陽をイメージさせる貴重な果実。 強い芳香で寒さに向かう身体をリフレッシュさせ、その香りの霊力で厄を祓おうとする知恵が息づいている。 さらに冬至にカボチャを食べる風習は全国的でこの日に食べると、中風にならない、という俗信もある。地方によっては風邪をひかない、長生きする、災難を逃れるなど様々…。 一方、カボチャは関西では南瓜(なんきん)と呼ぶ。そのため「ン」の付く食材=大根・コンニャク・蓮根も同等の効果があるとか…。 「冬至 冬なか冬はじめ」とあるように春を待ちつつ過ぎた日を振り返り、迎える新年への想いは…。
 ゆく年や同じことして
 水車(みずぐるま) 希因


鎌倉朝日新聞社

イザヨイさん「シャドウグラフ」

鎌倉朝日新聞社

綾波アテナさん「紫陽花・辛抱強い愛情」

円覚寺で創作する仏女性が描く

光と影 親子展

2年前に鎌倉に移住したフランス人・イザヨイさんと綾波アテナさん親子の、花・人物・文様などを描いたペン・水彩画と写真作品約30点を紹介する展示が12月11~26日ギャラリー一翆堂(鎌倉市小町☎22・3769)で開かれる。 北鎌倉の円覚寺で創作活動を行い日常的に寺の掃除や坐禅などをする二人が、心の陽と陰を〝光と影〟で表現。イザヨイさんは「光と影は同じ世界で共存し一心同体のもの。誰でも光を持っている」、アテナさんは「陰があるからこそ光の美しさが分かる。光と影の境界線を柔らかにし、ふたつの〝解け合い〟を表した」と語る。



「鎌倉」フォトコンテスト

市観光協会が募集

「あっぱれ鎌倉」をテーマに、歴史ある鎌倉の美しさ、現代の活気あふれる写真を募集。
◆応募 「鎌倉」プロモーションフォトコンテスト2019特設応募ページ◆サイズ JPEGファイル1.5MB以内◆締切 1月31日17時必着 ◆出品料 無料◆発表 3月下旬頃入賞者にメール通知。入賞作は同協会ホームページで発表◆賞 最優秀賞1点(キャノンEOS M100)、優秀賞4点、特別賞1点、入選20点など。
鎌倉市観光協会 23・3050



さんか

▼人権啓発・教育講演会中学生人権作文コンテスト逗葉地区表彰式
12月7日17時、逗子文化プラザ。コンテスト入賞者の表彰と作文朗読、映画「人生、ここにあり!」上映。無料。要申込。
逗子市社会教育課 046・873・1111
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。▽フリーマーケット12月7日9~15時。雑貨・衣類・手造り品など約20店。
▽骨董市8日8~15時。出店者募集。
片岡方 090・5442・3778
▼鎌倉歩け歩け協会
▽赤と黄色の獅子舞谷12月1日8時50分、鎌倉駅西口横浜銀行駐車場。5百円。
▽5㌔はつらつウォーク4日宅間ヶ谷に紅葉を求めて。9時50分、鎌倉駅西口時計台広場。▽10㌔ふれあいウォーク11日常盤山と台峯の紅葉。9時50分、鎌倉駅西口時計台広場。各2百円。
090・2633・3715
▼鎌倉史跡めぐり
▽尼将軍ゆかりの長福寺、護良親王を祀る王子神社参拝12月10・18日9時、戸塚駅橋上改札口。成正寺、斎藤家墓所など。
▽錦秋の獅子舞から明王院を訪ねる11・14日9時半、鎌倉生涯学習センター。鎌倉宮、永福寺など。
▽新春恒例鎌倉七福神めぐり1月7・9・11・15日9時、北鎌倉駅西口交番横。浄智寺、宝戒寺など。
各5百円(交通費・拝観料別)。申込は1週間前までにハガキかFで。
鎌倉ガイド協会 24・6548F24・6523
▼鎌倉てらこや
▽てらハウス12月8・15・22日10時、大船の千里ビル。午前学び、午後遊び。千円。▽郷土探検8日10時、鎌倉駅西口時計台広場前。大貫昭彦さんと山めぐり。千円。
▽土と遊ぼう9日14時、鎌倉市山崎の陶芸家・河村喜史さんと陶芸。2千円。▽みんなで朗読23日13時、伝宗庵。元フリーアナウンサー・中里貴子さんと朗読。千円。小中学生と保護者。
84・9746
▼みんなと楽しむクリスマス
▽クリスマススポーツランド12月9日10時、逗子アリーナ。ダンス、ツリー作り、サンタからのプレゼントなど。未就学児と保護者。大人3百円、子ども7百円。2日から申込。
逗子アリーナ 046・870・8011▽みんなでクリスマス9日13時、逗子アリーナ。体を動かしダンスを楽しむ。障害のある人も参加可能。3百円。2日から申込。
逗子市社会福祉協議会 046・873・8011
▼第243回歌のサロン 12月14日14時、鎌倉生涯学習センター。参加型合唱とミニ演奏会。千円。
古川方☎22・2131
▼湘南モノレール×絵本「ロケット王子」親子イベント
12月15日11時、湘南モノレール大船駅改札前。車内で物語読み聞かせと歌のワークショップ。湘南江の島駅で降車後、紙芝居とアコーディオンライブ。子ども9百円、大人千2百円。Astrax_studio@iss-japan.comに申込。
ASTRAX STUDIO 080・4146・3322
▼ふかさわ冬まつり
12月23日10~20時、深沢行政センターとその周辺。野外大合唱、餅つき、模擬店など。イルミネーションも。
実行委 090・8114・9743
▼大船フラワーセンターの催し
▽ライトアップコンサート12月22日18時。無料。▽ブァイオリンアンサンブル「ムーサ」24日11時・13時半。無料。
入園料4百円。 46・2188
▼HAPPYえのすいNewYear2019 12月26日~1月14日。▽テーマ水槽「お正月」来年の干支・猪にちなんだ生き物など展示。▽有人潜水調査船「しんかい2000」公開整備29日14~15時半。▽カワウソのごはん1月1~6日・12~14日12時半。給餌を解説。
新江の島水族館 0466・29・9947
▼第49回鎌倉市民ロードレース大会
1月6日8時半、玉縄中学校、植木小学校。小学4年~50歳以上の各部門で競う。市内在住・在勤・在学者。6百円、小学生2百円。中学生以外は当日申込。
鎌倉市陸上競技協会 43・2410
▼逗子の魅力を探してウォーキング
1月19日9時半、延命寺集合。長柄桜山古墳群など。5百円。要申込。
逗子市観光協会 046・873・1111
▼葉山町民駅伝
1月27日8時半、一色小学校。小学生・家族の部と一般・中学生の部で競う。葉山町在住・在勤者と家族。1チーム一般5千円、その他3千5百円。12月5日までに申込。
葉山町陸上競技協会 046・875・4360



冬を彩るイルミネーション

寺、駅や海岸などで

▼鎌倉駅前東口広場
12月1日~1月末まで駅前の木に点灯。
鎌倉表駅商友会 22・4571
▼長谷寺紅葉ライトアップ
12月9日まで。拝観料300円。 22・6300
▼湘南モノレール
2月18日まで湘南江の島駅5Fルーフテラス。16時半~。
45・3342
▼江ノ電駅イルミネーション 2月17日まで。江ノ電鎌倉、長谷、鎌倉高校前、七里ガ浜の各駅。16時半~。
江ノ島電鉄 0466・24・2713
▼湘南の宝石(江ノ島内各所)
2月17日まで。サムエル・コッキン
グ苑入場料200円・展望台料300円。
江ノ電観光企画部 0466・24・2715
▼よこすかカウントダウン
12月31日ヴェルニー公園いこいの広場。
スカナビi 046・822・8301
▼テラスモール湘南
12月25日まで辻堂駅北口。 0466・38・1000
▼横須賀くりはま花の国
12月25日まで。 046・833・8282
▼35thYOKOHAMA イルミネーション
Beautiful(ビューティフル) Moment(モーメント)
1月31日まで横浜駅西口。
横浜駅西口振興協議会 045・319・2428
▼Mystical(ミスティカル) Island(アイランド) 2018
2月28日まで八景島シーパラダイス。
12月22~24日花火。 045・788・8888



購入新図書のリスト抄

鎌倉市中央図書館(10月分)

鎌倉市中央図書館(25・2611)は10月に一般198冊、児童書85冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「人工知能はなぜ椅子に座れないのか―情報化社会における「知」と「生命」」松田雄馬著〈新潮選書〉▼「何を捨て何を残すかで人生は決まる」本田直之著 (青春出版社)〈青春新書〉▼「禅海一瀾講話」釈宗演著〈岩波文庫〉▼「どこにでも神様―知られざる出雲世界をあるく」野村進著(新潮社)▼「相続税を払う奴はバカ!―本当の金持ちは税金など払わない」大村大次郎著(ビジネス社) ▼「太平洋戦争日本語諜報戦―言語官の活躍と試練」武田珂代子著〈ちくま新書〉▼「医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本」中野ジェームズ修一著(日経BP社) ▼「外反母趾もラクになる!「足アーチ」のつくり方」桑原靖著(セブン&アイ出版)▼「脳が老いない世界一シンプルな方法」久賀谷亮著(ダイヤモンド社) ▼「原発からの命の守り方―いまそこにある危険とどう向き合うか」守田敏也著(海象社)▼「サザンオールスターズが40年も愛される48の秘密―We Love SAS」SASウォッチャー編集部編(辰巳出版)▼「うつ病九段―プロ棋士が将棋を失くした一年間」先崎学著(文藝春秋)▼「荻原博子のグレート老後―人生100年時代の節約術」荻原博子著(毎日新聞出版)▼「蘇える鬼平犯科帳―池波正太郎と七人の作家」池波正太郎 逢坂剛 上田秀人ほか共著〈文春文庫〉


鎌倉朝日新聞社

二人の未来を1本のレールにのせて!

湘南モノレールで初の結婚式

湘南モノレール初の「モノレールdeウエディング」が11月11日に行われた=写真。 県内唯一の懸垂式モノレールとして48年の歴史を持つ湘南モノレールは、湘南江の島駅に同日オープンした屋上ルーフテラスの完成に合わせ、地元の魅力を活かしたウエディングプランを提供している湘南プレミアムWedding社との共催で結婚式を挙げるカップルを募集した。 応募者の中から抽選で選ばれた藤沢市在住の阿久津(あくつ)誉(たか)幸(ゆき)さんと荻(おぎ)田(た)江里香さんがあでやかに登場した大船駅では出発式が行われ、祝福を受けた新郎新婦は二人の名前が入ったヘッドマークを掲げたウエディングトレインで親族らとメイン会場の湘南江の島駅へ移動。 相模湾や富士山を一望する新しい屋上ルーフテラスで友人ら約50人に出迎えられ、同社のイメージカラー七色の虹をテーマにしたカラフルな演出の挙式で永遠の愛を誓った。新郎新婦は「貴重な機会に選んでいただき光栄。新しい門出にふさわしい日になった」と喜び、同企画を新聞記事で見て娘に勧めたという新婦の父は「湘南モノレールの歴史の一コマに残る結婚式が挙げられて幸せ」と感謝を伝えた。 3年前社長に就任し、今年ICカードの導入や駅舎のバリアフリー化も果たした尾(お)渡(わたり)英生社長は「地元の方に結婚式を挙げてもらいとても幸せな気持ちになった。これからも地域とともに走り続けるモノレールでありたい」と晴ればれとした表情を見せていた。(K)


鎌倉朝日新聞社

親子イモ掘りで里山体験

逗子名越緑地

名越切通しとお猿畑の大切岸に囲まれた逗子市北西部に位置する名越緑地で11月3日「逗子名越緑地里山の会」(飯(い)河(ごう)正会長・会員81人)主催の「親子イモ掘り」が行われた=写真。 約80組から抽選で選ばれた30組の親子が参加。同会が半年がかりで育てた鳴門金時や紅あずまが千個以上収穫された。 過去3回にわたり大規模な開発計画が浮上するも市民の保護運動により守られてきた同緑地は、1992年に一部(約2400㎡)を市がナショナルトラスト緑地として取得、その後事業者から市に寄付された土地を合わせた約8万㎡に湧水、溜池、田畑、樹林、湿地など里山の要素が残されている。市の環境基本計画のもと市民との協働で2002年から保全活動が始まり、04年に市唯一の水田が復活した。 2005年発足した同会はそれまで活躍してきた複数のボランティア団体や個人会員を含めて里山活用事業を継続している。飯河会長は「顔の見えるつながりを大切に活動を続け、里山の原風景を残したい」と話す。 参加者は「逗子にこんな場所があるとは思わなかった」「みんなで収穫できて楽しい」と大満足。 逗子小5年の内田新(あらた)くん(11)は1年生の時から参加し「緑に囲まれた中に水田や畑があるこの場所が好き!これからも関わりたい」と元気いっぱい話していた。(K)


鎌倉朝日新聞社

養老孟司さんが講演会

県高齢協50周年記念

神奈川県高齢者福祉施設協議会設立50周年記念を記念して、南湘南地区福祉施設連絡会(鎌倉・逗子・葉山の高齢者福祉施設)主催の講演会が北鎌倉の建長寺で10月30日行われ、地域の福祉関係者ら約百人が参加した。 高齢協は1968年4月、福祉施設のお年寄りの福祉の増進と生きがい対策のために発足し、当初26施設だった会員が、現在約380施設になり、高齢者福祉・介護のサービス向上を目指す。 講演では、解剖学者の養老孟司さん(81)が「脳を鍛える」の題で、初めに子どもの頃から建長寺裏山の半僧坊でよく虫を取っていたことを振り返り、認知症になっても感情は壊れないので自尊心を傷つけないように接するのが大切なこと、赤ちゃんは動き回ることでいろいろな学習をしていくことなどを語った=写真。 南湘南地区福祉施設連絡会の井上政江代表は「このような機会を与えていただきうれしい。施設のことをもっと知ってもらえるよう努力したい」と抱負を述べた。


鎌倉朝日新聞社

初の移動図書館

2日に冬まつり   葉山

葉山公園に近い下山口の古民家に3年ほど前オープンした民営図書館「うみとやまのこどもとしょかん」が12月から移動図書館を開始する=写真。子どもたちがペイントしたワゴン車に絵本など約千冊を詰め込んだ。 同団体は、有志の任意団体としてスタートした図書館事業が軌道にのりはじめた昨年4月、さらなる活動の充実を求めて一般社団法人となった。週2日(火曜10~16時、木曜10~14時)開館し、近隣の子どもたちと母親らに本を囲む和やかな居場所を提供している。 当初は町内で複数の拠点づくりを目指していたが場所や人手不足の壁にぶつかり、「それならこちらから出向く移動図書館を始めよう!」と発想を転換。「子どもが『シーッ!』と言われない。でも本の大切さを教えてくれる図書館」のコンセプトで本を待つ子どもたちのもとへ出かけて行く。 12月2日10~14時、初回の冬まつりを御霊神社と長柄会館で開く。古本市、子どもたちが店員を務める「こども商店」、移動図書館の旗を作るワークショップ、お話し会(10時半~未就学児向け、11時半~小学生向け)、紙芝居、フリーマーケットや飲食ブースなど。 そのあと、7日10~12時と、18日14~16時に長柄会館に出向く予定。 植田由賀館長は「いずれは町外へも行けるようになれば」と期待をにじませた。問合せ「うみとやまのこどもとしょかん」umiyama.cl@gmail.com (K)


鎌倉朝日新聞社

写真供養感謝祭

思い出を感謝と共に

鎌倉市山ノ内の浄智寺で11月10日、写真供養感謝祭が行われた=松原省吾撮影。 朝比奈惠温住職の読経の中、御焚き上げの釜に供養者が写真を次々に入れ手を合わせていた。


鎌倉朝日新聞社

スケッチ日和⑰

「台峯を望む」  黒川 明

台峯をスケッチできる場所を探して円覚寺から洞門山へ向かった。 途中の白雲庵の付近で描くことにした。樹間から横須賀線を見下ろす高台で、正面に北鎌倉女子学園の校舎が見える。その背後が台峯の森だろうか。 今年は台風に痛めつけられた木々が目立つ。褐色に色あせた葉は散り落ちて、まるで冬のようだ。 なのに、秋の陽に裸の木々も輝いている。暖かく力強く。みんな、えらい!
水彩 31×41cm



鎌倉年中行事

12月

▼御鎮座記念祭16日10時、鶴岡八幡宮。17時、神楽奉納。
▼歳の市 18日10~20時頃、長谷寺参道。だるまや熊手の縁起物、しめ飾りなどの露店が並ぶ。16時半~拝観無料。
▼大祓・古神礼焼納祭
31日鶴岡八幡宮。
大祓11・13・15時。
古神礼焼納祭16時。
▼除夜祭 31日17時、鶴岡八幡宮。
▼除夜の鐘のつける寺
円覚寺内正続院、建長寺、大船観音寺、光明寺、浄光明寺、青蓮寺、瑞泉寺、東慶寺、長谷寺、本覚寺、杉本寺、満福寺、妙本寺、薬王寺、龍宝寺、浄智寺など。(詳細は各寺へ)


プロムナード

祖先の霊を祀るお盆、収穫祭、年神を迎える大晦日、悪霊を祓う節分▼古来からの風習に加えて、近年ではハロウィンが目立つようになりました▼渋谷などでは欧米社会のハロウィンとは少し異なる盛り上がりをみせているようで、大人たちが仮装をして深夜に徘徊するために、規制や注意喚起が促されるほどの熱量があるようです▼今月はクリスマスも控えているなど、様々な宗派が共存できるのは素晴らしいです▼そこに日本古来の行事や風習を改めて見直し、丁寧に継承することを鎌倉から再発信をしていくことが実現できたら、さらに素敵なことだと感じると同時に、鎌倉にはそれを実現できる要素が揃っていると思うのです。(N)


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