みんたべ食堂18カ所から情報発信
「みんたべ」はみんなで食べるの略。鎌倉市内には「地域食堂」や「子ども食堂」と呼ばれる、食を介した居場所が約20カ所ある。市内のレストラン・カフェ・高齢者施設などを利用して、月数回開かれていて、子どもだけでなく、ひとり暮らしの高齢者など誰でも気楽に参加でき、世代を超えて「食」でつながる交流の場でもある。 「みんたべ食堂」を多くの市民に知ってもらい、利用してもらおうと、このほど「みんたべ食堂」市内18カ所の場所を示したマップと連絡先入りのチラシができた=写真。 みんたべ食堂が集まり、「鎌倉市みんたべ連絡協議会」(渡邉公子会長)を立ち上げ、鎌倉市の市民健康課と連携して作成した。月毎のスケジュール入りのチラシとともに夏休み前に市内の小学校などに配布される。 「みんたべ食堂」をつなげる渡邉会長は子ども食堂のはしり「ふらっとカフェ鎌倉」の代表を務める。「ふらっとカフェ鎌倉」は、2017年に発足し、2019年までに市内19カ所で「みんたべ」を実施。2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により「みんたべ」の活動が制限されるなか、鎌倉市ガバメントクラウドファンディングで資金を集め、一人親・困窮者向け食糧支援「手くばり足くばりプロジェクト」を実施。さらに、2021年、「フードバンクかまくら」として登録し、市との協働で毎月、無料配布会「スマイルフードプロジェクト」を行っている。 現在、個別配布は登録されている54軒を1軒ずつ回り、米や野菜、冷凍食品などの食品を手渡している。 無料配布会は、毎月第4土曜日正午から1時まで開催され、偶数月は福祉センター、奇数月は大船支所で配布している。6月は、食品パック120個を配布した。 フラットカフェの食材やフードバンクかまくらの食料支援は、市民や事業者から寄付してもらった食料品・生活用品が原資で、昨年は個人・団体・企業から約3470件の寄付があったという。 鎌倉市関谷の落合農園は、2018年に大船こども食堂に野菜を寄付したのをきっかけに、現在、フラットカフェの地域食堂や無料配布会に合わせ、月2回、野菜を寄付している。ハウス9棟を含む一町の農地でトマトやキュウリ、トウモロコシなど20種類程度の野菜を栽培する農園を、両親と夫妻で家族経営している落合智一さん(41)は、「なかなか手が足りないが、寄付の品物は仕事外に時間を設けて収穫を行っている。できることをできる限りしていきたい」と話す。 渡邉代表は「それぞれの団体といかに連携していくかが大事」と意気込みを語り、今後の活動展開に前 向きの姿勢を示している。
旧華頂宮邸20・21日特別公開
旧華頂宮邸(鎌倉市浄明寺2丁目)は9月から来年2月ごろまでの予定で、銅板葺き屋根の一部修繕工事を行うことから、例年秋に実施している一般公開を7月20・21の両日実施する。
屋根材の銅板は当初は赤橙色だったものが、長い年月をかけて現在の緑青色に変化したため、現在の色は当面見ることができない。市はこの貴重な機会にぜひお立ち寄りをと呼びかけている。
この建物は、1929年(昭和4)春に華頂博信侯爵邸として建てられたもので、木造3階建て、洋小屋組、述べ床面積約578㎡。
1996年(平成8)5月鎌倉市が取得し、2006年(平成18)4月には市の景観重要建築物、同年10月に国の登録有形文化財(建造物)に登録された。「日本の歴史公園100選」にも選ばれている
公開は、午前10時から午後4時まで。無料。華頂宮邸の維持保全のための寄付金を募集している。
問い合わせ鎌倉市都市景観課0467・61・3477
安養院のラカンマキ
鎌倉市大町の安養院は尼将軍といわれた北条政子が頼朝の冥福を祈るために笹目町あたりに建立した祇園山長楽寺が前身であると伝えられる。その後、この地に移り、山号寺号を祇園山安養院田代寺としている。 山門を入ると、左側にラカンマキの巨木が枝を広げる。幹回り6m以上、高さ5mを超えて広がった枝に、正面の本殿がすっぽり入ってしまうのではないかと思うくらいの大木だ。浄土宗名越派の祖・尊観上人のお手植えと伝えられ樹齢750年。市指定天然記念物で「かまくらと三浦半島の古木・名木50選」に入っている。 マキ科の常緑高木で、原産地は中国。葉は長さ4~8㎝でイヌマキよりも短く、密生する。雌雄異株で、6月上旬の開花時は、境内が白く霞むほど花粉が飛ぶという。ラカンマキ(羅漢槙)の名前は赤紫色の果托の上に付く緑色の球形の果実を、袈裟をまとった仏僧(羅漢)に見立てて名付けられたという。
文 小林千穂
写真 松原省吾
田島 幸子(たじま さちこ) さん
約2千世帯、約5千人が暮らす鎌倉市の今泉台。その真ん中あたりにある商店街の一角に「サカナヤマルカマ」はある。鹿児島県阿久根や小田原などから仕入れた魚が並ぶ。営業は水曜から土曜。開店前の9時ごろから閉店後の午後7時か8時まで働く。客の好みにあった魚を薦め、料理法を教える姿は、すっかり魚屋の女将さんだ。
鎌倉と阿久根の結びつきは2017年に遡る。鎌倉と他地域をつなげる民間のプロジェクトに、阿久根市の地域おこし協力隊が興味を持ち、阿久根で揚がった魚を鎌倉で試験的に販売するイベントを行った。
盛況だったため、2年目に移動販売を計画。その候補地にあがったのが、高齢化率が40%を超し、買い物難民や生活の孤立化が起きていた今泉台だった。当時の町内会長が受け入れを相談したのが、前任の田島さん。「ぜひ、やってみましょう」と方針が決まった。
鮮魚の移動販売は連日行列ができるほど好評で、地域のニーズを実感した。今泉台町内会の三代の町内会長らが、住民主体で魚屋プロジェクトの立ち上げを決め、21年の暮れに阿久根市に出向き、漁業関係者の忘年会に飛び込んだり、市長の公務の合間をぬったりして、事業計画をプレゼンした。2022年11月に田島さんが代表理事になって一般社団法人を設立。開業資金はクラウドファンディングと融資で調達し、空き家になっていた魚屋の店舗の改装を試みた。だが、予想外の事態が待っていた。
「50年以上も前にできた商店街なので、店はみんな建て増しをしていた。そのため下水の最終桝が店舗内になっていたり、床下が空洞になっていたり…」設備を全部新しくして開店したのは、予定より大幅に遅れて23年4月だった。
今泉台が開発されたのは1960年代だ。転勤族だった夫と田島さんが移り住んだのは30年以上前。すでに落ち着いた雰囲気の街並みだったという。「魚屋のほか肉屋が2軒、八百屋が3軒、本屋もクリーニング屋も、靴の修理屋もあった」
ところが、自身が町内会長を務めるころから閉める店が出始めた。大船駅前に大型店が続出した影響だ。そのころから対策の必要を感じていた。魚屋を開業した今、住民の集いの場や珈琲屋があり、パン屋も開店し、賑わいが戻りつつある。
店頭に魚の骨の標本なども置いている。「(対面販売の経験が少ない)子どもやファミリー層が面白がって来る。店は人が代わりながらも長く続くものにしたい。若い人がどんどん入ってくる住みやすい街にしたい」
5人のアルバイトと約20人のサポーターが運営に携わっている。民生委員でもあり、毎日店頭に立ちながら住民に声を掛け、気を配っている。
夫と実母の3人暮らし。70歳。
(文・写真 真田正明)
7月3~7日鎌倉生涯
学習センター。
鎌倉写真連盟(所属団体9、会員129人)の作品約150点。鎌倉市長賞、鎌倉朝日賞など36点を選出。
問合せ 湯浅方090・2534・1459
「夏に食べたいさっぱり簡単レシピ」
梅ダレ豚しゃぶサラダ 田村 慶
季節は梅雨から真夏に変わりつつある鎌倉の景色。鎌倉では七夕に鶴岡八幡宮で特別な短冊を飾る「七夕祭り」があります。七夕の短冊には青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)で、人間力を高める、親への感謝、人を大切に思う、義務や決まりを守る、学業成就や健康を祈るという意味があり、それらを理解した上で短冊の色を選ぶと一層願いが叶うかもしれません。
今回は夏に食べたくなるような、サッパリとしたレシピを紹介します。
●材料
▽豚肉バラスライス400g▽茹で用水(水1・5ℓ、塩小さじ2、砂糖大さじ1、酒大さじ3)▽水菜1束
▽トマト1/2個▽胡瓜1本
▽梅ダレ(梅干し4個、水、酢各大さじ2、しょうゆ小さじ4、砂糖小さじ2、ごま油大さじ1)
●作り方
①湯を沸かし、鍋に茹で用の水、調味料を入れて中火にかける。②お湯が沸いたら弱火にし、豚肉を少量ずつ茹でる。③豚肉の色が変わったら、ボールの水にさっとさらして粗熱を取り、ざるに広げてさます。※氷水で冷ますと肉が固くなるので、常温の水で冷ます。
④梅干しの種を取り包丁で叩き、他の調味料と合わせよく混ぜる。
⑤各野菜を好みのサイズに切り分け、皿に盛り肉を乗せ最後にタレをかけて完成。
(創作和料理近藤 副料理長)
▼映画館のエトセトラ
7月7日まで川喜多映画記念館。映画館に関わる資料を取り上げながら、「映画館」を展示と上映などから紐解く。2百円、鎌倉市民無料。
【関連上映】「ニューシネマパラダイス」7月2・6日10時半、3・5・7日14時/「さすらい」7日10時、2・4・6日13時半。千円。
23・2500
▼夏の日のきらめき~清方一家の夏休み
7月6日~8月25日鏑木清方記念美術館。夏のひと時を楽しむ清方一家の様子を作品や絵日記、スケッチで紹介。300円。
23・6405
▼蟲??? 養老先生とみんなの虫ラボ
7月8日~9月1日鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム。昆虫の世界、自然の実際と養老孟司先生の活動の実感を集約した展示。1500円。
55・9030
▼祇園会と古都の情景
7月28日まで山口蓬春記念館。蓬春コレクションの「十二ケ月風俗図」をはじめ、やまと絵による祭礼図や年中行事絵など。600円。
046・875・6094
▼茶の湯以前~中世鎌倉の「茶」
7月26日~9月23日県立金沢文庫。「茶の湯」以前の日本の中世の茶の歴史と文化を紹介。500円。
045・701・9069
▼はりといと・手仕事学校 作品展
7月19日~8月8日葉山まちづくり館ギャラリー。無料。
同館046・876・0421
▼小島陽介 季節のうつわ展
7月1日~9月30日、小町通りのギャラリー一翆堂。
22・3769
▼北鎌倉ギャラリー月
▽木村俊江 夏のガラス展
7月7日まで。日常の食器、茶器、猫のこけし等。
▽ART WAVE in 北鎌倉
13~22日。絵画、ハンドメイド雑貨、アクセサリー等。▽セシリアカオル展~自然への回帰・みえてくるカタチ 27日~8月4日。
22・2913
▼オールトゥモローズパーティーズ~絵画、彫刻、その先、
8月25日まで藤沢市アートスペース。既存の枠組みを超えて挑戦する現代アーティスト3人の作品を紹介。無料。
0466・30・1816
▼グリーンシネマかまくら
7月25~31日「プラスチックの海」。1200円。
要申込。40・3389
▼ふくぶんファミリーシネマ「北極百貨店のコンシェルジュさん」
7月28日10時半・13時半、葉山町福祉文化会館。従業員は人間、お客様は総て動物の「北極百貨店」で働き始めたコンシェルジュの奮闘記。千円。
046・876・1871
▼図書館名画座映画会
「はだかの王様」
7月29日14時、逗子文化プラザ。無料。
逗子市立図書館046・871・5998
▼葉山で平和を考える一日
7月31日葉山町立図書館。葉山町制施行100周年記念企画の平和啓発イベント。▽葉山平和アート展
葉山町役場政策課046・876・1111
▼let's sing in Kamakura 夏休みだヨ!全員集合
8月3日13時半、鎌倉生涯学習センター。村田望さん、大橋葉月さんらの歌と演奏でダンシング・クィーンなど。2千円。
スタジオエスポワール090・2207・0031
▼フレッシュコンサート
8月7日18時、鎌倉生
涯学習センター。2023年度鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール最高位入賞者によるコンサート。
5百円。首藤方080・6382・9410
▼夏休み 親子で楽しむ書道体験
7月24日9時15分、鎌倉生涯学習センター。小学1~3年の子どもと保護者。先着20組。無料。要申込。
日本総合書芸院23・2100
▼初めて学ぶ中国語講座
7月3・10・24日13時半、鎌倉大路ビル。3500円(3回分)と教材費。▽中級講座 毎
月水曜3回。昼の部(15時半)月3500円。夜の部(17時半)月5000円。
鎌倉市日本中国友好協会23・2100
▼逗子の市(雨天中止)
亀岡八幡宮境内。
▽フリーマーケット7月26日8時~14時半。雑貨・衣類・手造り品など約20店。▽骨董市27日7時半~14時半。
※フリマ・骨董市出店者募集中。
片岡方090 ・5442 ・3778
▼ハンドメイド好き集まれ!Hand made Fes
8月3・4日鎌倉生涯学習センター。個人・団体の作品の販売、展示、ワークショップなど。
25・2030
▼ふらっとカフェ鎌倉
誰でも参加できる地域食堂。▽おてら食堂(安国論寺)7月7日12時半。
▽二階堂デイサービスセンター19日17時半。▽ソンベカフェ24日16時半。各大人5百円、中学生以下無料。要予約。
渡邉方090・5199・1654
flatcafekamakura@gmail.com
▼大船フラワーセンター
▽ハスの早朝開園7月6・7・9~15・20・21・27・28日・8月3・4日7時開園。▽フラワーコンサート 7月7日11・14時ヴァイオリン・アンサンブル(ムーサ)、21日11・14時フィーチャリングコンサートVol.7。無料。▽園長さんぽ14日10時頃。無料。▽ミツバチ内検・採蜜見学会 27日10時・13時半。300円。11日までに申込。
▽ピンホールカメラ写真撮影と現像体験 8月2日13時半、3日9時半。千円。15日までに申込。
入園料4百円。46・2188
▼朝市
▽腰越漁協7月4・18日10時~売切れ次第終了。腰越漁協事務所前。
32・4743
▽鎌倉漁協7月7日10時、鎌倉パークホテル駐車場
22・3403
▼鎌倉風致保存会
▽みどりのボランティア7月6・27日十二所果樹園。13日建長寺回春院。20日御谷山林。30日内藤家墓地。各9時20分現地集合。▽歴史ウォーク10日。▽お話サロン27日。▽藍染体験教室31日。要申込。
23・6621
▼鎌倉ガイド協会
▽称名寺の伽藍跡と北条実時の廟所を訪ねる7月3・5・9・11・19日9時
金沢文庫駅西口広場集合。約4㎞。5百円。
▽時宗総本山遊行寺、船玉神社と感応院7月12・17・23日・8月1日9時藤沢駅北口サンパール広場集合。約2・5㎞。7百円。▽源氏物語の講座とゆかりの史跡7月8・16・25日9時、鎌倉市福祉センター集合。約2㎞。5百円。
24・6548
▼鎌倉ユネスコ協会
▽バザー7月14日10~14時、同会深沢倉庫(深沢中学へ上る手前の信号右折の長屋)。
※献品受付 衣類・着物・雑貨・支援用食糧品。
44・9830
▽書きそんじハガキでアジア寺子屋支援未使用切手・プリペイドカードなども。鎌倉市関谷387―13鎌倉ユネスコ協会・小倉宛。
080・6602・9498
▼北鎌倉・台峯の緑をともに
▽山の手入れ7月20日10時、山ノ内配水池脇。
▽山歩き21日9時、山ノ内公会堂。北鎌倉の景観を後世に伝える基金。
本田方090・6502・2470
▼こどものためのバイオリン体験
7月28日10時半、小3まで/13時半、高学年以上、深沢学習センター。500円。申込は20日までかまくらジュニアストリングスにFAX32・5562かHPで。
かわだ方080・1228・1088
▼観蓮会
7月27・28日光明寺。
▽大聖閣抹茶席・聞香体験・糸かけワークショップ各千8百円。▽法話と阿弥陀経写経2千円。▽浄土蓮想(27日のみ)3千円。要申込。
同寺22・0603
鎌倉市中央図書館(5月分)
鎌倉市中央図書館(25・2611)は5月に一般170冊、児童書18冊を収蔵した。一般的なものは下記の通り。 ▼「生成AIで世界はこう変わる」今井翔太著 SBクリエイティブ SB新書 ▼「本は眺めたり触ったりが楽しい」青山南著 筑摩書房 ちくま文庫 ▼「迷いのない人生なんて」共同通信社編 岩波書店 ▼「日本中世史鎌倉幕府の謎」本郷和人著 宝島社 宝島SUGOI文庫 ▼「東大地理部の『地図深読み』散歩」東京大学地文研究会地理部著 マイクロマガジン社 ▼「日本が知らないウクライナ」ユリヤ・ジャブコ著 大学教育出版 ▼「やってはいけない『実家』の相続 天野隆・天野大輔著 青春出版社 青春新書INTELLIGENCE ▼「老いる日本の住まい」NHKスペシャル取材班著 マガジンハウス マガジンハウス新書 ▼「現場から考える国語教育が危ない!」村上慎一著 岩波書店 岩波ブックレット ▼「医師がすすめる漢方生活」渡邉賀子著 Gakken▼「『長生きする人』の習慣、ぜんぶ集めました。」 工藤孝文監修 青春出版社 青春新書PLAY BOOKS ▼「日本の不思議な名建築111」加藤純文 エクスナレッジ ▼「『いくつになってもキレイな人』のメイク」レイナ著 三笠書房 知的生きかた文庫 ▼「大谷翔平の成信力」西田一見著 清談社Publico ▼「藤井聡太がやさしく教える将棋・攻めの基本」藤井聡太監修 日本将棋連盟 ▼「紫式部と王朝文化のモノを読み解く」河添房江著 KADOKAWA 角川ソフィア文庫
徴兵制が開始されたミャンマーの現状
代表理事 名知仁子
皆さん、1945年8月15日に日本が降伏した、第2次世界大戦の時、日本政府が発行した「赤紙」って聞いたことはありますか。軍の召集令状のことです。
ミャンマーでは3年前のクーデター後、実権を握る軍が今年2月10日、18歳以上の男女を対象に兵役の義務を課す徴兵制を実施すると発表しました。兵士になった場合、普通、戦う相手は他の国の人です。しかし、ミャンマーは内戦であるため、兵士になって戦う相手は、現在、軍事政府に反対しているミャンマーの人たちです。国を守るための制度がそのように使われるとはと、心が痛みます。
4月22日から我々の巡回している村々、さらに当会の事務所があるミャウンミャで対象の男性が集められ、村長や区長から書類が配布されました。噂では、その中から徴兵を選ぶといわれています。実際に、友人の親戚の家に、夜、突然、数人の人が踏み込こんできて、息子さんを連れていったそうです。また、物価高騰で生活が苦しく、家族を養うため、自分から志願していく若者もいるそうです。その場合、志願した人に村の各世帯から3万チャット(約1500円)ずつ支払われるとのことです。総世帯が41の場合、志願した人は123万チャット得て、家族を守るのです。本当に悲しい現実です。
多くの若者は、徴兵制を逃れ、家族を養うために国外に働きに行くことを希望し、ヤンゴンでも日本語学校が乱立しています。村のなかでは人の絆が切れていくような感じを受けます。
当会はミャンマーの人たちと共にミャンマーの夢と未来を創るため、10年計画を進めていきます。
皆さまもぜひ我々の仲間・同志になってください!
事務局 東京荒川区東尾久8―41―23
FAX 03・6807・7499
myanmarfcg.info@gmail.com
http://mfcg.or.jp/
https://www.facebook.com/mfcg.or.jp
【この記事は清興建設提供】
まちづくり会議が出版
玉縄歴史館で展示も
玉縄城址まちづくり会議(会員54人・荒井章会長)が研究報告書『玉縄城の真実を解明する【鎌倉鎮護玉縄城の真実】』を発行した。 同会は、玉縄城を守り伝え、自然環境を整備保全し、まちづくりに貢献しようと2006年に発足したボランティア団体。2012年の玉縄城築城500年祭を市との共催で行い、文化庁の補助事業として講演会やシンポジウムなどを開催し、玉縄歴史館ギャラリーの創設などの活動を展開している。 今回の報告書は、「鎌倉・玉縄城址を活かす歴史ミュウジアム事業」として、文化庁の助成を受けながら行った8年の活動の成果をまとめた。A4判、104ページ、300部印刷し、図書館や関連施設に配布している。考古学者・玉林美男さんの「玉縄城遺構群の真実解明」、日本画家で日本城郭史学会委員の大竹正芳さんの「城郭史学からみた玉縄城」、歴史学者・伊藤一美さんの「玉縄北条氏の活動とその歴史的意味」の3部構成で、これまでの調査、研究を掲載し、巻末で歴史資料と活動記録も掲載。 玉縄歴史館で展示会鎌倉市植木の龍寶寺境内の玉縄歴史館で常設展「玉縄城遺構群の真実を解明する」が開かれている。 「玉縄城址まちづくり会議」が考古学や歴史研究の専門家とともに資料を再発掘し、城址の解明を進め、大竹正芳さんが、城域の見直しと縄張り図の作成を行った。玉縄城址が開発される前の航空写真を中心に、一部旧状を偲ぶことができる開発途中の写真を加えて、主要地点の発掘調査の写真も紹介している。
10年に一度の「鱗供養」妙長寺
150年続く海の法要「鱗供養」が材木座の日蓮宗妙長寺で5月30日に行われた=写真。 開山・日實上人が、伊豆へ流罪となった日蓮聖人を助けた漁師の息子であったため、同寺は漁師や魚商の信仰を集めてきた。1878年(明治11)に「鱗供養塔」が建てられ、漁師や魚商主催の鱗供養を長い伝統としてきた。建立100年を迎えた年からは10年ごとに大祭を執り行い、3m以上の高さの10尺塔婆を供養塔の後ろに立てた。しかし時代と共に市内の漁師の高齢化や後継者不足、土台が10年持たない木製の塔婆の建立が難しくなってきたことで、かつて由比ガ浜通りにあった魚屋「魚文」の草柳家が前回の大祭(2014年)の翌年に木製の塔婆に代わる黒御影石の石塔を奉納。今回150年の節目に、この石塔を囲み、主催が漁業関係者から同寺へと移行した。 松尾崇鎌倉市長や檀信徒らが参列する法要の後、南無妙法蓮華経のお題目を唱え、団扇太鼓を叩きながら練り歩く慰霊行脚で海岸へ。市長と同寺の神 和秀住職が地元の「もんざ丸前田水産」の漁船に乗り、沖合から生きた鯛を海へ還す「放生会」を行った。檀信徒らは浜辺での祈祷法要で海に向かって手を合わせた。全員での海岸清掃も行った。 神住職は「次世代に海の恵みを渡せるような法要を続けていきたい」と合掌した。(K)
27・28日開催
夏の恒例の盆踊りイベント「藤沢宿・遊行の盆」が7月27・28日の2日間、藤沢市藤沢の藤沢商工会館ミナパーク前会場(藤沢駅北口)や遊行寺境内で行われる。
時宗の開祖、一遍上人が諸国行脚の際に踊り念仏を始め、それが室町時代に盆の行事と結びつき、盆踊りになったと考えられている。時宗総本山の遊行寺が藤沢市にある縁で始まった。
17回目の今回は、27日にミナパーク前で、盆踊りのルーツといわれる踊り念仏を現代風にアレンジした「遊行おどり」の一つ「遊行ばやし」の「流しおどり遊行ばやし」のほか、日本の代表的盆踊りの秋田県の「西馬音内盆踊り」、岐阜県の「郡上おどり」、「阿波おどり」が登場。28日は遊行寺境内で市民ら参加者が特設のやぐらを囲んで踊る「大盆踊り大会」がある。藤沢駅北口サンパール広場で27日「ゆかたコンテスト」なども。
問合せ藤沢商工会議所 藤沢宿・遊行の盆係0466・27・8888
「「蓮 華」 黒川 明
蓮は泥より出でて泥に染まらず美しい花を咲かせる。その薄い花弁は頼りないほど清浄だ。
蓮根は実は茎なのだそうだが、どちらにしてもあのたくましさとその花とはどうも結びつかない。たくましく、清らかにとは羨ましい。
そのどちらも蓮の真実ならば、まるごと絵にしたいものだと考え、葉を実際より抵抗感を感じさせるように描いてみた。
蓮華院光明寺では庭園の池で観蓮会が毎年開かれる。今年も7月末に開催。
油彩53×45・5㎝
アウトテリアリフォーム外壁塗装編
アウトテリアとは、屋根・外壁・窓・玄関周りをいいます。外壁は家を外から見ると一番目につく所です。塗装をする場合を考えてみましょう。最近合い見積もりを進める傾向があります。決して悪いことではありません。しかし単に金額だけを比べてみても意味がありません。どんな材料を使うか、工程はどうなのか、何年位もつのかなど吟味する必要があります。
材料は値段に比例し、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機質のタイプがあります。また水性と油性、一液と二液があり・工程も最低でも5工程あります。値段も1缶1万円程度から6万円位する物まであります。材料を決め工程を確認してから契約をして下さい。無機質の材料は今研究が進んでいてよいものが沢山出ていますが、環境(日照・湿度)によって合わない場合があります。
私は実績のあるフッ素をお勧めします。20年程前からフッ素を使っていますが塗り替えた現場はまだありません。中塗りと仕上げ塗りの色を変えて工程を解りやすくする業者は信頼できます。外壁工事は、足場・大工・板金・左官・塗装・防水・サッシ等の複数の業者が関わります。複数の職種が関係する工事を請け負えるのは、建築工事業の許可を取っている工務店や建設業者です。
日向建設
鎌倉市大船1―15―3
0467・47・5454
http://www.hyuuga.co.jp/
7月
▼鶴岡八幡宮の七夕祭7日17時、鶴岡八幡宮。
▼大町・八雲神社例祭13~15日。13日例大祭、神幸祭、神輿、14日富くじ、15日縁日、還幸祭。
▼天王祭13日宵宮、14日本祭。小動神社・江の島八坂神社の合同祭礼。
▼亀岡八幡宮例祭 15日宵宮、16日11時式典、14時神幸祭。
▼荏柄天神社例祭21日12時半神幸祭、24日16時半宵宮。25日10時半例祭。
▼石上様の例大祭15日御霊神社(坂ノ下)。
▼開山忌 23・24日建長寺。関係者のみ。
▼観蓮会 27・28日光明寺。28日献灯会17時半海岸回向、18時法要。
▼鎌倉花火大会 17日19時20分、鎌倉海岸。
【海水浴場の開設】
●鎌倉市海水浴場 7月1日〜9月1日
●逗子海水浴場 6月28日〜9月1日
●葉山海水浴場(森戸、一色、長者ケ崎・大浜)7月1日〜8月31日
●藤沢市海水浴場
▽片瀬東浜7月1日〜9月1日▽片瀬西浜・鵠沼7月1日〜9月1日▽辻堂7月13日〜8月31日
「由井が浜しずけき波に 人の和をいざなう都 山の幸海の幸ゆたけく 風光はみやびにも清しく 世界の人の心を惹くよ 虹はたつ 虹は呼ぶ 鎌倉 鎌倉 ああ栄えある都」▼1番のみの紹介ですが、この鎌倉市歌(作詞・大木惇夫、作曲・矢代秋雄)は、1959年(昭和34)に、鎌倉市市制施行20周年を記念して作られました ▼美しい自然環境と豊かな歴史的遺産を持つ、古都・鎌倉のさらなる発展への願いが込められています▼皆さんは口ずさめるでしょうか▼「世界の人の心を惹くよ」のとおり、現在も多くの言語が行き交っているからこそ「人の和をいざなう都」の象徴にも成り得ると感じました。(N)